バルド COMPETIZIONE 568 IRON T1 アイアン - ゴルフクラブ試打日記

ライザップゴルフ

Post

      
2020年05月17日
  

バルド COMPETIZIONE 568 IRON T1 アイアン

                 

バルド COMPETIZIONE 568 IRON T1 アイアン
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
BALDO COMPETIZIONE 568 T1 IRON の7番 です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
とてもカッコいい、バルドのキャビティアイアンです。

キャビティアイアンはたくさんありますが、バルドらしいセンスのいいデザインです。

他の番手のクラブよりも一般的に『既視感』が強くなりやすいアイアンですが、このアイアンは新鮮味があります。



側面
大きさは標準的で、シャープなデザインがカッコいいです。

キャビティらしい易しさを感じさせながら、アスリートモデルっぽい、硬派な匂いがプンプンしてきます。

いかにもCADっぽい、といいますか、コンピュータ制御されたデザインのように見えて、メカニカルなところも魅力的です。

質感も良く、高級感があります。



クローバーマーク
バックフェースのトゥ側には、クローバーマークがありました。

これはバルドのトレードマークです。

アイアンに限らず、ドライバーやFWなどでも見られます。

変に色づけされてないのが、またいいです。

プロトタイプっぽくて、シブさが増しています。

全体的につや消しになっていて、サテン仕上げになっているのもプラスポイントです。



トゥ側のウェイト
トゥ側にはウェイトがひとつありました。

結構な大きさがあります。

アイアンにウェイトが配置されているのは珍しいですが、初めてではなくて、過去にもいくつか出会ってきました。

数字が刻印されていないので重さは判りませんが、こうすることで、面長にしなくても重心距離を長くすることができるのだと思います。

私は重心距離があまり長くないほうが好きなのですが、長めなほうが好きな方も多いと思いますし、大顔タイプが苦手だという方には、いい工夫といえるのではないでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さもたっぷりあります。

昔からよく見られる、フルキャビティアイアンです。

先日も書きましたが、最近はポケキャビよりも、このようなノーマルなタイプが増えてきたような気がします。

これも流行なのでしょうか?



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。

こうして見ると、 COMPETIZIONE 568 T1という、手描き風の文字があることに気付きました。

量販モデルというよりは、カスタムっぽくてカッコいいです。

こういったところは大手有名メーカーではなかなか見られず、地クラブメーカーらしい感じがします。



ソール幅
ソール幅はノーマルです。

ちょうどいい幅です。

今はソールに色々なもの(ウェイト)が組み込まれていることも多いですが、こうして見る限り、何も無いようです。

ソールの『質感』といいますか、『柔らかさ』といったらいいでしょうか?

実際にコースで使っても、芝に優しくコンタクトしてくれそうです。

軟鉄の質感の良さを堪能することができました。



ソール形状
ソール形状は平らなタイプではなく、全体的に丸みを帯びていて、リーディングエッジやトレーリングエッジも削り込まれています。

今よく見られる形状です。

こうして見ていても、抜けの良さを感じられます。



ネック長さ
ネックは少し短く見えますが、今のアイアンの中では普通といえるでしょうか?



細かなミーリングあり
フェース面には、とても細かなミーリングがありました。

かなり細かいので、近くでよく見ないと分かりません。

フェース面の仕上げには色々なものがあり、チープで『スタンプ感』の強いものも多いですが、このアイアンの場合はとても緻密といいますか、手が込んでいる感じがします。

チープさは全くありません。

あらゆる角度から見ても、チープさがないのが、バルドクラブの魅力のひとつでもあります。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。

