ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2022年07月24日
  

ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン

                 



ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
ミズノ Mizuno Pro 221 アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールドHT
シャフトは ダイナミックゴールドHT です。

ロフトは34度、シャフトフレックスはS200、クラブ総重量は445g です。



正面
MIZUNOの、とてもカッコいいアイアンです。

ミズノのアイアンは昔から大好きなので、久しぶりにミズノのニューアイアンに出会うことができ、早くもテンションはMAXにあがっています。

いいクラブというのは、こうして目でも楽しませてくれるものです。

打つ前に目で楽しみ、そして実際に球を打って、その感触や弾道の美しさを楽しむ・・・。というのが一つの流れになっています。

このアイアンを一目見て、あの名器MP-4アイアンを思い出しました。

ミズノらしく、質感も素晴らしいです。

マッスルバックを発表するメーカーはいくつかありますが、その中には質感がもうひとつだったり、仕上げが雑なところもありますが、ミズノにそういった『手抜かり』はありません。



側面
シンプルかつシャープでカッコいいアイアンです。

MPアイアンらしいといえばらしいのですが、正直こうして見ているだけでは、過去のモデルとどう変わったのか分かりません。

おそらく、細かな工夫をしているのだと思います。

例えて言うなら、他のメーカーが『センチ(センチメートル)』の違いにこだわるのであれば、ミズノは『ミリ(ミリメートル)』の違いにこだわる・・・。といったところでしょうか?

今日も暑い日でしたが、このアイアンを見ていると、一服の清涼剤のように感じられるのは何故でしょうか?

私の打席の周りだけ、蒸し暑さを吹き飛ばす涼風が吹いているような感覚です。



Mizuno Pro
このMizuno Proのロゴが私たちミズノファンの心を熱くしてくれます。

以前、ミズノプロについて書かせていただいたことがありますが、子供(野球少年)の頃から憧れのブランドでした。

こうして手にしているだけでも、とても贅沢に思えてきます。



221
221とはどういう意味があるのでしょうか?

2021年モデルということなのかな?と思いましたが、真偽のほどは定かではありません。

21という数字を見ると、巨人の往年の名投手、加藤初さんを思い出します。

鉄仮面という名前がつけられるほど、ピンチでも表情に出さず、低めにコントロールされた直球が見事でした。



シンプルなバックフェース
マッスルバックらしい、この肉厚感がたまりません。

こうして見ているだけでも、打感に配慮されているのが分かります。



トップライン
トップラインは標準で、薄いということはありません。

少しだけ厚みがあるようにも見えますが、これくらいであれば標準といっていいと思います。

この厚みと形状なら、シャープさを損ねません。



ソール幅
ソール幅は狭いです。

といいますか、昔のアイアンに戻ったように感じられます。

最近はこのようなワイドではないアイアンが少しずつ増えてきたように思います。

私はワイドすぎるアイアンは苦手なので、このアイアンのソール幅には親近感をもちますが、ワイドソールを好まれる方には、不安を感じさせる狭さなのかもしれません。



ソール形状
ソール形状は全体的に丸みを帯びていて、リーディングエッジとトレーリングエッジには丸みがあります。

こういったところは現代風アイアンといっていいのではないでしょうか?

この角度から見て、このアイアンが単一素材で作られている、いわゆる『ワンピースタイプ』のアイアンではなく、複合素材で作られたアイアンであることが分かりました。

他のメーカーのように、ウェイトが組み込まれているのでしょうか?

この大きさと膨らみの無さから、おそらく中空ではなく普通のマッスルバックだと思うのですが、ヘッドの内部にたくさんの工夫が施されているのかもしれません。



ネック長さ
ネックの長さはノーマルですが、少し短いです。

これも流行なのかもしれないですし、昔のMPアイアンでは見られなかった長さだと思います。

昔のマッスルバックと今のマッスルバックで大きく変わったと感じているのはソール形状(リーディングエッジ&トレーリングエッジ含む)とネックの長さです。

もちろんそれ以外にも細かな進化はしていると思いますが、大きな違いといえば、この2点が挙げられます。



GF FORGED HD 1025E
ホーゼルには『GF FORGED HD 1025E』という刻印があり、形状だけでなく、素材の材質や製法にまでこだわっているようです。

こういった細かなところまでこだわっているのはミズノの特長といっていいのではないでしょうか?

