ダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン - ゴルフクラブ試打日記。


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2019年11月21日
  

ダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン

                 
ダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブダンロップ ゼクシオ イレブン アイアン の7番 です。



N.S.PRO 860GH D.S.T.
シャフトは N.S.PRO 860GH D.S.T. です。

ロフトは28度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS です。



正面
ゼクシオの新しいアイアンです。

先日はドライバーを試打しましたが、今日はアイアンを試打することができました。

『イレブン』という名前の通り、『11代目』ということでいいと思うのですが、これまでのモデルのレベルが高かったことや、人気が凄かったこともあり、もうそんなになったか・・・。という印象があります。



側面
大きなポケットのあるアイアンで、これまでと同じです。

大きさもラージサイズで、ゼクシオらしい感じがします。



彫りの深さ
彫りの深さも充分あって、かなり空洞部分が多いです。

初めてポケットキャビティアイアンを目にしたときはずいぶん驚きましたが、見慣れてくると何も思いません。

慣れって恐ろしいな・・・。と思う反面、これだけ変化してくると、慣れざるを得ないといったほうがいいような気もします。

私はポケキャビを購入したことがないのですが、今では私の周りでもよく見られるようになりました。

普通のキャビティではなく、もうポケキャビしか使いたくない・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?



トップライン
トップラインは厚めですが、ボヤッとしたところはなく、シャープさがあって綺麗です。

こういったところはゼクシオらしさが出ているように思います。

いくら易しさを追求しても、美しさや感性を邪魔してしまっては、大きなマイナスになってしまいます。



ソール幅
ソール幅はワイドです。

こうして見ていると、このアイアンは軟鉄ではなくステンレスなのが分かります。

ステンレスの質感が出ているからです。

私は軟鉄アイアンが好きなのですが、ステンレスの人気も昔から高いですし、それぞれ住み分けができているように思います。



ネック長さ
ネックは短めです。

こうして見てもグースタイプであることや、いわゆる『ワンピースタイプ』でないことも分かります。

最近は『セミグースタイプ』のアイアンが多いですが、このアイアンははっきりとした『ノーマルグース』といったところでしょうか?

これもゼクシオアイアンの特徴といっていいように思います。



EXPERIENCE THE DIFFERENCE
バックフェースには『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』の文字がありました。

これは先日試打したドライバーにもありました。

これまでのモデルとは違うということなのでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られませんでした。

ダンロップ(スリクソン)のアイアンにはミーリングが採用されているので、このゼクシオにも採用されているかもしれない・・・。と思いましたが、違いました。

ごく普通のフェース面で、『スタンプ的』なスコアラインが特徴的です。

均一が取れていて、とても美しいです。

アイアンやウェッジは、このフェース面に『チープさ』が見られるものが今でもありますが、このアイアンにはそういったものは全く見られませんでした。

かなり管理がしっかりしているのだと思います。

これまでの経験から、このフェース面もチタンフェースなのだろうと思いました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

ドライバーと同じグリップです。

ドライバーからウェッジまで、全て同じグリップがいいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、私は必ずしもそうではなくて、アイアンとウェッジはツアーベルベットしか使わないのですが、ドライバーやFW・UTはツアーベルベットはもちろん、色々なグリップを試しています。

共通しているのは、硬いフィーリングの物やコードが入っているタイプは使いません。

これはゴルフを始めたときからずっと続いています。



WEIGHT PLUS
グリップエンドには、ドライバーと同じく『WEIGHT PLUS』という文字がありました。

ドライバーとアイアンという番手の違いはあっても、同じコンセプトで作られているということなのでしょうか?

先日ドライバーを試打したからそう感じたのかもしれませんが、この『WEIGHT PLUS』こそが、先ほどの『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』なのかもしれません。



振り感
素振りをしてみても、これまで通り軽量感があって、特に変わったところは見られません。

試打クラブには同じモデルでカーボンシャフト装着モデルもあったのですが、私は迷わず、このスチールシャフト装着モデルを手にしました。

今度機会があれば、カーボンシャフト装着モデルも試してみたいと思います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、独特な感じがします。

私が好まないところがいくつかありました。

・ラージサイズであること

・グースの利きが大きいこと

・トップラインの丸みが大きくて、引っかかりそうな感じがすること

です。

とはいっても、これはあくまでも私の好みによるものなので、このアイアンの質や雰囲気などが良くないということではありません。

好みの構え感ではないですが、チープさは無く、綺麗に作られていて高級感があります。

一口にステンレスアイアンといっても色々なタイプがあるな・・・。と思いました。

ステンレスアイアンにはチープに見えてしまう物も少なくないですが、このアイアンには全くそれが見られませんでした。

フェース面全体の質感もいいですし、全体的にすごく気を遣って作られているのが分かります。

私の好む形状ではないので、いいイメージが鮮明に浮かんでくることは無かったのですが、このアイアンのもつ大らかさに期待して打ってみることにしました。



試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、やや『しっかりめ』といいますか、硬い感じがしました。

