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2020年02月16日
GTD GT455 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは GTD GT455 ドライバー です。

シャフトは 三菱ケミカル Diamana DF60 です。
ロフトは10度、長さは45.5インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は66.5g、トルクは3.8、キックポイントは中元調子 です。

とてもカッコいいGTDのドライバーです。
GTDのドライバーを試打した経験はまだ浅いのですが、すごくいい印象をもっています。
以前試打した、GTD GT455 Plus ドライバーのことが今でも忘れられず、思い出すだけで胸がときめくのですが、初めて試打してもう1年以上が経つのかと思うと、とても早く感じられます。

ソールにある、このロゴがカッコいいです。
見た目のインパクトもありますし、ハイセンスなデザインです。
全体の質感も良く、チープさは全くありません。

これまで試打したモデル同様、丸っこい形状です。
今はシャロー系が圧倒的に多いですが、このドライバーには適度な厚みもあります。
こうして見ているだけでも、すごくいい匂いがプンプンしてきて、私の嗅覚を刺激してきます。
実際に匂いがあるわけではなく、あくまでも感覚的なことなのですが、私の嗅覚が、このクラブはいいクラブだぞ・・・。と嗅ぎ分けているようでした。

ネックは、やや短めですが、今ではこれくらいが主流といえますし、見慣れた感じがします。

ネックには調整システムが搭載されていました。
これは以前試打したGTD GT455 PlusやGTD Code Kと同じです。
同じコンセプトで作られていて、あくまでもマイナーチェンジということでしょうか?
テーラーメイドやキャロウェイのように複雑な調整はできないようですが、シンプルなほうがいいという方もたくさんいらっしゃると思いますし、最低限の調整で充分というメーカーの思いがあるのではないでしょうか?

試打するのは、この『N』のポジションです。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ大きなウェイトがひとつずつ配置されています。
刻印が無いので、重さは判りません。

このフェース面もお馴染みです。
いかにも弾きが良さそうなデザインです。
弾きが良いという言葉を通り越して、『高速の弾き感』といったほうがいいかもしれません。

セミディープ形状です。
シャロー系が今は多いので、厚みがあるように見えますが、ディープバックというよりは、セミディープといったほうが合っているように思います。
今でもシャロー系が多いですが、このような厚みのあるものも、少しずつ見られるようになってきました。

オーソドックスな、いい顔をしています。
この『塊(かたまり)感』といいますか、『拳(こぶし)感』がたまりません。
今はシャロータイプで投影面積の大きいドライバーを試打することが多いので、このようなタイプは新鮮に感じられます。
この顔もGTDらしいといえるのかもしれません。
私が使っているドライバーと雰囲気が似ているところもあって、親近感が持てます。

素振りをしてみると、結構しっかりしていて、反応が良さそうです。
いわゆる『ハンドルの遊び』が小さくて、『大きくゆったり』というよりは、『小気味よく』振っていけるタイプです。
すぐにタイミングを整えることができました。

ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
クセが無く、自然に構えられます。
立体的な顔ですが、それほど『小顔感』はありません。
私が愛用しているドライバーは逃がすイメージも出しやすいですが、このドライバーはどちらかというとつかまるイメージのほうが出しやすいです。
高い弾道というよりは、やや抑え気味のライナー系の弾道がイメージできました。
私が大好きな弾道です。
このホットでいいイメージが浮かんでいる間に打ってやろう・・・。と思いました。
試打を開始しました

まず感じたのが、この強烈な飛距離性能です。
初速が速く、パワフルな弾道に魅了されてしまいました。
以前もGTDのドライバーを試打しているので、高い飛距離性能を期待していたのですが、その期待通りでした。
ライナー系で、かなり力強いです。
こういう弾道は風にも強く、しっかりとランを稼いでくれるだろうと思いました。
安定した丸い飛びではなく、やや尖った感じの飛びといった表現が合っているでしょうか?

