ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2019年12月16日
  

ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー

                 


ダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブダンロップ ゼクシオ エックス ドライバー です。



Miyazaki AX-1 カーボンシャフト
シャフトは Miyazaki AX-1 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は47g、トルクは4.9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は299g です。



正面
ゼクシオの新しいドライバーです。

先日、イレブンを試打しましたが、今日は違うドライバーです。

姉妹モデルのようです。

スリクソンは『三兄弟』のイメージが未だに強いですが、ゼクシオは二兄弟のようです。

とはいっても、ゴールドタイプもあるので、それらは兄弟というよりも『従兄弟』あるいは『親戚』といったほうが近いかもしれません。



側面
ラージサイズでシャロー系なのは変わりませんが、デザインがイレブンとは全く違います。

黒っぽい色なので、ハードそうでシブいデザインです。

クラウンはともかく、ゼクシオ(ソール部分)に黒のイメージは無かったので、斬新な感じがします。

多くのゼクシオファンからも、黒が好きというリクエストがあったのかもしれません。

ソールに黒を採用してシブさが増したのは、テーラーメイドが先駆けのような気がします。

黒は『重さ』を連想させる色ですが、同時に『力強さ』を連想させる色でもあります。

白いヘッドは今も根強い人気があるので、白いヘッドを作って欲しいというゼクシオファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

テーラーメイドが火付け役となって、白いヘッドが流行りましたが、ゼクシオはそれに合わせなかったので、これからも登場しないかもしれません。

しかし、その要望が高まれば、いつか『オーダーメイド』という形で実現するような気もします。



ウェイト
ソールのバックフェース付近にウェイトがひとつだけ配置されています。

この位置に配置されているということは、それだけ重心も深くなっているのではないでしょうか?

数字が刻印されていなかったので、重さは判りませんでした。

交換するタイプではないような気がします。



EXPERIENCE THE DIFFERENCE
トゥ側には『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』という文字があり、これまで試打してきたドライバーなどにも見られます。

デザインは変わっていても、基本的なコンセプトは同じようです。

まさに『兄弟』といっていいのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックは短めです。

見慣れたショートネックです。

当然ながら、調整機能は搭載されていないですし、ウェイトも移動できません。

このままのスペックがベストですよ・・・。と、メーカーが言っているようです。

多機能ではあっても、ゴチャゴチャしていないというところが、『ゼクシオらしさ』といえるのではないでしょうか?



ソールの溝
ソールには溝があります。

ヒール側部分だけです。

これもイレブンドライバーと同じです。



溝の深さ
溝は浅く、やはりイレブンと同じです。

ヘッド自体はほぼ同じでありながら、内部に違う工夫をそれぞれしていて、見分けやすくする為に色使いを変えてきているのかもしれません。



セミシャロー
シャロータイプではありますが、今はもっと強いシャローもたくさんあります。

なので、セミシャローといっていいかもしれません。

イレブンと同じく『ゼクシオシャロー』だと私は思いました。



顔
すごくいい顔をしていました。

ゼクシオは、昔からクラウンは黒のイメージが強いですが、最近はブルー系も多くなってきています。

このドライバーは黒っぽい色ですが、真っ黒というよりは『ダークメタリックシルバー』」といったほうがいいかもしれません。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインも特徴がありますが、これは以前試打したモデルにも見られました。

中央部分にあるミーリングのようなものの効果をはっきりと体感できていないのですが、ゼクシオに採用されているということは、クラブテストにおいても、それだけの効果が実証されているのからではないでしょうか?

フェース面のデザインも、メーカーによって色々と工夫が見られるようになってきました。

チープに見えるドライバーは今でもありますが、さすがはゼクシオです。

チープさは全くありません。

むしろ、高級な感じがします。

チープだと『所有感』を満たせませんが、このように美しくて高級感があると所有感を満たせますし、コースや練習場へ持って行くのが楽しくなります。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

以前試打したアイアンと同じデザインです。

『イレブン』と『X』でグリップのデザインも変えているようです。



振り感
素振りをしてみると、全体的な重量感はまずまずなのですが、シャフトが速く動くタイプで、見た目のイメージと違っていました。

何回か素振りを繰り返し、この軟らかさに慣れていくことにしました。

重心距離が長いラージサイズのシャローヘッドには、これくらい動くタイプのほうが相性がいいのかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。

これまでゼクシオドライバーは全て試打してきたと思うのですが、かなり好感が持てる構えやすさです。

先日試打したイレブンよりは、こちらのほうが構えやすいです。

少しつかまえ顔に見えますが、気になるほどではありません。

ラージでシャロータイプである以上、『ターンの速度』が遅くなるので、これくらいが『スクエア』といえるのかもしれません。

『つかまえ感』がありますが、それをヘッド全体の雰囲気が、いい感じでかき消してくれているように感じられました。

ロフトが10.5度ということもあり、フェース面がよく見えます。

『ハイドロー』のイメージしか浮かびませんでした。

フェード系のイメージは全く浮かびませんでしたが、まずはこのまま打ってみることにしました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はすごくいいです。

適度にしっかりとしていて、手応えがあります。

硬くなく、程良い球の質感を感じることができました。

ボヤけたところがないので、ダイレクトに伝わる感じがいいです。



打球音
『音』も小気味良くて、心地いい金属音です。

この爽快な音は、『ゼクシオ音』といっていいのではないでしょうか?

