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2010年03月02日
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タイトリスト VG3 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト VG3 ドライバー です。

シャフトは タイトリスト VG60 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.2、シャフト重量は64g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は309gです。

待望のタイトリストのニュードライバーです。
今日、この新しいドライバーを見て、やっと出たか・・・。と思いました。
タイトリストは毎年一回だけしかニュードライバーに出会う機会がないので、出来ればもう少し増えて欲しい気がします。
そういった点がテーラーメイドやキャロウェイと違うところだと思います。

タイトリストらしい、落ち着いた感じのセンスあるデザインです。
これまでもタイトリストのクラブで派手なデザインのクラブは記憶がありません。
タイトリストはどのクラブを見ても、かなり『美』を意識して作られているイメージがあります。
これまでもそういった感じのするクラブにたくさん出会ってきました。
そういったところから、タイトリストは海外メーカーでありながら、どことなく日本的なイメージを私は持っています。
とても品質が高い・・・。ということを感じさせてくれます。

黒いヘッドがとてもカッコいいです。
タイトリスト独特のクラウンマークが特徴的です。
これはもうずっと変わっていません。
このマークを見るとどうしても、『975D』とか『983K』といった名器を思い出します。

素振りをしてみた感じは、とてもしっかりとしていて振りやすく感じました。
今回のシャフト『タイトリストVG60』というシャフトは、おそらく『純正シャフト』だと思うのですが、とてもいい感じで振っていけるので、好感をもつことができました。
メーカー問わず、これまでの純正シャフトは、どちらかというとあまり『しっかりさ』が感じられない物も多くありました。
なので、どうしてもリシャフトする必要性に迫られていたような気がします。
しかし、今回のこの『VG60』というシャフトは違います。
『重い』とか『硬い』とは全く感じなかったですが、適度についてきてくれますし、振り遅れる感じもしませんでした。
ビュンビュン気持ちよく振っていくことができました。

ボールを前にして構えた感じは、タイトリストらしい整った顔をしていると思いました。
とてもセンスのある、いい顔をしています。
落ち着いて構えることができましたし、いいイメージを描いてくことができました。
何となく『フェード系』よりは『ドロー系』のほうがイメージしやすかったのですが、引っかかりそうな感じはしませんでした。
この『振りやすさ』と『顔の良さ』がナイスショットの確率を高めてくれているような気がしてきました。
他の多くのメーカーのドライバーにも言えることだと思うのですが、最近のドライバーはとても落ち着いて構えられる物が多くなり、『最新型』を思わせるような奇抜な形状の物は少なくなりました。
どちらかというと数年前に『タイムスリップ』した感じのするクラブが多くなったような気がします。
このドライバーの顔も、『新しい』というよりは、どこか『懐かしい』感じがします。
ちょっと前まで、このような美しい顔をしたドライバーはたくさんありました。
せっかくこのように美しい顔をしているのだから、もう少し『小顔』でもいいかな・・・?などと考えていました。
試打を開始しました。

『安定性』という点では、一球目からとてもよくつかまった感じの勢いのある球を打つことができました。
構えたときに、つかまりが良さそうな感じが伝わってきましたが、決して引っかかりそうな感じはしませんでした。
構えたときのいいフィーリングを忠実に再現できた気がしました。
『フックフェース』には見えなかったのですが、予想以上に球がつかまりやすく感じました。
店員さんの説明によると、このドライバーはややヒール寄りに重心を設定してあって、かなりつかまりやすくなるように設計されているのだそうです。
そういった『重心設計』は、これまでもありましたし、特に珍しい感じもしませんでしたが、このドライバーにはとてもマッチしていると思いました。
すごく打ちやすく感じました。
球も暴れる感じがなく、まとめやすい感じがしました。
球がつかまり過ぎないので、気持ちよく打っていくことができました。
このドライバーも、最近の流れ・・・。といいますか、『45インチオーバー』ではありますが、長さによる『振りにくさ』は全く感じませんでした。
気持ちよく振り抜いていくことができました。
やはりこれからは、『45インチ』は短い・・・。と呼ばれるようになるのでしょうか?
メーカーには、長さを感じさせない技術がこれからは要求されるのだと思います。

