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2020年03月24日
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Edel Golf SLS-01 アイアン


今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは Edel Golf SLS-01 アイアン の7番です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。

初めて手にした、Edel Golfのアイアンです。
以前ウェッジを試打したことがあるのですが、アイアンを手にすることができ、とても嬉しく思いました。
このメーカーのことをほとんど知らないので、どういうクラブなのか、とても興味があります。

標準的な大きさで、どちらかというとオーソドックスなタイプです。
シンプルなキャビティアイアンですが、シャープさはなく、輪郭が丸みを帯びていて、どことなくまろやかな感じがします。
つや消しタイプなのはいいのですが、全体的な質感は物足りません。
目で惚れることはありませんでした。
ミラー仕上げのようなピカピカ光るタイプよりも、つや消しタイプのほうが私は好きなのですが、こういう質感じゃないんだよな・・・。と見ながら思っていました。

バックフェースにはウェイトが組み込まれています。
数字が刻印されていないので、重さは判りません。
専用の工具ではなく、普通の六角レンチで簡単に取り外せそうですが、交換するタイプではないのだと思います。
ドライバーなどではウェイトを交換するのが一般的ではありますが、アイアンでは交換しないのが普通のような気がします。
こういうタイプのアイアンはテーラーメイドが最初だったと思うのですが、今は多くのメーカーのクラブで見られるようになりました。
初めて見たときは、どんな効果があるんだろう?
打感を良くするためなのかな?
などと思っていましたが、今思うと、重心深度の浅いアイアンのバックフェースにウェイトを取り付けることで、重心深度を少し深くする効果があるのだと知りました。

こうして見ると、彫りの深さは結構あります。
最初見たときはハーフキャビティという印象をもっていましたが、この角度から見ると、ノーマルキャビティといっていいような気がします。

トップラインは、やや厚めです。

ソール幅は標準的です。
もっとワイドを予想していたのですが、違いました。
やはりEdel Golfは海外メーカーだな・・・。と思いました。
ソール形状がPINGのアイアンとそっくりです。
どことなくクールといいますか、『ステンレスっぽい』感じがしました。
私は色々な角度からクラブを見て、目で楽しんでいるのですが、今日は目尻が下がることもなく、ただ淡々と見ているだけでした。
苦手意識などは無いのですが、目の保養にはならなかったですし、魅力を感じることはありませんでした。
気持ちが高ぶることもなく、淡々としていました。

ソール形状もシンプルです。
平らに近いですが、微妙に丸みを帯びています。
今は多くのメーカーがソール形状に工夫を施していますが、このアイアンにはそのような『細やかな配慮』は見られません。

リーディングエッジもトレーリングエッジも、『尖っている』というよりは、微妙に削られているようにも見えますが、それほど大きくはありません。
これも計算された形状なのでしょうか?
こうして見ると、日本のメーカーのクラブは『ウェット』で、海外メーカーのクラブは『ドライ』な感じがします。

ネックは少し短めですが、今のアイアンの中では標準的といえるでしょうか?
ネックは太くなく、大顔タイプではないので、『ボテッと』していないのがいいです。
ストレートなタイプで、シュッとしているのが印象的でした。

ホーゼルには『FORGED』の文字があったので、鍛造なのだと知りました。
軟鉄鍛造なのでしょうか?
そのようには見えないのですが、あえてそう見せないようにメーカーが工夫しているのかもしれません。

フェース面にミーリングはなく、シンプルでした。
こうして見ても、ステンレスっぽい質感がありますし、これまで多く試打してきた中空アイアンも、このような質感のフェース面が多くありました。
中空独特の、あの『プクッと』した感じがないので、おそらく中空ではないと思うのですが、質感的にはステンレスや中空を連想させます。

素振りをしてみると、適度な重量感もあり、タイミングがとりやすいです。
初めてのメーカーのアイアンでも、不安に感じることはありません。

ボールを前にして構えてみると、好感が持てませんでした。
グースはきつくないのですが、美顔ではありません。
トップラインの厚さが目立ち、海外メーカーらしい顔です。
構えづらいことはないのですが、見とれるようなこともありませんでした。
私は逃がすイメージを出しやすいクラブが好きで、このアイアンは逃がすイメージが出しやすかったのですが、私が求めたい構え感ではなく、好きにはなれませんでした。
大顔でもないですし、グースもきつくないですが、大味な感じがしていました。
気持ちが盛り上がることもなく、淡々と見ていました。
試打を開始しました

『打感』は、まずまずでした。
硬くはなく、マイルドな打感なのですが、それほど魅力を感じませんでした。
嫌な打感ではないのですが、アイアンに求めたい打感ではなく、物足りなさを感じました。
アイアンに欲しい『球乗り感』はあまりなく、どちらかといえば弾く感じのほうが強いです。

『球のあがりやすさ』は普通です。
特別あがりやすいということはないですが、かといってタフなアイアンでもありません。
ただ、ヒッター向けなアイアンだとは思いました。

『安定性』という点では、ノーマルキャビティらしい易しさがあって、親しみやすいところがあります。
シビアさはないですし、不必要な易しさがなく、自然でいいのかな・・・。と思いました。

『飛距離性能』は普通です。
飛ばないアイアンではないですが、今のアイアンの中でも、飛距離に関して秀でているほうではないと思います。

『操作性』は、いい感じでした。
大顔タイプでないということもあり、左右へ曲げることも普通にできました。
球がつかまるタイプではないので、スライスに悩んでおられる方は右へのミスが出やすくなるかもしれません。
試打後の感想

初めて出会ったEdel Golfのアイアンで、期待するところも多かったのですが、あまり好きにはなれませんでした。
もちろん、それはあくまでも私の好みによるものであり、このアイアンが優れていないということではありません。

最初に、このアイアンのもつ質感が好きになれなかったのですが、試打していて、好感を持てるところがあまりありませんでした。

いい意味で無難な感じがしましたが、これが印象的だった・・・。とか、ここの部分がすごく気に入った・・・。ということもありませんでした。

これがEdel Golfのクラブなのでしょうか?
もちろん、他にも色々とラインアップされていると思うので、まだ結論を出すのは早いような気がするのですが・・・。

今のクラブは没個性的なものが多く、メーカーの特色を出すのが難しくなってきているような気がします。
そういった意味でも、このアイアンには他のメーカーにはない個性が欲しかったです。

今回はあまり好感が持てなかったのですが、また機会があれば違うクラブも試打してみたいと思いました。
☆
構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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