『打感』はしっかりしていますが、硬くなく、手に嫌な衝撃も残りませんでした。
むしろ、程よい抵抗感があって、心地いいです。
かなり飛距離の出るドライバーなので、飛距離といえば『Waoww』を思い出したのですが、Waowwはもっと軽めだったように思いますし、違いがあるような気がします。
今度機会があったら、打ち比べてみたいです。
かなり贅沢な打ち比べになります。

『音』も好感が持てました。
はっきりしていますが、大きすぎず高くもなく、インパクトが緩むこともありませんでした。
GTDのドライバーなので、音はどうかな・・・?と思うところが正直ありました。
以前試打したCode Kというドライバーの音が全く馴染めずに、テンションが下がったのを覚えています。
せっかく他の性能がいいのに、音が良くないだけで、その性能を出し切れません。
音というのは、強烈な印象を残します。
音で、全てが台無しになってしまうこともあります。
そういった意味では、このドライバーは好感が持てました。

『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーの中でも、ハードなほうなので好みがはっきりと分かれるように思います。
明らかな『ヒッター向けドライバー』です。
叩いていきたい人の為のドライバーといっていいと思います。
ロフトや装着するシャフトによるところもあると思いますが、最低でもヘッドスピードが、40後半以上が必要となってくるのではないでしょうか?
このドライバーのロフトバリエーションがどれだけあるのか知りませんが、性格がはっきりとしていて、ターゲットとなるゴルファー層も絞り込まれているように思います。

『安定性』という点では、普通といいますか、特に難しいと感じることはありませんでした。
普通に打っている限り、暴れるとか曲がるといったことにはなりにくいように思います。
シビアさは感じませんが、今のイージー系ドライバーと比べると、『易しすぎない』といいますか、『正直』なところはあるように思います。
高い直進性とか、寛容さを第一に求めておられる方には合いづらいところがあるかもしれません。

『操作性』は、なかなかいい感じでした。
球離れが、かなり速いのでフェースに乗せて運ぶという感覚はもてなかったのですが、クセのない顔をしていて、左右へも反応してくれました。
ほぼ中立的な感じがしましたが、どちらかというとドロー系のほうが自然な感じがしました。
しかし、スライスを撲滅してくれるドライバーではないので、スライスに悩んでおられる方にとって、『お助け』的なことは無いかもしれません。
ただ、このドライバーには調整機能が搭載されているので、球筋を調整することができるのであれば、意外とその受け皿は大きいのかもしれません。
試打後の感想

ポテンシャルが高く、かなりいいクラブなので、
いいなぁ・・・。欲しいな・・・。
と思っていたのですが、このクラブを貸してくれた友人によると、このドライバーは数年前のモデルで、もう発売されていないのだそうです。
私はニューモデルだろうと思っていたのですが、違いました。
しかし性能は最新モデルに引けをとりません。
むしろ、かなり優れています。

このドライバーもすごくいいですし、以前試打したGT455 Plusもすごく気に入っていて、購買意欲を強く刺激してきます。
叩けるドライバーというのは、とても魅力的です。

叩きに行って吹き上がってしまったり、当たり負けしてしまったりするクラブはこれまでもたくさん出会ってきて、残念に思ったことがたくさんあるのですが、このドライバーのように全くの真逆でむしろ『押して』いけるドライバーは魅力的で、いくらでも飛ばしていけそうです。

GTDというメーカーのことをよく知らないのですが、これまで3つのドライバーを試打してきて、かなり高性能で飛距離にこだわっている感じがします。
今は『オールマイティタイプ』といいますか、ひとつのドライバーで、なるべく多くのゴルファーをカバーできるようになっていると思うのですが、このようにターゲットを絞り込んでいるのは魅力的です。
多くのゴルファーに支持されることは無いかもしれませんが、ぴったりとマッチする方にとっては、『絶賛級』の賞賛を得られやすいのではないでしょうか?

このドライバーがもう発売されていないというのがとても残念ですし、発売されていたときに出会えなかったというのも残念でなりません。
私はゴルフクラブを試打するときは『行き当たりばったり』的で、計画性が無いのですが、これからはもっと積極的に試打してみようかな・・・。と思いました。
私が知らないクラブは、まだまだたくさんあります。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
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2020-02-18 13:42 編集
はじめまして!
golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。
バルドのドライバーはいいですね。
かなり前から試打していますが、最初に出会ったモデルがとても飛距離性能に優れていて、そのイメージは今でも継続しています。
カッコ良くて弾きがいい印象があります。
最近はなかなかバルドのクラブに出会えていないのですが、試打することができれば記事に書かせていただきたいと思います。
これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。
それでは失礼いたします。
2020-02-25 00:32 golfdaisuki URL 編集