『球のあがりやすさ』という点でも、予想通りのいい感じでした。
一球目はフェースのやや下目に当たったのですが、上手く球を拾い上げてくれ、いい感じのライナーを打つことが出来ました。
とても打ちやすいと思いました。
ちょっと前のドライバーだと、『フェース中央よりもちょっと上』くらいで打つものが多く、『下目』で打っていくと間違いなく『ドロップ気味』の球が出ていました。
しかし、今日はそんな感じは全くせずに、いい感じの球を打たせてもらいました。
こういったヘッド形状なので、無理なく球を上げていけますし、上がり過ぎたり、貧弱な弾道ではないので好感を持てました。
昔の『ディープヘッド全盛』の頃ならば、このようなヘッドを見たら『叩きづらさ』を感じていましたが、今はこういった形状が『叩けるヘッド』なのだと思います。
『ディープヘッド』は勿論叩いていきやすいですが、どうしても『ドロップしやすい』とか『余計なサイドスピンが掛かりやすい』などのマイナス的な要素も絡み合い、使えるユーザーがかなり絞られるような気がするのですが、最近のこのようなヘッドではそういった難しさは全く感じません。
ヒッタータイプの方に対応している、易しいヘッド形状なのだと思います。
このロフト(9度)ということもありますが、上がりすぎを全く気にせずに打っていくことが出来たので、すごく気分が楽なまま打っていくことが出来ました。

『打感』もしっかりと感じ取ることが出来て好印象でした。
全く硬い感じはしなかったですし、いい感触をずっと楽しむことが出来ました。
このようなカッコいい外見とスペックなどから、打つ前はもっとハードな感じなのかと思っていたのですが、とてもソフトな打感で打ちやすく感じました。
昔のタイトリストのドライバーは、打感が硬く感じられるものもありましたが、この『VG3』の打感はとても好感をもつことができました。
『スイートエリア』も、それほどシビアな感じはしませんでした。
『上下のズレ』に対しても、思っていた以上に許容範囲が広い感じがいしました。
極端なワイドスイートエリアだとは思いませんでしたが、シビア過ぎる感じはしませんでした。

『音』に関しても、とても気持ちよく聞くことができました。
昔からある『スタンダード』な音だと思いますし、これくらいの音が『正統派』といっていいのだと思います。
いくら好きなメーカーでも、いくらカッコ良くて構えやすく打感がいいドライバーでも、音がダメならば全て台無しになってしまいますが、このドライバーは『音』という点でも、じゅうぶん合格点です。
待ちに待ったタイトリストの新しいドライバーということもありましたし、フィーリング性能がかなり高いので、球を打つのがとても楽しくなりました。
球数をこなすたびに楽しさが増していく感じです。
それと同時に集中力も増していきました。

『操作性』という点でも、なかなかいい感じがしました。
球がとてもつかまりやすいので、フック系がすごく打ちやすかったですが、スライスも楽に打たせてくれました。
つかまりのいいドライバーであることは間違いないですが、引っ掛けを気にしてしまうほどではありませんでした。
どのように打っても、自動的に左方向へ飛んで行ってしまう・・・。といった数年前の『超・フックフェース』とは明らかに違います。
とても扱いやすい感じがする『つかまりのいいドライバー』です。
聞くところによると、重心も深すぎないように設計されているのだそうで、それも好感を感じた理由のひとつなのだろうと思いました。
重心が深いと、確かに色々なメリットがあると思うのですが、どうしても扱いづらい部分が出てしまいます。
しかし、今日はそういった扱いづらさを感じることなく、気持ちよく試打を楽しむことが出来ました。

