テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー - ゴルフクラブ試打日記


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2022年09月21日
  

テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー

                 



テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド ステルス グローレ レスキュー の4番 です。



FUJIKURA SPEEDER NX for TM
シャフトは FUJIKURA SPEEDER NX for TM です。

ロフトは21度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は52g、トルクは4.2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は319g です。



正面
テーラーメイドの人気シリーズ、グローレのニューモデルです。

グローレが登場したての頃は、『高級感』『シニア向け』といったイメージもありましたが、素晴らしいモデルも多く、シニアだけでなく若い世代にも人気があります。

私の周りにもファンはたくさんいますし、私もグローレは好きです。

そして男性だけでなく、女性ゴルファーにも愛用者が多いことに気づかされます。

そのグローレニューモデルということで、自然にテンションもあがってきました。

前のモデルを試打したのは去年ですが、早くもあり、遅くもあり・・・。といった感じです。

他のメーカーでは、だいたい2年ごとにニューモデルが発売されることが多いですが、テーラーメイドは毎年です。

一時期のように、『年に数回』ニューモデルが発売されることは無くなりましたが、その分精度の高い製品を作ってくれれば満足です。



側面
すごくシンプルですっきりしたデザインになっています。

前のモデルには大きなウェイトが配置されていましたが、このニューモデルには見られません。

ウェイト無しのモデルなのかな?と思ったのですが、ソールに『TUNGSTEN』の文字があったので、ヘッド内部に交換できないタイプのウェイトがあるのだということが分かりました。

外ではなく、何故わざわざ中に組み込んだのでしょうか?

見た目をすっきりさせたかったのかもしれないですし、設計上の大きな理由があるのかもしれません。

直打ちすることの多いユーティリティやフェアウェイウッドはドライバーよりも、ソール形状が重要になってきますが、このクラブはいい感じで、滑りも良さそうです。

その滑りの良さを追求するために、ウェイトを内部に組み込んだのかな?と思いました。

テーラーメイドは昔から、ソールの滑り(抜け)の良さにこだわっています。

昔の『ゲタバキソール』がその証拠です。

接地面積が少なくなって芝の抵抗が減るという利点があるものの、どうしても重心が高くなってしまうというデメリットもあったようです。

長所と短所は常に表裏一体なのだということを認識しました。

ゴルフクラブの設計は奥が深く、面白いです。



STEALTH GLOIRE
ソールに『STEALTH GLOIRE』とあるので、ちょっと驚きました。

今人気のステルスとグローレが合体したのでしょうか?

外見的にはグローレの色が濃いですが、ステルスの技術を注ぎ込んでいるのというのは想像に難くありません。

前のモデルはSIMと合体していましたし、いいものはどんどん組み合わせちゃおう・・・。ということなのでしょうか?

ステルスは何度か試打しましたが、私は『飛距離』よりも『直進性』の印象が強く、その長所がグローレに組み込まれているのではないか・・・。と思いました。



ソールの溝
ソールに溝のようなものがあるのは前のモデルと同じで、深くありません。

そしてステルスにもありました。

『段差』といったほうがいいほどの浅さです。



ネックの長さ
ネックの長さは適度にキープされていますが、ロングというほどでもなく、やや短く見えました。

ただ、これくらいの長さであれば、今は普通といっていいように思います。

ネックに調整システムは搭載されていません。



フェース面のデザイン
グローレらしく、綺麗なフェース面です。

トゥ寄りには『TWIST FACE』の文字があり、これはステルスだけでなく、もっと前のM3からではないでしょうか?

