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2022年12月06日
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PING G430 LST ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは PING G430 LST ドライバー です。

シャフトは PING TOUR 2.0 BLACK65 です。
ロフトは9度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、キックポイントは中元調子、トルクは3.8 です。

PINGのニュードライバーです。
先日、MAXを試打しましたが、今日はLSTを試打することができました。
PINGは三兄弟を同時に発売していて、幅広い層をターゲットにしています。
モデルチェンジはしても、その傾向が変わらないので、ユーザーもついていきやすいのがいいです。
クラブのモデルチェンジはどのメーカーも行いますが、中にはただ見た目をちょっと変えただけで、性能的にアップしているどころか逆にダウンしてしまっている物もあります。
いつまでも同じモデルでは売れないですし、見た目を変えなければユーザーに訴求できないということもあると思いますが、それでは私たちユーザーにはメリットがありません。
変わらないのであれば、今持っているクラブを使い続けるほうがいいです。
しかしPINGは常にレベルアップしていて、性能が上回らないとニューモデルを発売しないのだと聞いたことがあります。
なので、今回はどこが良くなっているのか、とても興味があります。

PINGらしいラージサイズでシャロー系のヘッドです。
メカニカルなデザインで、高い機能性も感じさせますが、ゴチャゴチャしていなくて好感が持てます。
聞くところによると、このモデルはルール上限の460ccではなく、少し小さくしているのだそうですが、こうして見ても、あまり感じられません。
こうして見る限り、これまで通りの460ccだと思ってしまいます。

バックフェースには大きなウェイトが配置されていて、これまで試打したモデルと共通しています。
この位置にあるということは、かなり直進性も高そうで、それだけでなく、移動できるというのがとても便利です。
かなり『深重心』にこだわっているように見えます。
海外メーカーで深重心にこだわっている筆頭格がPINGなら、国内メーカーではリョーマをすぐに思い浮かべます。
深重心には深重心のメリットとデメリット。
そして浅重心には浅重心のメリットとデメリットがあり、メリットがデメリットを上回る必要がありますが、ヘッドに大きな直進性を求めていくのであれば、深重心のほうが理にかなっているのではないでしょうか?
逆に少し操作性を高めていきたいのであれば、重心が多少前にあるほうがいいような気がします。

ネックの長さは標準的で、これまでのPINGと同等です。
どちらかというと、ネックは短めではありますが、短すぎないのがいいな・・・。と思いました。
ネックの長さにこだわりが無い・・・。という方はたくさんいらっしゃると思いますが、私はこれまでの経験などから、スイングや弾道のイメージが浮かびやすいので見逃せないポイントです。
だからといって、ショートネックやスルーボアが良くないということではありません。
特にスルーボアはゴルフクラブ史に残る名器、キャロウェイビッグバーサがあるからです。
まさに革命的なクラブで、ビッグバーサの功績はとても大きいと思います。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、この『〇』のポジションです。
これがいわゆるスタンダードだと思いますし、他のメーカーと違って、STDのような表記をせずに、ただ単に『〇』というのが面白く、一目でわかります。

フェース面の仕上げもPINGらしいです。
独特のザラザラ感があり、強い球が打てそうな予感がします。
これは科学的根拠が無く、あくまでも私のイメージに過ぎないのですが、つるつるでピカピカ光るフェース面を植物に例えると、『温室育ち』で大切に育てられたもので、逆に荒仕上げでザラザラしたものは、雑草のような逞しさがあり、太陽光にたっぷり当たって大きく育った強健種を連想し、このドライバーのフェース面は後者です。

FORGED FACEという文字があったので、鍛造フェースなのだということが分かりました。
鍛造フェースだから飛ぶとか、フィーリングが良くなるとは一概に言えないと思いますが、こうしたこだわりはとても好感が持てます。
メーカーがクラブにこだわりをもたないと、私たちユーザーはこだわれません。
私たちユーザーは、メーカーがどこに重点をおいて開発したのか、そしてどこにこだわっているのか?ということを常に気にしています。
そういった点で、『気の合うメーカー』と『そうでないメーカー』があります。
主張があやふやなメーカーもあれば、しっかり主張してくるメーカーもあり、PINGはどちらかというと後者のほうだと思います。
ラージ&シャローにこだわり、徹底的に『易しさ』を追求し、それから飛距離へとつなげているように感じられるメーカーです。

