今年上半期の印象深いアイアン 2021 - ゴルフクラブ試打日記。
モウダス
スコッティキャメロン専門店【Himawari】

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2021年07月04日
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今年上半期の印象深いアイアン 2021

                 
今日は、今年上半期に出会った、印象深いアイアンをご紹介します。

尚掲載順は試打した順番です。


キャロウェイ APEX DCB アイアン
キャロウェイ APEX DCB アイアン

まずは、このキャロウェイのシブいデザインのアイアンです。

キャロウェイアイアンらしい特徴がいくつも見られ、親しみやすさもあります。

フェース面の独特な光沢感が印象深いです。

イージー系のアイアンですが、形が乱れていなくて、ボヤけた感じがしないところがいいな・・・。と思いました。



SAQRA INB-2018 FORGED CAVITY BACK IRON
SAQRA INB-2018 FORGED CAVITY BACK IRON

次はSAQRAというメーカーのアイアンです。

このメーカーのクラブを手にするのは初めてですし、知りませんでした。

なじみ深いメーカーのクラブもいいですが、初めて手にするメーカーのクラブを手にするとワクワクします。

バックフェースにある『桜』の文字が印象的です。

オーソドックスなハーフキャビティといったところで、特別目新しい工夫などは見られませんでした。

構えた感じは、ちょっと私の好みから外れていたのですが、打感が良く、操作性の高いアイアンです。



ホンマ T//WORLD GS アイアン
ホンマ T//WORLD GS アイアン

次はホンマのアイアンです。

このアイアンはソールに溝があり、テーラーメイドのアイアンを思い出したことを覚えています。

オートマチック系のアイアンで、弾く感じの打感が印象的でした。

構えた感じも、いかにも『オートマ系』といった感じで、私が好む顔ではないのですが、安定性が高くてボールがあがりやすく、飛距離も稼ぎやすいアイアンです。



ダンロップ スリクソン ZX4 アイアン
ダンロップ スリクソン ZX4 アイアン

次はスリクソンのアイアンです。

このアイアンは中空独特な『膨らみ感』があり、すぐに中空タイプだということが分かりました。

全体的な印象としてはユーティリティアイアンといった感じがしたのですが、『7番アイアン』ということで、普通のカテゴリに入るアイアンなのだと思います。

中空ではありますが、打感は好感が持てたのを覚えています。

中空はあがりやすくなるなど、いろいろなメリットがありますが、どうしても打感が犠牲になってしまうところがあります。

しかし、これまでもスリクソンの中空は好感がもてるものが多いです。

これははっきりしています。

どういった工夫がされているのでしょうか?

ダンロップは昔から『フィーリング』を重視してきたメーカーなので、おそらく打感にも配慮された設計がされているのだと思います。

少ないロット数で勝負する地クラブメーカーと違い、大手メーカーは大量販売します。

なので、どうしても『目が届いていない感』が出やすいのですが、ダンロップのクラブには当てはまりません。

常に細部にいたるところまで、しっかりとメーカーの目が届いているように感じます。

チープさなどは全く見られません。



ホンマ T//WORLD TR SERIES TR20 B アイアン
HONMA T//WORLD TR SERIES TR20 B アイアン

次はホンマのマッスルバックアイアンです。

ホンマのマッスルバックアイアンには強い思い入れと親近感をもつので、このアイアンを目にしてテンションがあがりました。

研ぎ澄まされた『名刀』といった雰囲気があり、打つ前から目で楽しむことができました。

すごく構えやすくて、惚れ惚れしたのを覚えています。

実際に試打してみると、今のマッスルバックアイアンの中では明らかにシビアさが『最上位』にあると感じました。

最近のマッスルバックアイアンは昔と違い、かなり親しみやすくなっている印象をもっていたのですが、このアイアンは違います。

かなり正直で、ミスはミスと、はっきりと知らせてくれるアイアンです。

だからごまかしが無く、自分のスイングを確かめやすいのですが、このシビアさはあまり多くの支持を得ることは無いのかもしれません。



キャロウェイ APEX PRO アイアン
キャロウェイ APEX PRO アイアン

そしてキャロウェイのカッコいいアイアンです。

『プレーン』な・・・。というよりは、いろいろな工夫が見られるアイアンですが、機能的な美しさがあって、キャロウェイらしいな・・・。と思いました。

とても構えやすくて、テンションがすごくあがっていました。

しかし、実際に球を打ってみるとイメージと違い、あまり好感が持てませんでした。

薄い感じといいますか、『身が詰まった感じ』ではなく、『スカスカ』といったらいいでしょうか?

ちょっと例えが違うかもしれませんが、かに鍋を食べに行って、身の詰まった脚ではなく、あまり身の詰まっていない脚といったらいいでしょうか?

