テーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッド - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2020年02月14日
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テーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッド

                 



テーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッド
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッドの5番 です。



TENSEI BLUE TM50
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は51g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は313g です。



正面
テーラーメイドSIMシリーズのフェアウェイウッドです。

これまで、ドライバーとアイアンを試打したのですが、フェアウェイウッドを試打することができました。



側面
ソールが平らでシャロー感もありますが、クリークだからでしょうか?

大きさは感じず、むしろ適度にコンパクトな感じがします。



SPEED POCKET
ソールには『SPEED POCKET』の文字がありました。

これがRBZにあった溝の役目を果たしてくれているのでしょうか?

『V STEEL』という文字があったので、懐かしさがこみ上げてきました。

Vスチールを昔愛用していた時期があり、ずいぶんとお世話になったので、とても感謝しています。

キャロウェイの『スチールヘッドIII』もそうですし、私は昔からテーラーメイドとキャロウェイのFWにはずいぶんと助けられたような気がします。

ゴルファーにとって『いいクラブとの出会い』というのは、レベルアップの為にも、そしてゴルフライフをエンジョイしていくうえでも欠かせないことですが、そういった意味でいうと、私は最適な時期にいいクラブに出会うことができて、本当にラッキーなゴルファーだと思います。



フェース面の質感
前のモデル(M6)同様、フェース面の質感が良くなっています。

フェースの弾きも良さそうです。

以前も書きましたがテーラーメイドは、しばらくフェース面のデザインを変えておらず、あまり工夫が見られないといいますか、やや物足りない質感であった時期が続いたのですが、それも少しずつ解消されているようです。

ヘッドやシャフトはいくら研究が進んでも、ボールと接することはありません。

『インパクト以外』の性能を担っているといっても過言ではないと思います。

しかしフェース面は違います。

フェース面はボールとの『唯一の接点』なので、もっと研究が進んで色々なデザインのものが増えて欲しいですし、その見た目だけでインパクトやボールの弾道の強さをイメージできるようになって欲しいです。

物理的なことも大切ですし、見た目で私たちゴルファーに、いいイメージを与えてくれるフェース面に魅力を感じます。

そういったことを、ちょっと前までテーラーメイドのクラブに対して不満をもっていたのですが、このフェース面は以前のものよりも改善されているので好感が持てます。

しかし、さらなる研究・工夫を続けて欲しいです。



TWIST FACE
トゥ側には、お馴染みの『TWIST FACE』の文字がありました。

このツイストフェースは、これからもテーラーメイドのクラブに採用され続けるのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは適度にあって、全体的なバランスがとれています。

ネックに調整機能はついていません。

テーラーメイドといえば調整機能のイメージが強いですが、実際に使ってみて、それほど効果が得られないとか、それほどニーズが高まってはいないということなのでしょうか?

まだ見られますが、最近は少なくなったような気がします。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。

この形状はお馴染みです。

今はディープなものを探すほうが難しくなりましたし、シャローのほうが球をあげやすいとか、投影面積を大きくできるので、安心感を得られやすいというメリットもあるのかもしれません。



顔
いい顔をしています。

これまでのモデルと変わらないような気がします。

どちらかというと、ややつかまりそうな印象を与えていますが、引っかけるとか、左に巻いてしまいそう・・・。といったマイナスな感じはありませんでした。

ほぼ中立に近いつかまえ顔で、このまま普通に打っていけそうです。



SIM
クラウンのヒール側にあるSIMの文字も目立っています。



オリジナルグリップ
最近よく見かける、このグリップはソフトなフィーリングでとても好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、軽さと軟らかさを感じますが、これくらいが今の『標準』といえるような気がします。

必ずしもヘッドにマッチした最適な重量・硬さではないと思うのですが、ちょっとハードにすると、売れにくくなるということになるのかもしれません。

今は(既製品では)、ソフトスペックのクラブが多いですが、そういったことをメーカーが恐れているのかもしれません。

本当はもっと違うスペックで売り出したいと思うこともあるのではないでしょうか?

ちょっと振りにいくと、かなり動きが大きいように感じましたが、もう慣れているので、特に不安は無く、どちらかというと合わせる感じで振っていきました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。

やはり、これまでのモデルと共通する構え感です。

ソールなどに新たな工夫を取り入れて、顔はいじらないようにしているのでしょうか?

コンポジットされている部分も『黒』というよりは、ややグレーに近く、M GLOIREを思い出しました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

テーラーメイドらしい、やや独特なフィーリングです。

『サクサク打てちゃう』打感といったらいいでしょうか?

ボヤけた感じはなく、はっきりしているのですが、硬くなく自然に振り抜いていけました。

最近のドライバーやFWに共通する、『弾き感』のあるフィーリングです。



打球音
『音』も、独特な機械音です。

私は人間ですが、まるでマシンが打っているような音・・・。といいますか、どちらかというと『無機質』な感じです。

この音も、これまで何度も耳にしてきました。

はっきりした音ですが、大きすぎず、また高くないのでインパクトが緩むこともなく、気持ちよく打っていけます。



トゥ側
球もあがりやすくてイージーです。

試打したのがクリークということもあると思うのですが、球が浮きやすくて弾道も高めです。

直打ちでも充分あげてくれました。



バックフェース
『安定性』という点でもシビアさは感じず、大らかなところがありますが、私は最初からちょっと『つかまり過ぎ』といいますか、左に引っかかる感じの球を打ってしまいました。

構えたときは、そこまで左へ行くイメージは出なかったのですが、実際に打ってみると左への球が多くなりました。

それは私のスイングが未熟であるということと、このクラブ(特にシャフト)を使いこなせていないのが大きな原因のような気がします。

ただ、つかまりのいいクラブであることは明らかなので、日頃から球がつかまらず右に抜けてしまいやすいという方には、ちょうどいいのではないでしょうか?