メーカーによっては、『軟鉄だったら』『マッスルバックなら』『フォージドなら』それでいいだろ・・・。といいたげなアイアンもありますが、ミズノはそうではありません。

素材にこだわるのは最初の一歩ですし、その『鉄の鍛え方(鍛造)』、形状の整え方・最終仕上げまで、全てにおいてミズノはこだわりと、メーカーとしてのプライドが感じられます。

だから、ミズノのアイアンには敬意を持っていますし、使うことが贅沢に感じられるのです。

私のような下手でセンスの無いゴルファーが、このような上質なアイアンを使ってもいいのだろうか?という思いがいつもあります。

下手な球は打てない・・・。ちゃんと練習しよう・・・。クラブに笑われないようにしないと・・・。という思いがずっと引っ張ってきてくれたのかもしれません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、ごく普通です。

ミズノのアイアンにミーリングのイメージはありませんが、アイアンの世界トップメーカーでもあるミズノがミーリングを採用しないというのは必要ないということなのかもしれません。

これまでも何度か書いてきましたが、私はフライヤーで散々痛い目に遭っているので、フライヤーを抑制するもしくは軽減してくれるアイアンを開発して欲しいと思っています。

もちろん、ラフに打ち込まない技術を身につければいいのですが、私にはそれがありません。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは良いです。

ソフトなフィーリングとしっかりとしたグリップ感が両立できていて、タイヤを連想しました。

しかも静粛性に優れたラジアルタイヤです。



振り感
素振りをしても好感が持てました。

軽量タイプにありがちな、暴れる感じもないですし、余計な動きをしないのでタイミングをとりやすいです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、最高でした。

ミズノプロのアイアンなので構えやすいのは分かっていましたが、久しぶりに出会ってみて、やはりいいな・・・。と思いました。

適度な大きさはもちろんですが、この『逃がし顔』がたまりません。

言ってみれば、『右に曲げやすい感覚』です。

ネックの形状も良く、左へ引っかけるマイナスイメージが全く浮かんできません。

トップラインも真っ直ぐで、ネックの部分もシュッとしているのがいいです。

ここが太くボテッとしていると、イメージが曖昧になり好感度も下がりますが、このアイアンは色濃くはっきりイメージできました。

適度な大きさなので、ボールが大きく際立ち、浮かんでいるような感覚をもてるのもいいです。

こうして構えただけでワクワクさせてくれるアイアンはそう多くありません。

鏡を見たら、かなりニタニタした顔をしていたと思います。



試打を開始しました


フェース面
秀逸の打感です。

予想通りとはいえ、このソフトで球持ちの良い打感に一球目から魅了されてしまいました。

一球の重みが違う・・・。といったらいいでしょうか?