独特のシャロー感です。
『PINGシャロー』といっていいでしょうか?
これまでの形状と変わりません。

いい顔をしています。
PINGのドライバーはフェースが被っていて、『大きさ』を主張するイメージが強いのですが、このドライバーはそうではありません。
私はラージサイズでおまけにフックフェースがきついと、かなり苦手意識をもってしまうことがあるのですが、このドライバーにはそれを感じません。
むしろいい感じで、今度からラージ&シャローも使ってみようかな・・・。と思わせてくれる、親しみやすい顔をしています。
先ほども書きましたが、こうして顔を見ても、小顔感はありません。
『ノーマルラージ』といったところでしょうか?
このドライバーのヘッド体積はルール上限の460よりも少し小さくなっているということだったので、もしかしたら名前の通り430ccなのかな?と思いましたが、440ccということです。
小さく見えないのはシャロータイプだからだと思います。
もし、もうちょっとディープにしたら、小顔感も出てくるような気もしますが、この小さく見せないところがユーザーの大きな支持を集めているのではないでしょうか?

クラウンにはお馴染みの突起物があります。
そしてカーボンの模様が見えたので、おそらくカーボンコンポジットなのではないでしょうか?
そしてバックフェース寄りに、2カ所凹んでいます。
これも突起物同様、空気力学によるものなのでしょうか?
いろいろな工夫が見られますが、これくらいであれば構えても邪魔にならないような気がします。
そして他にもいいのが、クラウンが『艶消し』だということです。
このほうが引き締まって見えますし、コースでも太陽の光を反射しません。
艶消しクラウンが絶対ではありませんが、好感度をあげるポイントであることは変わりません。

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
軽量感があったので、できればもう少し重量が欲しいところでしたが、シャフトが安定していて暴れる感じはありません。
いわゆる『軽硬』シャフトなのでしょうか?
硬いという印象はありませんが、結構安定していてタイミングがとりやすいです。

ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。
一時期、PINGのドライバーはクセの強いものが多かったのですが、最近はそれが少なくなり、安心感を与えてくれるものが多くなったような気がします。
その中でも、このドライバーは特にいい顔をしています。
ラージ系でシャロー感のある顔なので、ディープに慣れた私は『別ジャンル』のドライバーに見えたりもするのですが、違和感などはありません。
ヘッドは大きく見えましたが、大きすぎないので、ボールの大きさが潰れていなくて存在感もありました。
こうしてボールを前にして構えてみるとき、ボールとクラブ(ヘッド)の『綱引き』を連想することがあります。
理想はどちらも同じ力で引っ張り合い、拮抗していることです(実際の大きさとはまた違う感覚です。適度な対比といったらいいでしょうか?)。
しかし、そんなドライバーはごく少数で、ほとんどがクラブが勝ってしまっています。
それはラージサイズによるものです。
このドライバーもやはりクラブが勝っちゃっていますが、勝ちすぎていないのがいいです。
ベストなバランスが『5対5』だとすると、このドライバーは『6対4』くらいでしょうか?
ボールもしっかり主張しています。
ゴルフというスポーツは、いかにボールをコントロールして、少ない打数でカップインさせるかを競う競技なので、ボールの主張を無視できません。
いかにボールをコントロールしていくか?
そうするにはクラブの軌道は?
そしてスイングは?
ボール主体で考えていくと、いろいろな疑問や不安点も解消されるのではないでしょうか?
今はラージサイズが殆どで、たしかに安心感はあるかもしれませんが、ボールの主張が消されてしまっているように感じることもあります。
このドライバーの場合は『6対4』でも、『9対1』くらいに感じられるドライバーにもたくさん出会ってきました。
構えていても、クラブばかりが主張してきて、かなり構えづらく、『焦り』を誘うものも少なくありませんでした。
海外メーカーのドライバーはバルジが真っ直ぐだったり、あまり気を遣っていないな・・・。と思えるものが多いですが、このドライバーのバルジは綺麗な丸みがあり、美しいです。
ただ単に直進性だけを求めて開発されていないような気がします。
なかにはバルジが真っ直ぐなほうが、ボールも真っ直ぐ飛ぶのではないか?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし実際は違っていて、適度にバルジがあるからこそ、ボールをコントロールでき、自分の打ちたい(運びたい)方向の『幅』に収められるのです。
大きすぎず、プレイヤーの安心感を与えられるのは、これくらいが限界なのかもしれません。
これよりヘッド体積を少なくすると、『小顔感』が出て、不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
なかなかいい感じだな・・・。と思ったのですが、できれば(あくまでも私の好みとして)、もう少しクラウンのブツブツ(突起物)が目立たなくなるといいな・・・。と思いました。
しかし、これも科学的なデータによるものだと思いますし、仕方ありません。
構えたときに、左へ行きそうか、それとも逃がしていけそうか・・・?などとイメージするのですが、今日は『ほぼ真っ直ぐ』な球筋がイメージとして浮かんできました。
試打を開始しました