納得の構え感です。

昔からある『逃がし顔』です。

私はフッカーで左に引っかけるのが嫌なので、すごく好きな顔なのですが、つかまるイメージが欲しい方が好む顔ではないかもしれません。

トップラインが真っ直ぐなので、丸みを帯びていて包み込むイメージが欲しい方にも、親しみづらいところがあるような気もします。

ストレートタイプなので、強いグースを好まれる方にも、好みとはいえないように思います。

好みが分かれるところではありますが、私はこういったオーソドックスでシンプルな感じが好きです。

ボールが大きく、そして浮き出てくるように見え、球筋のイメージがとても容易で色濃く浮かんできました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はマイルドな感じで好感が持てました。

フルキャビティでありながら、ヒッティングポイントに厚みがあるので、薄っぺらい打感ではありません。

微妙に乗っかる感じがあって、乗せて運びやすいアイアンです。

打った後に残る感触も心地よいものがありました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、普通といった感じがしますが、今はイージー系が多いので、そういった意味ではヒッター向けのキャビティアイアンなのかな?という印象をもちました。

しかしタフなアイアンではないですし、ハードルが高くはありません。

構えたときに、最初の打ち出しのイメージが出しやすかったのが、とても良かったです。

カッコいいアイアンですが、親しみやすさもあって、昔からフルキャビティに慣れ親しんだ方であれば、すごく扱いやすいと感じられるのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』という点でも、フルキャビティらしい寛容さがあって易しいです。

ラージサイズで多機能なアイアンと比べると多少正直なところはあるかもしれませんが、少々のブレには動じない大らかさがありますし、大きすぎず男前なので、より易しさが向上しているように思います。

ラインも出しやすくブレる感じがしません。

引っかかりやすいアイアンではないので、安心して上から潰し気味に打っていくことができました。



飛距離性能
『飛距離性能』という点では標準的ですが、今のアイアンの中でいえば、飛ばないほうといえるかもしれません。

飛距離よりも距離感を大切にしたい方のためのアイアンといっていいように思います。

このようなアイアンで球を打っていると、改めて『飛ばしすぎない』のも魅力のひとつだな・・・。と思います。

『行き先に責任をもてる』アイアンといったらいいでしょうか?

自分の狙ったところに落としていくことができ、きちんとした番手ごとの仕事をしてくれるアイアンだな・・・。と思いました。

今はアイアンにも飛距離が求められている時代だと思いますし、そういったニーズは高いと思います。

なので、今の大部分のニーズに応えたアイアンとはいえないのかもしれませんが、飛びすぎるのを敬遠しておられる方には、この『ノーマルディスタンス』は魅力的といえるのではないでしょうか?



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じでした。

フルキャビティらしい大らかさがありながら、左右へも上手く反応してくれました。

大顔ではなく、ノーマルサイズだったのも良かったように思います。

トゥ側に大きなウェイトが配置されているので、打つ前は少し先(トゥ側)が重いタイプなのかな?と思っていましたが、実際に打ってみて、そのように感じることもなく、普通に打つことができました。

今度できれば、ウェイト無しでも打ってみたいですし、おそらく私にはそのほうが合っているような気がします。

球が自然につかまるタイプではないので、スライサーの方にはちょっと厳しいところがあるかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
カッコいいデザインに魅了され、打つ前からテンションがあがっていたのですが、実際に打ってみても、やはりいいアイアンだな・・・。と思いました。

昔と違い、今の大部分のアイアンの特長といえると思うのですが、カッコいいけど気難しくなくて易しい・・・。ということを強く感じました。

昔のクラブはカッコ良さと難しさが比例していましたが、今のクラブは必ずしもそうではなく、むしろ親しみやすいものが多くなっています。

このアイアンもまさにそんなタイプです。



BALDO COMPETIZIONE 568 IRON T1
スピード感が合うな・・・。と思いながら球を打っていました。

厚みのあるアイアンらしい、ゆっくりとした弾道で飛ばしていけるイメージ・・・。といったらいいでしょうか?

