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2020年03月17日
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キャロウェイ MAVRIK フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ MAVRIK フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは Diamana 50 for Callaway です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子 です。
新型コロナウィルスが猛威を振るうようになって数ヶ月が経ちました。
国内はもちろん世界中で、今もマスク不足が続いています。
やはり海外生産に頼っていてはこういった緊急時に全く対応できないということがよくわかりました。
国内生産で、常に備蓄をもっておく必要があると思います。
私は花粉症なのですが、ずっとマスクを買うことができずに辛い日を過ごしています。
しかし風邪も引かず元気なので、贅沢は言っていられないなと思いました。
症状が重い方や医療関係者の方たちにまずは充分な数のマスクが届いて欲しいですし、ウィルスを寄せ付けないというよりも撒き散らさないという意味でマスクが有効だと思います。
憎きウィルスに、今多く飛散しているスギやヒノキなどの花粉が効いてくれないかな・・・。などと、目のかゆみを感じながら思っていました。
新型コロナウィルスも厄介ですが、花粉も私にとって厄介な敵なので、『毒には毒をもって制す』という考え方です。
特効薬というのは身近にある、意外なものから作られることも多いそうで、いずれ開発されると期待していますが、一刻も早く完成して世界中に届いて欲しいです。

さて、このクラブですが、キャロウェイマーベリックシリーズの新しいフェアウェイウッドです。
先日、ドライバーやユーティリティを試打しましたが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。
デザインが統一されていて、すんなりと入っていけます。

シャロータイプのヘッドです。
ソールには色々な工夫が見られますが、ゴチャゴチャ感は無いので、好感が持てます。

独特なソールです。
色々な工夫が見られます。
クラブ研究では世界トップクラスといえるキャロウェイなので、おそらくこのソールにも大きな意味があるのではないでしょうか?
FWはドライバーと違い、直打ちすることが多いので、芝やラフ・ベアグランドなどでの滑りの良さを追求しているのかな?と思いました。

ソールには大きなウェイトがひとつだけ配置されています。
数字の刻印が無いので、重さは判りません。

このJAIL BREAK TECHNOLOGYも、お馴染みです。
ドライバーと同じ技術が取り入れられているのだと思います。

ネックの長さはしっかりと維持されています。
これはちょっと意外でした。
これまでも書いてきましたが、キャロウェイはどうしてもスルーボアやショートネックのイメージが強いので、この長さはなかなかイメージできません。
ショートネックのほうが好きだという方も多くいらっしゃると思いますが、私はこのようなネックの長さがあると、『上から』拾っていけるイメージが出しやすいので、好感が持てます。
アイアンやウェッジでも、ある程度ネックの長さがあるほうが、易しく感じられ親近感がもてます。
ネックに調整システムは搭載されていません。
キャロウェイは調整システムのイメージが強いですし、ドライバーには搭載されていましたが、全てのモデルに搭載するということではないようです。

シンプルで綺麗なフェース面です。
3本のスコアラインが大きな存在感を放っています。
アイアンなどに限らず、フェアウェイウッドもメーカーやモデルによってスコアラインの数が違っていますし、スコアラインが無いものも見られるようになりました。
どれがベストなのか分かりませんが、いずれ答えがでるのかもしれません。

トゥ側には『FLASH FACE SS20』と表記されています。
これはドライバーにも見られましたが、キャロウェイ独自の特別なフェースなのでしょうか?

シャロータイプです。
見慣れた感じの、スタンダードなシャローです。
クラウンは平らではなく、丸みを帯びて盛り上がっているように見えます。

装着されているグリップは最近、よく見られるタイプです。
ソフトなフィーリングで好感が持てます。

オーソドックスな、いい顔をしています。
私には『つかまえ顔』に見えたのですが、今はこれくらいがスタンダードといえるでしょうか?
『逃がし顔』のフェアウェイウッドには最近出会えていないように思います。
大きさもちょうど良くて、黒ということもあり、引き締まって見えるところに好感が持てました。
直打ちするクラブはヘッドが大きくなりすぎてしまうと難しそうに感じますが、これくらいの大きさだと易しそうです。

カーボンクラウンなのが分かりました。
昔のように今はカーボンクラウンが流行っているようですが、同じカーボンクラウンでもテーラーメイドとはテイストが違います。

素振りをしてみると軽量感もありましたが、シャフトがかなり動いたので、少し抑えめに振りました。
強めに振ると、ヘッドの挙動が安定しづらい感じがしましたが、それは私がまだこのシャフトに慣れていないからのように思います。
フレックスはSなのですが、かなり軟らかめのSです。
国内モデルだから、この軟らかさや軽さがあって、US仕様だったら、もっとしっかりしたスペックなのかな?と思いました。
カスタムシャフトや、昔から使っている『地シャフトメーカー』に差し替えるのもアリだと思いますし、海外仕様のモデルをそのまま使ってみるというのも、有効だと思います。
ヘッドは期待できそうですが、正直ちょっと物足りないスペックに仕上がっているように感じました。

ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
いい意味で『おとなしい』といいますか、集中力を散らさない構え感に見えました。
しっかりと『自分の中のゾーン』に入っていけそうです。
ただ、やはりフェースが左を向いているように見えてフックのイメージが出てしまいました。
右に構え直して打とうかな・・・。と思ったのですが、まずはこのまま打ってみることにしました。
試打を開始しました

『打感』はややしっかりめですが、硬くなく好感が持てました。
はっきりした打感です。
ボヤけていなくて、しっかりと『芯』があります。
フェースに乗る感じは無く、弾き感がかなり強いです。

『音』も甲高くなく、いい感じです。
昔のあの独特の甲高い金属音ではありません。
音に邪魔されず、気持ちよく振っていけました。

球はかなりあがりやすいです。
フェアウェイウッドなのでいつも通り、直打ちで打ってみたのですが、すごくよくあがります。
クリークということもあると思いますが、この浮きやすさや弾道の高さは武器になりそうです。
同じフェアウェイウッドでも、スプーンだと感じにくいですが、クリークはしっかりと高さを出していけるので、『グリーンを上から攻める』イメージが出しやすいです。
このクラブも、まさにそんなタイプです。
上空高く『鳥瞰(ちょうかん)』で攻めていけるクラブといったらいいでしょうか?
高~くあがっていくボールを目で追いながら、そんなことを考えていました。
カッコいいクラブですが、タフさは全くなく親しみやすい性質をもっているので、スインガータイプの方にも親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?

『安定性』も高く、シビアさは感じません。
最初から少し左に飛んでいったのですが、かなりつかまりがいいクラブです。
せっかく、これだけいい大きさに収まっているので、フェースがスクエアか逃がす感じだと、もっとラインを出しやすいような気がしたのですが、それは私がフッカーだからそう感じたのかもしれません。
3球続けてフック系の球が出たので、少しずつアジャストしながら、ようやく真っ直ぐに近い球を打つことができました。
球のつかまりがいいFWですが、これは装着されているシャフトも大きく影響しているのは間違いありません。

『飛距離性能』は高いです。
フェースの弾きが強く、初速も出ています。
軽量感のあるクラブではありますが、弾道は力強いです。
この弾きの良さは、今のFWの中でも、間違いなくトップクラスにあるといえるのではないでしょうか?
そう思えるくらい、このクラブの飛距離性能は高いです。

『操作性』という点では、まずまずです。
操るタイプではないですし、私の場合はフック系のほうが出やすいように感じました。
球のつかまりがいいですが、ちょっとつかまり過ぎです。
右にはなかなか行きにくいですが、カットに打って少し曲げることができました。
ドライバーのような大きいサイズのクラブよりも、クリークのようなサイズ(ヘッド体積)の小さいクラブのほうが、フェースの向き(この場合は左向き)の影響は大きいことを改めて感じました。
フェード系の方は、ほぼストレートな球筋になるかもしれません。
試打後の感想

弾道の高さとつかまりの良さ・そして弾きの強さが印象に残りました。
これが今の『飛びのトレンド』といえるのではないでしょうか?
カッコいいクラブですが、気難しさは全くなく、親しみやすい飛びなのも、このクラブの魅力です。

弾道がかなり高いので、スプーンも試してみたくなりました。
おそらくタフさは感じないだろうと思いますし、充分あげてくれるような気がします。

ネックの長さがしっかりとあったので、多少は重心が高くなっているのかと思っていましたが、実際に打ってみて高重心だとは思いませんでした。
でも上から潰すように打つこともできましたし、上から打つと厚く当てられるというメリットもあり、そのときはすごくいい球が打てました。
レベルブローに近い感じで打ってみて、多少薄めに当たることもあったのですが、それでもしっかりと球を浮かせてくれたので、実戦でも心強いパートナーとなってくれそうです。

ネックに調整機能は搭載されていませんが、その分、ヘッドの性能アップが実現できているのではないでしょうか?
ヘッドの基本性能をあげれば、調整システムはそれほど重要ではないという、メーカーからのメッセージがあるような気がします。
私は調整システムを重要視していないですし、これまで調整システム付きのクラブを試打して、基本性能がおろそかになっていると感じたクラブはたくさんあります。
このマーベリックフェアウェイウッドは、その真逆に位置するクラブなのは間違いありません。

ビッグバーサの頃から、キャロウェイはウッド系(特にFW)が素晴らしいと思っていましたが、その伝統が今でも引き継がれているようです。
技術の革新は進みましたが、『易しく飛ばせる』というコンセプトは1ミリもブレていないように思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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