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2022年12月29日
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今年下半期の印象深いユーティリティ 2022
今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に出会った、印象深いユーティリティをご紹介します。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。

PRGR RS ユーティリティ
まずはプロギアのユーティリティです。
プロギアはドライバーやフェアウェイウッド・ユーティリティを作るのがとても上手いメーカーで、日本国内だけでなく、世界を見回してもトップクラスだと私は思っています。
理にかなった設計思想。
そして、その理想を形にする技術。
易しいだけでなく、カッコ良さや質感にもこだわっている。
どれかが欠けてしまうのは、よくあることですが、プロギアはいつも高いレベルで実現できています。
このクラブはいろいろな工夫が見て取れますが、ゴチャゴチャ感は無く、むしろスッキリしている印象でした。
大顔タイプではなく、やや小ぶりだったのもよく覚えています。
そして打感も良く、打っていて楽しくなるクラブです。
打感というのは、心地よいということもありますが、『信頼度』『安心感』にも直結していると私は思っています。
どういうことかといいますと、その打感で、どの方向にどれくらいの高さで飛んだのか?が把握しやすいかどうか?ということです。
馴染めない打感だと、それを感じ取ることもできず、打っても不安になります。
いくら寛容で曲がりにくいクラブであっても、打感でそれを把握できなければ意味がありません。
私のビギナー時代からの悪いクセである、『ヘッドアップ』が出てきそうです。
そういった意味でも、このクラブは打感も良く、打っていて安心感がありました。
『目で見て描くライン』
『耳で感じるライン』
『打感で感じるライン』
の3つのラインが揃うと満足度が高くなります。
打感も、ただ柔らかければそれでいいか?というと、そうでもなく、逆にぼやけてしまってイメージが出しづらいこともあります。
そういったことからも、このクラブはいい『線引き』ができているように感じました。

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ
次はブリヂストンのユーティリティです。
ブリヂストンの『イメージカラー』といっていいでしょうか?
重厚感のある、カッコいいブラックが印象的です。
見た目はヘビーそうですが、実際に打つと、とても易しくて親しみやすいクラブです。
BSのユーティリティはツアステのときもよく使っていたので、馴染みもあります。
クラウンが艶消しだったのが印象的でしたし、カッコいいな・・・。と思いました。
ただ、構えたときにフェースが左を向いているように見えて、苦手意識が芽生えたことを覚えています。
これまでたくさんのフックフェースクラブを試打しているので、いい加減慣れてもいいようなものですが、なかなか克服できていません。
打感や音は好感がもて、球もあがりやすいクラブです。

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY
そして、久しぶりにA DESIGN GOLFのクラブに出会いました。
このメーカーもかなりカッコいい印象があり、ドライバーからウェッジまで、とても魅力的なラインアップが揃っています。
初めて試打したときから、BSの雰囲気に似ているな・・・。と思っていて、親近感をもっていました。
いわゆる『今時の顔』で、私の好みからはちょっと外れるのですが、全体的にとてもシンプルで落ち着いた感じのクラブです。
打感や音もいいですが、結構しっかりしているといいますか、ヒッター向けのクラブだというのも覚えています。
最近はなかなか出会えていませんが、また何度も試打したい魅力的なメーカーです。

