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2020年04月12日
キャロウェイ MAVRIK MAX ドライバー

先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ MAVRIK MAX ドライバー です。

シャフトは Diamana 40 for Callaway です。
ロフトは10.5度、シャフトフレックスはS、シャフト重量は45g、トルクは6.3、バランスはD1、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は290g です。

キャロウェイMAVRIKシリーズのドライバーです。
以前、同じシリーズのドライバーを試打したのですが、今回はMAXです。
見た目は変わらないような感じがするのですが、MAXという名の通り、大きさが最大級ということなのでしょうか?

シャロー感があってラージサイズです。
今の主流といえる形状です。
こうして見る限り、MAVRIKドライバーと変わらないような気がします。
今度、機会があれば見比べて見たいです。

この独特なソール形状も同じです。
おそらく意味があるのだと思います。

ネックの長さは適度にあり、以前試打したドライバーと同じようです。
こうして見る限り、全体的な形状や重心の高さはあまり変わらないような気がします。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、このNとSのポジションです。

バックフェースにはウェイトが配置されています。
数字が刻印されていないので、重さは判りません。

ヒール側にもウェイトがあります。
これは以前試打したドライバーにはありませんでした。
より球をつかまえやすくするよう、重心距離を短くしているのでしょうか?

JAIL BREAK TECHNOLOGYはお馴染みです。
これからも採用され続けるのではないでしょうか?

ラージサイズで、シャロー感の強いヘッドです。
この大きさに安心感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
今はドライバーだけが他の番手に比べ、巨大化しました。
もちろんFWやアイアンなどでもラージサイズは存在しますが、その割合は少ないです。
ドライバーだけが『別物』として存在し続けているような気もします。

クラウンの盛り上がりも目立っていました。
今は全体的にはシャローでも、フェース高があって厚みのあるフェースが増えてきました。
『叩く』ということにおいては、シャローフェースよりもディープフェースのほうが理にかなっているように思いますし、安心感があります。

クラウンのカーボンの模様も多くなりました。

この弾きの良さそうなフェース面も、これまでと変わりません。
テクノロジーを感じさせながら、質感も向上しています。

独特な顔をしていました。
MAXという名前がついているので、ラージサイズなのだろうと予想していたのですが、ヘッド後方が膨れていてフェースも被っているように見えます。
『つかまりの良さがマックス』ということなのでしょうか?
私はフッカーなので、このような顔はあまり好きではないのですが、スライサーの方は安心感をもちやすいのかもしれません。

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
これまでと同じです。

素振りをしてみると軽量感があり、シャフトも軟らかいですが、これは経験していたので、特に驚くようなこともなく、抑え気味にコンパクトに振っていきました。
シャフトの挙動を気にしながら、タイミングを整えていくことに気をつけました。

ボールを前にして構えてみると、やはりフック(ハイフック)のイメージしか浮かびませんが、このようなタイプが今は多いので珍しくはありません。
私が好きな構え感ではないですが、このつかまりそうな感じが好きな方も多いのではないでしょうか?
フェースもよく見え、球があがりやすそうです。
普通に打つと左にしか行かない感じがしたので、少し右を向いて回してみる感じで打ってみることにしました。
試打を開始しました

『打感』は、ややしっかりめです。
打球を目で追わなくても、この打感だけで球がつかまっているのが分かります。
この打感は好みではないのですが、あまり気にしないようにしています。
機能を重視すれば、フィーリングが犠牲になることはありますし、シーソーのようなところがあるのかもしれません。

『音』もはっきりしていて、聞き覚えがあります。
甲高くなく、大きすぎないのがいいです。

球はとてもあがりやすくて高弾道です。
打ち出しが高く、ビッグキャリーが打てるドライバーです。

安定性も高く、シビアさは全く感じません。
球のつかまりがいいので、自動的に球をつかまえてくれるドライバーです。
シャフトが合わないのか、振りに行くと方向性が乱れてしまうところはありましたが、ヘッド自体は寛容でオートマチックタイプです。

『飛距離性能』も優れていて、スインガータイプの方に合いやすいのではないでしょうか。
弾きがいいですが、球のつかまりの良さが、この飛距離につながっているように思います。
高くあがりますが、力強くて頼りなさはありません。

『操作性』はあまり秀でてはいません。
完全のオートマチックタイプのドライバーです。
私はフック系が自然ですが、少し右に曲げることもできました。
しかし球のつかまりがいいので、大きく右に曲げるのは難しいです。
スライサーの方には大きな味方になってくれるのではないでしょうか?
試打後の感想

以前試打したドライバーよりも、このMAXのほうが球のつかまりが強いと感じました。
最初は『大きさ』がマックスなのかと思いましたが、『つかまりの良さ』がマックスということなのではないかな?と思いました。

フッカーには合いづらいところがあると思います。
スライサーの方には曲がりが抑えられて真っ直ぐに近い球が打ちやすいドライバーです。

あまり叩きにはいけないドライバーだと思いますが、ハードヒットではなく、ソフトヒットで余裕をもってつかまえて飛ばしたい方には合いやすいのではないでしょうか?
クセのあるドライバーではありますが、今はこのクセが求められているのかもしれません。

キャロウェイらしい、ハイテクドライバーです。
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。





コメント
しばらく更新されなかったので心配しておりましたが、継続されるとのことで安心しました。
私は以前の記事で『ドゥーカス』ドライバーの虜になってしまい、どーしても打ってみたくて、しかし中古ショップには中々無く、しかも『リローデッド』は高くて手が出ないし…で、『DCD711』を中古で購入しました。まだあまり打ち込めていないので、打ちたくてウズウズしてますが、早く世の中が落ち着きを取り戻してほしいと心より願っております。これからも色々なクラブを紹介して下さい。よろしくお願いいたします。
2020-04-13 11:43 くまごろう URL 編集
ありがとうございます!
ご無沙汰しております。
お元気ですか?
この度はコメントを寄せていただきありがとうございます。
また、返信が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
今、国内はもとより世界中が大変な状態となっていますね。
そんな中、ゴルフクラブの記事を更新しても良いのかな?という思いが正直ありました。
記事を更新すると、不謹慎だとお叱りを受けるのではないかと思っていました。
私は今ほとんど家にいる状態で、練習場へは行っていないです。
練習場も営業しているところもあれば、自粛しているところもあるようですね。
最近は新たなクラブには出会っていないのですが、以前試打したクラブでまだ紹介していないクラブの記事を少しずつですが、記事に書かせていただきたいと思っております。
とても温かく、またありがたいコメントを寄せていただき、ありがとうございました!
すごく嬉しかったですし、心が少し楽になりました。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
私も新型コロナウィルスに罹らないように注意しておりますが、くまごろう様もどうかご自愛くださいませ。
それでは失礼いたします。
2020-04-19 12:44 golfdaisuki URL 編集