YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。


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2022年11月18日
  

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド

                 

YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド の5番 です。



SPEEDER NX for Yamaha M423f
シャフトは M423f です。

ロフトは17度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、バランスはD2 、クラブ総重量は311g です。



正面
ヤマハインプレスの新しいフェアウェイウッドです。

先日ドライバーを試打しましたが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。



;側面
すごくシンプルなデザインです。

ヤマハはこれまでもシンプルなものが多かったように思いますが、他のメーカーでは『ゴチャゴチャ系』も多かったので、新鮮な感じがします。

表面の『突起物(ウェイトなどの外付けのパーツ)』があったほうが高性能なのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そうとはいいきれません。

無いほうがいい・・・。というパーツも、これまでたくさんありましたし、見た目ほど性能アップには貢献していないものもありました。

ただ、『見た目のインパクト』はありますが・・・。



ネックの長さ
ネックの長さは標準的です。

この角度から見ても、すごく美しいので、さすがはヤマハだな・・・。と思いました。

クラブの『輪郭』だけで美しいと思えるクラブは、なかなか出会えるものではありません。



超シャロー
超シャローです。

最近は主流となった薄さですが、私は少し苦手意識があります。

ある程度『フェース高』が保たれていればいいのですが、シャローフェースだと上手く当てる自信がありません。

ビギナーの頃、よく『テンプラ』を打っていて、その多くがクラウンでヒットしていました。

クラウンに大きな打痕が残り、それを毎回消すということをしていました。

ドライバーでもダウンブローの意識が強すぎたのかもしれません。

パーシモンの頃は、ドライバーもダウンブローが一般的でしたが、レベルあるいはアッパーの意識をもつことが大切だということを、練習を積んで学びました。

上手な人のクラブはとてもカッコいいものです。

それは使う人がいつも同じところでヒットして、ソールの傷にも『説得力』があるからです。

しかし私の使うクラブはそうではありませんでした。

それはクラブが良くないのではなく、クラブは最高なのですが、私のスイングが未熟でいろいろなところでヒットしてしまい、クラブに余計な負担をかけていたからです。

ベテランのキャディさんは、その人のバッグの中身を見て、だいたいのHDCPを把握できるそうで、そういった意味でも私の場合は最初から大変だったと思われていたのは間違いありません。

事実、ボールはよく曲がり、とても迷惑をかけてしまいました。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインはシンプルで美しいです。

ヒッティングエリアにスコアラインが無いので、ギリギリまで薄くしているのでしょうか?



振り感
素振りをしてみると、かなり軟らかく軽量感も強いです。

振っていて、『弱い』といいますか、『線の細い』シャフトだという印象をもちました。

『弱い』といっても、品質が劣るとか、耐久性が劣るというのではなく、ボールをヒットしたときの印象で、『当たり負け』しちゃうんじゃないか?ということです。

当たり負けせずに、ボールをしっかりと後ろから押せるシャフトが理想的ですが、そうすると結構しっかりしたスペックになるので、あまり一般受けはしないのかもしれません。




構え感
ボールを前にして構えてみると、好感を持ちました。

いい顔をしています。

ヘッド後方も伸びていないせいか、少し面長に見えましたし、大きなクセは見られません。

ほんの少しだけフェースが左を向いているようにも見えたのですが、それはわずかですし、これまでの経験上、あまり気にする必要はないのかもしれません。

あからさまではなく、この『微妙な被せ具合』がヤマハらしい、細かな配慮なのかな・・・。と思いました。

メーカーによっては、『大雑把』に感じられるところもありますが、ヤマハはとても繊細で綺麗という印象があります。

それと顔を見たときに、カーボンコンポジットなのが分かりました。



試打を開始しました
フェース面
『打感』はソフトで、いい感じです。

見た目の美しさと合致したグッドフィーリングといったらいいでしょうか?