練習場の一球毎の単価が安く感じられる・・・。といったらいいかもしれません。

とにかく、一球の大切さといいますか、充実ぶりが違うように感じられました。

もちろん、どのクラブを試打するときも真剣に、そして楽しく行っているのですが、今日はそれが何倍にも感じられました。

私はMP-67というアイアンをずっと愛用していたことがあり、とてもお世話になってきました。

同じMPアイアンでも、32や33ほどのシビアさ、ハードルの高さは無く、マッスルバックの中でも親しみやすさのあるアイアンです。

その構えやすさや操作性の高さなども気に入っていたのですが、打感でいろいろなことを感じ取り、教わってきました。

クラブから得られるものは、とても大きいです。

私の友人や後輩たちから、アイアンでどれを選べばいいか相談されることがこれまでもあり、私はいつもミズノのアイアンを候補のひとつにしています。

それは打感が素晴らしいからです。

打感から、いろいろなことを感じ取ることが『上達への道しるべ』になると思っていますし、打感の良さを味わうことが、ゴルフの楽しみでもあるからです。

もちろん、他にも素晴らしいメーカーはたくさんあります。

それでもミズノは私の中では外せません。

先ほども書きましたが、他のメーカーが『センチのこだわり』であれば、ミズノは『ミリのこだわり』といったところが感じられるからです。

初心者がいきなり、ミズノのアイアンはハードルが高すぎるのではないか?というご意見もあると思いますが、まだ感覚がピュアなときだからこそ、素晴らしい打感を心と体に染みこませるのが大切だと私は思います。

まさに『鉄は熱いうちに打て』ですね。

もちろん、最初からマッスルバックやハーフキャビティは敬遠されるかもしれませんが、ミズノのアイアンはイージー系でも高フィーリングなアイアンがたくさんあるので、ビギナーのうちから、そういうグッドフィーリングなアイアンを使われるのはプレイヤーの感覚を敏感にさせてくれるのではないでしょうか?

今主流の『機能性』『ディスタンス系』アイアンでは得られない感覚が得られ、後々それが大きな財産となります。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、普通といいますか、自然です。

最近は構えたときに浮かんだ出球のイメージと実際の高さが合わないアイアンが多いのですが、このアイアンはベーシックタイプでしっかりと合致してくれました。

昔からある7番アイアンらしいあがりやすさ・高さです。

しかし、あがりやすくなるような工夫も特に感じられないですし、軽量タイプではないので、ヒッター向けなアイアンなのは間違いありません。



バックフェース
『安定性』という点では、マッスルバックらしい正直さがあり、それほど高いとはいえないかもしれません。

この正直さ・そして打感の良さから、このアイアンが中空でないことを再確認しました。

スイートエリアはそれほど広くはないかもしれませんが、スイートエリアでとらえたときの打感の良さがあるので、楽しみが倍になります。

広すぎないスイートエリアが、プレイヤーの感覚や技術を育ててくれるということもあるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』という点では普通といいますか、本来の7番アイアンらしいタイプです。

最近のアイアンの中では、明らかに『飛ばない』タイプではありますが、この『飛びすぎない』ところに私は魅力を感じています。

もちろん今のアイアンのトレンドは『飛び』なので、それに反しているところはあると思いますし、高い支持は得られないかもしれません。

アイアンでも飛ばしたいという方には魅力的ではないかもしれませんが、私はアイアンに飛びを求めていないので、今でもこういうアイアンに出会うと親近感を覚えますし、ホッとします。

アイアンはボールを飛ばすクラブではなく、『止める』クラブだと思っているからです。

必要な距離を打ち分け、グリーンで確実に止めてくれるのがアイアンの役目だと思っています。

今のディスタンス系アイアンは確かによく飛ぶようになっていますが、ロフトピッチがバラバラで距離の打ち分けが難しいという大きなデメリットが生じています。

ボールも止めにくいです。

これは飛距離と切り離せない問題ですし、だからアイアンの本数が減ってユーティリティやフェアウェイウッドの本数を増やす方が増えてきているのだと思います。

いずれ、アイアンの本数はもっと減るかもしれません。

4番アイアンはもちろん、今は5番アイアンを入れない方も増えてきましたし、メーカーも最初からセットに組み込まなくなりました。



操作性
『操作性』は素晴らしく、アイアンでボールを操る楽しみを与えてくれるアイアンです。

打感もそうですが、この反応の良さ・速さがノーマルサイズアイアン、そしてマッスルバック最大の長所といっていいのではないでしょうか?

左右どちらにも敏感に反応してくれましたし、クセが無く小さな力で操作していけるアイアンです。

例えて言うなら、イージー系アイアンでは『5』の力を使って曲げていくとするなら、このアイアンなら『1~2』くらいの力で曲げられる・・・。といった感じです。

もちろん、ボールは曲げたくない。全てのショットにおいてストレートボールを打ちたい・・・。

という方もいらっしゃると思いますが、実際は自分の持ち球を左右どちらかにもっていたほうが楽ですし、おそらくほぼ全ての人が左右どちらかが持ち球になっているのではないでしょうか?