『飛距離性能』という点でも、レベルの高さを感じました。
これまでのタイトリストのドライバー同様、高性能だと思いました。
ボールを飛ばす為の『瞬発力』とでもいうのでしょうか?
そういったところも優れている感じがしますし、『振り切りやすさ』や『構えやすさ』『上がりやすさ』などが、この飛距離性能に結びついているような気がします。
適度にバランスがとれているところが、このドライバーの大きな長所といっていいのではないでしょうか?
練習場でも、速いヘッドスピードの割には『球のつかまり』が弱く、飛距離をロスしておられる方を見かけることがありますが、このドライバーはそういった方々が使うと、とてもいいパフォーマンスを発揮してくれそうな気がします。
球のつかまりのいいドライバーが欲しいけれど、『フックフェース』は苦手だ・・・・。といわれる方もたくさんいらっしゃると思います。
このドライバーは、そういった方々にもとても打ちやすくて、しかも大きな飛距離を稼いでいってくれる高性能なドライバーだといっていいのではないでしょうか?
球がつかまりやすい・・・・。と聞くと、我々フッカーはどうしても、少し躊躇してしまうところがあり、これまではどちらかというと『逃がし性能』といいますか、つかまり過ぎないドライバーを選んでいましたが、最近のドライバーは、かなり懐が広くなったと思います。
今でもたまに『スライサーの方に易しいドライバー』を見かけることがありますが、このドライバーは『フッカー』にも『スライサー』にも易しい『ニュートラルドライバー』といっていいような気がします。
私は今日、このドライバーを35球程打ち続けたのですが、少なくとも難しく感じることは全くありませんでした。

見た目は派手なデザインではないですし、それほど目立つ部分は無いのかもしれません。
私も第一印象は『カッコ良さ』を感じつつも、それほど『ハイテクドライバー』とは思いませんでした。
しかし、目に見えないところで色々な最新の技術が組み込まれているのだと思いますし、基本性能の高さを維持しつつも、フィーリングを決しておろそかにしていない感じがしました。
さすがは、タイトリストだ・・・・。と思いました。
タイトリストのブランドイメージにとてもマッチしている素晴らしいドライバーだと思いました。

タイトリストは、どうしてもボールやウェッジに注目が集まってしまいますが、ドライバーもとても素晴らしい物が多いです。
タイトリストのクラブは難しい・・・。というイメージを持っておられる方も、たくさんいらっしゃると思います。
しかし、実際はそんなことはなくて、とても幅広い層に受け入れられる対応能力を持っていると思います。
クラブの持つ基本的性能の高さを求めつつも、フィーリングを重視していきたい方は、是非一度タイトリストのクラブを手にされるのもいいのではないでしょうか?
何と云いますか『節度がある』といった感じを、私はタイトリストのクラブに持っています。
その節度の良さがプレーヤーの感性を高めてくれるような気がします。
今日はとても楽しい練習が出来ました。
出来ればもっと打っていたかったのですが、他の打席の方がこのドライバーが空くのを待っておられたようだったので、早めに返却することにしました。
その方もきっと、このドライバーの高フィーリング性能を強く実感されたことだろう・・・。と思いました。
また近いうちに、是非このドライバーで楽しい練習をしたいです。
コメント
No title
VG3、とても気になるドライバーです。
馴染みのショップのバイヤーさんに聞いたのですが、ヘッドは遠藤製作所が作っているそうです。
そういう意味でも注目のモデルですね。
2010-03-06 00:26 けんしろう URL 編集
けんしろう様。はじめまして
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
そうですか、このドライバーも遠藤製作所が作っているのですか・・・。
知りませんでした。
何となく日本的な雰囲気がしていたのですが、やはり日本のメーカーが作っていたのですね。
勉強になりました。
ありがとうございました。
これからもお時間のあります時は、また私の記事にお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-03-06 03:18 golfdaisuki URL 編集