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2023年04月23日
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EPON i-33 パター

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは EPON i-33 パター です。

シャフトは N.S.PRO パター です。
ロフトは3.3度、クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は547g です。

オーソドックスで美しいピン型パターです。
各メーカーがピン型パターを発売していますが、EPONも、この美しいパターを発売しています。
かなり前に、同じ名前の前のモデルを試打したことがあり、一番印象に残っているのが、打感の良さです。
先日、久しぶりに量販店に行って、ずっとパターコーナーにいたのですが、そのほとんどがマレット型になっているのに驚きました。
ピン型は少なく、L字は全く見られません。

『EPON JAPAN FORGED』の文字が格好良くて、AF-101を思い出しました。
テンションがあがってしまいますね。

ピン型パターは各メーカー作っていて、オーソドックスな物もあれば、ちょっと変わった外見の物もありますが、EPONはオーソドックスな正統派です。

私はずっとマレット型のパターを使っていたのですが、数年前からピン型もいいな・・・。と思い、いろいろと試しています。
私にとって、転がり(オーバースピン)をイメージしやすいのは、マレット型なのですが、ラインを出しやすいのはピン型やL字型で、いろいろ試していて、やはりPING型もいいな・・・。と買い足しを検討しているところです。

フェース面にはとても細かで綺麗なミーリングが施されています。
これは前のモデルにも採用されていました。

i-33とは、どういう意味があるのでしょうか?
前のモデルも同じ名前でした。
『アイサンサン』ということで、私は身空ひばりさんの名曲『愛燦燦』を思い浮かべたのですが、おそらく関係無いと思います。
あと33番といえば、巨人軍長嶋終身名誉監督の背番号33を思い出しますし、元カープの江藤選手や川端投手の背番号も思い出します。
ジャンボ尾崎選手が自身の使うボールやキャディバッグに『33』という数字を入れていて、それは長嶋茂雄さんの大ファンだからというのは有名な話ですね。
また巨人を応援する『燦燦会』というのがあるのも、多くの方が知るところです。

いい顔をしています。
パターは『直角感』が大事だと思うのですが、私がいつもお世話になっているクラフトマンによると、この顔が必ずしもターゲットに対して直角にはなっていないのだそうです。
彼は自分の工房で、いろいろなクラブを計測したり、分解したりしています。
ゴルファーなら誰でも知っている、某有名メーカーのパターは製造拠点を変えて、精度が落ちて直角が出ていないパターが多くなっているそうです。
それはちょっと見ただけでは分からないほどの細かな狂いなのですが、機械で精密に計測していると、数値としてはっきり表れます。
もちろん直角がちゃんと出ていなくても、使う本人がラインを出しやすく、よく入っているのなら問題ないのですが、やはり直角がきちんと出ているパターを使いたいです。
彼は、このパターの前のモデルのEPONパターも計測していたそうですが、EPONはしっかり直角が出ていたそうです。

ピン型パターには、このように線ではなく、『ドット』になっているものもあります。
どちらがいいかというのは、あくまでも使う人の好みで決められますが、私はこのような線のほうが好きです。
できれば、ドットに位置される『前側』にも、同じような線を入れて欲しいと思っています。
これまでは白か黒の線が多かったのですが、このパターは赤で、それがとても珍しいです。
ただ、こうして見てもよく見えるので、赤という色は適しているように思います。

まるで鏡のように綺麗なソールで、心を奪われました。
まさにミラー仕上げです。
これまで、いろいろなメーカーのピン型パターを試打してきましたが、ここまで綺麗で鏡のように光沢感のあるソールは初めてです。
EPONがもつ美意識がそうさせるのではないでしょうか?

