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2020年11月24日
ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレス UD+2 ドライバー


シャフトは Fujikura Air Speeder for Yamaha M421d です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は48g、バランスはD4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は279g です。

ヤマハインプレスUD+2シリーズの新しいドライバーです。
ヤマハらしく、とても美しくて高級感があります。
『質感がいい』ということも、ヤマハクラブの特徴です。

UD+2シリーズらしく、かなり大きく見えます。
ヘッド体積の上限は460ccですが、シャローにすることで、これだけ大きくできるということを再確認しました。
シャロー感が強く、いわゆる『円盤型』のドライバーです。

ヒール側には『UD+2』という表示がされています。
たしか『2番手上の飛距離』という意味だったと思うのですが、ドライバーの2番手上って、何だろう?と思いました。

ネックは短く、これ以上無いというほどシンプルです。
かなり『頭でっかち』に見えます。
ネックに調整システムは搭載されていません。

ソールのフェース寄りにある、この工夫にはどのような意味があるのでしょうか?
最近は溝であることが多いですが、これはまた新たな技術かもしれません。

ヒール側にはウェイトがひとつだけ配置されています。
ヘッドの大きさの割には、ウェイトは大きくありません。

トゥにある、ヤマハのマークがよく目立っています。
このマークは世界で認識されていて、それくらいヤマハは世界的な楽器メーカーです。
しかし、ゴルフブランド専用のマークがあってもいいのかな・・・。と、いつも思っています。
ピアノは海外メーカーが多いですが日本のメーカーも優秀で、私はヤマハと河合楽器のピアノが世界最高だと思っています。
私は小さい頃、ピアノを少しだけ習ったことがあり、どうも性に合わなくてすぐに辞めてしまったのですが、もしピアノが弾けたらどんなに素晴らしいことかと後悔しています。
ショパンの英雄ポロネーズや、リストのラ・カンパネラ、リチャードクレイダーマンのレディーディーが弾ければ、どんなに幸せなことか・・・。
ピアニストの方が羨ましいです。
その教室にあったのが、YAMAHAとKAWAIピアノで、上手く弾くことができなくても、その鍵盤が紡ぎ出す心地よい音に、いつも耳を傾けていました。
ピアノを弾くことは性に合わなかったのですが、ギターは多少たしなんでいて、ヤマハの黒いストラトタイプのギターを一本所有していました。
ネック部分がとても握りやすく、指板とフレットが、かなり凹むまで、弾き込みました。

超シャローヘッドです。
これはもうお馴染みで、かなり『後ろ』が長く見えます。

独特な顔です。
正直、好みではありませんでしたが、これだけの大きさやシャローにするには、理にかなった顔なのだと思います。

装着されているグリップは好感が持てます。
以前アイアンを試打したときにも経験しました。
ソフトさとしっかり感の共存したグリップです。

素振りをしてみると、かなり軽くてシャフトの動きも大きいので、タイミング重視でコンパクトに振っていくことを心掛けました。

ボールを前にして構えてみても、あまりいい感じはしませんでした。
しかし、これはあくまでも私の好みによるもので、このドライバーの構え感が良くないということではありません。
フェースが左を向いているように見えましたし、オフセットに見える工夫も要らないな・・・。と思いました。
クラウンにも、ソールと同じように□の凹みがあります。
やはり、これは何か意味があるのだろうと思いました。
試打を開始しました

『打感』は少し堅い感じがしましたが、特に問題はありません。
好感が持てる打感です。

音も好感が持てました。
やや乾いた感じの音で、心地よく打っていくことができました。

球はあがりやすくて、かなり打ち出しが高いです。
ロフト(10.5度)もあると思いますが、ドロップした球が打てないと感じるほど、自然にあげてくれます。
こういったところは、シャロー系ドライバーの特徴といっていいかもしれません。
後ろ(ヘッド後方)が重いドライバーの特徴で、スイング中、常に上を向くような感じです。
それを嫌って、少し上から打とうとすると、逆にスピンが増えそうに感じました。

『安定性』は高く、オートマチックなドライバーです。
スイートエリアも、かなり広いのではないでしょうか?
フェース面のほぼ80%以上は『曲がらないエリア』と感じるくらいの大らかさがありました。
私がフッカーだからかもしれませんが、球のつかまりが良くて、少しドローめな球が出やすいです。
ただ、このドライバーの場合は『ヘッドを操作する』というよりも、『シャフトを操作する』といったほうがいいくらい、シャフトに気を遣いました。

『飛距離性能』は、このスペックのドライバーとしては、高いレベルにあると思います。
叩きにいかないほうがいいドライバーです。
少しパンチが入ると、途端にスピンが増して高~くあがって、急速に落ちる感じがしました。
フェースの弾きがすごくいいので、高反発モデルなのかと店員さんに尋ねたのですが、ルール適合モデルだということでした。
最近は高反発と思わせるような弾きの良い適合モデルが多くなりました。
弾きはいいですが、反発係数の上限が定められているので、もうとっくに限界値までいっていると思うのですが・・・。

『操作性』という点では、このようなタイプなので、あまりいいとは思いませんでした。
『直進性』『曲がりにくさ』のほうが、どうしても勝ってしまいます。
球のつかまりがいいので、フェードヒッターの方には、特に合いやすいかもしれませんが、つかまり過ぎる感じもしないので、ドローヒッターの方に難しいというタイプでもありません。
試打後の感想

ヤマハらしく、美しいデザインが目を引き、新たな技術が加わっていました。

ヘッド全体の質感も良く、さすがヤマハだな・・・。と思いました。

フェースの弾きがいいので、少し振ってみたくなったのですが、抑え気味のほうがいい球が出ました。

見た目通りの性能で、かなりターゲットを絞っているのが解りました。

HS40以下の方で、この顔を好まれる方であれば、かなり相性がいいのではないでしょうか?
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ヤマハゴルフ

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