一時期に比べ、テーラーメイドはかなりフェース面のデザインが良くなったように感じます。

テーラーメイドはソールやクラウンにはすごく力を入れているけど、肝心のフェース面は置いてけぼりになっているな・・・。と長い間思っていました。

ボールとの唯一の接点でもあるフェース面は決して研究の手を緩めてはいけないところです。

しかしルールによって、厳しい規制が掛かっているので、難しいところだとは思いますが・・・。

せっかく作っても、それがルールに違反していれば、回収しなければならなくなります。

これまでもいろいろなメーカーがその憂き目に遭ってきました。

私のこれまでの経験でいえば、クラブよりもボールのほうが圧倒的に多かったように思います。

それらは全て『初速オーバー』で、発売前に回収ではなく、発売して何ヶ月も経ってから回収ということがよくありました。



標準的なシャロー
標準的なシャローバックといっていいのではないでしょうか?

他のメーカーでは、シャローバックというだけでなく、ヘッド全体がかなり薄いものもあり、私は苦手にしています。

シャローフェースは確かに球があがりやすくなりますが、『縦の許容度』が狭いのでシビアな一面もあります。

ミスヒットしてクラウンに当たり、『大テンプラ』になりそうです。

ドライバーでティアップした状態でしたがビギナー時代、フェース面でなく、クラウンに何度も当ててしまい、クラウンに打球痕がついたことがあります。

しかし、このクラブはシャロータイプでありながら、適度にヘッドの厚みがあり、打ちやすそうです。

ユーティリティは海外ではハイブリッドといわれるだけあって、まさにウッドとアイアンの間に位置するクラブだと思います。

『ウッドの短い版』として捉えるのか、それとも『アイアンの延長』として使っていくのか、人によって分かれると思いますが、私はアイアンの延長として使ってきたいです。

私がユーティリティに求めるのは、今は全くといっていいほど見かけなくなった、ロングアイアンの代わりです。

昔はこのようなシャローバックはお尻が垂れたみたいでカッコ悪く、いかにも球があがらないから、こうしている・・・。的なところもありました。

そして何より『顔』が崩れてしまっているものがたくさんあり、今思うと『混迷の時』だったのかもしれません。

しかし今は顔が整ってきていますし、構えたときに邪魔にならず、理にかなった設計であれば問題にならなくなりました。

今後、昔のような『ハイバック』『ディープバック』はドライバーやフェアウェイウッドを含め、登場しないのかもしれません。



顔
いい顔をしています。

最新モデルでありながら、これまでのグローレハイブリッド(テーラーメイドではレスキュー)の流れを汲んでいます。

なじみのある顔ですし、これまでもいい記憶があるので、好感が持てますし、安心感がありました。

最近はオフセットのきついユーティリティが多いですが、私はこのような顔のほうが好きです。

オフセットがきついと、どうしても『遅れてあたる』イメージがあって、頭の中がすっきりしません。

それが狙いで、つかまりを良くする役目もあると思うのですが、私はどうしても苦手意識をもってしまいます。

実際に打ってみると意外と易しいと感じることも多いのですが、それでも満足できません。

自分の好みの顔で、自分のイメージしたラインに運んでいけるクラブでないと、相棒には迎え入れられません。

とはいっても、これはあくまでも私の好みであり、今はオフセットのついたモデルが多いということは、それだけたくさんの人から支持されているということだと思います。



カーボンクラウン
カーボンクラウンはお馴染みです。

前のモデルにも搭載されていましたし、今は多くのメーカーが採用しています。

テーラーメイドはステルスから、また黒いヘッドに戻っていったようですが、グローレは白系の色がよく似合うと思うのは私だけでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップはちょっと変わったデザインで、なかなか見ないですが、グローレのイメージからすると合っているのかもしれません。

握ってみて、かなり強いバックラインが入っていました。

バックライン有りのグリップは多いですが、ここまで強い(出っ張った)のは珍しいです。

とはいっても、全く無かったわけではなく、過去にいくつか出会ったことがあります。



強めのバックライン有り
強烈なバックラインは触感だけでなく、こうして見た目でも分かるようにデザインされています。

コードが入っているようです。

バックライン有りを好まれる方には、かなり頼もしいデザインといえるのではないでしょうか?

