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2023年02月16日
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テーラーメイド STEALTH2 フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド STEALTH2 フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは TENSEI RED TM50 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は52g、トルクは5.0、キックポイントは中調子 です。

ステルスレスキューのフェアウェイウッドです。
先日、ドライバーを試打しましたが、フェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。
ちょうど一年前に前のモデルを試打したのですが、とても早く感じられますし、よく似ています。

かなりシャローな感じがします。
前のモデルもシャロータイプでしたが、さらに拍車が掛かったようです。
今度機会があれば、見比べてみたいです。

SPEED POCKETがあり、これは過去のモデルと変わりません。

溝ではなく、このように『段差』のようになっているのも変わりません。

ネックの長さは適度にあります。
調整システムが搭載されていないので、不満に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、私はこのほうが好きです。
SPEED POCKETはありますが、ウェイトも搭載されていないですし、比較的シンプルな造りになっています。
テーラーメイドはドライバーだけでなく、フェアウェイウッドやレスキューにも『ウェイト移動システム』を採用していましたが、最新モデルで搭載していないということは、ウェイトを移動させて設計自由度を下げるよりも、ウェイトをつけないでヘッドの性能アップを目指しているということなのでしょうか?

かなりのシャローバックですが、クラウンは少し盛り上がっているように見えます。

フェース面のトゥ側には『TWIST FACE』の文字があり、これも前のモデルと同じです。
こうして見ても、どこが進化したのか分かりません。
ただ、見えないところ(ヘッド内部)に新たな技術が注ぎ込まれているのではないでしょうか?

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
前のモデルもいい感じでしたが、私はこのほうが好きです。

顔も、前のモデルより好感が持てます。
前のモデルはクラウンが『コールタール』のようで、イマイチだな・・・。と思っていました。
このクラブもカーボンクラウンのようで、『つかまえ系』の顔です。
そして、その『つかまえ度』がさらに強くなったように感じます。
フェアウェイウッドは元々小顔なので、ドライバーのようにフェースを被せる必要はないと思うのですが、今はフックフェースが『ニュートラルな時代』なので、これも仕方ないのかもしれません。
右に行くミスはすぐに修正できますが、左に行き出すと連発しますし、対処が難しいです。
もう少しトゥ側が『開けている』といいますか、逃がすようにカーブしていると、もっと好感が持てるのですが・・・。

素振りをしてみると、軽量感もあり軟らかさも凄いです。
線が細いシャフトだな・・・。と思いました。
TENSEIといっても、いろいろなタイプがあるようです。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずです。
フェースが左を向いているように見える以外、特に不満はありません。
いわゆる『つかまえ系』の顔にも、『巻いちゃうタイプ』と、『最初から真っ直ぐ左に飛び出していくタイプ』があるのですが、このクラブは後者です。
打ち出し方向がそもそも左を向いているので、右に向き直して構えました。
フェースは左を向いているけど、やっぱり黒いヘッドはいいな・・・。と思いながら見ていました。
苦手なところではなく、なるべく好感が持てるところを探していくのが、クラブと付き合うコツだと私は思っています。
それで上手く相殺できればいいのですが、現実はなかなか上手くいきません。
試打を開始しました

『打感』は、なかなかいい感じです。
ソフトというよりは、ややしっかりめな打感ですが、球の質感も感じ取れましたし、実戦向きの打感だと思います。
おそらく、前のモデルと変わらないような気がしました。

『音』は、ややはっきりしていて、少し耳に響きましたが、高すぎず大きすぎず嫌な感じはしません。
最近のテーラーメイドのウッド系のクラブは音が読めなくなっていて、実際に打ってみないと分かりません。
なので、いつもドキドキしているのですが、今回も苦手な音ではなかったのでホッとしました。

球はすごくあがりやすいです。
打つ前から、ヘッドの形状を見て予想していましたが、その通りのあがりやすさ・弾道の高さでした。
もちろん、クリークということもあると思いますし、シャフトもあがりやすい性質をもっているのだと思います。
ステルスはSIMに代わる、契約プロ使用モデルだと思いますが、プロはもちろん、ビギナー・アベレージの方まで、幅広く使ってもらいたい・・・。というメーカーの思いが伝わってきました。
正直、上がりすぎだな・・・。と思ったので、私がコースでこのクラブを使うことは無いと思います。
それくらい、弾道が高くてイージーなクラブです。

『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。
今のイージー系FWの中では普通といいますか、もうこれ以上寛容にはできないのではないか?と思えるほど、同じようなタイプで溢れかえっています。
球のつかまりが良く、右にフケる感じはしないので、スライサーの方にはとても易しく感じられるのではないでしょうか?

『飛距離性能』はなかなかいい感じではありますが、元々テーラーメイドのFWは高性能なものが多いですし、前のモデルと比べても、特に飛距離が伸びたという印象はありません。
それはこのクラブの性能が低いのではなく、元々もっているスキルが高いということです。

『操作性』という点では、少し苦労しました。
フェースが被っているということもありますし、シャフトがなかなか対応してくれないといいますか、扱いづらい感じがして、思うように打てませんでした。
先ほども書きましたが、右には行きづらいので、スライサーの方には頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?
私は何とか左に行きすぎないよう、気を遣いながらの試打となりました。
試打後の感想

イージー系でハードルを下げた、プロ使用ブランドといったところでしょうか?

ビギナーやアベレージの方はもちろん、これまでグローレを使ってきた・・・。というシニアの方にも親しみやすい性格をしていると思います。
最大の特長は『球のあがりやすさ』です。
次に『球のつかまりやすさ』が挙げられます。

ティアップしなくて直打ちでこれだけ高くあがってくれるのだから、今度はスプーンで試してみたいです。

私にはシャロー過ぎるので、そこがどうしても気になりますが、今はこの薄さが主流なのだと思います。
試打しながら、前のモデルであるステルスと、どこが変わったのか、進化したのか探っていたのですが、とうとう分からないまま、予定の時間が来てしまいました。
テーラーメイドらしい、オートマチック系クリークなのは間違いありません。

クラウンが少し良くなったのと、球のつかまりがさらに良くなったくらいしか感じられませんでしたが、これも人気が出るんだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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