つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII - ゴルフクラブ試打日記

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2020年10月11日
  

つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII

                 



つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブつるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII です。



オリジナルスチール
シャフトは オリジナルスチール です。

ロフトは60度、クラブ長さは35インチ、バランスはD2、クラブ総重量は461g です。



正面
なかなか見ないデザインのウェッジです。

軟鉄ではなくステンレスっぽい、クールな質感です。

後で聞いてみたら、やはりステンレスということでした。

私は軟鉄のほうが好きですし、軟鉄しか買ったことがないですが、ステンレスを好まれる方もたくさんいらっしゃいます。



激 SPIN WEDGE
バックフェースにある、この『激 SPIN WEDGE』の文字がよく目立っています。

英語ではなく日本語なので日本のメーカーのようです。

漢字がクラブに採用されることは珍しいですが、英語よりも見た目のインパクトは大きいです。

英語だけのほうがいいという方は多いと思いますが、私はクラブに漢字があるものは昔から結構好きです。

何でも欧米色を出すのではなく、『和のテイスト』が感じられるクラブは親近感がもてます。



ONE SIDER
ホーゼルに ONESIDER という文字があったので、つるやゴルフのウェッジということが分かりました。

つるやのクラブを試打することは多くないですし、ウェッジはおそらく初めてです。

これまで印象に残っていません。

つるやのクラブはドライバーなども、かなり思い切った設計をしていて、正直打ちづらいと感じたことはたくさんありますが、それはメーカーがある程度ユーザー層を絞り込んでいるからだと思いますし、私が対応できていないということもいえます。



側面
大きさは標準的で、形状的にもノーマルです。

バックフェースの『激』の文字がインパクト大ですが、形状的にはオーソドックスなタイプです。

最近はキャビティタイプのウェッジが多くなりましたが、このウェッジは『ノーマルバック』です。



トップラインがテーパー
トップラインは真っ直ぐではなく、テーパーになっていました。

真ん中付近が凹んでいるといっていいかもしれません。

この角度から見ると、タイトリストのウェッジを思い出します。

最近はこのようなウェッジが多くなってきました。

今は低重心タイプのウェッジも見かけるようになりましたが、このウェッジはある程度の重心の高さが維持されているように見えます。

ドライバーからFW・UT・アイアン・ウェッジ・パターまで、全てのクラブで低重心を好まれる方は多いような気がしますが、私は必ずしもそうではありません。

アイアンやウェッジは重心がある程度高いほうがスピンを掛けやすいことを経験しているからです。

重心が低いとスピンが掛からず、ほどけてしまいやすい印象があります。



ソール幅
ソール幅は少しワイドですが、今のウェッジとしては普通といえるでしょうか?

60度のロフトなので、ロブウェッジという認識でいいのだと思います。

最近はロブウェッジならば『L』、サンドウェッジなら『SW』や『S』という刻印がされず、ロフト表示が多くなりました。

そのほうがユーザーも選びやすいのではないでしょうか?

ソールはトゥからヒールにかけて『テーパー』になっているのではなく、ストレートに近いです。

こういったタイプも多くなりました。

『フェースの開閉』をイメージするのであれば、ある程度テーパーになっていたほうがいいように思うのですが、このようなストレートでも特に問題はありません。



ソール形状
ソールは全体的に緩やかな丸みがあります。

『真っ平ら』だとイメージできませんが、このような緩やかな丸みだと、ソールを『無段階』で調整して使っていけそうです。

どちらかというと『マニュアル感』よりは『オートマ感』のあるソール形状です。

リーディングエッジとトレーリングエッジも削りが目立っていて、『抜け』と『滑り』の良さの両方がイメージできます。



ネック長さ
ネックには適度な長さがあり、正直ちょっと意外でした。

もっと短めを予想していたのですが、違っていて、やはり重心の高さにもこだわって作られているんだな・・・。と思いました。

『高重心』というと、球があがりづらくて難しそう・・・。という印象をもっておられる方もいらっしゃると思いますが、ロフトの寝ているウェッジではそんなことはありません。

