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2023年03月10日
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キャロウェイ JAWS FULL TOE ウェッジ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ JAWS FULL TOE ウェッジ です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 WEDGE です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフト重量は135g、トルクは1.3、キックポイントは中調子 です。

キャロウェイのウェッジです。
キャロウェイらしい美しいデザインと、軟鉄の柔らかそうな雰囲気がたまりません。

バックフェースのデザインが特徴的ですが、センスの良いデザインです。
名前に『FULL TOE』という文字があるように、少しトゥ側が伸びているように見え、テーラーメイドの『HI-TOE』と同じようなタイプではないでしょうか?

ソールにある、この穴も、もうお馴染みです。
それほど多くは無いですが、他のメーカーでも採用されています。

JAWSという名前なので、どうしてもサメを連想してしまいますが、そもそもJAWSは『両アゴ』という意味があるのだと教えてもらいました。
確かにボクシングでアゴのことをジョーといいますし、その複数形ということで、上顎と下顎。
つまり『両顎』ということなのだと思います。
それだけ食いつきがいいということをアピールしているのでしょうか?
食いつきで言うなら、顎もいいですが、牙などもいいのではないか?と思いました。
サーフィンをやられる方ならご存じだと思いますが、ハワイの大きな波をジョーズという名前がついています。

完全なフラットバック形状ではないですが、キャビティというほどではありません。

トップラインの厚みは標準的です。

ソール幅も標準的で、ワイドなタイプではありません。

ソールは全体的に丸みを帯びていますが、特にトレーリングエッジが大きく削られています。

こうして角度を変えてみても、それがよく分かりますし、抜けが良さそうで、開いて使って欲しい・・・。というメッセージが込められているように感じられました。

ネックは適度な長さがあって、好感が持てます。

ホーゼルには『FULL TOE』と刻印されていました。

フェース面には、かなりはっきりしたミーリングが施してあり、指で触ってみたのですが、かなりザラザラしています。
そして、フェース面のほぼ全てにスコアラインとミーリングが刻まれていて、キャロウェイでもテーラーメイドでも見られました。
これからは、こういうタイプが主流となってくるのでしょうか?
テーラーメイドのウェッジのフェース面はノーメッキでしたが、このウェッジは通常のメッキタイプのようです。
ノーメッキのほうがスピンが高いのでは?と思いがちですが、実際は大きな違いはないということを聞いたことがあります。
しかし、これまでの経験則として、若干ノーメッキのほうが食いつきが良く、滑りが抑えられているように感じています。
普通は製造工程が増えれば増えるほど、価格もあがってくるものだと思うのですが、ウェッジでは何故かノーメッキのほうが高価なのが不思議です。

ボールを前にして構えてみると、独特な顔で、正直あまり好きではありません。
とはいっても、初めてではないですし、驚くようなことはありませんが、テンションはあがりません。
いくら『ツアーモデル』とか『プロも使っている』と言われても、好みでない顔は好きになりません。
そして『ツアーモデル』や『プロ仕様』というだけで、売れる時代はとっくの昔に過ぎました。
ただ顔の好みや打感は『慣れ』というものも大きく関係してくると思いますが、私は慣れたくないですし、このようなウェッジばかりになったら、新しく購入することはないと思います。
ウェッジで一般的になれば、いずれアイアンもこのようになってくるかもしれません。

フェースを開いて構えてみたのですが、特に邪魔するものも無く、とても開きやすいです。
やはり開いて使うのを前提として作られたウェッジだな・・・。と思いました。
試打を開始しました

『打感』は、いい感じです。
軟鉄の柔らかさと、『密』な感じ。
そして、かなり食いつき感を感じます。

球は拾いやすく、よくあがってくれます。
出球の高さもあって、ロブ系のショットに強いウェッジだという認識をもちました。

スピン性能は、かなり高いです。
フェース面のミーリングがよく利いているのは間違いありません。
ボールがよく止まってくれました。

独特な顔をしていますが、ラインも普通に出しやすいです。
これがもしグースがきついタイプだと、かなり苦戦したと思いますが、逆にグースを好まれる方には物足りないところかもしれません。

『距離感』は、最初のうちは少しイメージよりも短めにキャリーしたのですが、何球か打ってみて合わせることができました。
どうも、構えたときのイメージがいつもと違っていたからなのか、少し前後のバラツキがありましたが、それはこのウェッジに原因があるというよりは、私がこのような顔のウェッジに不慣れだからだと思います。
使い慣れておられる方には、何の問題も無く、狙った距離を刻んでいかれるのではないでしょうか?

『操作性』は高く、完全に『テクニシャンタイプ』の方に使っていただきたいウェッジです。
開いてもバンスが邪魔しないので、かなり開いて、しかもカットに打っていけるのがいいな・・・。と思いました。
試打後の感想

過去に同様のウェッジを試打したことがあるので、新鮮さは感じませんでしたが、スピン性能が高く、実戦でも役立ちそうなウェッジです。
☆
構えやすさ・・・・・☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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