シャローフェースな分、フェースのほとんどがスイートエリアではないか?と思えるほど、柔らかい打感を生み出すエリアが広く感じられました。



打球音
『音』は、おとなしめの音で、いい感じです。

外観からくるイメージに合致した音で、気持ちよく打っていくことができました。

ちょっと『石』っぽい音だな・・・。と思いました。

実際に石というのではないのですが、石を連想させる、やや硬い感じの音です。

それは金属的な硬さというよりは、石のような自然物の硬さのほうが近いかもしれません。



トゥ側
球はあがりやすい・・・。といいますか、どのように打ってもあがっちゃうクラブといっていいと思います。

つまりヒットさえすれば、あとは自動的にボールが高くあがっていく感じです。

構えたときはあまり感じなかったのですが、こうして見ると、結構重心が後ろにある(深重心)なのではないでしょうか?

重心が前にあるクラブはインパクトの後も、フェース面を水平か下に向けやすいですが、後ろにあるクラブはどうしても上へ向きやすくなる感覚があり、このクラブもそういうタイプではないか?と思いました。

とてもオシャレでカッコいいクラブですが、ハードルは全く高くありません。

美しくて上質なクラブを幅広い層に使ってもらいたい・・・。というメーカーの意図を感じとることができました。



バックフェース
『安定性』も高く、暴れる感じはしません。

ただ、シャフトが軟らかいせいなのか、私がフッカーだからなのか、少し左に巻き込む球が出てしまいました。

普通に打つよりも、少し右から回す感じでラインを描いていくほうが私は易しいです。

全くサイドスピンが掛からず、純粋なバックスピンというのは難しいですが、それも今のクラブの特徴といえるのかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』は高く、安定して飛ばしていけるFWです。

球の高さとつかまりの良さが感じられます。

どのように打っても(手前をダフっても)、球があがっちゃうクラブでアバウトに飛ばしていけるのも、このクラブの特長といえるのではないでしょうか?

『最大の飛び』ではなく、『安定した飛び』で、平均点を高めてくれるクラブだと思います。



操作性
オートマチック的な雰囲気もありますが、私はどちらかというとフック系のほうが出やすかったです。

少しつかまえ顔というのもありますが、それよりもシャフトがいわゆる『巻き込みやすい』タイプで、フッカーの私はちょっと注意がしなければ・・・。と思いました。

右にも曲げてみましたが、つかまりがいいので、大きく右には曲がりにくいクラブです。



試打後の感想


ヒール側
ヤマハらしい美しさと美顔のクラブです。



YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
ドライバーには力を入れているけど、フェアウェイウッドはもうひとつだな・・・。と思えるメーカーが今もあります。

しかしヤマハは違っていて、このクラブにもかなり深い研究がされているようです。

以前から、ヤマハのFWは飛ぶと評判でしたが、このクラブは飛ぶというよりは『安定性(つまり最低限の底上げ)』があり、あがりやすさがウリです。

練習場はいくらミスショットをしても関係ないので、かなり下で打ってドロップ気味の球を打ってやろうとしたのですが、上手くいかず全て高くあがっていきました。

試合で使えそうな球ばかりです。



YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
ミスしようとしてミスしていないのだから、これも一種のミスなのかな・・・?と、高~くあがっていくボールを見ながら思いました。

安定性はありますが、『真っ直ぐ』というよりも、『つかまり』がいいので、中立タイプではなく、少し左に偏ったところがあると思います。

しかし、それが今のニーズに合致していて、多くの支持を集めるのではないでしょうか?



YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
シャローフェース、そして軽量&軟らかい。

私にとって、少し気を遣うクラブだったのは事実です。

しかし今は、ディープは『流行らない』ですし、低スピン系のボールが幅を利かせている限り、見かけることは少なくなるかもしれません。

クリークは元々ロフトがかなり寝ているのだから、もう少しディープフェースでも良かったな・・・。と思いましたが、それはまた別のモデルで見られるような気がします。



YAMAHA inpres DRIVESTAR フェアウェイウッド
美しさと質感の良さ。

そして実際に打ってみてのハードルの低さが魅力のフェアウェイウッドです。



構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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