ロフト通り、球はしっかり浮いてくれますし、速いヘッドスピードがなくても高さは出せます。

アイアンもかなり低重心化が進んできましたが、ウェッジに関してはそれほど重心を低くする必要はないのではないか?と思っています。

ドライバーやアイアンは低重心でも、ウェッジだけは高重心を使っておられる方は多いです。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。

スコアラインと平行に刻まれています。

しかし、それよりもスコアラインの『エッジの鋭さ』といったらいいでしょうか?

ひと目で、これはルール適合ではないな・・・。と分かりました。

それくらい、はっきりしています。

ミーリングよりも、角の立ち具合がよく目立っていました。

私はこの溝を見て、スキー板のエッジを連想しました。



スコアライン エッジが効いている

スコアライン エッジが効いている
一応、指で触れてみたのですが、かなりギザギザしています。

『ザラつき』という表現では収まらないほどの鋭さです。

ちょっと『穏やかなノコギリ刃』といったところでしょうか?

それくらい、このスコアラインには鋭さがあります。

これまで、色々なウェッジを試打してきましたが、ここまで鋭いものは出会ったことがありません。

溝の深さもありますし、溝の一本一本が主張しているかのようです。

これまで『スタンプ感』の強いスコアラインのアイアンやウェッジにたくさん出会ってきたので、この溝は驚くと同時に、とても新鮮です。

目で見たときも分かりましたが、こうして実際に触れてみて、改めてこのウェッジがルール非適合モデルなのだと分かりました。

このスコアラインを見て、『植物の高さ』をイメージしました。

適合モデルのウェッジがタンポポなどの『普通の草花』だとすると、このウェッジは、まるで『青竹』のような『背丈の高さ』を感じました。

ちょっとオーバーかもしれませんが、そう思ってしまうくらい、このスコアラインは凄いです。

『鋭さ』と同時に『高さ』を感じさせました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはツアーベルベットタイプで、とても良いです。

微妙なフィーリングが要求されるアプローチでは、最高のグリップといえます。

ONESIDER のロゴもカッコいいです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、いい意味で意外でした。

もっとクセがあって、構えづらいタイプなのかと思っていましたが、違いました。

フェース面の個性が強烈なので、『顔』も強烈なのかと思っていましたが違っていて、構えやすいです。

グースは少し利いていますが、『標準の範囲内』です。

『ウェッジの中のスラントネック』といったらいいでしょうか?

独特な曲がりをしています。

やや『ろくろ首』タイプだな・・・。と思いました。

少し首が長いです。

それはホーゼルの長さではなく、『ネックの絞り込み』によって感じられる長さです。

ホーゼルからヒールにかけての絞り込みがあって、それが独特な『ろくろ首』っぽさを醸し出しています。

昔はよくあったのですが、最近では珍しいような気がします。

ティアドロップ型ではなく丸型で、『洋顔』というよりは『和顔』です。

『面長感』は無く、むしろ少し横幅の広さが目立つ感じです。

大顔タイプではなく適度な大きさなので、ボールとの大きさの対比がちょうどいいです。

これだとウェッジの顔の印象が強すぎず、ボールの動きにイメージをシフトしていけます。

こうして構えてみても、スコアラインが立っているのがよく分かります。



開きやすさ
一応、開いて構えてみたのですが、なかなかいい感じでした。

少しだけトゥ側が浮く感じがしましたが、これはソール形状というよりは『ライ角』も関係しているような気がします。

軟鉄ならばすごく簡単にライ角を調整できますが、ステンレスだとそれが難しいので、ちょっと気になりましたが、これは私が構えて感じたことなので、このライ角がちょうどいいという方は多いのではないでしょうか?

