タイトリスト ユーティリティアイアン U-500 - ゴルフクラブ試打日記

ライザップゴルフ

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2020年06月05日
  

タイトリスト ユーティリティアイアン U-500

                 



タイトリスト ユーティリティアイアン U-500
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブタイトリスト ユーティリティアイアン U-500 の3番 です。



ATTAS MB-HY
シャフトは ATTAS MB-HY95 です。

ロフトは20度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子 です。



正面
とてもカッコいい、タイトリストのユーティリティアイアンです。

これまでたくさんのユーティリティアイアンに接してきましたが、タイトリストほど、その形をアイアンに近づけてくれているメーカーはありません。

他のメーカーではヘッドが大きすぎたり、プクッと膨れていて構えづらいものも多くありました。

タイトリスト 712U ユーティリティアイアンは今でも忘れられないユーティリティアイアンで、名器と呼ぶに相応しいクラブです。

このクラブが登場してから、ユーティリティアイアンの流れが、ガラッと変わった印象があります。

中途半端な形から、一気に『アイアン型』に近づいたような気がします。

ユーティリティというクラブは、ある意味微妙な位置にあるといいますか、ウッドでもなく、アイアンでもなく、まさにユーティリティプレイヤーで使い勝手の良いところが魅力です。

『線引き』が曖昧なのも、いいのかもしれません。

ウッド系のクラブが好きな方は、ウッド系のユーティリティを好まれると思いますし、アイアンやウェッジを好まれる方は『アイアンの延長』として、アイアン型のユーティリティを求められるのではないでしょうか?

私はそんなタイプで、ずっとアイアンの延長としてのユーティリティを探していました。

そんなときに712Uに出会い、すごく惚れ込んだのを覚えていますし、購入して今でも愛用しています。

今日は、その後継モデルに出会うことができ、テンションがあがりました。



側面
タイトリストらしい、本格的なユーティリティアイアンです。

オーソドックスな形状で、奇をてらったところはありません。

大きさもちょうど良い感じで、アイアンとしての形を崩していません。

こうして見ていると、このクラブを『アイアンの延長』として作ってくれたんだな・・・。と、アイアン好き・タイトリスト好きの私は思いました。

タイトリストのアイアンが美しいのは多くのゴルファーが認めるところだと思いますが、その良いところが、このクラブにもしっかりと反映されています。

ゴルフクラブに限らず、『道具はまず形ありき』といいますか、見た目が良くないと興味が持てませんが、このクラブは既に興味津々です。



あまり膨らんでいない
中空っぽい、ちょっと膨れたところは見られますが、極端ではないのがいいです。

これくらいであれば構えたときに邪魔にならないような気がします。

中空とポケキャビは『対極』にある、といいますか、『易しさ』という性能は同じでも、真逆の存在といっていいように思います。

ポケキャビタイプの、ユーティリティアイアンを見たことがないな・・・。と思いました。



トップライン
トップラインが、かなり薄いのが印象的でした。

これまでの同様のユーティリティアイアンは必ずといっていいほど、ここの部分が分厚くて、ボテッとした感じが強調されて、あまり好きではありませんでした。

ウッド型ではないですし、かといってアイアンのニュアンスで構えられないので、中途半端な印象をもっていました。

しかし、このユーティリティアイアンにはそれがありません。



ソール幅
ソール幅は少しワイドに見えましたが、それはアイアンとして見ると、ワイドでもユーティリティアイアンとしてみれば、普通といいますか、むしろやや狭いほうだといえるのかもしれません。



ソール形状
ソールは全体的に丸みを帯びていました。



リーディングエッジ
リーディングエッジが大きく削り込まれているのが分かりました。

結構目立ちます。

最近はアイアンでも、ソールの削りに工夫が見られるようになってきましたが、当然ながらユーティリティアイアンにも、その流れが来ているようです。



トレーリングエッジ
トレーリングエッジも丸みを帯びていて、鋭角的な感じはしません。

ヘッド全体は整っているのですが尖った感じはなく、どちらかというとやや『まろやか』といいますか、丸みを帯びているように見えます。



ネック長さ
ネックの長さは適度にありました。

普通のアイアンと変わりません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。

タイトリストらしく、フェース面の質感が良く、チープさはありません。

チープさが出てしまえば、それはもうタイトリストのクラブとはいえないと私は思っています。



振り感
素振りをしてみた感じはまずまずです。

アイアン型ユーティリティなので、スチールシャフトが挿してあるモデルを探したのですが、この一本しか見当たらなかったので、このまま試打することにしました。

少し軽量タイプではありますが、シャフト自体は割としっかりとしていて頼りなさはありません。

何度か素振りを繰り返してタイミングを整えることができました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。

アイアンと全く同じ感覚で構えることができました。

昔からの『ロング顔』といったらいいでしょうか?