私はバックライン無しのほうが好きで、どの番手にもバックライン無しのグリップを挿しているせいか、このグリップのバックラインはかなり強烈で握り方を限定しているように感じられました。

もし、このクラブに調整システムが搭載されていれば、バックライン無しが採用していたのではないでしょうか?



TaylorMade STEALTH GLOIRE レスキュー 振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じです。

軽量タイプのクラブで、シャフトも軟らかめではありますが、これが『グローレスペック』なのだと思うと、普通に感じられました。

シャフトは結構動いて、走るタイプです。

先が動くシャフトだと、球が『あがりやすい』とか、『つかまりやすい』というメリットがありますが、あまりグラグラし過ぎて、『面』を保てないと難しく感じてしまいます。

しかし、このシャフトはフレックスRでありながら、結構堪えてくれる感じがしました。

走り系もいいですが、この厚み(立体感)のあるヘッドであれば、粘り系でも試してみたいです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。

これまでのグローレに採用されている、『グローレ顔』です。

ヘッドが白なので、フェースを被せればかなり目立ってしまい、それがいいという方もいらっしゃると思いますが、私は難しく感じてしまいます。

ドライバーからウェッジ、パターに至る全ての番手のクラブで、私は『二分割(二等分)感』が欲しいと、ゴルフを始めたときから思っていました。

つまりフェースの向きがターゲットラインに対して垂直で、右と左(上下といったほうが伝わりやすいかもしれません)が同じ面積になっていて、偏っていないということです。

そのど真ん中にボールを通す(運ぶ)イメージで打っていきたいと思っています。

『モーゼの十戒』をイメージしたら伝わりやすいでしょうか?

しかし今は左を向いているクラブが圧倒的に多く、二等分ができていません。

なので、モヤモヤ感がありながら試打をすることもあるのですが、今日はそんなモヤモヤ感は無く、普通に構えることができました。

いつか技術がもっと進んで、フックフェースにしなくても、球がつかまりやすくなると嬉しいです。

クラウンはニュートラルに仕上げていますが、実際のフェース面は左を向いています。

しかし、それを目立たせないような工夫がされていて、それはこのクラブだけではありません。

他の多くのクラブに採用されています。

この『アンバランス感』が、『今のクラブの顔』といえるのかもしれません。



試打を開始しました


フェース面
好きな打感です。

すごくソフトというよりは適度なしっかり感があって、球の重さを感じることができました。

軽めの打感ではなく、やや重めなのも、またいいです。

フェースの弾きも良く、強い球が打てますが、前のモデルと変わらない感じで、これが『グローレフィーリング』といっていいのかもしれません。



打球音
音も小気味いい感じで、好感が持てます。

過去に何度も聞いた音です。



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。

スピンも多めでドロップすることもなく、グーンと一気にあがって伸びていきました。

シャロータイプではありますが、シャロー過ぎないクラブの易しさと、メーカーも最初からスピンが掛かるように設計しているように感じました。

それはあくまでもターゲット層がシニアゴルファーだからです。

軽く振って楽にあがる気楽さが、このクラブの長所といえるのではないでしょうか?

シャフトを替えればヒッタータイプの方にも合いやすいと思いますし、それ以外の幅広い層に対応していけるクラブだと思います。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。

ライン出しも簡単ですし、スイートエリアも広めです。

ただ、こういったところは、このクラブだけでなく、過去のモデルから継承されている長所といえます。

最新のモデルだから、前のモデルよりも格段曲がりにくくなったということはありません。



飛距離性能
『飛距離性能』も高く、『一発の飛び』というよりは『易しい飛び』『安定した飛び』が、このクラブの長所です。

『性格の丸い飛び』といったらいいでしょうか?