『打感』は良いです。
すごくソフトということではありませんが、程よい『しっかり感』がありながら、嫌な衝撃が残ることもなく、あっさりしているといいますか、また次の球を打ちたくなる打感です。
昔は結構『ゴツい』印象のあるPINGのドライバーですが、ここ数年、それが改善されてきたように思います。
海外メーカーはフィーリングよりも機能性を重視する傾向があるように思いますが、それも変わってきているのでしょうか?
打感の沼にハマる・・・。ということを、私はビギナー時代から経験してきました。
それはドライバーに限ったことではないのですが、ひとつのクラブを何球も打ち続けて(場合によっては何百球も)、その打感の表面的な部分ではなく、もっと深い底のようなものを感じながら球を打っていました。
それが『クラブとの対話』につながっていたのかもしれないですし、そういったとき私は『ゾーン』に入っていたのか、すごく集中していて、周りの景色や音が消えたと感じるほどです。
実際のラウンドでゾーンに入ることができればいいのですが、私は圧倒的に練習場の打席や、練習グリーン・バンカー練習場でゾーンに入ることが多くありました。
それはやはり緊張しすぎず適度にリラックスして楽しめたからだと思います。
実際のラウンドでは打ち直しができないので、一球打てば次の場所まで歩いていかなければなりませんが、練習場の打席や練習グリーン・バンカー練習場では、すぐに次の球を打つことができ、前の球との比較なども感覚的に行っていました。
このように構えを変えたら、どうなるだろう?
もう少しヒール寄りで打ったら、どうフィーリングが変わるだろう・・・?
などと、いろいろと試していて、それが今もすごく活きているような気がします。

『音』も、好感が持てました。
大きすぎず高すぎず、小気味良い音で、インパクトを邪魔しません。
こういった音も、一時期と比べ、すごく良くなっているように感じます。
『異型』が流行っていたころは、かなり『異音』を発するドライバーがたくさんありましたが、今は違っていて、音が改善されてきました。
ドライバーは14本の中で一番飛距離の出るクラブなので、やはり強く振っていきたいですが、それを音が邪魔してはせっかくの性能が活かせません。
音も『性能の一部』です。
コースでも、ティショットを打って、セカンド地点に行くまで、プレイヤーを良い気分にさせてくれなければなりません。
そういった意味でも、このドライバーの音は合格です。
PINGのドライバーは『曲がりにくい』というイメージが一番強いのですが、打感や音にもこだわって開発しているのでしょうか?
もちろん打感や音も人によって好みが大きく分かれるところだと思いますし、もっと大きくて甲高い音が好きだ・・・。という方もいらっしゃると思います。
しかし、私はこれくらいで抑えられているほうが好きです。
鼓膜に優しい。
何度も聞いていたくなる。
聞き惚れる。
という音ではないのですが、この音に対して特に不満はありません。
クラブの発する音は、唯一クラブがプレイヤーに『聴覚』で訴えかけているものだと思いますが、それがこのドライバーはいい感じです。
各メーカー、『最適な大きさ(デシベル)や周波数』は、とっくに把握していると思います。

