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2022年10月19日
フォーティーン TB-5 FORGED アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは フォーティーン TB-5 FORGED アイアン の7番 です。

シャフトは FS-90i スチールシャフト です。
ロフトは30度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は407g です。

フォーティーンのニューアイアンです。
見るからに易しそうなキャビティで、シンプルなところが、フォーティーンらしく好感が持てます。

大きめのサイズで、オートマチック感を醸し出しています。


かなり彫りが深く、これ以上は削れないというほど削られていて、ポケキャビとは違う、シンプルなフルキャビティです。
海外メーカーによく見られる、いわゆる『ゴチャゴチャ系』ではなく、すっきりしていて好感が持てます。
複合資材が当たり前となっている昨今ですが、このような『ワンピース構造』のアイアンは『原点』といいますか、雑味のないクリアな感じがします。
素材の感触が楽しめるアイアンといったらいいでしょうか?
もちろん、単一素材ではなく、複合タイプの良さもあります。
コーヒーでいえば、単一素材がブラックコーヒーで、複合素材がカフェオレやウィンナーコーヒーといったところでしょうか?
人それぞれの好みであり、どちらがいいというものではありません。

トップラインは少し厚いですが、気になるほどではありません。

ソール幅も標準的ですが、ストレートやテーパーという形状ではなく、曲線のようになっています。
こうすることで、つかまるイメージをもたれる方は多いのではないでしょうか?

ネックは短めで、やや『頭でっかち』タイプです。
少しグースが利いているのが分かりました。

ソールには『FORGED』の文字があります。
大抵、ホーゼルに刻印されているのですが、この位置にあるのは珍しいです。
何か理由があるのでしょうか?

フェース面にミーリングはありません。
よく見る『スタンプ式』のスコアラインですが、同じスタンプ式でも綺麗なものと、そうでないものに分かれ、このアイアンは前者です。

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
オリジナルのフォーティーンのロゴがとてもカッコいいです。

グリップエンドまで、このオリジナルマークがあるのもいいです。
一目でフォーティーンというのが分かりますし、これまで、フォーティーンのクラブには何度か助けられたことがあり、いい思い出もあるので、このマークを見ていると、ホッとします。

素振りをしてみると、軽量感はあるものの、それほど暴れる感じはしません。
タイミング重視で、少しコンパクトに振っていくことを心がけました。
軽量なので、どうしても大きくなりがち、そして手打ちになってしまいがちですが、そうならないようコンパクトでありながら、全身の筋肉(特に背中)を意識して振っていきました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずです。
やや大顔に見えたので、トップラインが厚く見えたということはありますが、それ以外は特に気になるところはありません。
私は真っ直ぐなほうが好きですが、トップラインがカーブを描いているので、つかまるイメージを出しやすいという方は多いのではないでしょうか?
グースが少し利いていて、おまけにトップラインがカーブを描いているので、アイアン系の『つかまえ顔』といえますが、それほどクセが強くないので、苦手意識が芽生えることなく、普通に構えることができました。
試打を開始しました

『打感』は、まずまずです。
やや薄い感じではありますが、一瞬グッと乗ってくれました。

球はあがりやすく、ハードルの低さを感じますが、今はこのようなアイアンが多いので、そういった意味では普通といえるでしょうか?
球があがりやすくて易しいアイアンではありますが、ゴチャゴチャ系にありがちな不自然さは無いので、感覚が邪魔されないのがいいです。

『安定性』は高く、フルキャビティらしい易しさが存分に味わえます。
この易しさがあるからこそ、多少打感を犠牲にしても納得できるのかもしれません。

『飛距離性能』は普通です。
もちろん、ベーシックタイプよりは明らかに距離が出やすいのですが、今はこれくらいのアイアンが主流なので、特別秀でているとは思いません。
むしろ、これ以上飛んで欲しくない・・・。という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

『操作性』も普通といった感じで、安定性もありますが、左右に曲げるのも難しくありません。
基本はオートマ系でありながら、いざというときにはインテンショナルなショットも打てるアイアンといっていいように思います。
ラージサイズではありますが、球もきっちりつかまってくれ、右にフケるような球は出ませんでした。
試打後の感想

イージー系のアイアンでありながら、ゴチャゴチャしていなくてシンプルなところがフォーティーンらしいですし、好感が持てました。

試打する前と、実際に試打してみて印象が変わることはなかったのですが、それがまたいいです。
アイアンはドライバーと違い、性能は見た目に集約されていることが多いですが、最近のアイアンは必ずしもそうとは言い切れません。
見た目とのギャップのあるアイアンが増えてきました。

しかし、このアイアンは見た目通りで、ギャップの無さが個性といえます。

色々なパーツが組み合わさった、『複合タイプ』を好まれる方。
もっと大型で、グースの強いタイプが好きだという方。
軽量スチールが挿してありますが、もっと軽いカーボンシャフトを好まれる方。
アイアンもドライバー同様、とにかく飛距離を最優先にしたい方。
そういった方には多少合いづらいところがあるかもしれません。

イージー系でありながら、ベーシックタイプの良さも感じました。
ハイテク過ぎないので、プレイヤーの感性や経験を反映しやすいアイアンといえます。
各メーカー、中空やポケキャビに注力していく中、このようなシンプルなフルキャビティを発表してきたフォーティーンはさすがだな・・・。と思いました。

これからもフォーティーンには期待していきたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
フォーティーン ツアーモデル キャディーバッグ CB0312
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