フッカーにはちょっと厳しいクラブかな?と思いましたが、シャフトを変えると全然いけそうです。

合わせにいく感じだと、それほどでもありませんが、ちょっと振りにいってしまうと、左へ行きやすくなるので、注意が必要でした。

打感や音では、気持ちよく振らせてくれたのですが、シャフトがそうはさせてくれなかったような気がします。

できればもう少し『逃がし顔』のクラブだと、もっとラインを出していけるかな・・・。と思いましたが、ヘッドよりもシャフトに難しさを感じました。

こういうクラブだと、少し右を向いて回していく感じが、私にはちょうどいいように感じられました。

ただ、『出球の方向』はブレにくく安定していて、途中から曲がり始めるということもないので、最初の『ライン出し』さえしっかりできていれば、特に問題はないように思います。



飛距離性能
『飛距離性能』も高く、クリークとしては、いいパフォーマンスを発揮してくれていますが、今のFWの中では平均的といえるでしょうか?

特別よく飛ぶという印象はありませんでした。

しかし、それはこのクラブが劣っているというのではなく、それだけ今のFWのレベルがあがってきているということです。

高さをしっかりと出していくことができたので、ウッド系が得意な方なら、グリーンを上から攻めるイメージが出しやすいのではないでしょうか?

『上から狙えるFW』といっていいと思います。



操作性
『操作性』という点では、どちらかというと『オートマ性』が勝っていて、それほど細工をするタイプではないと思います。

12球ほど続けて打ってみたのですが、右に抜ける球は一球も出ませんでした。

つかまりがいいので、ドロー系のほうが自然な感じです。

そういった意味では、『顔の印象通りの球筋』といえるのかもしれません。

今は顔のイメージと球筋がマッチしないクラブも多くなってきているのですが、そういった意味では、このクラブは正直な感じがします。

ただ先ほども書きましたが、シャフトを変えれば、さらに性格が変わると思います。

私にはつかまりが良すぎたので、もっとつかまりを抑えられるシャフトにすると、真っ直ぐにいく確率が高まるような気がします。



試打後の感想


ヒール側
先日試打したアイアンも、球のつかまりが良くてあがりやすい印象をもったのですが、番手が変わってFWになっても同じ印象をもちました。

今日はクリークでしたが、スプーンではまた違った印象をもつことになるのかもしれません。

実際に試打してみないと詳しいことは分かりませんが、つかまりの良さと弾道の高さ。

そして弾き感を感じられるFWです。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
一時期と比べると、すごくシンプルなデザインになっているのがいいです。

それでいて、高い性能は維持されています。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
ウェイトなどヘッド(主にソール)に色々なパーツが組み合わさって『複雑化』しているほうが飛びそうとか、曲がりにくそう・・・。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。

逆に、このパーツの意味は何だろう?とか、これは要らないんじゃないかな?もっとシンプルなほうがいいのに・・・。と思うことはよくあります。

色々なものがつきすぎてしまって、バランスを崩してしまっているクラブにも出会いましたし、ヘッド自体のパフォーマンスが邪魔されていると思えるクラブもありました。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
そういった意味でも、このクラブは好感が持てました。

これまでのテーラーメイドのクラブよりはシンプルな感じがしますが、ポテンシャルが高く、バランスもいいです。

特に大きな欠点は見られないですし、良いところとそうでないところの差が小さい印象をもちました。

先ほども書きましたが、私には球がつかまり過ぎるところがあるので、できれば違うシャフトでもう一度トライしてみたいです。

ただ、それは私がフッカーだからそう感じるのであって、スライサーの方であれば、ちょうどいい球筋が描けるのではないでしょうか?



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
このフェアウェイウッドもMAXという名前がついていたので『大顔』かと最初は思いましたが、全然そんなことはなく、むしろ普通でしたし、そういったところにも好感が持てました。

ドライバーはルールギリギリの460ccのものが大半を占めていますし、なかには460ccをオーバーしているものもあります。

ティアップして打てるドライバーは大きくしても打てますが、直打ちするクラブであるFWは大きくしすぎると打ちづらくなります。

なのでパーシモンの頃と違い、ドライバーとフェアウェイウッドの大きさが大きく変わり、ドライバーだけがポツンと孤立したようになっています。

人間には『慣れる力』といいますか『対応力』があるので、それでも使っていけますが、FWにマッチしたドライバーを選んでいきたいという方も多いのではないでしょうか?

以前も書きましたが、いずれドライバーが影を潜め、フェアウェイウッドが主役をはる時代が来るかもしれません。

実際、ドライバーをバッグから外しておられる方も、よく見かけます。

それでも普通にラウンドできるのは、このような高性能なフェアウェイウッドがたくさん登場してきたからではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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