ロフトが60度ということもあり、こうして開いて構えると、さらに寝て見えるので最高です。

ロブショットには最高の構え感です。

実際、ボールは真上ではなく、斜め上に飛んでいくのですが、あくまでもイメージとしては真上に飛ぶというよりは『浮く』イメージが欲しいです。

それが、このウェッジにはありました。

同じスポーツで『ロブショット』というと、テニスを真っ先に思い浮かべますが、テニスの場合はボールに対してアッパー気味に振ってガットにボールを乗せて運んでいきますが、ゴルフは真逆です。

高くあげるショットでも、常に『上から下』です。

ボールがフェース面を駆け上がっていくイメージです。

ティアップしているならともかく、地面にあるボールに対して『下から上』はあり得ません。

テニスでは膝を大きく使いますが、ゴルフでそれをやると、ミスショットのオンパレードです。

動いているボールに対しての捉え方と、静止しているボールの捉え方の違いといっていいのかもしれません。

私はテニスをやっていたことがあるのですが、初めて打ったときは一応ラケットに当たりましたが、ゴルフは『空振り』でした。



試打を開始しました


スピン性能
まず感じたのが、この『強烈過ぎるスピン性能』です。

これは凄すぎます。

フェース面を見たときから、そして実際に指で触れてみても、スピンが利きそうだと思っていましたが、どれだけきついかはイメージがはっきりしていませんでした。

しかし一球目から、強烈過ぎるスピン性能に驚きました。

かなり食いつきが良く(良すぎる)、ボールが強く『擦られている』というよりは『削られている』といったほうがいいかもしれません。

それくらい、このウェッジはフェース面がよく仕事をしてくれています。

ボールにとっては、横っ面を目の粗いサンドペーパーで思いっきり強く擦られているような感じかもしれません。

『スピンの効き過ぎ』『戻りすぎ』といったらいいでしょうか?

スピンが掛かりすぎるので、なかなか計算ができません。

昔、角溝がまだ禁止されていなかった頃、私はフォーティーンのMT-28というウェッジを使用していたことがあり、使う度にボールがよく傷ついていました(角溝が流行っていたころは、店頭に並べてあるウェッジには必ずといっていいほど『ボールに傷がつくおそれがあります』といったシールが貼られていました)。

なので、数ホールに一回くらい、ボールを替えなければならなかったのですが、角溝が禁止されて、そのようなことは少なくなりました。

しかし、それでもウレタンのボールはカバーが傷つきやすいです。

このウェッジを使うには、ウレタンよりはスピンが落ちるけど、ハードタイプのカバーが使われているボールのほうが合っているのではないかな?と思いました。

アプローチでスピンを効かせて止めたいとき、『面を立てる』といいますか、寝かせていた面を立てながら(起こしながら)ボールにコンタクトしていくと食いつきが良くなってボールに強いスピンが掛かりますが、このウェッジにはそのような工夫は不要だと思いました。

最初から『寝かせたまま』ボールを拾っていけば、あとは自然に強烈過ぎるスピンが掛かります。

『止める』というよりは『戻す』ことに長けているウェッジといっていいかもしれません。

普通のウェッジで寄せるイメージが、『トントンツー』だとすると、このウェッジの場合は『ゴンゴンギューッ』といった感じでしょうか?

かなり急ブレーキが掛かって、戻ってきます。

車に例えると、普通のウェッジであれば、シフトレバーを『D』にしたままブレーキを踏んで緩やかに止めていく感じですが、このウェッジだと『D』から『N』に行って、そこからいきなり『R』に行く・・・。といったところでしょうか?

どう表現すればいいのか分からず、なかなか適切な言葉が浮かばないのですが、このウェッジから放たれるボールの動きを見て、そのように感じました。

スピンを掛けないほうが難しいといえるほど、このウェッジのスピン性能は高く、そして安定しています。

フェースの上をボールが滑るような感覚はありませんでした。

常にフェースがボールに食いつきます。

ちょっと表現が良くないかもしれませんが、『ウェッジ界のピラニア』といったらいいでしょうか?

