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2021年05月12日
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テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー の4番 です。

シャフトは TM60 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。

テーラーメイドSIM2シリーズのハイブリッドです。
先日フェアウェイウッドを試打したのですが、今日はハイブリッドを試打する機会に恵まれました。
デザインが同じで、ヘッドを小さくしただけのように見えます。

ハイブリッドとして、大きさは標準的です。
フェアウェイウッド同様、いろいろな工夫が見られますが、ゴチャゴチャしていないのがいいです。

この『SPEED POCKET』はおなじみです。
フェアウェイウッドだけでなく、このハイブリッドにも『V STEEL』の文字が見られます。
私は昔、V STEELのFWは使っていましたが、ハイブリッド(テーラーメイドの場合はレスキュー)にもV STEELがあったかな?などと考えていました。

『TWIST FACE』も定番のようになりました。

ネックの長さはたっぷりあって、調整機能は搭載されていません。
テーラーメイドは、この調整機能に最も積極的なメーカーだと思うのですが、最近のモデルでは見ないことも多くなりました。
調整機能よりも、ヘッドの性能に重きをおいたのでしょうか?
ウェイトも見られません。
ヘッドにウェイトがあると『芯の位置(範囲)』がブレやすくなり、見た目とのギャップが生じてしまいますが、このクラブの場合は見た目通りなのかもしれません。

見慣れた形状で、ノーマルシャローといってもいいように思います。

予想通りのオーソドックスな顔をしています。
いわゆる『卵型』といっていいでしょうか?
ハイブリッド(ユーティリティ)には最も多い顔です。
しかし、私には『逆くの字型』といいますか、フェースが少し左を向いているように見えました。
ただ苦手意識が芽生えてしまうというほどではありません。

このカーボンコンポジットも見慣れた感じがします。
白いヘッドだけでなく、白と黒のツートンも、テーラーメイドが流行らせました。

装着されているグリップも、これまで試打しています。
ソフトなフィーリングで好感が持てます。

素振りをしてみた感じはまずまずです。
ハードなセッティングではないですが、頼りなさのようなものはあまり感じず、タイミングもすぐにとれました。

ボールを前にして構えてみると、まずまずです。
前のモデルとあまり変わらないような気がします。
つかまりそうな感じがしたので、少し右に向き直して、回すイメージで立ちました。
試打を開始しました

『打感』は予想通りでした。
これまでのモデルと変わらないような打感ですが、少し『弾き感』が抑えられているかな?と思いました。
ガツーンと強く弾くというよりは、ややまったりした感じです。
飛ばすイメージのクラブだと、弾き感が強いほうがいいのかもしれませんが、『グリーンに乗せる』『止める』というイメージが欲しいときは、ソフトでまったりした感じがいいように思います。

『音』は聞き慣れた金属音で、『テーラー音』といっていいように思います。
『キーン』という甲高い金属音ではなく、『カチッ』という硬い感じの音ですが、大きすぎず高すぎず、集中して打っていくことができます。
音にも『温度』を感じることがあり、熱い感じのするものもあれば、このクラブのように『クール』といいますか、あまり『感情』がないような機械的な音も多いです。
起伏の激しい音と、乏しい音といったほうがいいかもしれません。

球はあがりやすくて、タフさは全く感じません。
4番(22度)というロフトもあると思うのですが、弾道は高めです。
アイアンで22度というと、『4番アイアン』になりますが、しっかり打たなくても、言い換えれば少しダフる感じでアバウトに打ってもしっかりあげてくれるのがハイブリッドの利点です。
これまでは『ヒッター有利』といわれてきた『200y前後』の距離ですが、今はこのような高性能で親しみやすいクラブがたくさん登場しているので、有利さは縮まったような気がします。
このクラブは高い放物線を描いてキャリーをしっかり稼いでいけるので、グリーンに乗っても結構止まってくれるような気がしました。

気難しさはなく、イージーなタイプですが、安定性という点では、今のクラブの中では普通です。
ある程度の直進性があるので、打ち出し方向さえ間違わなければ大きなケガにはなりにくいように思います。
球はしっかりとつかまってくれ、右にフケる感じはしません。

『飛距離性能』も、好感が持てました。
易しく飛ばしていけるタイプです。
先ほども書きましたが、スインガータイプの方にも、距離が出やすいクラブといっていいように思います。
スピンも効いていて弾道も高くなりやすく、やや軽めの球質が特徴です。
風に乗って、『フワー』と浮かんでいくような弾道でした。
羽毛を手のひらに乗せて、フゥーと息を吹きかけて飛ばしていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?
弾道を目で追いながら、昔、子供の頃にしていた遊びを思い出しました。

『操作性』はそれほど秀でている感じはなく、どちらかといえばオートマタイプのクラブだと思います。
私にはつかまりが良すぎたので、左へ行きやすく、強めにカットボールも打ってみたのですが、あまり大きく右には曲がりませんでした。
やはり打ち出し方向を決めて、そのラインにヘッドを沿わせるくらいがちょうどいいのかもしれません。
試打後の感想

外見上は大きな変化は見られないですし、前のモデルのマイナーチェンジ版といっていいと思うのですが、一番印象に残ったのが『イージーさ』です。
球はよくあがりますし、左右へのブレも出にくいです。

打ち比べていないのではっきりとは分かりませんが、おそらく前のモデルよりもハードルが下がり親しみやすさが増しているのではないでしょうか?
大きさなどはあまり変わらないものの、弾道の高さが印象的でした。
最近のハイブリッドは反発性能と低スピン性能が増して、グリーンを『上から』ではなく、『やや斜め上から』狙うイメージのものが多くなったような気がするのですが、このクラブだと上から狙っていきやすいです。

カッコいいクラブですし、おそらく契約プロも使うモデルだと思いますが、私たち一般ゴルファーにも手の届きやすいクラブだという印象をもちました。

オートマチックタイプでありながら、昔のようなあのゴツゴツとした感じがなく、すっきりしているのもいいです。
『狙いやすさ』という点でも向上しています。

バランスのとれた、『性格の丸い』ハイブリッドです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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