タイトリスト T400 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2022年12月17日
  

タイトリスト T400 アイアン

                 



タイトリスト T400 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
タイトリスト T400 アイアン の7番 です。



N.S. PRO 880 AMC
シャフトは N.S. PRO 880 AMC です。

ロフトは26度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、トルクは2.1、バランスはD4、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は410gです。



正面
タイトリストの新しいアイアンです。

前のモデルを試打して、2年が経ったのかと思うと、とても早く感じます。

私はクラブ(特にアイアン)を船に例えることがあるのですが、このアイアンは『巨艦』のようです。

『大は小を兼ねる』ということわざがあり、それは多くのことに当てはまりますが、必ずしも全てにおいてあてはまるものではなく、逆に『小よく大を制す』ということがあてはまることがあります。

それは操作性が重視されるアイアンというクラブは大きすぎて操作性が落ちてしまうよりも、やや小ぶりで意図した通りに動いてくれる(反応してくれる)アイアンのほうが易しくて実戦的だからです。



側面
かなり大型で、こうして見るとユーティリティアイアンのように見えます。

ヘッドの色は違いますが、昔一世風靡した、ツアステのMR-23というクラブを思い出しました。

数年愛用していた時期があり、いい記憶しかありません。

あの頃がBSの黄金期だったのではないでしょうか?

野球では、ピッチャーは打者を抑えたときよりも打たれたほうの記憶のほうが強く残り、逆に打者は打てなかった記憶よりもヒットやホームランを打った記憶のほうが残りやすいようです。

そういった意味では、私はバッタータイプだと思いました。

ナイスショットの何倍もミスショットをしているのは間違いないのですが、その記憶は殆ど残っていないという、都合のいい性格をしています。



彫りの深さ&トップライン
彫りの深さはたっぷりありますが、フルキャビティではなく、『部分キャビティ』といったらいいでしょうか?

なかなか見ない形状ではありますが、前のモデルと共通していますし、中空だからこのような形状になっているのだと思います。



バックフェースの凹み
バックフェースには大きな凹みがあり、中にウェイトが配置されています。

数字が刻印されていないので重さは分かりませんが、『MAX IMPACT』という文字がありました。

最大のインパクトということで、何か特別な工夫がされているのではないでしょうか?

前のモデルは、『ややヒール側キャビティ』でしたが、今回は違っていて『ややトゥ側キャビティ』です。

この凹みの部分がちょうど『目』のように見え、妖怪の『一つ目小僧』や、仮面ライダーストロンガーに出てきた『一つ目タイタン』を思い出しました。



ソール幅
ワイドソールです。

ユーティリティアイアンであれば普通ですが、ノーマルタイプのアイアンとしてはワイドになります。

ワイドソールのアイアンはソールの質感があまり良くないものが多かったのですが、さすがはタイトリストといったところでしょうか?

ワイドでありながら、いい質感を保っています。



ソールの溝
ソールには溝が掘られています。

これはどういう意味があるのでしょうか?

アイアンのソールに溝というと、テーラーメイドのアイアンを思い浮かべるのですが、このアイアンは同じような理由なのかもしれません。



ネック長さ
ネックの長さは普通で、やや太めです。

グースも利いているのが分かりましたし、予想していましたが、質感が良く美しい見た目なのがいいな・・・。と思いました。

チープさはありません。

質感はとても大切です。



ミーリング無し
ごく普通のフェース面でミーリングも無く、特に変わった工夫は見られません。

他のメーカーと同じように、スタンプ感の強い、『手間の掛かっていない』フェース面です。

他の部分はなかなかいい感じでしたが、このフェース面はちょっとチープに見えてしまいました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはシンプルなタイプで、これまでもタイトリストのクラブに採用されてきました。

可もなく、不可もなくといった感じです。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

ラージサイズのヘッドに、軽量スチールが挿してあるので、振りながら『頭でっかち』感を感じていました。

やはりユーティリティタイプだな・・・。という振り感です。

素振りしながら、インパクトをイメージすることがあるのですが、今日はそのイメージは出ませんでした。

ラージサイズなので、細かなニュアンスというよりは、『出たとこ勝負』といいますか、少しアバウトな感じで打っていくことにしました。

振っているときはもちろんヘッド(の重さ)を感じているのですが、あくまでもその比率はシャフトのほうが大きくて、ヘッドの重さよりもシャフトを味わいたい・・・。と思うのですが、今日はヘッドの存在感のほうが勝ってしまいました。

もう少し小ぶり感があれば、シャフトを味わえたかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、予想していたよりもいい感じでした。

もっとクセがきつく、構えづらいだろうと予想していたのですが、違います。

面長でフェース高が低い(シャローフェース)なのと、グースの利きやトップラインが丸くなっているので、私の好みからは外れるのですが、ラージサイズには、やはりこのような『つかまえ顔』のほうが理にかなっているのだと思います。

私は海外メーカーのアイアンの中でタイトリストの顔が一番好きですが、このアイアンは私が好む『タイトリスト顔』ではないものの、独特の光沢感といいますか、反射する感じがタイトリストらしいです。

上から押さえ込んで打つイメージは出てこなかったので、ユーティリティのようにボールの手前から滑らせるイメージで打っていくことにしました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は全く馴染めませんでした。

打つ前から期待はしていませんでしたが、予想を大きく下回る『バッドフィーリング』です。

何と言いますか、『冷たい』打感だな・・・。と思いました。

アイアンに限らず、どのクラブでも私は打感に『温度』を感じることがあり、理想的なのは火傷するような熱さではなく、『ほんのり温かい』打感です。

イメージとしては、今のような寒い季節にポケットに忍ばせているカイロのような温かさ・・・。といったらいいでしょうか?