それくらい、強烈な食いつきが印象的です。



フェース面
『打感』は、なかなかいい感じでした。

ソフトというよりは、ややしっかりした打感ですが、硬いということはなく、手に嫌な衝撃が残ることはありませんでした。

それよりも、やはり『食いつき感』が強烈です。

フェースにも、そしてボールにも強烈なストレスが掛かっているのかもしれません。

ボールも痛いだろうな・・・。と思いながら、その転がりを見ていました。

食いつき感が強烈なのですが、『ボールの芯』と『フェースの芯』で打ち抜く感覚がはっきりと感じられました。

より深く、ボールにエネルギーを与えられているような感覚といっていいかもしれません。

表面上だけでなく、『浸透力のあるスピン性能』といっていいでしょうか?

ボールの『核=コア』を、ここまで意識させたウェッジは無いかもしれません。

打感を色でイメージすることがあるのですが、『球当たり』がソフトで優しいタッチが出せるタイプを『白』や『乳白色』といった『淡い色』だとすると、このウェッジは明らかに『黒』です。

『漆黒』といっていいかもしれません。

それくらい、既存のウェッジとの差が大きいです。

スピンはフェース面とボールとの『摩擦』で発生するものですが、このウェッジの場合は摩擦というよりは『削れる』あるいは『噛む』という表現のほうがピッタリくるように思います。

ルール適合・非適合はひとまず置いておいて、スピン性能ではウェッジの中での『帝王』であり、『キング・オブ・スピンウェッジ』の称号を与えたいです。

このウェッジのバックフェースには『激』の文字がありましたが、私はこれまでルール適合の激スピンウェッジをいくつか経験しているので、それらと区別かする為にも、このウェッジは『激』というよりは『激烈』あるいは『非情なまでのスピン』といった言葉のほうがいいかもしれないですし、ピッタリくる言葉が浮かびません。



トゥ側
球はよく浮いてくれましたし、高くあがってくれました。

これは普通のロブウェッジと同じ感じで、特別変わったところはありません。

ロブウェッジはボールの下をスパッと切るイメージが欲しく、そのスピードが速ければ速いほど、距離を出さず高さを出していけるのですが、それがこのウェッジでは簡単でした。

ボールの下をくぐり抜ける性能がロブウェッジには求められますが、それがこのウェッジにはありました。

フェースだけでなく、ソールもきちんと仕事をしてくれているようです。

かなり食いつきがいいので、一瞬遅れる感覚といいますか、くっつき感があるのですが、出球の高さのイメージは合わせやすいです。

おそらくですが、これだけしっかりしたスピン性能があると、軽量シャフトよりも、ある程度重量のあるシャフトを挿して、全体的なクラブ重量があるほうが、その性能を活かせるように思います。

軽量シャフトを挿してしまうと、少しスピン性能が落ちるんじゃないかな?と試打しながら思いました。

適度な重さがあるからこそ、ボールを『押して』いくことができますし、スピンの効きも高まります。



バックフェース
『安定性』は普通で、特に変わったところはありません。

構えやすいですし、ラインも出しやすいです。

余計な易しさといいますか、『オートマ感』がないので、私は扱いやすいですが、ラージサイズのキャビティタイプのウェッジを使っておられる方は、少し正直するところがあるかもしれません。

ノーマルのフラットバックタイプのウェッジを使っておられる方は、これまでの経験を活かしながら易しく球を運んでいけるのではないでしょうか?

