ダンロップゼクシオ イレブン ハイブリッド - ゴルフクラブ試打日記。


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2019年12月10日
  

ダンロップゼクシオ イレブン ハイブリッド

                 





試打前の印象


ダンロップゼクシオ イレブン ハイブリッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブダンロップゼクシオ イレブン ハイブリッド のH4番 です。



MP1100
シャフトは MP1100 です。

ロフトは20度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は45g、トルクは4.2、キックポイントは中調子 です。



正面
ゼクシオ11のハイブリッドです。

ゼクシオらしく、おとなしめのデザインでありながら、見た目のインパクトは充分あります。

上質さと親しみやすさを醸し出すデザインです。

ニューモデルでありながら、一目でゼクシオと分かるデザインといっていいでしょうか?

オシャレです。



側面
ソール形状が平らに近いタイプです。

ハイブリッドのソール形状にも、かなり丸みが強調されているものと、このクラブのように平らに近いものがあります。

実際に『真っ平ら』ということはなく、適度に丸みを帯びているのですが、どちらかといえば平らに近い印象を受けます。

丸みが強調されていると、『下駄履きソール』のように『接地面積の少なさ』で滑りを良くする印象がありますし、このクラブのように平らに近い形だと、ソール全体で滑らせて抜けを良くする印象があります。

どちらがいいかは一概には言えません。



ブルーのウェイト
ソールにはブルーのウェイトがひとつだけ配置されています。

こうして見ても、交換式でないのが分かります。

数字も刻印されていないので、重さは分かりません。



EXPERIENCE THE DIFFERENCE
トゥ側には『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』という文字がありました。

これは以前試打したドライバーと同じです。

同じコンセプトで開発されたのは間違いありません。



ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。

ショートネックタイプは今もありますが、少しずつ、このような長さのものも多くなってきたような気がします。

こういったところも、トレンドがあるのでしょうか?



顔
顔はまずまずです。

ブルーがとても印象的です。

無難な感じの顔ですが、結構『つかまえ顔』に見えました。

私はスクエア感が欲しいので、ちょっとマイナスでした。



セミシャロー
セミシャロー形状といっていいでしょうか?

今はもっとシャローなタイプもありますが、このクラブはそれほど極端ではありません。



フェース面のデザイン
これまでのゼクシオハイブリッドと、フェース面のデザインが変わっています。

フェースの中央部分にミーリングのようなものがあります。

これにはどういった効果が期待できるのでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、先日試打したアイアンと同じです。

ソフトで、好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、かなりの軽量感がありましたが、想定内でしたし、特に気になるところはありませんでした。

いつもよりもコンパクトに、タイミングを重視して振っていきました。



構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずです。

ブルーの美しいクラウンが目を引きますが、フェースが被っているように見えたのが、ちょっと気になりました。

しかしそれは、左へのミスをたくさんしている私だから気になるのであって、つかまる感じが欲しいという方には、ちょうどいいのではないでしょうか?

