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2023年01月07日
羽生善治さんを全力で応援します!

私は将棋が大好きです。
子供の頃から、私の周りでも将棋は大人気でしたが、その頃はあまり興味をもちませんでした。
何故かというと、囲碁や将棋は『頭のいい人がやるもの』という認識をもっており、私には縁遠いものだと思っていたからです。

そして就職して社会人になったとき、周りは将棋を指す人ばかりで、私も指すように言われ、昼休みは同僚たちと指していました。

しかし私は将棋がとても弱く、人と対戦しても、殆ど勝った記憶がありません。
今では少しは上達したと思いますが、コンピュータと対戦するほうが好きです。
戦法は居飛車・振り飛車両方を指していて、居飛車なら棒銀・矢倉・相掛かりが主で、振り飛車は四間飛車からの向かい飛車。
そして中飛車です。
玉は自由に逃げ道をとっておきたいタイプで、穴熊は指しません。
ただ、それでも私には将棋の才能が無いようで、もっぱら見る専門の『観る将』です。
羽生善治九段
そしてたくさん棋士がいるなかで、私が大ファンになったのは、羽生善治さんです。
その理由は、ただ将棋が強いだけでなく、礼儀正しさや所作の美しさが好きだからです。
あれだけの凄い実績を挙げているのに、対局が始まる前はもちろん、駒を並べるときも誰よりも深く長く礼をし、対局が終わった後もその礼儀正しさは変わりません。
羽生さんに匹敵するのは豊島九段くらいでしょうか?
武道などにも共通していますが、まさに『礼に始まり礼に終わる』のが将棋です。
私は将棋を見るのが好きですが、どの将棋も見るというわけではありません。
羽生さんの将棋を集中して見ています。
今は藤井聡太竜王が一人勝ちの状態で、人気も凄いですが、私はあまり見ていません。
羽生さんの将棋にしか興味がなく、羽生さんが勝った日はすごく気分がいいですし、逆に負けたときはずっと心の中がモヤモヤしています。
贔屓のプロ野球チームが負けても特に何とも思いませんが、羽生さんが負けたときはすごく気分が重くなってしまいます。

私は自分の部屋に何も飾り物などを掲げていませんが、この羽生さん直筆の色紙だけは飾っています。
これは将棋会館で購入したものです。
本当は『玲瓏』が欲しかったのですが、この『洗心』しか無いということで、直筆の色紙を手に入れるチャンスはそうそうないので、迷わず購入しました。
洗心はまさに『心を洗う』ということですし、神社の手水舎にも、よく見られますね。

将棋会館にはよく行っていて、千駄ヶ谷は神宮周辺や後楽園周辺と同じくらい、都内でも大好きな場所です。
千駄ヶ谷の駅を降りて、将棋会館に向かいます。

途中で鳩森八幡神社に参拝します。
ここで羽生九段が結婚式を挙げられたことも有名です。

ここには『将棋堂』というものがあります。

将棋ファンにはたまらない、まさに『将棋の聖地』ですね。

将棋連盟は関東と関西、そして名古屋にも対局場ができ、連日戦いが行われています。
訪れた日も羽生さんが対局していて、「羽生さん頑張れ!」と、外から応援していました。

ここの一階には売店があり、私は将棋の定跡書や詰め将棋の本。
そして年に一回発行される将棋年鑑という分厚い本を買って、気になる対局の棋譜を見ながら、自宅の将棋盤で棋譜並べなどもしています。
私はゴルフが好きですが、私の家にはゴルフ関連の本はありません。
毎年発行されるルールブックは買いますが、雑誌を含め教本などもゴルフに関するものは、もう何年も読んでいません。
なので、何が今の流行りのクラブなのか、そして主流の理論なども分かりませんが、それでもゴルフを楽しくプレーできています。

ここに居ると、有名な棋士に直接会えるので、将棋ファンにはたまらない場所ですね。

そして、羽生さんが明日(1月8日)大舞台に立ちます。
第72期王将戦が開幕し、最強の棋士、藤井王将に挑戦するのです。
それまでの王将リーグも全て観戦していましたが、あの強敵たちに全勝し、挑戦権を得たときは胸が熱くなりました。
藤井王将が防衛すれば、前人未踏の『8冠』への足がかりとなりますし、もし羽生さんが奪取すれば、こちらも史上初の『タイトル通算100期』という大偉業が達成されます。
私は羽生さんを応援していますが、正直かなり厳しい対局になると思います。
藤井さんはこれまでタイトルを失ったことはないですし、フルセットまでもいったことがないという、圧倒的な力を見せつけています。
A級順位戦の成績も良く、このままいけば、春に開催される名人戦への挑戦者となる可能性も高いです。

ただ、勝負は何が起きるか分かりません。
特に王将戦は羽生さんにとっても『験のいい』タイトル戦です。
羽生さんが七冠を達成したのも王将戦でした。
王将戦は二日制の長丁場です。
ぜひコンディションを整えて、最高の結果をもたらして欲しいと願っています。

そして、普段はゴルフのことしか書かない、このブログでなぜ将棋のことを書かせていただいたかというと、私は羽生さんと何度か直接お目に掛かったことがあり、握手をさせていただいたことがあるからです。
もちろん面識は無く、ただのファンという立ち位置です。
初めて生で羽生さんを目にしたときはすごく興奮しました。
そんな経験はタイガー・ウッズ選手と二人だけかもしれません。
握手をして感じたのが、羽生さんの手は『縦に長い』ということです。
『指も細くてしなやか』という感じでとても綺麗な手でした。
私は将棋が下手ですが、引っ越しなど力仕事では、私のほうが活躍するな・・・。と思いました。
男の手に『頭脳労働型』と『肉体労働型』の2種類があるとするならば、羽生さんは前者で、私は明らかに後者です。
私は自慢できるような特技はありませんが、重い物を運ぶのだけは人よりも長けているようで、引っ越しでも大活躍しています。
しかし、おそらく羽生さんはそういったことはされないでしょう。
将棋の駒だけ持てればいい、『棋士の手』です。
同じような手だと感じたのが、渡辺明名人です。
渡辺さんとも握手をさせていただいたことがあるのですが、羽生さんと同じように縦に長く、細くてしなやかな手でした。
柔らかくても『億』を稼ぐ人たちの手は凄いな・・・。と思ったことを覚えています。
将棋の棋士にもゴルフをされる方はいて、有名なのは佐藤康光九段や久保利明九段・鈴木大介九段などです。
対局のときとは全く違う雰囲気で、ゴルフはやはり別物という感じです。
私はこれまで、プロ野球選手やプロレスラー。
そして芸能人の人たちとも握手をさせていただきましたが、すごく印象に残っているのが羽生さんと、来月引退されるプロレスラー武藤敬司さんです。
私の手は大きくゴツゴツしていて、プロレスラーの手に近いな・・・。と思ったことを覚えていますが、武藤さんの手は私より少し大きくて分厚かったのを覚えています。
そのときはIWGPのチャンピンであり、チャンピオンと握手させていただき、恐縮しました。
なんだかとりとめの無いことばかり書いてしまいましたが、羽生さんには是非ベストを尽くしていただいて、王将を奪取していただきたいです。
私はこれからも羽生さんを応援していきます。
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