プロギア RS ユーティリティ - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2020年08月02日
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プロギア RS ユーティリティ

                 

プロギア RS ユーティリティ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
PRGR RS ユーティリティ の3番 です。


シャフトは N.S.PRO950GH neo です。

ロフトは19度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはS です。



正面
PRGR RSシリーズの新しいユーティリティです。

先日、ドライバーとフェアウェイウッドを試打したのですが、今日はユーティリティです。

ドライバーフェアウェイウッドと同じく、デザインに統一性が見られ、質感もいいです。



側面
色々な工夫が見られますが、それがゴチャゴチャしていなくて、嫌みに感じないところがいいです。

私はこれまで、プロギアのクラブに接してきて、その高い技術を信頼しているので、ニューモデルが出る度にワクワクします。

ウッド系のクラブでも、フェアウェイウッドとユーティリティは『ソールを使う』クラブなので、このソールを見ているだけで、どのような性能があるのか想像力が働きます。



ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。

調整システムは搭載されていません。

調整システムが無いのに、この長さがあるのは、今のクラブでは珍しいような気もしますが、調整システムが登場する前から、よくある長さです。

ウッド系のクラブを好まれる方の中には、ショートネックが好きだという方もいらっしゃると思いますが、私はアイアン好きなので、この長さだと、いいイメージが出せます。



ソールの溝
ソールには大きな溝があります。

これは先日試打したFWと同じです。



溝の深さ
溝の深さもたっぷりあります。

ヘッドの大きさからして、これくらいが許容量といえるのではないでしょうか?

これ以上深くて広い溝にすると、強度が落ちてしまいそうな気がします。

いくら高性能でも、球を打ってヘッドが割れてしまうのでは、元も子もありません。



All for Max Performance
ヒール側には『All for Max Performance』の文字がありました。

ドライバーやFWと同じです。

番手の違いはあっても、同じコンセプトで作られているのだと思います。



フェース面の仕上げ
フェース面の仕上げはとても綺麗です。

チープさは無く、高級感もあるので、プロギアのイメージにマッチしています。

このシンプルで綺麗なフェース面を見ているだけでも、いいインスピレーションが浮かんできます。

FWと同じで、スコアラインは全て溝になっていました。

ドライバーとは違うので、ドライバーだけ、FWやUTと違う設計になっているのでしょうか?



CNC MILLED
トゥ側には『CNC MILLED』の文字があります。

今年から、これが標準となるのかもしれません。

機械ならではの『平面仕上げの美しさ』といったらいいでしょうか?

『曲面仕上げ』は、人間の手による仕上げのほうが、分があるように思いますが、平面で均等に仕上げていくのであれば、機械でも綺麗に仕上げられると思います。

山下工業所
ここの部分を見て、新幹線製造技術の要の一つである、『打ち出し板金』という技術を思い出しました。

以前、TVを見ていて、最新の新幹線でも全て機械で製造するのではなく、人の手による技術が使われていることを知りました。

その技術は『打ち出し板金』、つまりハンマーによる『叩き』で見事に金属の薄板を成形していくのです。

熟練の職人さんになると、ハンマーで打った感覚だけで100分の1ミリの精度を力の強弱をつけて打ち分けられるのだそうです。

そんな人の手による技術が、今でも採用されているのです。

それは私たち日本人のもつ繊細さがあるからこその高等技術ですし、毎日毎日何十年も継続しておられるからこそ得られる技術なのだと思います。

ハンマーを打ったときの手応えもそうですし、打ったときの音も聞き分けておられるのではないでしょうか?

素人目には簡単そうに見える作業かもしれませんが、実はとても奥が深くて繊細で難しい技術です。

AIが発達しても、こういった分野は苦手なのではないでしょうか?

そういった究極ともいえる鋭い感性をもった職人さんに、今のゴルフクラブについての感想を聞いてみたいです。

いいものと、そうでないものに、はっきりと分かれるのではないでしょうか?



ノーマルシャロー
『ノーマルシャロー』といっていいでしょうか?

よく見かける形状で、ドライバーやFWと違い、ユーティリティは『シャローのバリエーション』が限られているように思います。



顔
整った感じの、まずまずの顔です。

全体的に整ってはいるのですが、バルジが個性的でちょっと違和感があったので、全体的には整っていても『まずまず』という言葉がつきます。

バルジは微妙に丸みを帯びていて、『凸型』になっていて欲しいのですが、このクラブはセンター付近が少し『凹型』に見えました。

あまり見ないバルジですが、この細かい部分にもプロギアの最新の技術が組み込まれているのでしょうか?