そのように感じました。

もちろん、今のアイアンの中でも特別打感が悪いわけではなく、あくまでも私の『打つ前の期待値』が高すぎたのかもしれません。

なので、余計に物足りなさが浮き彫りとなり、球を打ちながら風船がしぼんでいくみたいに、テンションが下がっていったのを覚えています。

このアイアンは初めて試打した後も何度か目にしているのですが、手に取ること無く試打していません。



グランプリ MGP-0100 TOUR アイアン
グランプリ MGP-0100 TOUR アイアン

次はグランプリのアイアンです。

グランプリはどうしても、あの強烈なドライバーのイメージが強すぎて、アイアンのイメージはあまり無かったのですが、オーソドックスでいいアイアンだな・・・。と思いました。

最近の『ハイテク』タイプのアイアンと違い、『ベーシック』なタイプです。

しかしフルキャビティらしい易しさは充分持ち合わせているので、ハードルが高く親しみづらいアイアンではありません。

ハイテクタイプではないので、いろいろな工夫は見られませんが、だからこそプレイヤー自身が持つ感覚をクラブに染みこませていきやすいように思います。

このようなタイプのアイアンはなかなか飽きが来ません。



テーラーメイド SIM2 MAX アイアン
テーラーメイド SIM2 MAX アイアン

次はテーラーメイドのアイアンです。

このアイアンはオートマ系の中でもトップクラスといっていいほどの『寛容さ』と『あがりやすさ』があります。

そういったアイアンはこれまでもたくさんありますが、『極端』といえるほど凝縮させているのがテーラーメイドらしいです。

タイプ的に私がアイアンに求めるものと真逆なタイプなので、『一歩引いて』といいますか、少し『冷めた』感じで見ていたのですが、こういうアイアンもアリだと思います。

全体的な印象から、かなりクセのある顔だろうと思っていたのですが、実際に構えてみるとそんなことはなく、苦手意識も芽生えず自然に構えることができました。

ちょっと前まで、このようなタイプのアイアンはかなりクセがきついものが多かったのですが、最近はそれが少しずつ改善されているように感じます。



プロギア TUNE 01 MB アイアン
PRGR TUNE 01 MB アイアン

次はプロギアのマッスルバックアイアンです。

プロギアでは珍しいので、印象深いです。

マッスルバックらしく精悍さがあり、美しさがあります。

実際に構えてみても好感が持てました。

マッスルバックのようなアイアンは『構えやすさが命』といったところがあるように思います。

スイートエリアが狭く、寛容さがそれほど無い分、構えやすくていいイメージが出せないと難易度が上がってしまいます。

マッスルバック最高の特長ともいえる、『打感』と『操作性の高さ』が優れたアイアンです。



テーラメイド P7TW アイアン
テーラメイド P7TW アイアン

次はテーラーメイドのマッスルバックアイアンです。

テーラーメイドにもマッスルバックのイメージは無いですが、このアイアンはタイガー・ウッズ選手モデルなのだそうです。

すごくシャープでカッコいいアイアンですが、メッキの仕方など、もうちょっと仕上げが綺麗になればいいな・・・。と思ったことをよく覚えています。

ソール幅が狭く、昔のアイアンっぽいですが、ミーリングのようなものがあって、やっぱり最新のアイアンなんだな・・・。と思いました。

構えやすくて、打感や操作性が素晴らしい至高のアイアンです。

さすがはタイガー・ウッズ選手モデルだな・・・。と思いましたが、購買意欲が刺激されることはありませんでした。

日本の地クラブメーカーのアイアンのほうが、私は好きです。

有名プロが契約して使っているモデルではなく、知名度が低くてもこだわって丁寧に作られたアイアンのほうが魅力的です。

昔はプロが使っているモデルを使いたいという思いがありましたが、今は全く思いません。



Modart CBF アイアン
Modart CBF アイアン

次はModartのアイアンです。

このメーカーのアイアンを試打するのも初めてでした。

質感が良く、綺麗に仕上げられているアイアンです。

バックフェースのデザインが個性的なハーフキャビティだな・・・。と思いました。

全体的な輪郭は丸っこさがあるのですが、ソール幅が狭、シャープだったのが印象的です。

久しぶりに『切る』イメージが出せるアイアンに出会ったような気がします。

構え感はまずまずだったのですが、打感も良く、全体的なバランスがとれたアイアンです。



PRGR 05 アイアン
PRGR 05 アイアン

最後はプロギアのアイアンです。

最初パッと見たときは『いかにもオートマ系』という感じがしたのですが、いろいろと見ていくうちに大雑把なところが無く、親近感がもてるようになりました。

イージー系ではありますが、それが嫌みになっていません。

構えやすいイージー系です。

打感は弾く感じがあって、今のアイアンらしい特徴がありますが、ディスタンス系アイアンらしさがあります。

ボールはあがりやすくて、飛距離も出るアイアンで、今のニーズに応えた形となっています。


以上が今年上半期に出会った印象深いアイアンです。

次回はユーティリティを取り上げてみたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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