ソフトなフィーリングではありませんでした。

ただ、これはこれまでのゼクシオアイアンと共通しているので、驚くことはなかったですし、ああ、これが『ゼクシオアイアンフィーリング』といっていいのかな・・・。と思いました。

ボールがフェースに乗る感覚は無く、弾き感のほうが明らかに強いです。

私はこのようなタイプのアイアンでフィーリングを出していくのが苦手なので、アバウトになってしまいやすいのですが、このようなタイプのアイアンでしっかりと自分のフィーリングを出していかれる方は本当に感性が鋭いと思われます。



トゥ側
球はあがりやすくてイージーです。

かなり『縦の許容範囲』も広い感じがします。

このようなタイプは『上から』というよりは、完全に『横から』滑らせるように打っていきたくなりますが、充分すぎるほど球はあがってくれました。

ややコンパクトに『小さめの弧』で打っていくくらいがちょうどいいような気がしました。

そのほうが、高さが安定しやすいです。



バックフェース
『安定性』は高く、かなりイージーです。

完全なる『オートマチックタイプアイアン』といっていいと思います。

ワイドソールとポケキャビのもつ、大らかさが充分に出ています。

フェース面の、かなりの部分がスイートエリアといえるのではないでしょうか?

少々の打点のブレには動じない、大らかさがあります。

ゼクシオアイアンらしい、寛容さをもったアイアンです。



飛距離性能
『飛距離性能』もかなり高く、私には『易しい5番』を打っているように感じられました。

球はしっかりとあがってキャリーも充分稼げましたし、軽めに振って大きな飛距離を得られるアイアンです。

『低重心タイプ』の大きな利点といってもいいと思うのですが、横から滑らせて少々ダフっても、ボールをしっかりとあげてくれ距離が稼げるので、ダフりにも強いアイアンといえます。

『インパクトゾーン』を絞り込むのではなく、文字通り『ゾーン』として、いい意味での『前後のアバウトさ』を活かして打っていけるアイアンです。



操作性
『操作性』という点では、正直あまり秀でているとは思いませんでした。

大らか過ぎて、なかなか思うように操作できなかったのですが、これは短所というよりは長所といえるのかもしれません。

曲げようとしても曲がりにくいという、今風のアイアンです。

アイアンで自分の持ち球を活かして攻めていくというよりは、なるべく曲げないで『真っ直ぐに近いイメージ』でグリーンを攻めていけるアイアンといっていいのではないでしょうか?



ヒール側
昔のラージサイズアイアンは球がつかまらず右に抜けていきやすいものが多かったのですが、このアイアンはしっかりとつかまってくれました。

私にはつかまり過ぎに感じるところもありましたが、これくらいが『ちょうどいい』という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ラージサイズの弱点を見事に克服しています。



ゼクシオ イレブン アイアン
『構え感』や『打感』『操作性』など、私が求めるものが、このアイアンには無かったのですが、このアイアンは最初からそのように作られてはいないので仕方ありません。

最初から、ターゲットが違うのだと思います。



DUNLOP XXIO 11 アイアン
このアイアンを試打しながら、これまでのモデルと、どこが大きく変わったのかな?と思っていたのですが、私の鈍い感性では、それをはっきりとつかみとることができませんでした。

やはり『WEIGHT PLUS』が大きな違いなのかな?と思いましたが、詳しいことは分かりません。

今度機会があれば、ひとつ前のモデルと打ち比べてみたいです。

前のモデルのアイアンもよく飛んだので、おそらく飛距離の違いではないと思います。



DUNLOP XXIO 11 アイアン
大きく変わったところは感じなかったのですが、これまでのゼクシオユーザーの好みをしっかりとメーカーが把握して、その期待を裏切らないように、じっくりと作られたアイアンなのではないでしょうか?



DUNLOP XXIO 11 アイアン
チタンフェースのアイアンといえば、『易しい』『よく飛ぶ』『打感がいい』など、いろいろなイメージをもたれると思います。

私はこのアイアンの打感は正直好きではないのですが、使い慣れておられる方には、支持されるのではないでしょうか?



DUNLOP XXIO 11 アイアン
かなり『オートマ色』が強い、大らかでミスをミスに感じさせないアイアンという特長も持ち合わせています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


                         
        
                         

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