マニュアルタイプのウェッジですが、スコアラインのあるところでヒットすれば、『もれなく強烈なスピンがついてくる』といった感じです。

ミスヒットしても、ボールが滑ってドロップすることもなく、常に強烈な摩擦が発生しました。

軽い球ではなく、『重い球』で運べるウェッジです。



距離感
構えやすいですし、打感もそこそこだったのですが、かなり食いつきがいいといいますか、良すぎるので、最初の数球は縦の距離感を出すのが難しく感じられました。

日頃使い慣れているウェッジのフィーリングの出しやすさを『10』とすると、このウェッジは『6~7』くらいに感じられました。

それは不慣れなところが大きく、慣れていけば限りなく『10』に近づけるように思います。

アプローチの基本を私は『ピッチエンドラン』だと考えていて、より確実に、そして入れにいくときはランニングを多用しますし、どうしてもスピンを掛けたいときや、ピンとの間にバンカーなどのハザードがある場合はピッチショットや場合によってはロブショットを選択しなければならないこともあります。

転がすときは、かなり手前にボールを落とすだけで、あとは自然にカップに近づいてくれるといった感じですが、ピッチショットなどではそうはいきません。

ランが少ないので、かなりピンに近いところまでボールを確実に運ばなければなりませんが、このウェッジだとその感覚をつかむのに、時間が掛かりそうです。

逆にいえば、少しくらいオーバーしても、ボールを戻してくれそうですし、グリーン奥に外して下りの難しいアプローチが残ったときでも、このウェッジだと頼りになりそうです。

かなり溝が利いているので、フライヤーにもなりにくいような気もします。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じです。

フェースの開閉がしやすいですし、これだけロフトが寝ているので、ロブショットやハーフロブも簡単です。

普通のウェッジだと、ボールの下をくぐらせて勢いを殺して寄せていけるのですが、このウェッジはかなり食いつきがいいので、どうしても勢いが強くなります。

そういったところに慣れていくには、やはり時間をかけて球数をこなしていくしかありません。

普通のピッチショットも簡単ですが、どうしてもイメージよりも止まってしまうので、少し突っ込むくらいがちょうどいいかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
かなりスピン性能が高いといいますか、強烈なので、どうしてもスピンのことばかり浮かんできますが、もうひとつの特長はステンレス素材が使われているということです。

耐久性があるということも見逃せません。

ステンレスは耐久性が軟鉄よりも高いです。

私はこれまで軟鉄のアイアンやウェッジばかりを使ってきましたし、これからもステンレスを使う予定はありません。

その理由は、これまでも何度か書いてきたので、ここでは省かせていただきます。

PINGのアイアンはステンレスが多いですが、それは耐久性を求めているからではないでしょうか?

ウェッジはクラブの中で、唯一ともいえる『消耗品』といえる存在です。

アイアンは大切に使っていけば、『ほぼ一生物』といえますが、ウェッジはそうはいきません。

使っていけばどうしても、ソールやフェース面の摩耗は避けられません。

軟鉄はその耐久性がどうしてもステンレスよりも劣ってしまいますが、それでも私は軟鉄を好んで使い続けています。

これはゴルフを始めたときから軟鉄だったということも大きいと思いますし、軟鉄の質感の良さや微調整がしやすいというのも大きな理由です。



つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII
しかし昔からステンレスを好んで使っておられる方もたくさんいらっしゃると思います。

軟鉄=プロ・上級者用

ステンレス=一般アマチュア用

という印象をもっておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。

プロでもステンレスを使っておられる方はたくさんいらっしゃいますし、クラブの素材は、プロアマ問わず好みが分かれるところでもあります。

私は自分自身がずっと使ってきたということもありますし、後輩たちにどのクラブを使えばいいか?と聞かれたら、軟鉄を勧めることが多いです。



つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII
ウェッジは最初スピンがよく利いたけど、使っていくうちに、どうしてもスピンが弱くなるということがありますし、人によってはスピンが掛かりすぎるのが嫌で、買ってすぐは、バンカーで『慣らし運転』をして、好みのスピン量になってから、実戦で使うという方もいらっしゃいます。