昔はもっと極端なものが多かったのですが、最近はこういったところが控えめになったような気がします。

左へは少し注意しなければいけないな・・・。と思いましたが、苦手意識が芽生えて固まってしまう・・・。というほどではありませんでした。

少し右を向いて、右から回していくイメージで打っていくことにしました。

フェース面がよく見えるので、球が高くあがりそうです。

ロフトが寝ている(20度)からなのかもしれませんが、少し『出っ歯』タイプで、球を拾いやすそうです。

以前も書きましたが、私はウッド系のクラブ(重心の深いクラブ)は、『低い弾道』をイメージしたくなります。

打ち出しを低くライナー系のイメージが欲しいです。

なので、このクラブよりも、もっと『出っ歯具合』が控えめなほうが好きなのですが、そのようなタイプは今は見られなくなりました。

そういえば、最近はオフセットの強いハイブリッドを見なくなりました。

しかし、完全に無くなったわけではないですし、これから先、また復活するような気がします。



試打を開始しました


打球音
まず感じたのが、この『音の良さ』です。

すごく心地いい金属音です。

やや高めで耳にキュンという感じで入ってくるのですが、とてもいいです。

上質な造りに合う、上質な音です。

高めではっきりした音なのですが、嫌な音ではありません。

むしろ、気持ちよくスイングさせてくれる音といったほうがいいかもしれません。

一球目から、いい音だな・・・。さすがダンロップだな・・・。と思いました。



フェース面
『打感』も好感が持てました。

ソフトなのですが、かなり弾き感が強いです。

ボールが瞬時に弾き飛んでいく感じです。

くっつき感を味わうことはできませんが、これは今のクラブのほとんどに感じられます。

かなりフェース面が仕事をしているな・・・。と思いました。



トゥ側
球はとてもあがりやすくてイージーです。

一球目はいい感じで打てて、二球目は少しダフり気味に打ってしまったのですが、それでもすごくいい感じでボールをあげてくれました。

ヘッドをきっちりといれなくてはいけないタイプではなく、『ダフってもいい』タイプなので、いい意味でかなりアバウトに打っていけます。

このクラブは私には軽すぎるところもあるので、少し不安定になるところもあるのですが、それをこのクラブがいい感じでフォローしてくれました。



バックフェース
『安定性』も高く、イージーです。

球がしっかりとつかまってくれますし、右にフケる感じはしません。

最初は真っ直ぐいっていたけど、途中から曲がり始める・・・。といったクラブが昔はあったのですが、最近のクラブには見られなくなりました。

つまり、最初の打ち出し方向さえしっかりしていれば、あとは問題ないという球筋です。

このクラブのスイートエリアはワイドで、フェース面にあるミーリングの面積よりも確実に広いと感じました。

ゼクシオらしく、シビアさは全く感じません。



飛距離性能
『飛距離性能』という点でも、軽量タイプのハイブリッドの中では、かなり秀でています。

フェースの弾きが良くて、かなり弾道が速いです。

いわゆる『高速タイプ』です。

ゴルフボールには昔から、『初速制限』があって、それを超えてしまうと『ルール不適合』ということで、競技に使えなくなりました。

それは一般的に流通してから、メーカーが慌てて回収するということが昔は結構ありました。

そんな『初速制限』ということを思い出すほど、この弾道の速さを感じていました。

私は『速さ』もそうですが、『重い』弾道を好みます。

この弾道は、やや軽めな感じがしないでもないですが、この軽さがあるからいい・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

鳥に例えると、ツバメのように時々『地を這うような低いところを飛ぶ』のではなく、トンビが風に乗って急浮上するような感じ・・・。といったらいいでしょうか?

この速くて高い弾道を見ていたら、そんなことを思い出していました。



操作性
『操作性』という点では、それほど高いとは思いませんでしたが、左右に曲げることはできました。

シャフトがよく動くので、なかなかタイミングをとるのが難しかったので、あまり細工をしないほうがいいと思いましたし、ヘッド自体もそれほど敏感に反応する感じはしませんでした。

大らかさでつかまりのいい球を打つのが自然で、一番合っているように感じました。



試打後の感想


ヒール側
一番強く印象に残ったのは『音の良さ』です。

最初から、すごく魅力を感じました。

『音』でショットの良し悪しも決まってしまうので、とても大切が要素ですが、このクラブはそれを見事にクリアしていました。

球が真っ直ぐ飛んでナイスショットをしても、変な音がすれば、「何だ、今の音は・・・?」と仲間から言われてしまった・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

もちろん、ボールが真っ直ぐ飛べば音なんてどうでもいいよ・・・。という方もいらっしゃると思いますが、音で方向性や高さなども把握しやすくなりますし、気持ちの入り方も違ってきます。

同じ球を打つなら、やはり気持ちよく打ちたいです。

それを今日は最初から最後まで、このクラブのおかげでできました。



DUNLOP XXIO11 HYBRID
打感も良くて、フィーリングにこだわるダンロップらしいクラブです。

ゼクシオのブランドイメージを、そのまま引き継いでいます。

外観も良くて、オシャレなデザインもゼクシオらしいです。



DUNLOP XXIO11 HYBRID
ヘッドのポテンシャルの高さを強く感じたので、シャフトを選べば、スインガータイプの方から、ヒッタータイプの方まで、幅広い層に対応できるのではないでしょうか?

弾きが良くて寛容なので、かなり『易しく飛ばせる』ハイブリッドです。



DUNLOP XXIO11 HYBRID
ゼクシオは高級なイメージがあるので、ビギナーの方の中で、ひょっとしたら「まだ自分にはまだ早い、もったいない・・・。」と思っておられる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし私はあえば、そのような方にも是非試していただきたいと思いました。

確かにゼクシオは国民的大人気ブランドですし、高級でエグゼクティブなイメージもありますが、ハードルの高さは無く、性格的にも親しみやすい特徴があります。



DUNLOP XXIO11 HYBRID
チープさはなく、高級だからこそ、クラブを大切に使おうという思いが、より強くなるのではないでしょうか?

自分の相棒であるゴルフクラブを大切にする方は、間違いなく上達します。

これは断言できます。

クラブを大切にすることで、クラブへの理解が深まりますし、それがゴルフというスポーツの楽しさや上達へとつながっていくと思います。

ゴルフを長くやっていると、『クラブに助けられた』という経験を数多くするようになりますが、それは日頃からクラブを大切にしているからです。

まさに、『相思相愛の相棒』といえます。

そんな大切な相棒にゼクシオはなってくれるから、これだけ長い間多くの支持を集めているのではないでしょうか?

エンジョイゴルファーから、アスリートゴルファーまで、オススメしたいクラブです。



構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆(軽量タイプとして)
操作性・・・・・☆☆☆

(最高=☆☆☆☆☆、普通=☆☆☆)




※目次をつけてみたのですが、いかがでしたでしょうか?
見づらいようであれば、無くして元のように修正します。

尚、☆の数は、あくまでも私の主観であり、ゴルフ雑誌など一般的な評価とは異なることもあると思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                         
        
                         

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はじめまして!
愛読者28号様。はじめまして!golfdaisukiと申します。
この度は私の記事を読んでくださり、またコメントを寄せてくださいまして、まことにありがとうございます。

目次と☆は、これからも続けさせていただきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。

これからも記事を書いていきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると幸いです。

それでは失礼いたします。
golfdaisuki