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2022年09月13日
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ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ B2 HY ユーティリティ のH4 です。

シャフトは BS50h です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD1、クラブ総重量は341gです。

ブリヂストンのカッコいいユーティリティです。
全体的に黒を基調としていて、ブリヂストンらしい感じがします。
やはり、ブリヂストンといえば、黒が似合います。

大きさや形状はオーソドックスなタイプです。
ソールの丸さはそれほど強調されておらず、厚みもそれほどありません。

この工夫もお馴染みです。
ドライバーやフェアウェイウッドなど、最近の『ウッド系』のクラブには搭載されています。

ネックの長さは適度にあり、好感が持てました。
それは『上から』ボールを拾っていくイメージが出しやすいからです。
対して横からはらうイメージで打っていきたい方は、短めを好まれるのかもしれません。
調整システムは搭載されていなくて、シンプルです。

ノーマルシャローといったところでしょうか?
よく見る形です。

最近のユーティリティ(ハイブリッド)は、ほとんどこのような顔です。
オフセットが利いていて、おまけにフェースが左を向いているように見えて、私のストライクゾーンからは外れるのですが、これが今の流行なのかもしれません。
クラウンが艶消しになっているところに魅力を感じました。

最近はカーボンコンポジットが多いので、このクラブはどうかな?と思いましたが、どうやら違うようです。

装着されているグリップはソフトで好感が持てました。
多くのクラブに採用されている、ポピュラーなグリップです。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
黒い色は重量感を醸し出しますが、それほど重くはありません。
特にクセのない、無難なシャフトです。

ボールを前にして構えてみて、フェースが左を向いているように見えて苦手に感じるのですが、今はこの顔が一番多いですし、その理由もあるのだと思います。
この顔は、昔は『異型』の部類に入っていたように思うのですが、今は主流となりました。
今人気の顔だとは思いますが、私は苦手です。
相棒に迎え入れたいと思えるユーティリティに最近出会っていません。
このようなタイプを実際に打ってみて、結構易しいと感じますが、やはり構えたときにしっくりこないので、いい球が打てても喜びは半減してしまいます。
試打を開始しました

『打感』はソフトで好感が持てました。
つかまりが良く、『つかまえ系独特の打感』といったらいいでしょうか?
『密着感』があり、ボールが逃げる隙間を与えない打感です。
弾き感はあるものの、つかまえ系の密着感も兼ね備えている、今時のフィーリングといったところでしょうか?

音はおとなしめで、いい感じです。
少し鈍い感じの音ですが、気持ちよく振っていくことができました。

球はとてもあがりやすいです。
ユーティリティ(ハイブリッド)の『基本ロフト』といえば、やはり22度前後だと思うのですが、そのロフトの中でも、かなりあがりやすい部類に入ると思います。
ヘッドやシャフトが黒でシブいデザインですが、タフなクラブではなく、むしろアンダースペック気味にして、親しみやすくしているように感じました。

『安定性』という点では、高いと思いますが、私は最初からフックが出てしまいました。
ちょっとつかまり過ぎたようです。
構えたときに浮かんだイメージ通りの球筋だったので、これがもしストレート顔だったら、凄くいい球になっただろうな・・・。と思いました。
フェースの横もそうですが、縦のエリアも広い感じで、『縦のブレ』『横のブレ』に強く、高い確率でつかまった高弾道の球を打たせてくれるクラブです。

『飛距離性能』も、いい感じです。
高弾道でつかまった球が打てるので、魅力的に感じる方は多いのではないでしょうか?
スピンは結構掛かっているようで、少し振りにいくと、高く上がりすぎる感じがしたので、コントロールして打つのがいいような気がします。

『操作性』という点では、どちらかといえばオートマ系の性質が強く、操るタイプではないと思います。
つかまりがいいので、フック系のほうが出やすく、右に逃げる感じはしません。
スライサーの方には、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
試打後の感想

ブリヂストンらしい、黒を基調としたカッコいいデザインになっていて、ブリヂストンのブランドイメージを保っています。
カッコいいデザインですが、決してハードルが高く気難しいクラブではありません。
親しみやすさも性能のうちだと思います。

飛距離はもちろん、『球をあげたい』『右に逃げず、しっかりとつかまった球を打ちたい』というゴルファーのニーズに応えて開発されたクラブなのは間違いありません。

私には苦手に感じるところがいくつかありましたが、それは私がこのようなタイプに対応しきれていないだけであって、このクラブが良くないのではありません。
あくまでも私の技量不足です。
聞くところによると、このクラブの姉妹モデルは顔のタイプが違うということなので、今度機会があれば是非試してみたいと思います。

今はこのように性格のはっきりしたクラブがたくさんあるので、私たちエンドユーザーにとって、とてもいいことだと思います。
クラブの性格が曖昧ではなく、はっきりしているので、自分の好みに合わせて選ぶことができるからです。
今の自分には、どんなクラブが必要なのか?
それを見つけやすくなっています。
それはメーカーがしっかりとしたリサーチを行っているからです。
私たちゴルファーは様々な好みやニーズがあって、それに応えてくれている各メーカーには、本当に感謝しかありません。

ブリヂストンは最近、いい雰囲気があるので、これからも応援していきたいと思います。
そして、また昔のような、『ギラギラ』するような、そしてワクワクするようなクラブを世に送り出して欲しいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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