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2021年04月21日
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テーラーメイド SIM2 MAX アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド SIM2 MAX アイアン の7番です。

シャフトは TENSEI BLUE TM60 です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は54g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は369g です。

テーラーメイドのニューアイアンです。
テーラーメイドらしい、ステンレス色の強い、メカニカルなアイアンです。
先日、『OS』というアイアンを試打しましたが、姉妹モデルであることは明らかです。

結構大きめのヘッドです。
OSがオーバーサイズで、こちらがノーマルサイズということでいいと思うのですが、大きさも充分あり、セミラージサイズといっていいように思います。
ステンレス系で、いろいろなパーツが組み合わさったアイアンを好まれる方には、とても魅力的なデザインといえるのではないでしょうか?

彫りの深さもたっぷりあって、フルキャビティに後からパーツを付け足したように見えます。
そういえば、最近はポケキャビをあまり見なくなりました。
ただ、こういったことは流行のようなもので、いずれまた見られるようになると思います。

トップラインは厚めです。

ソール幅は、やや広めではありますが、極端な広さではありません。

ネックの長さも今のアイアンの中でも標準的です。
こうして見ると、極端な低重心にはしていないのかもしれません。

フェース面にミーリングはありません。
ごく普通の『貼り付け感』のあるフェース面です。
ただ、以前のモデルよりもフェース面の質感が良くなったような気がします。
テーラーメイドのアイアンは、フェース面に好感が持てないことが多かったのですが、このアイアンはなかなかいい感じです。

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

かなり軽量感がありますが、こういうクラブこそ手先で振らずに、体全体を使って振るように心がけています。
手先で振ってしまうと、大きなミスを誘発してしまうので、ゆっくり振ってタイミングを整えました。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
もっとクセがあって、きつい感じだろうと思っていたのですが違いました。
グースが利いていますが、強すぎません。
トップラインも厚いですが、イメージがボヤけるほどではありません。
グースタイプではありますが、ヒール周りがボテッとしていないのがいいです。
これまでのモデルは、ここがボテッとしているものが多かったので、かなり良くなったように感じました。
見とれてしまうということはないものの、苦手意識が芽生えることはありませんでした。
試打を開始しました

『打感』は、まずまずです。
こういうタイプに多い『球離れ』が速いタイプで、まったり感はありません。
この球離れの速さも、メーカーが狙っているのではないでしょうか?
私はアイアンには、『乗っかり感』を求めたくなるのですが、このアイアンは全く違うタイプです。
しかし、これまでたくさん試打してきた同様のアイアンのフィーリングよりは好感が持てました。
球離れが速いのですが、大味な感じはしません。
私がアイアンに求めたい打感ではないものの、こういう打感もアリなのだと思います。

球はよくあがってくれ、イージーです。
弾道も高く、スインガー向けのアイアンといっていいと思います。
構えたときにイメージする『出球の高さ』と、『実際の弾道』が大きく違いますが、今はこのようなアイアンが大半です。
もっと低めの弾道をイメージしていたのですが、実際はとても高く、浮かせることが容易です。
『ノーマルロフト』のアイアンは、ボールがフェース面を駆け上がるイメージで『食いつかせながら』めくれるように高さを出すイメージですが、このようなアイアンは全く違っていて、球離れの速さと重心の低さで高さを出していく感じでしょうか?
私はなかなかイメージが合いませんが、このようなアイアンを使い込んでおられる方には、とても親しみやすい性能だと思います。

『安定性』はかなり高く、シビアさは全く感じません。
完全にオートマチック系のアイアンです。
フェース面の大部分がスイートエリアではないか?と思えるほど、打点のブレには寛容さをもっています。
ミスヒットしてもフェースがブレにくく、方向性が乱れません。
この大らかさは多くのゴルファーの支持を集めるのではないでしょうか?

『飛距離性能』は優れていますが、今のディスタンス系アイアンでは普通で、特に珍しい感じはしません。
優しく、なでるように飛ばしていけるアイアン・・・。といいますか、ゆっくり振って距離を出していけるアイアンです。
弾道の高さとフェースの弾きで飛ばしていけます。

『操作性』はまずまずです。
オートマ性のほうが勝ってしまいますが、左右に曲げることもできました。
マッスルバックやハーフキャビティのような敏感さはありませんが、そこがまたいいのかもしれません。
試打後の感想

外観は、これまでのテーラーアイアンですが、構え感や打感などが良くなっていると感じました。

テーラーメイドはフィーリングよりも、機能性を重視するメーカーという印象をもっていますが、フィーリングにも力を入れだしたのでしょうか?
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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