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2019年12月08日
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DOCUS RELOADED+ ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは DOCUS RELOADED+ ドライバー です。

シャフトは Diamana ZF です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、フレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.8、キックポイントは中先調子 です。

久しぶりに出会った、DOCUSのドライバーです。
DOCUSのドライバーは個性的なものが多いので、まだ試打した数は少ないのですが、印象的なドライバーがいくつかあります。
今回手にした、このモデルも、これまでとは違うデザインで見た目のインパクト大です。
DOCUSは同じ事を嫌い、いつも変化を好んでいるようです。
以前は白いヘッドのドライバーも試打しましたが、このドライバーは重厚感あふれる黒に、赤がいいアクセントになっています。

ラージサイズでシャロー感の強いヘッドです。
重厚感がありながらもディープな形状ではなく、シャロー感があり、これが今の主流といっていいと思います。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれウェイトが配置されています。
専用の工具を使えば、簡単に取り外せそうです。

ソールには大きな溝がありました。
これもお馴染みの工夫です。
大手有名メーカーだけでなく、地クラブメーカーでも見られるようになってきたので、それだけ効果が高く、認知度もあがっているのだと思います。

溝の幅は充分ありますが、浅くなっています。
こういったところはメーカーによって違いのあるところです。
単なる溝ではなく、溝の中に2つの波があるような感じで工夫が見られます。
これにも何か意味があるのではないでしょうか?

ネックは短めではありますが、見慣れた長さです。

調整機能が搭載されていました。
最近はあまり見なくなったような気がしていたので、珍しく感じます。
大手有名メーカーでも、だんだんと採用しなくなってきている流れになっているのかと思いましたが、こうしてニューモデルでも見られるということは、まだまだニーズが高いのだと思います。
私は、この調整機能を重視していませんが、このシステムを重視しておられる方はたくさんいらっしゃると思いますし、この調整機能のおかげで、不調を脱した・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

かなりシャロー感のあるヘッドです。
しかし、『フェース高』は充分あるので、ディープフェース&シャローバックという組み合わせです。
この組み合わせも、今はよく見られます。
シャローバックにするメリットは大きいと思いますし、ディープフェースにするメリットも大きいので、この組み合わせが『今の最強』といっていいのかもしれません。

フェース面はシンプルで綺麗なデザインです。
スコアラインは、しっかりとした『溝』になっていましたし、その間には細かなミーリングはありました。
規則性があって、とても綺麗なミーリングです。
チープさは全くありません。

顔は、まずまずでした。
ヘッド後方がよく膨らんでいて、少しヒール側が大きく見えたので、ドローのイメージを出させやすい形状です。
男前なヘッドだとは思いませんでしたが、過去にも経験していますし、気持ちが揺らぐこともありません。
引き締まった感じの中立顔というよりは、どちらかというと『あんこ型』といった感じ・・・。つまり『あんこ顔』といっていいかな・・・。などと思っていました。

素振りをしてみても、適度に重量感があって、タイミングがとりやすいです。
最近はパッと見たときにイメージした重量感と、実際に振ってみて感じた重量感のギャップのあるクラブが増えてきましたが、このドライバーはマッチしていました。

ボールを前にして構えてみると、やはりヘッド後方の膨らみが大きく見えたのですが、フェースの向きはスクエアに見えたので、リラックスして構えることができました。
これまでは、このようなラージサイズのドライバーの多くが、フックフェースでしたが、このドライバーにはそれがありませんでした。
ラインもイメージしやすく、方向性も良さそうです。
すごく好みの顔だったら、『曲線』をイメージすることが多いのですが、このドライバーの場合は、『ほぼ直線』のイメージが出てきました。
イメージは、ほぼ真っ直ぐですが、どんな球筋が出るのかな?と、少しワクワクしてきました。
構えてみて、見とれてしまうことはなかったのですが、テンションは一定に保つことができ、落ち着いて始動のタイミングを計りました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトというよりは、ややしっかりめですが硬くなく、嫌な衝撃が残ることもありませんでした。
適度な手応えがあって、好感のもてる打感です。
最近のドライバーは『弾き感』のあるものが多くなりましたが、このドライバーも、かなりのものです。
『フェースの存在感』を感じさせてくれる打感といっていいかもしれません。

