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2022年02月09日
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ダンロップ ゼクシオ 12 フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは

シャフトは MP1200 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は41g、トルクは5.7、バランスはD3、キックポイントは中調子 です。

ゼクシオの新しいフェアウェイウッドです。
昨年、ドライバーを試打しましたが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。

ドライバー同様、とても美しいデザインです。
同じシリーズということもあり、デザインの統一性が見られて好感が持てます。
ゼクシオということもあり、シャロー感が強調されています。

ソールにはウェイトのようなものがひとつ配置されていて、これはもうおなじみです。
一時期、いろいろなメーカーが、ウェイトの位置がバラバラで、ヒール側にあるのも多かったですし、バランスをとるためでしょうか?
トゥ側にあるものもたくさんありました。
しかし今は、このようにバックフェースにあるのが一般的です。

ソールのトゥ側には『REBOUND FRAME』という文字があり、ドライバーにも見られました。
リバウンドフレームということで、『枠(フレーム)が跳ね返る』ということでいいでしょうか?
『トランポリン効果』を連想させる言葉ですが、反発係数の上限が定められているので、そのギリギリのところを攻めてきているのだと思います。

ネックの長さは標準的です。
調整システムは搭載されていません。

見慣れたシャロー形状です。
まるで統一されたかのように、各メーカー同じ形状で見分けがつきません。


こうして見ても、かなりシャローなのが分かります。
これがスプーンだと、どうなるのでしょうか?

シンプルな顔でありながら、いろいろなところに工夫が見られます。
ゼクシオだから当然なのかもしれませんが、かなりのフックフェースに見えました。
FWはドライバーよりも、かなり小ぶりなので、ここまでフェースが左を向かなくてもいいと思うのですが、今はフェースが被っているのが当然なのかもしれません。

最近はカーボンクラウンが多いので、このクラブはどうなのか、近くで見てみたのですが、カーボンの模様は見られませんでした。
クラウンはフラットではなく、段差のようになっています。
この凹んだところに、テーラーメイドはカーボンを組み込んでいますが、ゼクシオはそうではないようです。
この凹みには、どんな意味があるのでしょうか?

フェース面のデザインは少し変わっていますが、チープさは全く無く、好感が持てます。

装着されているグリップには、いろいろな工夫が見られ、『機能性グリップ』という印象をもちました。
素手で握る右手の部分よりも、グローブをはめて握る左手の部分(グリップエンドに近いほう)が滑りにくくなっているのが面白いです。
おそらく、これにも何らかの理由があるのだと思います。
ゼクシオのロゴもカッコ良く、グリップにも力をぬいていません。
ダンロップのクラブなので当たり前ですが、あらゆる面において『こだわり』が感じられます。
いろいろなクラブを試打していると、ここは手を抜いているな・・・。と感じられるところが、各メーカーあるものですが、ゼクシオには見られません。
私とは縁遠いブランドであり、それほど多く接しないのですが、こういったところがさすがだな・・・。と思いますし、信頼できます。

素振りをしてみると、かなりの軽量感と『線の細さ』を感じました。
シャフトの硬軟・軽重に関係なく、シャフトの『骨(背骨のようなイメージ)』を感じることがあるのですが、このクラブ(シャフト)にはそれがありません。
いい意味で、『しなやか』なシャフトですが、これだけ柔らかくて『骨』を感じないシャフトだと、スパインは関係ないだろうな・・・。と思いました。

ボールを構えてみると、かなり左を向いているように見えましたし、それと同時にコンパクト感があります。
このコンパクト感と、クラウンの色から、昔のキャロウェイビッグバーサを思い出しました。
フェースが被っているように見えますが、小ぶりなので対処していけそうです。
それは小ぶりだからこそ得られる、『反応の速さ』があるからで、大顔だとそうはいきません。
頭の中がクリアにならず、モヤモヤしたところがありますが、とりあえず打ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました

『打感』は、いい感じです。
柔らかさと程よい軽さがあり、いい意味で後を引きません。

『音』も小気味よくて、高すぎず大きすぎず、小さくまとまった感じです。
周りを気にすることなく、集中して打っていけます。

球は充分すぎるほどあがってくれました。
直打ちでもじゅうぶんあがってくれ、タフさは全く感じません。
『なでるように』ラインをひく・・・。といったらいいでしょうか?
ガツンといくのではなく、優しくボールをなでるのがちょうどいい感じです。

小ぶりでありながら、安定性も高く、シビアさは全く感じません。
球がつかまりやすく、右には行きにくいクラブです。
私がフッカーだからなのか、最初からフックが出てしまいましたが、スライサーの方は、つかまりの良いストレート系のボールが打ちやすいのではないでしょうか?

『飛距離性能』は普通です。
特別よく飛ぶという印象はありませんでしたが、『まとまって飛ぶ』といいますか、飛んだときとそうでないときのギャップが小さいように感じました。

『操作性』という点では、小ぶりではあるものの、それほど高くはありません。
かなりつかまりの良さを強調したクラブなので、そこが長所でもあり短所でもあると思います。
右に行きにくいのは多くの方にとってメリットだと思いますが、私には扱いづらいクラブです。
試打後の感想

いい意味で、変わらないな・・・。と思いました。
ゼクシオらしい特徴を全て引き継いでいて、ゼクシオファンの方の期待を裏切らないクラブといえるのではないでしょうか?

被ってはいるけど、今の『スクエア』は、この『被り』なんだよと、メーカーが言っているようです。
ダンロップの言うことは説得力がありますが、私には縁遠いな・・・。と正直思いました。

今度機会があれば、スプーンを試打してみたいです。
予定の球数を終えて、練習場を後にしました。
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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