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー
次はテーラーメイドです。
世界中で唯一、ユーティリティをハイブリッドでもなく、『レスキュー』というネーミングで売り出しているメーカーです。
このレスキューという名前も、つい最近ではなく、ずっと昔から(メタル時代)からあり、その時代を知っている私はなじみ深いです。
レスキューという名前なので、昔は『お助けクラブ』的な位置づけだったのですが、今はもう『主役クラス』にまで上り詰めています。
今のゴルフでスコアメイクにおいて、ユーティリティ(ハイブリッド・レスキュー)の存在感は大きく、必要不可欠といっても過言ではありません。
場合によってはドライバーよりも重要と考えておられる方も多いのではないでしょうか?
アイアンのロフトが立ってきて本数が減り、その両側を固めるクラブの重要性が高まっています。
つまり、ユーティリティとウェッジです。
ラインを出しやすいので、私はアイアンのほうが好きなのですが、ユーティリティのほうが球があがりやすくグリーンに止めやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?
昔のユーティリティは、かなり『尖った』ものが多かったのですが、研究が進み技術もあがってきて、易しく高性能なものが増えてきました。
このテーラーメイドのレスキューもまさにそんなタイプで、親しみやすくなっています。
グローレというブランドで高級感もあり、顔も良かった印象があります。
クラウンの『ツートンカラー』はお馴染みですが、『白を残している』ので、ホワイトヘッドを好まれる方にも、好感を持たれやすいのではないでしょうか?
なぜ全部白にしなかったんだろう?と、M1を試打したころから考えていたのですが、カーボンコンポジットにするために仕方なかったのかな?と思いました。
それを白に塗装すると、わずかではあるものの余計な重量がかかってしまうことや、塗装ムラが出てチープさが目立ってしまうのかもしれません。
それでなくても、テーラーメイドは『細部にこだわらない』メーカーという認識をもっているので、そのように思いました。
ソールが丸みを帯びているというよりは、平らに近いすっきりとした印象で、滑りやすそうです。
接地面積の小ささで抵抗を減らすのではなく、ソールの『面全体』で素早く滑らせるような感覚でしょうか?

子供の頃、多くの方がやられたと思いますが、川や池・海など大きな水場で平らな石を横投げして、何回跳ねらせることができるか?という『水切り』を私はよくやっていました。
ゴルフと共通していますが、たくさん跳ねらせるには『スナップ』を効かせることが重要です。
手だけで投げても上手くいきません。
このソールを見て、そんなイメージが浮かんだことを思い出しました。
構えやすくて打感も良く、球もあがりやすくて親しみやすいクラブです。
いつも思うことですが、テーラーメイドはこういったウッド系のクラブを作るのが本当に上手いです。

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U
次はリョーマです。
リョーマは『低スピンで飛んで、おまけに曲がらない(にくい)』というドライバーのイメージがあまりにも強いですが、その技術がユーティリティにも活かされています。
リョーマのクラブはとても機能的でありながら、比較的シンプルなデザインに抑えていて、それが個性にもなっています。
独特な雰囲気があり、また高価な印象もありますが、クラブ自体は親しみやすいものが多いです。
このクラブも直進性が高く、安定して飛ばしていけるタイプです。
シャフトが、かなり軟らかかったので、少し苦戦しましたが、これもリョーマの『主張』なのではないでしょうか?

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
次は唯一の『アイアン型ユーティリティ』ダンロップの登場です。
これまで、たくさんのアイアン型ユーティリティを試打してきましたが、その殆どが不満の残るものでした。
アイアン型といっても、アイアンにように構えられないものばかりだったからです。
ヘッドも大きくボテッとしていて、なかなかいいイメージが浮かんできません。
実際に打っても、打感もイマイチで打っていても楽しくない・・・。というものばかりでした。
ユーティリティブームを作ったのは横田真一選手が使い、好成績を残したことにより人気に火が付いた、プロギアのズームで、『納品待ち』が数ヶ月続くほど大人気でした。
しかし、私は馴染めませんでした。
その顔や打感などに、大きな不満があったからです。
名前の通り、アイアンのように構えられるアイアン型ユーティリティが登場するまで、購入することは無いな・・・。と長年思っていました。
そしてしばらくして、タイトリストの712Uというクラブに出会い、私は購入して、今も大切な相棒として大活躍してくれています。
それからダンロップの美顔ユーティリティが登場してきて、すごく心揺さぶられました。
ここまでいい顔をしたアイアン型ユーティリティは見たことがありません。
このクラブの前のモデルも好きでしたが、さらに良くなっています。
あがりやすさや曲がりにくさを優先するあまり、構えやすさが犠牲になっているものばかりだったのに、その優先順位が逆転し、アイアンのように構えられるようになりました。
ヒッター向けなクラブなのは間違いないですが、昔のロングアイアンを経験した者からすると、比べものにならないほど易しく進化しています。
昔の、あのハードルの高さは何だったんだろう?と思ってしまうほどです。
中空でありながら、あの独特の『ボテッとした膨らみ感』は極力抑えられていて、男前に仕上がっています。
とても構えやすくて、笑みがこぼれたこともよく覚えています。
アイアン型ユーティリティで、ここまで楽しませてくれたクラブはありません。
タイトリストの712Uも好きですが、このクラブはさらにその上を行きます。
こういったフィーリングを大切にするダンロップはさすがだな・・・。と思いましたし、日本メーカーの繊細さのようなものを感じました