これも『グローレらしさ』といえます。

少々薄く当たっても上手く拾ってくれますし、スピンが利いてキャリーをしっかり出していけるクラブです。

このクラブはロフトが21度ということで、私の感覚では『3番アイアン』になるのですが、これだけ楽に球があがり、しかも距離を安定して稼いでいくことができるのだから、ゴルフが『楽』になりました。

プレイヤーはショットの大部分をクラブに任せて振っていくだけでいい・・・。という時代になったのかもしれません。

プレイヤーが振らないとクラブは動けないですし、プレイヤーもいくら頑張ってもクラブが無ければボールを遠くへは飛ばせません。

なので、プレイヤーとクラブはお互いの力を出し合って『50対50(フィフティフィフティ)』の関係だと思うのですが、今はクラブの性能が勝ちすぎて、プレイヤーの仕事が減ってきたように感じています。

クラブの性能があがれば、プレイヤーの仕事は減り、技量も下がっていくということです。



操作性
構えやすいので、操作性はいい感じだろうな・・・。と思っていましたが、その通りでした。

高い直進性があるので、敏感に反応するという印象はないですが、変なクセもなく、左右に対応してくれました。

大きくゆったりとした弧(曲がり幅)で飛ばしていく・・・。といったところでしょうか?

極端なミスにはつながりにくい安心感があります。

特にフックフェースが苦手なフェードヒッターの方との相性が抜群ではないかな?と思いました。

車でいえば、完全にセダンタイプのゆったりとした性質のクラブです。

飛んでいく打球を目で追いながら、今の多くの車に搭載されている、『運転支援機能』『自動運転システム(クルーズコントロール)』を連想していました。

クラブがプレイヤーをカバーしてくれる時代になったのかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
見た目はグローレで、中身はステルスの色が濃いクラブという印象をもちました。

その割合はフィフティフィフティではなく、『ロクヨン』くらいでしょうか?

お互いの長所が組み合わさったクラブだと思いますが、その反面お互いの短所も組み合わさっているのかな・・・?と思いました。

違う意味での『ハイブリッド感』を感じました。

それはステルスとグローレの混血ということです。



TaylorMade STEALTH GLOIRE レスキュー
今年出会ったステルスも黒い色と小ぶりなヘッドで好感が持てましたが、このステルスレスキューと比較すると、今の時点ではステルスレスキューのほうが少しいいかな・・・。と思いました。

落ち着いたデザインと大らかさが魅力的です。



TaylorMade STEALTH GLOIRE レスキュー
私は今人気のステルスよりも、ひとつ前のSIMのほうが好きでした。

先ほども書きましたが、ステルスは飛ぶというよりも、直進性が高いという印象が強く、それはとても素晴らしいことだと思うのですが、質感や『使い減り』するのが早そうだな・・・。と思っていて、しっくりきていないところがあります。

買ったばかりのクラブの性能を100とすると、それがどんどん減っていくスピードが速そうな印象をもったのも事実です。

あくまでも私の感覚においてですが、カーボンヘッドにも使い減りするタイプと、しにくいタイプがあって、私が昔愛用していたヨネックスの『エアロナ300』というドライバーは後者のほうで、使い減りする感覚はありませんでした。

テニスやバドミントンなどで高い実績を積んで、カーボンを知り尽くしているメーカーだからこそ作ることができた、傑作ドライバーだと今でも思っています。



TaylorMade STEALTH GLOIRE レスキュー
このステルスグローレと、ステルスの比較も面白そうですが、前のモデルのSIMグローレとの比較のほうが私は興味があります。

どれも『TWIST FACE』が採用されていたり、似た性質をもっています。

外見は変わっていても、基本的な性能は外見ほどの違いはないのかもしれません。

このように、いろいろな想像をするのも試打することの楽しみです。

テーラーメイドは本当にドライバーやFW・UTのようなウッド系のクラブが得意なメーカーだな・・・。と思いました。

このユーティリティi(レスキュー)がいいので、ドライバーやフェアウェイウッドも期待できそうです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

                         
        
                         

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