そういった『摩耗しやすさ』を上手く利用することもできますが、その適度なスピン量の低下はステンレスよりは大きいです。

プロのように数ヶ月に一回交換するというのであれば問題ないのかもしれないですが、一般アマチュアでは、なかなかそうはいきません。

しかし、これはかなり練習をされる方にいえることで、普段からあまり練習をしないという方であれば、あまり摩耗を気にする必要はないと思います。



つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII
私はこれまでも書いてきましたが、全てのゴルファーがR&AやUSGAの定めたクラブを使う必要は無いと思っています。

今や全ゴルファーの過半数以上が競技に出場しないエンジョイゴルファーだと聞きました。

もちろん、競技に出場しなくても、常にルール適合モデルを使っていきたいという方もたくさんいらっしゃると思いますし、私も競技に出場していますし、出場しなくてもずっとルール適合モデルを使い続けていきます。

ゴルファー人口の減少が囁かれて久しいですが、それはゴルフを競技として続けている人の減少も顕著です。

全体的に見ても、年々競技人口が減ってきていると思います。

ゴルフは老若男女関係なく、同じフィールドで楽しむことができるスポーツなので残念でなりません。

先日、以前何度か通っていたセルフのゴルフ場が閉鎖していたので、ショックを受けました。

猛暑の中真っ黒に日焼けしながらラウンドしたり、雪の降る中、必死でボールを探した思い出のあるコースでした。



つるや ワンサイダー 激スピン ウェッジII
主にシニア世代の方に見られますが、ドライバーなど高反発モデルを使っておられる方が多くなりました。

競技に出場しないのであれば、無理に適合モデルにこだわる必要はないと私は思っています。

以前も書きましたが、ドライバーだけ『非適合モデル』を使うのではなく、アイアンも『角溝』、ウェッジもこのような『超絶激スピン』、ボールも初速オーバーなど、全ての道具で非適合モデルを使うこともアリなのではないでしょうか?

確かにある程度クラブやボールの性能の上限を定めておかないと、ゴルフというスポーツの本質が失われるところがあるかもしれません。

しかし、あまりにもルールでがんじがらめにすると、『気軽さ』や『楽しさ』といったものが無くなるような気もします。

ドレスコードの厳しい伝統的なゴルフ場がありながら、逆にとても緩やかでカジュアルな服装でプレーできるゴルフ場があってもいいと思っています。

ゴルフを楽しむ為には、ある程度『幅』をもたせるべきだと思いますし、ゴルフ人口を増やすことが、ゴルフ業界最大の課題ではないでしょうか?

大切なのは、ゴルフというスポーツをもっと盛り上げていくことです。




ドライバーなどは、クラブに貼られているシールやクラブに直接書かれている文字で、適合か非適合を判断することになりますが、このウェッジはひと目で非適合だと判断できました。

実際に触れてみて、それがはっきりしました。

ウェッジに求めるものは人によって様々で、このウェッジほどの強烈なスピン性能を求めていない・・・。という方もいらっしゃると思いますし、私と同じように軟鉄にこだわっておられる方もいらっしゃると思います。

非適合モデルは使いたくない、適合モデルだけを使いたいという方には、当然ながらこのウェッジは合いません。

強いグースネックタイプが好きだという方や、ラージサイズでオートマチックタイプのウェッジを好まれる方にも合いづらいと思います。

ボールに傷をつけたくないという方にも適さないと思います。

ただ、先ほども書きましたが、競技に出場していないので、適合モデルにこだわっていないし、軟鉄よりも耐久性があり、コストパフォーマンスの高いハイスピンウェッジを使いたいという方には、かなり魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?

ルールの範囲内で各メーカーしのぎを削っているので、どうしても『同じような』クラブになってしまうのは仕方ないですが、このようにはっきりとした個性があって、ビジョンをもったウェッジは逆に新鮮です。

色々なクラブがあっていいと思いますし、このような性格のはっきりしたクラブは好感が持てます。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
(5が最高点なのですが、それを大きく突き抜けています)
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        
                         

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