もちろん実際に熱が伝わってくるわけではなく、あくまでも球を打って感じる『温度感覚』です。

それが今日はとても冷たく感じました。

冷たいといいますか、『冷酷』といったほうがいいかもしれない・・・。と思うほどでした。

すごく機械的で血の通ってない感じ・・・。といいますか、こちらも感情移入できません。

一球打って、テンションが大きく下がりました。



音
『音』も好きではありません。

異音というわけではないのですが、私がアイアンに求めたい音とは大きくかけ離れています。

ああ、やっぱりこのアイアンを普通のアイアンというカテゴリに入れてはいけないな・・・。と思いました。

歯切れはいいのですが、やや高めで少し耳に響くような音です。

『球の乗っかり感』をイメージさせてくれる音ではありません。

球離れが速く、コントロールさせてくれない音だな・・・。と思いました。

なかなかテンションがあがりません。



トゥ側
球はあがりやすく、タフさは全く感じられません。

構えたときは、一体何番のアイアンを構えているのか・・・?と思うほど、かなりロフトが立っているように見えましたが、それでも球が上がりやすくなるような工夫がされているのは間違いないと感じられるほどイージーです。

アイアン系よりもウッド系のクラブのほうが好きだ・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』も高く、完全にオートマチックタイプのアイアンです。

私は打感や音が良くないと、リズムが不安定になり、インパクトが乱れてしまうこともあるのですが、それでもこのアイアンは私のミスに耐えてくれ、球はほぼ真っ直ぐ飛んでいきました。

クセが強すぎないのも良かったと思います。

構えたときは少しフックを警戒していたのですが、それほどつかまり過ぎることはありませんでした。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れていて、私の感覚では『2.5番手』くらい違います。

易しく飛ばしていけるタイプなので、好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

弾き系で強い球が出るタイプのアイアンです。



操作性
『操作性』という点では、最初考えていませんでした。

操るというマインドにならなかった・・・。といったほうがいいかもしれません。

何球か打ってみて、「そうだ、操作性は?」と思い、とりあえずトライしてみました。

いい意味での反応の鈍さがあり、自在に扱えるタイプではありませんが、一応左右に少し曲げることができました。

敏感さは無いですが、そこが短所でもあり大きな長所なのだと思います。



試打後の感想


ヒール側
タイトリストのアイアンは昔から好きでテンションがあがることも多いのですが、今日は一球打っただけで、すごく下がってしまいました。

それは打感や音が好きになれなかったからです。

私がアイアンに求めたい打感や音ではありませんでした。

しかし、それはあくまでも私の好みであり、この打感や音を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

それと、アイアンというカテゴリで考えず、『まだ見ぬ未来のクラブ』というくくりであれば、こういうのもありなのかな?と思えたかもしれません。



Titleist T400 アイアン
最初から最後まで、ずっと『冷たい』という印象は変わりませんでした。

今日もすごく寒くて、それがこのクラブにも伝播したのか?と思ってしまいがちですが、そうではありません。

きっと真夏に試打していても、このクラブは『冷たい』と感じていたと思います。

今日は『北風の冷たさ』を感じましたが、もし真夏に試打していたら『氷の冷たさ』を連想していたかもしれません。



Titleist T400 アイアン
高い機能性を感じさせるデザインでありながら、ゴチャゴチャしていなくてスッキリしているのがいいです。

そこがタイトリストらしい特長といえます。



Titleist T400 アイアン
今回の、このモデルには魅力を感じませんでしたが、また次のモデルに期待したいです。


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆
音・・・・・・・☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        
                         

コメント

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打感と音が星1という珍しい評価ですね
その点を割り切って捨ててほかの性能の向上を図ったのでしょうか?
逆に冷たさというポイントがハマる人にはとことんハマるのかもしれないというところは面白そうなクラブかもしれませんね
Re: タイトルなし
ブロンズ様。こんばんは。
ご無沙汰しております。
お元気ですか?

このアイアンはあまり好きになれませんでした。
タイトリストのアイアンは大好きなのですが、いろいろなタイプがありますね。

おっしゃる通り、このアイアンの打感が好きだという方はたくさんいらっしゃると思います。
やはり、万人向けのクラブは存在しないですね。

寒さが日に日に厳しくなっていきますが、お風邪を引かれませんよう、ご自愛くださいませ。
それでは失礼いたします。

golfdaisuki