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2023年02月12日
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キャロウェイ PARADYM MAX FASTアイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Callaway PARADYM MAX FASTアイアン の7番 です。

シャフトは SPEEDER NX 40 for Callaway です。
ロフトは26度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は40g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は360g です。

キャロウェイの新しいアイアンです。
PARADYMシリーズはドライバーとフェアウェイウッドを先日試打しましたが、今日はアイアンに出会うことができました。
すごく綺麗なデザインで、タイプは違うものの、昨年試打したヤマハのアイアンを思い出しました。

セミラージサイズといっていいと思いますが、それほど大顔感が強調されていなくて自然な感じです。
この角度から見て、昔大人気だった、J'sのアイアンを思い出しました。
ハイテクな雰囲気がありながら、シンプルな外見に好感が持てます。
少し膨れているので、中空なのかな・・・?と思いました。

ヒール側には『MAX FAST』の文字があり、先日試打したドライバーと同じです。
この文字があるだけで、このアイアンがディスタンス系だと推測することができます。
今はどのメーカーもアイアンの飛距離性能アップに力を入れていますが、キャロウェイはその最たるメーカーだと思っています。

トゥ側には『TUNGSTEN』の文字があります。
アイアンに限らず、ドライバーなどでも今は必須の素材ですね。
こうして見る限り、その大きさは分かりませんが、トゥ側など部分的に配置されているのでしょうか?
それともヘッド全体に配置されているのでしょうか?

彫りは浅く、ハーフキャビティのように見えます。
こうして見ても、やはりJ'sのアイアンを思い出しました。

トップラインは、やや厚めですが、今のアイアンでは普通です。

ソール幅も普通で、意外でした。
もっとワイドなソールを予想していました。

ネックの長さも普通で、極端な低重心ではないのかもしれません。

ホーゼルには『FORGED 455』と刻印されていました。
455は素材の名前で、その鍛造というのが容易に想像できます。

フェース面にミーリングは無く、特に変わった工夫は見られません。
先日試打したドライバーやフェアウェイウッドには綺麗なミーリングが施されていましたが、このアイアンには無いので、同じシリーズでも番手によって違いがあるようです。

装着されているグリップは現代風のグリップパターンがあり、キャロウェイのロゴもあってカッコいいです。

ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
やや面長な顔ではありますが、大きすぎないですし、グースタイプではあるものの、極端ではありません。
フェース面やトップラインに独特な光沢感があり、キャロウェイアイアンらしい特徴も見られます。
見とれるような顔ではないのですが、苦手意識などは芽生えませんでした。
ただ『フェースの見え方』には少し違和感があります。
こうして構えてみても、7番アイアンには見えません。
5番アイアンあるいは4番アイアンのような顔をしていて、このアイアンが7番アイアンということを忘れてしまいそうです。
今のアイアンは『番手感覚』を失っているので、今さら驚くようなことはないですし、こういったことにこだわりをもたない方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、私は違和感がありましたし、『出球のイメージ』も合いません。
7番ということを忘れ、ただ試打することだけに意識を向けました。
方向性への不安はありませんが、高さのイメージはアバウトです。
試打を開始しました

『打感』は、まずまずです。
やや薄めの打感で、『球乗り感』はありません。
逆に『弾き感』があり、球離れの速い打感です。
これが今のアイアンの特徴といえるでしょうか?

『球のあがりやすさ』という点では、タフさは感じないものの、やや低めに抑えられている弾道です。
ベーシックな7番アイアンが放つ、あのフェースにグッと乗ってスピンが掛かり『めくれあがる』ような弾道ではありません。
7番アイアンといえば、グリーンを上から攻めたいクラブですが、このアイアンはそのイメージが湧いてきません。
グリーンを上から攻めて止めるのではなく、ユーティリティアイアンのようにグリーンを手前(横)から攻めるようなイメージです。
キャリーで攻めるのではなく、ランも含めて計算しなければならないような気がしました。
かなりの軽量タイプですし、スインガータイプの方のためのアイアンといっていいのではないでしょうか?

『安定性』は高く、ノーマルキャビティのような易しさがあります。
気難しさのようなものはなく、ヘッド内部に様々な工夫がされているのではないでしょうか?
昔のラージサイズのアイアンは、トゥ側でヒットすると『当たり負け』することも少なくなかったですし、右にプッシュすることも普通にありました。
しかし今は研究が進んで、そういうマイナスが改善されているようです。

『飛距離性能』は凄くて、このアイアン最大の長所といっていいように思います。
はっきりいって『飛びすぎ』のアイアンで、一体どこまで飛んでしまうんだろう?と思ってしまうほどです。
このアイアン(7番)で、ロングアイアンの距離をカバーできます。
キャロウェイのテクノロジーを使って、徹底的に飛距離にこだわって開発されているのではないでしょうか?
今はディスタンス系アイアンの性能が高いですが、その中でも、このアイアンは間違いなくトップクラスです。
アイアンの飛距離にこだわりたい方には、ぜひお勧めしたいアイアンです。

『操作性』はそれほど高くはないですが、左右にも曲げることができました。
しかし、いい意味での『鈍感さ』があり、曲げにくいことが長所ともいえます。
大らかで、現代風のオートマチックアイアンといっていいと思います。
試打後の感想

最初見たときは、シンプルでカッコいいアイアンだな・・・。と思っていたのですが、試打してみると、その凄まじい飛距離性能に驚かされました。
明らかにディスタンス系アイアンです。

これだけ飛んで、距離感をシビアに出せるのであれば、かなり武器になると思います。

よく飛ぶけど、止まりにくそうだな・・・。と弾道を目で追いながら思いました。
グリーン上で止まるイメージが出てきません。
私のホームコースは砲台グリーンが多いので、特に止めるイメージは重要です。

これは実際にコースで試してみないと分からないことですが、距離感が合いづらいのと、実際にグリーンをキャッチしても、そのままグリーン奥にこぼれてしまいそうに感じられました。

長所が短所にもなり得るということです。
それがこのアイアンのはっきりとしたマイナス点といっていいでしょうか?
私がアイアンに求めたい打感ではないですが、この打感が好きだという方は多いのではないでしょうか?

この新ブランド『PARADYM』は、姉妹モデルもラインアップしているようなので、また機会があればそちらも試してみたいです。
キャロウェイが『飛びに本気』になったアイアンといっていいように思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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