タイトリスト T300 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2021年12月14日
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タイトリスト T300 アイアン

                 



タイトリスト T300 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブタイトリスト T300 アイアン の7番 です。



3D055
シャフトは 3D055 です。

ロフトは29度、クラブ長さは37インチ、トルクは3.9、バランスはD3,キックポイントは中調子 です。



正面
タイトリストの新しいアイアンです。

先日、T200T100Sを試打したのですが、今日はT300です。

2年前に前のモデルを試打しているのですが、とても印象的でよく覚えているので、もう2年も経つのかと、早く感じます。



バックフェースのアクセサリー
このアイアンの特長は何と言っても、このバックフェースに組み込まれているアクセサリーのようなものです。

前のモデルのT300と同じで、フェースの中央ではなく、トゥ寄りにあります。

つまり、フェースの中央ではなく、トゥ寄りでヒットするように設計されているのでしょうか?

アマチュアゴルファーの多くがフェース中央ではなく、トゥ寄りでヒットしているというデータが出て、それを踏まえて開発されたのが、かなり前に流行った『タラコ』というアイアンで、TVのCMで放送されました。

現実のデータに基づいた設計で、かなり革新的だと思いましたが、自分はフェース中央で打てるようになろう・・・。と思ったことをよく覚えています。

易しいのはいいですが、それが度を超してしまうと、プレイヤーのレベルアップを阻害してしまうおそれがあります。

レベルアップの度にクラブを買い換えればいいのかもしれませんが不経済ですし、最初から『いいものを』と、私は惚れ惚れするような美しいアイアンを相棒に迎え入れました。



側面
やや面長なタイプで、フェース高も低めです。

輪郭も丸っこいので、親近感をもたれやすいのではないでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりありますが、バックフェースが膨らんでいないので、構えたときにも邪魔にならなさそうです。

最近は中空タイプのアイアンが多くなりましたが、このアイアンはポケットタイプです。

中空は易しいと分かってはいても、やはりこのようなキャビティタイプのほうが、見た目も易しそうで安心する・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



トップライン
トップラインは厚めで、丸みが強調されています。

ステンレスっぽい匂いがプンプンするな・・・。と思いながら見ていました。

ステンレスもアイアンには適した素材で、耐久性があり、高い人気を得ています。

ただ、タイトリストのアイアンは軟鉄のイメージが強く、こうして見ていて、昔試打したことのある、テーラーメイドのバーナーというアイアンを思い出しました。

おそらく、同じようなコンセプトではないでしょうか?



ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、今のアイアンの中では標準的です。

私はもっとワイドを予想していたのですが、そうではありませんでした。



ソール形状
ソール全体が緩やかな丸みを帯びていますが、細かなニュアンスが伝わってこない・・・。といいますか、それほど工夫されておらず、やや大味な感じがします。

とはいっても、リーディングエッジやトレーリングエッジにも丸みがあって、抜けも良さそうです。



ネック長さ
ネックは、やや短めです。

こうして見ても、やはりワンピースタイプではなく、複数の素材が組み合わさっているのが分かります。

テーラーメイドのアイアンに多い特徴ですが、最近は昔よりもメーカーの違いが希薄になったような気がします。



ミーリング無し
フェース面はとてもシンプルで、ミーリングなどは施されていません。

こうして見ても、やはりステンレス系だな・・・。と思いました。



装着されているグリップ
装着されているグリップは無難なタイプです。

ソフトなフィーリングで、アイアンに適しています。



振り感
素振りをしてみると、カーボンシャフトが挿してあるせいか軽量タイプで、『粘り感』はやや足りないですが、何度か素振りを繰り返して、タイミングを整えました。

軽量タイプだからこそ、手先で振らず体全体(特に背中の筋肉を意識して)で振っていくことが大切だと思っています。

スチールよりも、『気持ち』スピードが出るので、少しゆっくりめでスイングが小さくならないよう心がけました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、予想していたよりも良くて、さすがタイトリストだな・・・。と思いました。