『球のあがりやすさ』という点では、ちょっと意外でした。
打つ前は、もう少しあがりやすく高い弾道を予想していましたが、違いました。
軽量感はあったのですが、弾道は抑えられていて、やや低めです。
吹き上がり感もなく、安定した高さで飛んでいってくれました。
もちろん、ロフトが9度ということもあると思うのですが(構えたときはもう少し寝ているように見えました)、それ以外にも低く抑えられるような工夫がいくつもされているのではないでしょうか?
シャフトも先が暴れず抑えていきやすいですし、スピンが抑えられています。
これにはどういう技術が使われているのでしょうか?
昔はいかにスピンを抑えて打つか?ということが、飛ばす為の技術でしたが、私は未熟でいつもスピン過多で飛距離をロスし悩んでいました。
ティを高くして、アッパー度合いを強めて打っていましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。
しかし、それを今はクラブが勝手に克服してくれています。
過去に戻れるのであれば、スピン過多で悩み、その闇のトンネルを抜け出せなかった頃の自分に、このドライバーを手渡してやりたいです。
オートマチックに低スピンが打て、かなり飛距離を伸ばせたといいますか、ロスさせず飛ばしていけたのは間違いありません。
いくらHSが速くても非効率では飛距離は望めません。
効率の良さを求めていくのも、プレイヤーの技術、そしてクラブの性能だと私は思っています。

『安定性』も高く、ミスヒットに強いです。
基本はセンター(フェース中央)で打つべきだと思いますが、意識的に少しトゥ寄りやヒール寄りで打ってみました。
若干ヒール寄りで打っても強い球が打てましたし、トゥ寄りに外しても球が右にフケることなく、振ったままの方向に飛んでいきました。
打感でミスヒットしたのが分かっているのですが、球筋はほぼ真っ直ぐに飛んでいって、ミスを帳消しにしてくれています。
これまでのPING ロースピンモデルは少し気難しさといいますか、正直さもあって、そこが私は好きだったのですが、このニューモデルはいい意味で『鈍感さ』といいますか『曖昧さ』があり、それが大きな支持を集めるのではないでしょうか?
18ホース、全てのショットで精密さを求めていきたいというのが本音ではありますが、カップに近づけば近づくほど精度を上げていかなければなりません。
なので、最も遠いティッショットはできれば『アバウトさ』も欲しいです。
だいたいあの辺に飛んでいったらいいな・・・。
とにかく方向性はクラブに任せて一ミリでも遠くに飛ばしていきたい・・・。と思います。
その『だいたい感』『結果オーライ』的なものも、ドライバーに求める要素のひとつですが、それがこのドライバーには備わっているように感じました。
これからは『自分史上最高の飛距離』だけでなく、『アバウトに』飛ばしていく時代なのかもしれない・・・。と、このドライバーで球を打ちながら思っていました。

『飛距離性能』は、かなり高いです。
PINGのドライバーは飛距離性能に長けたものが多いですが、その三兄弟の中でも私はLSTが一番ポテンシャルが高いな・・・。といつも思っていました。
まだ三兄弟のもうひとつのモデルを試打していませんが、おそらくその考えは変わらないと思います。
高い直進性はもちろんのこと、低スピン性能が高く、『スピン過多』を気にせず、気持ちよく振っていくことができました。
私は高~い弾道よりも、やや低めのライナー系の弾道が好きなのですが、このドライバーは一球目からそのように打たせてくれました。
最初は『出たとこ勝負』といいますか、『様子見』的な感じで打ってみたのですが、いきなり実際のラウンドに残しておきたくなるようなショットを打たせてくれました。
大顔に見えましたし、シャロー感もありますが、明らかにヒッター向けドライバーです。
飛びの要素がたくさん取り入れられていて、かなりポテンシャルが高いですが、これは人によって好みが分かれるのではないでしょうか?
スピンが少なすぎて球があがらず、距離が出せない・・・。という方もいらっしゃると思います。
そういう方は別のロフトでも試してみられるのがいいと思いますが、それでもこの低スピン性能は維持されているように感じました。
弾道の高さは変わっても、この低スピン・強弾道には大きく影響しないような気がします。
私は昔から『叩いていきたい』ゴルファーなので、このドライバーはとても気に入りました。

このようなタイプなので、操作性はあまり期待できないな・・・。と思っていたのですが、やはりその通りでした。
しかし裏を返せば、それだけこのドライバーが『愚直』といえるほどの高い安定性をもっているということです。
普通に打っている限り、球が暴れる感じはしません。
『センターを通す感覚』といったらいいでしょうか?
自分の飛ばしたい幅を予め決めておいて(練習場ではネットの柱と柱の幅)、そのちょうどど真ん中をボールが駆け抜けていくような感覚です。
右よりでも左寄りでもなく、『中央』付近に球は集まっていきました。
一応、左右にも曲げてみようと思い、トライしてみましたが、大きく曲げることはできず、かなり小さい幅になってしまいました。
このようなタイプのドライバーで極端なことをやると、その『鈍感さ』が災いして、大きなミスになってしまい、それが一球でなく、何球も続いてしまうことをこれまでの経験で体感しているので、止めました。
ただ、これまでの同様なタイプのドライバーほど、球のつかまりは強くないので、スライサーの方は右に飛び出しやすい・・・。と感じられるかもしれません。
しかし、このドライバーには調整システムが搭載されているので、ある程度は対応してくれるのではないでしょうか?
試打後の感想