3番アイアンらしい構え感でした。

これはもう、完全にアイアンのイメージで打っていけるな・・・。と思いました。

昔からのロングアイアンでありながら、中空ということもあり、見た目以上の易しさがあるので、いい意味でのギャップが期待できるのではないか?と思いました。

トップラインが薄いのも、いい雰囲気を醸し出しています。

これまで出会ってきた多くのユーティリティアイアンは、ボテッとしていたり、いいイメージが出せずボヤけていたりしたものが多かったのですが、このクラブは全く違います。

完全に、昔から馴染みのある『3番アイアン』のイメージといいますか、昔の記憶をたぐり寄せながら打っていけそうです。

今は2番アイアンを見なくなりましたが 昔、2番アイアンと3番アイアンをクラブケースに入れて自転車に乗って、毎日のように練習場に通っていたのを思い出します。

雪の降る夜に、営業時間の終わりを告げる蛍の光が掛かるまで、広い練習場で独り黙々と打ち込んでいた記憶があります。

寒い日にはロングショットの練習が冷え切った体を温めてくれます。

実戦(コース)で、一番役に立って私を助けてくれたのは9番アイアンなのですが、ロングアイアンがスイングを教えてくれたといっても過言ではありません。

上からきっちりとヘッドを入れて上げないと、球は全く浮いてくれませんでした。

すぐに結果が分かるので、スイングの善し悪しを把握しやすかったです。

私はゴルフを始めた頃から、素晴らしい仲間たちに出会えたということもありますし、素晴らしいクラブにたくさん出会うことができた、幸せなゴルファーだな・・・。と改めて思いました。

少しグースが利いていますが、これくらいであれば気になりません。

昔からですが、今も『プル角』の効きが強いアイアンは見られますが、このアイアンはそんなタイプではなく、『開いている(開き顔)』ので、フッカーの私でも安心して構えることができました。

アイアン型のユーティリティを好まれない方には親しみづらいかもしれないですし、ラージサイズではないので、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

最近のアイアンは『スタンディング(ストロング)ロフト化』が進んでいて、各番手のフェースの見え方がバラバラになってしまっていて、『見え方の番手感覚』が薄らいでいるように感じられるのですが、このユーティリティアイアンを構えると、さすがに多くの方がフェースが立っていると気付かれるのではないでしょうか?



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトで好感が持てました。

当たり(球当たり)がきつくなく、優しくてフワッとした感じです。

中空らしく、やや薄い感じでペチャっとしたところもあるのですが、それが強すぎません。

こうして球を打っていると、一口に中空といっても、いろいろなフィーリングがあるんだな・・・。と思いました。

タイトリストのクラブなので、構え感や打感には気を遣っているというのが分かります。

このアイアンはタイトリストらしい、『グッドフィーリング』なクラブです。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、標準的な3番ユーティリティアイアンといった感じです。

特別あがりやすくなっているという印象は無かったのですが、いい感じであがってくれますし、不自然さはありませんでした。

私は昔の3番アイアンを経験しているので、すごく易しい3番アイアンだな・・・。と思ってしまうのですが、そういったクラブを経験していない方や、ウッド系が好きな方は球があがりづらくてハードに感じられるところがあるかもしれません。

最近の高機能クラブは確かに球があがりやすくなっていたり、曲がりにくくなっている特徴があるのですが、出球や球筋のイメージが合わないことも多くあります。

打ってみないと分からないことも多くて、意思が伝わりづらいと感じることもあります。

そういった点でも、このユーティリティアイアンはいい感じです。

『予想外』の動きをせず、イメージ通りに飛んで行ってくれました。

ユーティリティアイアンはたくさんありますが、それらの中でも、このアイアンは特別あがりやすいタイプではないので、幅広い層に対応しているとはいえないような気もします。

装着されているシャフトが、普段使い慣れているDGではなく、カーボンだったからなのかもしれませんが、イメージよりも高くあがってキャリーが出せました。

楽に打って、これだけの高さが3番アイアンで出せるとは、昔は思いませんでした。



バックフェース
『安定性』は、まずまずです。

とても構えやすいクラブですが、『高い直進性』で勝負するアイアンではないと思います。

私はフッカーだからなのか、最初からややドロー系の球が出ましたが、球がつかまりやすいという印象はありませんでした。

日頃スライスに悩んでおられる方は、球がつかまらず右に抜けてしまう球が出ることもあるかもしれません。

しかし、大顔タイプではないので、微妙な調整をしやすいところに好感が持てます。

大顔タイプでは、どうすることもできないということもありますが、このクラブは『感覚が伝わる大きさ』なので、使い込んでいけばいくほど、『手の延長』として働いてくれそうです。

『微妙に反応する感じ』といったらいいでしょうか?

マニュアル感のあるクラブです。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。

打つ前はそれほど期待していませんでしたが、実際に打ってみると、打ち出しの高さと力強い弾道でビッグキャリーを稼ぐことができました。

3番アイアンというよりは、クリークの弾道に近いな・・・。と、弾道を目で追いながら思いました。

装着されているカーボンシャフトも大きく関係しているのかもしれません。

いつも使っているDGだと、弾道がもっと低くライナー系で抑えられているような気がします。

中空らしく『ペチャッ』とした打感ですが、弾き感は強すぎず、球を『乗せる』と『弾く』の中間くらいの印象をもちました。

アイアン型ユーティリティが好きで、今よりももっと楽に飛ばしていきたいという方には、是非試していただきたいです。

このクラブに装着されているシャフトもいいですし、今はドライバーだけでなく、ユーティリティ用のシャフトも充実しているので、色々と組み合わせてみるのもいいのではないでしょうか?