この絶妙な高さに、メーカーはこだわっているような気がします。

昔からダンロップのクラブは音が良いので、私はニューモデルであっても安心して打つことができます。

こわごわ打つことがありません。

他の部分でもそうですが、特に『音』という点において、全幅の信頼を寄せています。

やや高めではありますが、耳がキンキンすることなく、しっかりと振り抜いていくことができました。

『異音』を発するようになると、それはもうダンロップのクラブとはいえないのではないでしょうか?



トゥ側
ロフトが10.5度ということもあり、球はとてもよくあがりました。

やや高めの弾道ではありますが、『頼りない高さ』ではなく、頼もしいパワフルさがありました。

タフなタイプではないので、イージー系のドライバーであることは間違いないですが、これまでのゼクシオファンの方はもちろん、アスリートゴルファーの中で、これまでゼクシオを敬遠してきた・・・。という方にも、充分対応できるクラブに仕上がっていると思います。



バックフェース
球のつかまりが良く、安定性は高いのですが、少し振りにいくと、つかまり過ぎる感じがしました。

しかし、それは私がフッカーだからかもしれません。

少し抑え気味に打っていったほうが方向性は出しやすいですが、これはヘッドだけでなく、シャフトも関係していると思います。

もっと粘りが利いてしっかりしたシャフトならば、つかまりを抑えやすくなるように感じました。

試打している間、ヘッドというよりはシャフトに気を遣っていました。

スライサーの方にも、とても親しみやすくて易しいドライバーといえるのではないでしょうか?



飛距離性能
飛距離性能も優れています。

ラージサイズのシャロー系によく見られる頼りなさはありません。

先ほども書きましたが、弾道は高めでも、しっかりと前に突き進んでいきます。

球が自然とつかまり(私にはややつかまり過ぎ)ので、『コスり球』が出にくいのもいいです。

つかまりのいいハイドローを量産できるドライバーです。

スライサーの方には、スライスにならずにフェードで抑えられることになりやすいのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、それほど秀でている感じはしません。

つかまりがいいので、明らかに左へ打つほうが易しいです。

カット目に打って右に曲げようとしましたが、大きく曲がる感じはなく、小さい曲がり幅で収まってしまいました。

右に曲げるのが難しいドライバーです。

しかし、先ほども書きましたが、シャフトを替えればもっと違う球筋を描いていけるのは間違いありません。



試打後の感想


ヒール側
これまで、色々なドライバーを試打してきて、いくらシャフトを替えても、球筋は替えられないだろう・・・。と思った強烈なドライバーにいくつか出会いました。

それはかなりフックフェースがきついタイプのドライバーです。

しかし、このドライバーはつかまえ顔ですが、そこまで融通が利かないタイプではありません。

色々と自分に合うようにマッチさせるというところを残しておいてくれる感じがします。



DUNLOP XXIO X DRIVER
ゼクシオの中では重量があるほうですし、ヒッタータイプの要望に応えた形になっています。

私の場合は叩きにいくと、フックの度合いが強くなってしまいましたが、ヒッタータイプの方でフェードボールが持ち球の方だと、かなりストレートに近い球が打ちやすいのではないでしょうか?



DUNLOP XXIO X DRIVER
装着されているシャフト、MIYAZAKIシャフトも、色々なバリエーションがあるようです。

私はスリクソンで初めて出会ったので、結構しっかりしているイメージをもっていたのですが、今回のシャフトAX-1は、かなりソフトなスペックに仕上がっています。

このままでいいという方も多いと思いますし、私のようにもっと粘ってくれ耐えてくれるシャフトのほうが方向性があがりやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

このAX-1が、おそらく純正シャフトだと思うのですが、カスタムも用意されているのでしょうか?



DUNLOP XXIO X DRIVER
今日試打したのは10.5度のモデルでしたが、9.5度もあるということで、すごく良さそうな感じがします。

ゼクシオは2年に一度ニューモデルを試打しているのですが、久しぶりに親近感がもて、コースでも試してみたいと思えるドライバーに出会いました。



DUNLOP XXIO X DRIVER
ハードなドライバーではないですが、ノーマルモデル(イレブン)ではちょっと物足りないという方には、このエックスのほうが合いやすいのではないでしょうか?

以前あった、『ゼクシオフォージド』の後継モデルといっていいのかもしれません。

親しみやすいけど硬派なところもある、魅力的なドライバーです。



構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆(軽量タイプとして)
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        

                         

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