PINGのクラブはとても充実していて、最近はパターよりもドライバーやFWなど、『ウッド系クラブ』の充実ぶりが凄いです。
とにかく曲がらない易しさと飛距離にこだわっているのがひしひしと伝わってきます。
実際に何度も試打して、そして実際のコースで試してみても、かなりいい印象をもっているので、今年のニューモデル(特にLST)を楽しみにしていました。

実際に試打してみて、予想よりもいい感じに仕上がっていました。
それは第一印象(ソールのデザイン)から始まり、顔の良さにつながっています。

『安定性の高さ』は昔から定評がありますが、それが今回もしっかり継承されていて、イージーです。
気難しさのようなものはありません。
ただ、先ほども書きましたが、スライサーの方には球がつかまらず右に抜けやすいかもしれません。
フッカーの私は左が気にならず、気持ちよく打っていくことができました。
かなり真っ直ぐに近い球ですが、完全なストレートボールではなく、『若干のドロー』といったらいいでしょうか?
少しつかまって、わずかに左にカーブを描いていきました。
これが強いフックフェースだと、こうは打てません。
左が気になって、『つかまらないよう』、どうしても意識して振ってしまうからです。
だから逆にスライスになってしまうこともありますし、打っていて気持ちよくありません。
右へのミスは助かることもありますが、左へのミスは致命傷になりやすいのが、日本のゴルフ場の特徴です。(もちろん全てのホールにいえることではなく、左が広いホールもたくさんあります。)

何球も打ち続けながら、さすがPINGだな・・・。と思いました。
PINGはもちろん、タイトリストやキャロウェイ・テーラーメイドなどライバルメーカーも素晴らしいドライバーを発表していて、かなり高いレベルでの争いが続いています。
こんな素晴らしいクラブに出会うことができる時代に生きている私は幸せ者だな・・・。と思い、その幸運に感謝しました。
低レベルでつまらないクラブばかりだと、私のブログ『ゴルフクラブ試打日記。』もとっくに終わっていました。
まだまだ私のブログは終わりそうもありません。
『ゴルフクラブ試打の旅』のゴールは見えません。
それは、多くのメーカーがしのぎを削って、素晴らしいクラブを私たちゴルファーに提供してくれているからです。
各メーカー特徴があり、強化ポイントも違いますが、どれがいいのか?ということよりも、どれが一番自分の『琴線』に触れるか?ということを目安にクラブ選びをするべきではないか?と思いました。

今は慢性的な品不足や円安の影響もあってか、かなり物価が高騰しています。
ゴルフクラブであれば、特にグリップが高くなりました。
今までは数百円で購入できていたグリップが1000円を超えるようになりました。
もちろん、私が愛用しているツアーベルベットも例外ではありません。
なので、このドライバーも10万円を超えているのではないか?と思い、店員さんに聞いてみたのですが、過去のモデルと同等の値段で、値上げされた感じはしないので、さらに好感度があがりました。
むしろ性能がアップしているので、その分『値下げ』されたといって過言ではないのかもしれません。
それはメーカーやショップの企業努力の賜物でもありますし、私たちゴルファーには嬉しいことです。
しかし、いつ値上げの波がやってくるか分からないので、早めに手に入れておくべきなのかな?と思いました。
毎年、この時期になると、『クラブ・オブ・ザ・イヤー』のことが頭から離れないのですが、また素晴らしいクラブに出会いました。
いくつかのクラブは既に決定しています。(それよりも素晴らしいクラブに出会わなければですが・・・。)
どれを選ぼうか、また頭を悩ませまる季節です。
それはたくさん素晴らしいクラブに出会うことができた、贅沢な悩みといえます。
こんな平和な時代がずっと続いたらいいな・・・。と思いました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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