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
最後もダンロップのクラブです。
こちらはいわゆる『ハイブリッド型』のユーティリティで、主流になっています。
アイアン型よりも、この形状のほうが親しみやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
スリクソンらしい、黒を基調としたデザインで、とてもカッコいいな・・・。と思いました。
すごくカッコいいクラブですが、『球の上がりやすさ』ということで考えると、アイアン型よりもかなり高いのは間違いありません。
グリーンでの止めやすさという点でも、同じロフトなら、おそらくこちらのほうが上ではないでしょうか?
構えた感じはまずまずでしたが、とにかく打感が素晴らしいというのが強烈な印象として残っています。
球もあがりやすく飛距離も出て、高いレベルでのバランスの良さも魅力です。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いユーティリティです。
出会った数は少ないですが、どれも秀作揃いで楽しめました。
今のゴルフは『ユーティリティの比重』がとても大きく、各社すごく力を入れているのがよく分かります。
スコアメイクにはドライバーよりも、FWやUTのほうが重要度が増しているのは間違いないように思います。
ドライバーの性能は『ほぼ頭打ち』でも、FWやUTはまだ伸び代が残されているのではないでしょうか?
来年、どんなクラブが登場するかとても楽しみです。
次回はフェアウェイウッド編を発表させていただきたいと思います。
なお、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。

PRGR RS ユーティリティ
まずはプロギアのユーティリティです。
プロギアはドライバーやフェアウェイウッド・ユーティリティを作るのがとても上手いメーカーで、日本国内だけでなく、世界を見回してもトップクラスだと私は思っています。
理にかなった設計思想。
そして、その理想を形にする技術。
易しいだけでなく、カッコ良さや質感にもこだわっている。
どれかが欠けてしまうのは、よくあることですが、プロギアはいつも高いレベルで実現できています。
このクラブはいろいろな工夫が見て取れますが、ゴチャゴチャ感は無く、むしろスッキリしている印象でした。
大顔タイプではなく、やや小ぶりだったのもよく覚えています。
そして打感も良く、打っていて楽しくなるクラブです。
打感というのは、心地よいということもありますが、『信頼度』『安心感』にも直結していると私は思っています。
どういうことかといいますと、その打感で、どの方向にどれくらいの高さで飛んだのか?が把握しやすいかどうか?ということです。
馴染めない打感だと、それを感じ取ることもできず、打っても不安になります。
いくら寛容で曲がりにくいクラブであっても、打感でそれを把握できなければ意味がありません。
私のビギナー時代からの悪いクセである、『ヘッドアップ』が出てきそうです。
そういった意味でも、このクラブは打感も良く、打っていて安心感がありました。
『目で見て描くライン』
『耳で感じるライン』
『打感で感じるライン』
の3つのラインが揃うと満足度が高くなります。
打感も、ただ柔らかければそれでいいか?というと、そうでもなく、逆にぼやけてしまってイメージが出しづらいこともあります。
そういったことからも、このクラブはいい『線引き』ができているように感じました。

ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ
次はブリヂストンのユーティリティです。
ブリヂストンの『イメージカラー』といっていいでしょうか?
重厚感のある、カッコいいブラックが印象的です。
見た目はヘビーそうですが、実際に打つと、とても易しくて親しみやすいクラブです。
BSのユーティリティはツアステのときもよく使っていたので、馴染みもあります。
クラウンが艶消しだったのが印象的でしたし、カッコいいな・・・。と思いました。
ただ、構えたときにフェースが左を向いているように見えて、苦手意識が芽生えたことを覚えています。
これまでたくさんのフックフェースクラブを試打しているので、いい加減慣れてもいいようなものですが、なかなか克服できていません。
打感や音は好感がもて、球もあがりやすいクラブです。

A DESIGN GOLF A GRIND EX-H UTILITY
そして、久しぶりにA DESIGN GOLFのクラブに出会いました。
このメーカーもかなりカッコいい印象があり、ドライバーからウェッジまで、とても魅力的なラインアップが揃っています。
初めて試打したときから、BSの雰囲気に似ているな・・・。と思っていて、親近感をもっていました。
いわゆる『今時の顔』で、私の好みからはちょっと外れるのですが、全体的にとてもシンプルで落ち着いた感じのクラブです。
打感や音もいいですが、結構しっかりしているといいますか、ヒッター向けのクラブだというのも覚えています。
最近はなかなか出会えていませんが、また何度も試打したい魅力的なメーカーです。

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー
次はテーラーメイドです。
世界中で唯一、ユーティリティをハイブリッドでもなく、『レスキュー』というネーミングで売り出しているメーカーです。
このレスキューという名前も、つい最近ではなく、ずっと昔から(メタル時代)からあり、その時代を知っている私はなじみ深いです。
レスキューという名前なので、昔は『お助けクラブ』的な位置づけだったのですが、今はもう『主役クラス』にまで上り詰めています。
今のゴルフでスコアメイクにおいて、ユーティリティ(ハイブリッド・レスキュー)の存在感は大きく、必要不可欠といっても過言ではありません。
場合によってはドライバーよりも重要と考えておられる方も多いのではないでしょうか?
アイアンのロフトが立ってきて本数が減り、その両側を固めるクラブの重要性が高まっています。
つまり、ユーティリティとウェッジです。
ラインを出しやすいので、私はアイアンのほうが好きなのですが、ユーティリティのほうが球があがりやすくグリーンに止めやすい・・・。という方も多いのではないでしょうか?
昔のユーティリティは、かなり『尖った』ものが多かったのですが、研究が進み技術もあがってきて、易しく高性能なものが増えてきました。
このテーラーメイドのレスキューもまさにそんなタイプで、親しみやすくなっています。
グローレというブランドで高級感もあり、顔も良かった印象があります。
クラウンの『ツートンカラー』はお馴染みですが、『白を残している』ので、ホワイトヘッドを好まれる方にも、好感を持たれやすいのではないでしょうか?
なぜ全部白にしなかったんだろう?と、M1を試打したころから考えていたのですが、カーボンコンポジットにするために仕方なかったのかな?と思いました。
それを白に塗装すると、わずかではあるものの余計な重量がかかってしまうことや、塗装ムラが出てチープさが目立ってしまうのかもしれません。
それでなくても、テーラーメイドは『細部にこだわらない』メーカーという認識をもっているので、そのように思いました。
ソールが丸みを帯びているというよりは、平らに近いすっきりとした印象で、滑りやすそうです。
接地面積の小ささで抵抗を減らすのではなく、ソールの『面全体』で素早く滑らせるような感覚でしょうか?

子供の頃、多くの方がやられたと思いますが、川や池・海など大きな水場で平らな石を横投げして、何回跳ねらせることができるか?という『水切り』を私はよくやっていました。
ゴルフと共通していますが、たくさん跳ねらせるには『スナップ』を効かせることが重要です。
手だけで投げても上手くいきません。
このソールを見て、そんなイメージが浮かんだことを思い出しました。
構えやすくて打感も良く、球もあがりやすくて親しみやすいクラブです。
いつも思うことですが、テーラーメイドはこういったウッド系のクラブを作るのが本当に上手いです。

リョーマゴルフ RYOMA MAXIMA U
次はリョーマです。
リョーマは『低スピンで飛んで、おまけに曲がらない(にくい)』というドライバーのイメージがあまりにも強いですが、その技術がユーティリティにも活かされています。
リョーマのクラブはとても機能的でありながら、比較的シンプルなデザインに抑えていて、それが個性にもなっています。
独特な雰囲気があり、また高価な印象もありますが、クラブ自体は親しみやすいものが多いです。
このクラブも直進性が高く、安定して飛ばしていけるタイプです。
シャフトが、かなり軟らかかったので、少し苦戦しましたが、これもリョーマの『主張』なのではないでしょうか?

