grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2021年08月16日
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grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン

                 

grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブgrindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。



正面
久しぶりに出会った、grindworksのアイアンです。

このメーカーのクラブを試打した経験がまだ少ないのですが、とてもいい印象をもっています。

やはり最初に出会ったクラブが素晴らしいと、そのメーカーのことを好きになりやすいです。



側面
このシンプルな形状に目尻が下がりっぱなしです。

元々アイアン好きの私ですが、マッスルバックを目にしてしまうと、手に取らずにはいられません。

質感も良く、テンションがどんどんあがってきます。



ソールの凹み
ソール部分には割と大きな凹みがありました。

こうすることで、重心を高くしているのではないでしょうか?

今は『超』がつくほどの低重心系アイアンが多いですが、私は高重心のアイアンで育ってきたので、このようなアイアンのほうが、親近感が湧いてきます。

ふるさとに帰ってきた感じ・・・。といったらちょっと大げさかもしれませんが、そう感じられるほど懐かしくて昔の記憶が蘇ってきました。

重心の高いアイアンだと、ボールを上から潰すように『面』でとらえるイメージが出せるのですが、対極とも言える『ラージサイズの超低重心アイアン』は『アゴ(リーディングエッジ&スコアラインの下から1番目と2番目)』に引っかけるといいますか、乗せる感じで打っています。

同じアイアンでも、全く違うイメージです。

今もそうですが、アイアンの重心というのは意外と高いものです。

クラブの性質上、そのほうが理にかなっているように思います。

ティアップして打つクラブではなく、基本『地面の上』にあるボールを打ってスピンを掛けて高さを出していくには、ある程度の重心の高さが必要ではないでしょうか?

そして、その高い位置でボールをとらえたときに得られる快感は、使っている人だけのボーナスのようなものかもしれません。


低重心=易しい

高重心=難しい

と思っておられる方が多いかもしれませんが、それは必ずしもそうとはいえず、どういったアイアンで育ってきたか?ということが大きいと思いますし、その人の打ち方によって、高重心が合いやすいか、低重心が合いやすいかが決まってくると思います。

この凹みでどれだけ重心が高くなっているのか分からないですし、それほど大きな違いではないようにも思うのですが、低重心系ばかり試打することが多いので、ちょっと新鮮です。



彫りの深さ
シンプルなマッスルバックアイアンです。

最近はマッスルバックアイアンもいろいろな工夫が見られるようになってきましたが、このアイアンはシンプルで『異材』なども組み込まれていないように見えます。



トップライン
トップラインの厚みも、ちょうどいい感じです。



ソール幅
ソール幅は標準的ですが、今のアイアンの中では、やや狭いほうだと思います。

こうしてソールを見ていても、クラシカルなタイプだということが伝わってきました。

最新のアイアンもいいですが、昔ながらのクラシカルなタイプに出会うと、またテンションがあがってきます。

私はゴルフを始めたときから、たくさんの素晴らしいクラブに出会えた幸運なゴルファーです。

だから、ゴルフに夢中になったのかもしれません。

ゴルフが下手でも、新しいクラブに出会えることで、大きな刺激を受けてきました。



ソール形状
ソール形状もシンプルです。

リーディングエッジもトレーリングエッジも微妙な丸みがあります。



ネック長さ
このようなタイプのアイアンにしては、ネックは少し短く見えますが、こういったところが今のアイアンだと思います。

昔のようなロングネックには出会えなくなりました。



grindworks
ホーゼルにある『grindworks』の刻印がカッコいいです。

ファンにはたまらないのではないでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にミーリングは無く、シンプルです。

特に変わった工夫は見られません。

スコアラインの数が13本であることも、好印象です。

私は7番アイアンでは13本が一番好きなので、親近感を覚えました。

これよりもスコアラインの間隔が狭くて本数の多いアイアンもいいですが、溝ではなく、フェース面のフラットなところにボールを乗せて運ぶイメージをもちたい私は13本くらいがちょうどいいです。

ウェッジには『ギザギザ感』があってもいいですが、アイアンには『のっぺり感』といいますか、なるべく接触面積を大きくし、乗せて運んでいきたいと思っています。

角溝が禁止になって、ミーリングのあるアイアンも増えてきましたが、私にとって『過度なスピン』よりも『フライヤーを無くす』ことが重要課題であり、その私の要求を100%満たしてくれるアイアンに私はまだ出会っていません。

『フライヤー』『チーピン』『シャンク』が、私の中で、無くしたいミストップ3です。



振り感
素振りをしても、タイミングがとりやすくて好感が持てます。

初めてではあっても、慣れたスペックなので、『よそ行き感』はありません。

『軽さによる難しさ』を感じることなく、重力に任せてヘッドを落とす感覚で振っていけるのがいいです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、素晴らしい美顔で見とれてしまいました。

最近はこのようなアスリート系アイアンでも、ちょっとクセのあるタイプもあるので、こうして構えるまではどうかな?と思っていたのですが、このアイアンはシンプルで好感が持てます。