それまでは、どちらかといえばテーラーメイドのアイアンに近い印象をもっていましたが、こうして構えてみると、やはりタイトリストです。

『タイトリスト顔』をしています。

これまで、アイアンでありながら、アイアンに見えないものも試打してきましたが、このアイアンはちゃんとした『アイアンの顔』をしています。

タイトリストアイアンらしい精悍さがありながら、大らかさも兼ね備えているアイアンです。

少し『首』が長いタイプだな・・・。と思いました。

それは通常のネック(ホーゼル)のことではなく、『面長』だということです。

このアイアンの顔を見ながら、動物の『亀』が頭に浮かんできました。

甲羅から首を出した亀です。

小ぶりのアイアンを通常の亀だとすると、このアイアンは『首長種』とでもいいましょうか。

『ヘビクビガメ』という亀を思い出しました。

それほど極端に首が長い(面長)ではないのですが、少しヒール側が『もやっと』したように見えるので、そのように亀を連想したのだと思います。

やや面長なタイプで、セミラージサイズといってもいいと思いますが、さすがタイトリストのアイアンです。

大味なタイプではありません。

タイトリストアイアンらしい、キリッとした顔と、独特な光沢感。

大顔サイズにありがちな、『ボールを小さく見せる』というのが無いのもいいです。

トップラインの厚みが少し見えますが、気になるほどではありません。

最近のアイアンはトップラインがカーブを描いているものが圧倒的に多く、『包み込む』イメージが出しやすくて好評なのだと思いますが、私はあまり丸みが強調されているのは好きではなく、このアイアンは控えめな感じで好感が持てます。

ごく普通に・・・。どちらかといえば好感を持ちながら、こうして構えていました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、まずまずです。

予想していた通りの打感で、特に変わったところはありません。

ソフトというよりも、ややしっかりめな打感で、球の重さをしっかりと感じ取ることができました。



トゥ側
球はよくあがってくれました。

高い弾道で、ロフトが立っていることを忘れさせます。

高弾道になるように設計されているのは間違いないようです。

イージーなアイアンなので、ヒッタータイプだけでなく、スインガータイプの方にも親近感をもたれやすいのではないでしょうか?

タイトリストらしく、カッコいいアイアンではありますが、ハードルを高くしていないので、幅広い層に人気が出るような気がします。



バックフェース
『安定性』も高く、オートマチック系のアイアンといっていいように思います。

ポケキャビ構造による安定性に加え、バックフェースにあるアクセサリーもよく仕事をしているのでしょうか?

ブレる感じがしません。

いい意味で、アバウトに打っていけるアイアンです。

変なクセがなく構えやすいので、ラインをイメージしやすく、あとはそのイメージに乗せる感じで、アバウトにといいますか、大らかな気分で、心に余裕をもって振り抜く感じ・・・。といったらいいでしょうか?

このアイアンのもつ性能に身を委ねる感じで打っていくのがいいのかな・・・。と思いました。



飛距離性能
飛距離性能も優れていますが、今のディスタンス系アイアンの中では、標準的といっていいのかもしれません。

コンスタントに飛距離を稼げるタイプで、『爆飛び』するタイプではないと思います。

弾き感も、他のディスタンス系アイアンと比べると、それほど強くなく、メーカーもあえて、『飛びすぎない』といいますか、飛距離だけが特化しないように気をつけて『バランス重視』で設計しているのではないでしょうか?

とはいっても、やはり飛距離が出るタイプなのは間違いなく、特に軽く振っても高弾道でキャリーをしっかり稼げるので、対象となるユーザーの幅は広いと思います。



操作性
『操作性』は、まずまずです。

安定感が高いアイアンですが、扱いづらいといいますか、フェースコントロールしづらいタイプではありません。

どうしても大らかさが勝ってしまいますが、左右にも少し曲げることができました。

小顔タイプのように反応が速くはないので、細かなニュアンスを伝えづらいところがありますが、そこがまた魅力なのかもしれません。

セミグースタイプではありますが、球がつかまるといいますか、引っかかる感じがしなかったので、フッカーの私でも左はそれほど気になりませんでした。



試打後の感想


ヒール側
質感の良い、オートマ系のアイアンというのが、私のこのアイアンに対する感想です。



Titleist T300 アイアン
易しさと飛びを求めながらも、決して見た目が犠牲になっていないところに好感が持てます。

こういったところにメーカーの『ポリシー』のようなものを感じます。



Titleist T300 アイアン
機能性だけを重視し、見た目や打感などのフィーリングは置き去りになっているアイアンもあり、それはそれでいいのかもしれませんが、やはり『まずは見た目』が良くないと、気持ちも盛り上がってこないですし、そもそも手に取ってみたいと思わせてくれないと、こうして記事も書けないので、タイトリストのアイアンには感謝しています。



Titleist T300 アイアン
バックフェースにある、このアクセサリーのようなものですが、私の希望としては、やはりもっとヒール側に近づけて欲しいです。

今のままでは、トゥ側に寄りすぎです。



Titleist T300 アイアン
しかし、そうなると、もっと小顔にしたほうがいいのかもしれません。

そんなことを考えながら、予定の球数で試打を終えました。



Titleist T300 アイアン
これからもタイトリストのアイアンには期待していきます。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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