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ユーティリティ
次は唯一の『アイアン型ユーティリティ』ダンロップの登場です。
これまで、たくさんのアイアン型ユーティリティを試打してきましたが、その殆どが不満の残るものでした。
アイアン型といっても、アイアンにように構えられないものばかりだったからです。
ヘッドも大きくボテッとしていて、なかなかいいイメージが浮かんできません。
実際に打っても、打感もイマイチで打っていても楽しくない・・・。というものばかりでした。
ユーティリティブームを作ったのは横田真一選手が使い、好成績を残したことにより人気に火が付いた、プロギアのズームで、『納品待ち』が数ヶ月続くほど大人気でした。
しかし、私は馴染めませんでした。
その顔や打感などに、大きな不満があったからです。
名前の通り、アイアンのように構えられるアイアン型ユーティリティが登場するまで、購入することは無いな・・・。と長年思っていました。
そしてしばらくして、タイトリストの712Uというクラブに出会い、私は購入して、今も大切な相棒として大活躍してくれています。
それからダンロップの美顔ユーティリティが登場してきて、すごく心揺さぶられました。
ここまでいい顔をしたアイアン型ユーティリティは見たことがありません。
このクラブの前のモデルも好きでしたが、さらに良くなっています。
あがりやすさや曲がりにくさを優先するあまり、構えやすさが犠牲になっているものばかりだったのに、その優先順位が逆転し、アイアンのように構えられるようになりました。
ヒッター向けなクラブなのは間違いないですが、昔のロングアイアンを経験した者からすると、比べものにならないほど易しく進化しています。
昔の、あのハードルの高さは何だったんだろう?と思ってしまうほどです。
中空でありながら、あの独特の『ボテッとした膨らみ感』は極力抑えられていて、男前に仕上がっています。
とても構えやすくて、笑みがこぼれたこともよく覚えています。
アイアン型ユーティリティで、ここまで楽しませてくれたクラブはありません。
タイトリストの712Uも好きですが、このクラブはさらにその上を行きます。
こういったフィーリングを大切にするダンロップはさすがだな・・・。と思いましたし、日本メーカーの繊細さのようなものを感じました

ダンロップ スリクソン ZX Mk II ハイブリッド
最後もダンロップのクラブです。
こちらはいわゆる『ハイブリッド型』のユーティリティで、主流になっています。
アイアン型よりも、この形状のほうが親しみやすい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
スリクソンらしい、黒を基調としたデザインで、とてもカッコいいな・・・。と思いました。
すごくカッコいいクラブですが、『球の上がりやすさ』ということで考えると、アイアン型よりもかなり高いのは間違いありません。
グリーンでの止めやすさという点でも、同じロフトなら、おそらくこちらのほうが上ではないでしょうか?
構えた感じはまずまずでしたが、とにかく打感が素晴らしいというのが強烈な印象として残っています。
球もあがりやすく飛距離も出て、高いレベルでのバランスの良さも魅力です。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いユーティリティです。
出会った数は少ないですが、どれも秀作揃いで楽しめました。
今のゴルフは『ユーティリティの比重』がとても大きく、各社すごく力を入れているのがよく分かります。
スコアメイクにはドライバーよりも、FWやUTのほうが重要度が増しているのは間違いないように思います。
ドライバーの性能は『ほぼ頭打ち』でも、FWやUTはまだ伸び代が残されているのではないでしょうか?
来年、どんなクラブが登場するかとても楽しみです。
次回はフェアウェイウッド編を発表させていただきたいと思います。
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