小顔タイプで、ボールとの大きさのバランスがとれています。

こうして構えて、実際に打つときはフェース面がもっと下を向いているイメージが欲しいのですが、このアイアンはそれができます。

最近の『スタンディングロフト』や『ラージサイズ』のアイアンはそれが難しく感じることもあり、構えたときのフェース面の角度を変えたくないと思えるアイアンが少なくありません。

いい意味でも、その逆の意味でもなるべく『無難』に打っていきたくなります。

それはあまりにも自動的過ぎて、自分の感覚が伝わりづらいからなのかもしれません。

このアイアンを構えていると、なんと言いますか、『糸を引いている感じ』です。

納豆をかき混ぜたときに発生する、ネバネバした、あの糸に近いものがイメージとして浮かんできました。

それくらい、ボールとアイアンが引き合っているといいますか、相性が良いということです。

『和の美しさ』といったらいいでしょうか?

ゴチャゴチャしたところがなく、この『静寂さ』がたまりません。

アイアン界の『和式庭園』といったところでしょうか?



試打を開始しました


フェース面
打感はとても良いです。

やはり重心は高めに感じました。

そこでヒットして押したときの打感がたまりません。

ただ単に柔らかいだけでなく、ボールがくっついてめくれあがってくるような感覚・・・。といったらいいでしょうか?

弾き系アイアンでは得られない感覚です。

『ドライ』な感覚で試打することもありますが、今日は思いっきり『ウェット』といいますか、感情の高ぶりが抑えられず、この脳を揺さぶる打感に酔いしれていました。



トゥ側
球のあがりやすさは昔ながらの基本的な感じですが、いわゆる『お助け機能』のようなものは無いので、ハードに感じられる方が少なくないかもしれません。

幅広い層に対応しているアイアンではないですし、ある程度『打ち方』を指定してきますが、このようなタイプを好まれる方にはとても扱いやすいと感じられるのではないでしょうか?

『昔からの自分』を変えなくていいアイアンといえるのかもしれません。

フェースがボールに当たりさえすれば自動的にボールをあげてくれるタイプのアイアンではないですが、ベーシックなタイプで『打ち出しの高さ』のイメージが合いやすいのがいいです。



バックフェース
『安定性』という点では、マッスルバックアイアンらしく、芯が小さく、それほど高いとはいえません。

ミスにはミスとはっきり知らせてくれるアイアンです。

スイートスポットも高めなので、そこでヒットしないと、良い打感や安定した高さは出しづらいかもしれません。

『横』にも『縦』にもシビアなアイアンです。



飛距離性能
『飛距離性能』という点では、ベーシックタイプで普通ですが、今のアイアンの中では明らかに飛ばないタイプです。

アイアンに飛距離を求めておられる方には、物足りなさを感じられるかもしれません。

スインガータイプではなく、明らかにヒッタータイプの方のためのアイアンといえます。



操作性
『操作性』は最高レベルで、左右にも敏感に反応してくれました。

最近は『大らか系』のアイアンを試打することが多く、『曲げたつもりでも、思っていたよりも曲がっていない』ことが多かったのですが、このアイアンは確実に曲げてくれます。

クセが無いので、左右どちらにも同じように反応してくれるので、ドローヒッターの方にもフェードヒッターの方にも合いやすいのではないでしょうか?

ラージサイズ系アイアンの、あの『戻るのが遅い感覚』が苦手な方には、このようなタイプのアイアンを是非試していただきたいと思います。

直球ではなく、曲球(持ち球)で勝負したい方のためのアイアンです。



試打後の感想


ヒール側
なかなか出会うことのないメーカーのアイアンということで、テンションもあがりやすかったのですが、かなり好みのタイプのアイアンだったので、いつも以上に楽しんでしまいました。



grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
精悍さがあり、カッコいいアイアンですが、それほど尖った感じがしないのも魅力です。



grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
球を打つのが楽しくて、試打しているのを忘れ、ついつい『ラウンドモード』で、ホームコースの1番ホールからイメージして打っていて、時の経つのを忘れてしまいました。



grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
コロナの影響で、最近はなかなか練習場に行くことができず、練習場も閉まっていることがあるのですが、今日は楽しく試打することができました。

毎日雨がたくさん降ってウンザリしますが、気温があがらないのが唯一の救いです。

この豪雨で被害に遭われた方に、心よりお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復旧を願っています。



grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
このアイアンを試打して、改めてゴルフクラブは『見た目』がすごく大事だな・・・。と再認識しました。

見た目でほとんど勝負が決まるといっても過言ではありません。

特にアイアンやウェッジなどはドライバーほど、大きな細工ができないので、『見た目8割』といったところでしょうか?

このアイアンを最初に見てテンションがあがり、試打を終えるまで、その期待を裏切られることはありませんでした。



grindworks MB-1 FORGED MUSCLE BACK アイアン
またgrindworksのクラブに出会いたいな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆
飛距離性能・・・☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                         
        

                         

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