完全なストレートボールが持ち球という方は、かなり少ないのではないかと思っています。

普段は自分の持ち球を活かして・・・。そして左右どちらかに曲げたいときはプレイヤーの意志を汲み取って、イメージ通りの球筋を描いて狙った場所に落としてくれる・・・。というのがアイアンの理想ではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
試打しながら、やはりミズノのアイアンはいいな・・・。と思ったのですが、正直、過去のモデルとイメージが被るところが多く、どこに新たな技術が加えられて変わったのか、よく分かりませんでした。

実際に打ち比べてみないと分かりませんが、それくらい細かなところにこだわって開発されているんだろうな・・・。と思いました。



Mizuno Pro 221 アイアン
先ほど、私は人からアイアンについて訪ねられたとき、ミズノを勧めることが多いと書きましたが、それには条件がひとつだけあります。

それは才能でもセンスの有無でもなく、その人が『練習が好きかどうか』ということです。

練習が嫌いでゴルフも好きではなく、どんなクラブでもいいから欲しい・・・。という人には勧めません。

そういう人は、どのクラブを使っても変わらないと思っているからです。



Mizuno Pro 221 アイアン
どんなにパワーがある人でも、ゴルフボールを手で投げて200ヤードも300ヤードも飛ばせません。

また小さなグリーンを狙って運ぶこともできません。

クラブがあるおかげで、そういったことができるのですが、逆にどんなに優れたゴルフクラブも自分では動けません。

プレイヤーの力があってこそ、クラブが活きるのです。

そういった意味で、プレイヤーとゴルフクラブは一心同体といっていいのではないでしょうか?



Mizuno Pro 221 アイアン
ゴルフを楽しむためにも、そしてレベルアップしていくうえでも、クラブに対する畏敬の念といったら大げさかもしれませんが、尊重する気持ち、そして親近感と愛着。

これが必要になってくるのではないでしょうか?

カッコいいクラブは難しい・・・。というのは一昔前のものまでで、今はカッコ良くて易しいクラブもたくさんあります。

もちろん、カッコいいというのは人それぞれの主観があるので、どれがとは言いづらいのですが・・・。

尊重し、信頼して愛着の持てるクラブというのは長く付き合っていけますし、プレイヤーの感覚をクラブに染みこませていくことで、ゴルフ場や練習場でも、クラブからの答えを感じ取りやすくなるのではないでしょうか?

そういったことがMPアイアンにはできるように感じています。

もちろん、他のメーカーの素晴らしいアイアンでも同様のことがいえます。



Mizuno Pro 221 アイアン
歴代のMPアイアンで球を打ってきて、最近は昔ほどのハードルの高さを感じないですし、むしろハードルを低く下げて親しみやすくしているように感じるのですが、このアイアンもまさにそんなタイプです。

アイアンにあがりやすさや寛容さ、そして飛距離性能を求めておられる方には、かなり合いづらいところがあるかもしれません。

今の主流とはいえないかもしれません。

しかし、アイアンに飛びや必要以上の寛容さを求めておられない方がたくさんいらっしゃるのも事実です。

そういった方に、このアイアンをお勧めしたいと思いました。



Mizuno Pro 221 アイアン
打つ前からずっと魅了されていたのですが、打ち終わっても、まだこのアイアンに魅了され続けていました。

好印象がずっと後を引く感じです。

私の今のメインで使っているアイアンはキャビティアイアンなのですが、やっぱりマッスルバックもいいものだな・・・。と思いました。

ミズノの素晴らしいアイアンを試打して、とても楽しい時間を過ごすことができ、大満足です。

また機会があれば、何度でも試打したいと思いながら、練習場をあとにしました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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