トゥ側には『FORGED × 5×MILLED』という文字があります。
5回削って鍛造された・・・。ということでいいのでしょうか?
つまり削り出しパターということになるのかもしれません。

EPONのパター用グリップがあることを知りませんでした。
オーソドックスで、いい感じですが、極太グリップを愛用しておられる方は合いづらいかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、とても構えやすくて好感が持てました。
さすがEPONです。
オーソドックスでクセは無く、ラインもしっかりイメージできました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、この『極限』ともいえる、『打感の柔らかさ』です。
ヘッドは鉄ですし、ミーリングもしっかりあるので、少し硬めでガツンとくる感じを連想しがちですが、実際は全く違います。
とてもソフトで、その柔らかな余韻を楽しむことができました。

このフェースのどこに、そのソフトな打感の秘密が詰まっているのでしょうか?
前のモデルのi-33も試打しましたが、ソフトで好感を持ったのを覚えていますがおそらく、このパターほどのソフトな打感ではなかったと記憶しています。
実際に打ち比べていないので、はっきりとしたことは言えませんが、おそらく間違いないと思います。

ラインも出しやすくて、いい感じです。
ピン型パターはL字型と違って、『キャビティバック』になっているので、見た目以上にミスに寛容なのも特長といえます。
カッコ良くて易しい・・・。
そんな夢のようなクラブが実は何十年も前から存在していました。
私が初めて買ったパターはウィルソンの8813というL字パターで、その後にPINGのアンサー2というパターを長く使いました。
L字からピン型に移行したので、最初のうちはすごくミスに寛容で易しいな・・・。と感じましたが、慣れてくればそれが当然になるので、感じなくなりました。
『易しさに慣れてしまっている』ということです。

ピン型パターは操作性が良く、フェースの開閉もしやすいですが、寛容さもあるので、オートマチックタイプの良さも兼ね備えています。
それが多くのゴルファーから支持されているところなのではないでしょうか?

このパターで一球転がしてみて、まずはその打感の柔らかさを強く感じたのですが、この『転がりの良さ』が大きな魅力です。
構えやすくて打感がソフトなので、タッチを出しやすく、その『長短』が乱れません。
例えば、1センチの丸い穴に、1本9ミリの糸を1本だけ通すのではなく、1ミリの糸を9本束ねて通すような感覚・・・。といったらいいでしょうか?
ちょっと伝わりづらいかもしれませんが、それくらい細い線がたくさん出ていて、その一本一本が繊細さにつながっているようなイメージです。
硬い打感だと、距離感がアバウトになってしまいますが、このパターはとても繊細さがあって、ただ単に転がりがいいだけでなく、その転がりをコントロールしやすいところが気に入りました。
イメージとしては、ボールは転がすけど、実は見えない糸がついていて、必要以上に転がっていかないよう、手綱を引いている感じ・・・。といったらいいでしょうか?
また違う表現をすれば、『鵜飼いの鵜』といったら伝わりやすいかもしれません。
鵜匠が鵜を自由に泳がせて川魚を捕らせておいて、遠くに行きすぎないよう、体につけておいたひもを引っ張ってコントロールする感じです。

パッティングは転がりの良さがとても重要ですが、転がれば転がるほどいい・・・。というものではありません。
その転がりをコントロールできていないと、3パット4パットの確率が高まります。
そういったことを考えても、このパターのタッチの出しやすさと、転がりのコントロールしやすさは秀逸だな・・・。と感じました。
小さめのテークバックで大きなフォローを出す・・・。
逆に大きめのテークバックでフォローは小さく、すぐに止める感じ・・・。
『後ろと前が同じ幅』、つまりテークバックとフォロースルーの大きさが同じ・・・。
人によっていろいろなやり方があると思いますが、このパターは応用が利くので、タイプの異なるゴルファーにも上手く対応してくれるのではないでしょうか?

このパターのもつソフトな打感をたくさん体に取り込み、それが感性を高め、パッティングの向上につながるような気がします。
PING型らしい、大らかさがありますが、易しいけど易しすぎない・・・。
タッチを出しやすいので、自然とイメージが湧いてきやすく、それが『パット名人』への道につながっていくのではないでしょうか?
すごく綺麗で、贅沢なパターだな・・・。と最初は思っていましたが、一球打って、その『至高の打感』に魅了され、ずっと球を転がし続けていました。
購買意欲を強く刺激され、飽きが来ず、このパターから教わることはきっと多いと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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