顔自体は、やや『つかまえ顔』に見えたのですが、極端ではありません。



クラウン
ドライバーもFWもクラウンのカーボンの模様が見えたので、カーボンコンポジットだと解ったのですが、このユーティリティには見られません。

カーボンコンポジットではないのでしょうか?

同じシリーズであっても、違う設計になっているのかもしれません。

何か特別な理由があるのかもしれないですし、実際はカーボンコンポジットであって、私がそれを見抜けなかっただけなのかもしれません。



グリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

ドライバーやFWと同じです。



振り感
素振りをしてみると、適度な重量感もあり、タイミングが取りやすいです。

シャフトがスチールということもありますし、ヘッドが小ぶりなので、アイアンに近いイメージで上から押さえ込んでいくイメージで素振りを繰り返しました。

今はカーボンシャフトの人気が高いですが、まだまだスチールの人気も健在です。

大まかに言って、飛ばしたい人はカーボン。

飛びすぎが嫌な人はスチールといったところでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみると、いい感じではあるのですが、つかまりやすそうで、私にはちょっと合いづらいところがありました。

しかし構えづらくて違和感があるということはありません。

大きさはいい感じですが、『小顔』というほどではありませんでした。



試打を開始しました


フェース面
ややしっかりめで好感のもてる打感です。

球の重さがしっかりと伝わってきて、ボヤけた感じがしません。

このようなしっかりと伝わってくる打感だと、ラインのイメージと合致しやすいです。



打球音
『音』も好感が持てました。

小気味良い金属音です。

『カチッ』という音が心地よいです。

こうして打っていると、改めて『音』はスイングを左右する大きな要素だと実感しました。

スイング中ブレーキが掛からず、一気に振り抜いていける音です。

アクセルを踏みっぱなしにできる音といったらいいでしょうか?



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、19度というロフトでありながら、打ち出しがしっかりとれていますし、弾道も高いですが、どちらかといえばヒッター向けのユーティリティといっていいように思います。

ただ、当然ではありますが、ロフトが違えば印象が大きく変わるような気がします。

見た目ほどタフなクラブではなくて、ハードルの高さは感じません。

直打ちでも、充分あげてくれました。



バックフェース
『安定性』は、まずまずです。

高い直進性があって曲がりづらいということはなかったのですが、ラインを出しやすいですし、普通に打っていて大きく乱れることはありませんでした。

構えたときにつかまりそうだな・・・。と思っていたのですが、実際に打ってみて、その印象通りのつかまりやすさがあって、一球目から、いい感じのドローボールを打たせてくれました。

少しの『つかまえ顔』と、大顔ではない『適正な大きさ』によるつかまりの良さという相乗効果によって、このドローボールが生まれのかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』は高いです。

初速が出て、高弾道です。

高~い山を築き上げるような感じ・・・。といったらいいでしょうか?

弾道を目で追いながら、高い山を連想しました。

ヘッド自体はコンパクトなので、ライナー系に近い、やや低めの球で飛んでいくのかと思っていたのですが違いました。

球質的には、そんなに重い感じはしなくて、むしろ『フワッと』という感じです。

ボールに羽が生えたような感じで、キャリーをしっかり稼ぐことができました。



操作性
『操作性』は、まずまずです。

大味な感じのヘッドではなかったせいなのか、左右に曲げるのは結構簡単でしたが、それよりも直進性のほうがあるように感じました。

大きく曲げるのではなく、自分の持ち球を信じて、『小さい曲がり幅』で勝負していくのが一番いいようです。



試打後の感想


ヒール側
見た目は、いかにも『正統派』といった感じですが、実際はハードルを高く設定されていなくて、多くの方が親しみやすいと感じられるように微妙な設計がされているように感じました。



PRGR RS UTILITY
まさに今のクラブは『カッコ良くて易しい』です。

このいい意味での、見た目とのギャップが、クラブの進化といっていいのではないでしょうか?



PRGR RS UTILITY
ロフト19度でありながら、『打ち出しの高さ』が一番印象に残りました。

ティアップせずに直打ちで、充分すぎるほどあげてくれました。

ロフト19度では、グリーンを上から攻めるイメージは出にくいですが、ここまであがると、それもできそうです。

ホームコースでは砲台グリーンが多いので、どうしてもグリーンを上から攻めたくなるのですが、このクラブなら長い距離を残しても勇気をもらえそうです。



PRGR RS UTILITY
ヒッター向けのユーティリティでありながら、スインガータイプの方がスペックを選び、ちょっと背伸びして使えるクラブといえるのではないでしょうか?

見た目はハードそうに見えますが、『易しい要素』がギュッと凝縮されたユーティリティです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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