操作性
適度な大きさで構えやすいので、操作性はいいです。

左右へ曲げるのも簡単です。

ロフトが立っているクラブなので、普段試打している7番アイアンよりも、左右へ曲げるのが簡単でした。

先ほども書きましたが、私はフック系が持ち球なので、最初から、やや左に曲がる球が出ましたが、右に曲げるのも簡単です。

球が必要以上につかまり過ぎないので、右に抜いていくことも簡単です。

ヘッドが大きすぎると、フェースが返りきらないままヒットしてしまうことも多く、プッシュ気味の球がでやすいというのが昔からあったのですが、このクラブは適度な大きさだからなのか、しっかりとつかまったフェードも打ちやすいです。

『曲がりにくさ』『直進性の高さ』『スイートエリアの広さ』で勝負しているクラブではないと思いますが、余計な動きはしないですし、自分の感覚・イメージが伝わりやすいので、難しいという印象はありません。

最近は『直線』をイメージして運ぶクラブが多くなったような気がするのですが、このクラブは中空でありながら、どちらかというと『曲線』をイメージして運ぶことができたので、曲線をイメージすることが多い私は親近感が増しました。



試打後の感想


ヒール側
アイアン好きの私がとても楽しめたユーティリティアイアンです。

タイトリストはボールがあまりにも有名ですが、実はアイアンも名器揃いなのが有名なメーカーでもあります。

その名器を生み出すタイトリストらしい、ユーティリティアイアンだな・・・。と思いました。

これまでの、いい流れがしっかりと継承されています。



Titleist UTILITY アイアン U-500
ユーティリティという名前は付いていますが、ユーティリティではなく、『普通の3番アイアン』という意識を持って、このクラブと接したほうがいいのではないかな?と思いました。

メーカーが付けた名前が全てではなく、ユーザーひとりひとりの印象やイメージで、そのクラブを判断してもいいと思います。



Titleist UTILITY アイアン U-500
そういった意味では、今のアイアンはロフトが立ちすぎて番手が合わなくなっています。

今の多くのアイアンはロフトが立ちすぎてしまっていて、7番アイアンで『28度』というものもあります。

もちろん、実際にロフトを計測してみると、カタログ通りでないことも普通にあります。

そういった意味ではドライバーなどと同じように、『リアルロフト』と『表示ロフト』の二種類のロフトが存在するといっていいのかもしれません。

私の感覚では、28度といえば『5番アイアン』なのですが、今ではそんな感覚が通用しなくなってきています。

番手ごとのロフトは『4度ピッチ』が原則なので、7番で28度だと、3番では『14度』ということになってしまいます。

完全にスプーンのロフト(アイアンでいえばドライビングアイアン=1番アイアン)です。

しかし、実際はそうならないですし、3番アイアンではなくFWで、このロフトをカバーしています。



Titleist UTILITY アイアン U-500
14本以内ということもありますし、今はアイアンのロフトが立ちすぎてセッティングが難しくなっているのか、アイアンが少ない方が多くなりました。

アンケートをとると、おそらくアイアン系のクラブよりも、ウッド系のクラブのほうが好きだという方のほうが多いのではないでしょうか?

それはボールの『低スピン化』も大きく関係していると思うのですが・・・。



Titleist UTILITY アイアン U-500
これまでも書いてきましたが、私はウッド系よりはアイアン・ウェッジ系のクラブのほうが好きで、手にする時間も長いです。

なので、このユーティリティアイアンには好感を持ちましたし、タイトリストらしいクラブだな・・・。と思いました。

全体的な質感もいいですし、大きさや形状も、完全にアイアンです。

見た目(構え感など)にも妥協していません。

これまでは、アイアンには見えないけど、ユーティリティアイアンとメーカーが言っているから、一応そうなのかな・・・。と思いながら、違和感出まくりで中途半端な印象しかなかったクラブも多くありましたが、このクラブは完全にアイアン感覚で打てたので気に入りました。



Titleist UTILITY アイアン U-500
ヘッドを上から入れるのが苦手な方にも、あがりやすくなっています。

適度な重心の高さであったり、工夫されているソール形状にも秘密があるのかもしれません。

今日は練習場もマットの上からの試打でしたが、実際の芝やラフでも、高いパフォーマンスを発揮してくれそうです。



Titleist UTILITY アイアン U-500
アイアン好きな方の為のユーティリティアイアンといって過言ではありません。

ウッド系が好きな方や、ラージサイズのクラブが好きな方には、合いづらいところがあるような気がします。

幅広い層に対応しているクラブだとは思いませんが、アイアン好きな方には是非試していただきたいクラブです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。







                         
        
                         

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