『音』は、はっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、好感のもてる音です。
この音も、最近はよく耳にします。

『球のあがりやすさ』という点では、ややライナー系で、しっかりとした印象をもちました。
明らかにヒッター向けのドライバーといえます。
シャロータイプではありますが、いわゆる『骨太』な感じがします。
ネックの調整システムを利用したり、ウェイトを交換すれば多少はあがりやすくなるのかもしれませんが、基本的な性格としては、今のドライバーの中でもタフな部類といっていいのではないでしょうか?
ただ、『低弾道』タイプというほどではなく、『中弾道』タイプで、力強く伸びてくれるので、ヒッタータイプの方の中で、好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

『安定性』という点では、なかなかいい感じです。
球が自然につかまり、ラインが出しやすいです。
いわゆる『曲がりにくい』というタイプではありませんが、普通に打っている限りブレる感じはしないですし、シビアさは全く感じませんでした。
強制的に球をつかまえるドライバーではなく、スイングの中で自然につかまってくれるタイプのドライバーです。
今は少し逃がし気味に打っていくドライバーも少なくないですが、このドライバーにはそんな細工は不要でした。
適度なつかまりがあって、自然な感じがします。
ただ、スライスを抑制してくれるドライバーではないので、スイングではなく、クラブの性能でスライスを抑えていきたい・・・。という方には、やや合いづらいところがあるかもしれません。

『飛距離性能』は高くて、好感が持てました。
球の弾きが良くて、初速がかなり出ています。
弾道も力強く、やや『重い』球が打てるタイプです。
いくら初速が速くても、『軽い』球はあまり好きではありませんが、このドライバーから放たれる弾道は重さがあり、『よれる』感じがしません。
いわゆる『低スピン化』が顕著なドライバーではないので、ハードルが高すぎないのも魅力です。
球の伸びが最初は良くても、すぐに落ちてくる・・・。というドライバーは、これまで出会ってきましたが、このドライバーから放たれる弾道は伸びが一定でした。

『操作性』という点では、構えたときにドローのイメージのほうがフェードよりも出やすかったのですが、『ほぼ中立』的な印象をもちました。
先ほども書きましたが、スライスを抑制してくれるドライバーではないので、スライスに悩んでおられる方には合いづらいところがあるかもしれません。
ただ、調整機能を使って、フェースの向きを変えることができるのであれば、対象となるゴルファー層も広がると思います。
購入後も、自分に合うように、自分で簡単にカスタマイズできます。
こういったところが、調整機能の良さです。
中立的なタイプなので、ドロー系もフェード系も易しいですが、どちらかというと私はドロー系のほうが易しく感じました。
自然につかまってくれるのがいいです。
マニュアルタイプというよりは、『セミオートマチック』という認識をもちました。

ソールのデザインが、かなりインパクトがあって目立っていました。
すごく目立っていて、大きな存在感がありました。
ゴルフクラブも『目立つ』ということがとても大切です。

かなり機能性の高いドライバーですが、実際に打ってみると、自然に感じるところも多く、クラブに任せておけばいい・・・。というところがありました。
方向性に不安が無く、イメージしたレールにしっかりと乗せてくれるドライバーです。
『曲線』というよりは、『ほぼ直線』の球が出やすい性質があります。

このドライバーの顔にはちょっと特徴があり、見とれてしまうようなことはなかったのですが、苦手意識などは芽生えなかったですし、最初から最後までリラックスして打つことができました。
弾きの良さと、強い弾道が印象的でした。

先ほども書きましたが、ヒッター向けのドライバーで、ある程度重量感もあるので、幅広い層に対応しているドライバーとはいえないかもしれません。
しかし、ターゲットを絞っているからこそ、そのターゲットにいる方にとっては、大きな満足感が得られるといえるのではないでしょうか?

機会があれば、また試打してみたいドライバーです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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