実際は高速で飛んでいるのですが、弾き系のアイアンのような『バーン』という打感ではないですし、薄くなく厚みがあるので、乗せて運べるところがまたいいのだと思います。

パッティングは『強さ』よりも『スピード感』が大事・・・。とは昔からよく言われることですし、私もそのように思っています。

パッティングをする前に私はいつも、カップインするまでの映像を頭に描き、一番大切にしているのが『スピード感』です。

ボールの転がるスピードのことです。

これが合うと距離感がバッチリ合います。

それはパターだけでなく、アイアンなどの違う番手のクラブにも同じことがいえます。

もちろんアプローチにおいてもスピード感が大切ですし、これが合わないと距離感がつかめません。



BALDO COMPETIZIONE 568 IRON T1
距離感を合わせるにはハイスピードよりも、できるだけスローで低い(弾道の高さ)イメージのほうが有利なのですが、そういったことを、このアイアンで球を打ちながら考えていました。

今はロフトが立っているだけでなく、弾き系のアイアンもたくさんあり、確かによく飛ぶのですが飛び過ぎてしまい、練習場では打ててもコースでは怖いだろうな・・・。と思うことはよくあります。

どうしても落としどころがイメージよりも先にありますし、着地してからの転がりもイメージできません。

止めたいときに止められないのはスコアメイクにおいても、かなり不利になります。



BALDO COMPETIZIONE 568 IRON T1
しかし、このアイアンだと上手くいきそうです。

まったりといいますか、手に馴染みやすい打感を味わいながら、止めてくれそうなイメージが湧いてきました。

スピード感が速すぎないのもいいです。



BALDO COMPETIZIONE 568 IRON T1
私はビギナーの頃から、とにかく馬鹿力を使って思いっきり球を強く叩いていました。

確かに力強くて弾道も速く、芯に当たれば距離も出ていたのですが、コントロールはできていませんでした。

『行き先は球に聞いてくれ』というゴルフをしていました。

『力加減』といいますか、ボールの『スピードコントロール』が全くできていませんでした。

私はこれまで早い段階から、プロやトップアマといった上級者の方と一緒にラウンドさせていただき、いろいろなことを学んでいったのですが、その学んだことのひとつに『ボールのスピード感』があります。

私のような下手なゴルファーはバーンと、とにかく速さはあったのですが、『バッタ』のようなゴルフで、ボールがどこに着地するかも読めません。

対してプロや上級者の方は、わざとゆっくり打ってボールのスピードを殺しているんじゃないか?と思えるほどの違いがありました。

球筋や高さだけでなく、スピード感もコントロールしていたのだと思います。

もちろん実際は、速いスピードなのは間違いないのですが、そう感じさせるほどの違いを感じました。

コントロールできているので力みもなく余裕があるので、再現性も高く、安定していました

そういったことを学び、取り入れていくと、自分のゴルフがすごく向上していきました。

『10割のゴルフ』では上手くいかないですし、途中で息切れしそうになりますが、『7割のゴルフ』を100%やろうと思えるようになって、かなりスコアが良くなっていきました。



BALDO COMPETIZIONE 568 IRON T1
そんな『球のスピード感』を、このアイアンを試打しながら考えていました。

昔の懐かしい思い出が蘇ってきました。

このアイアンは最新のアイアンでありながら、昔ながらのオーソドックスな顔をしていたことや、軟鉄アイアンの質感を楽しめたから、そうなったのかもしれません。

スピード感を落とすというのは、決して緩めることではなくて、『フルスロットル』ではなく、コントロールできる範囲内での最大の力を使うという認識です。

私の経験上、たくさんのゴルフクラブを試打してきて、昔のいい記憶を蘇らせてくれるクラブというのは間違いなくいいクラブです。

このアイアンもそのクラブの一員です。

今のハイテクアイアンのようなお助け機能はそれほど無いかもしれませんが、ベーシックなタイプを好み、フィーリングを大切にしたい方には、是非試していただきたいアイアンです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

カッコ良くて、一度見たら忘れられない魅力的なアイアンです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。







                         
        
                         

コメント

非公開コメント