ダンロップ ゼクシオ イレブン ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。
PR

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

Post

      
2019年11月14日
PR
  

ダンロップ ゼクシオ イレブン ドライバー

                 
ダンロップ ゼクシオ イレブン ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブダンロップ ゼクシオ イレブン ドライバー です。


MP1100
シャフトは MP1100 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は42g、トルクは6.4、バランスはD3、キックポイントは中調子 です。


正面
ゼクシオファン待望のニューモデルです。

ゼクシオファンの方にとっては、二年に一度のお祭りのようなものかもしれません。

ゼクシオは毎回、ハイレベルなクラブでありながら、二年に一度というスパンをずっと守り続けています。

もうこれ以上はすることがないだろう・・・。と思っても、また新たな工夫が見られます。


側面
ラージサイズなのはこれまでと同じですが、デザインがこれまでと大きく変わりました。

近代的といいますか、ややアスリート色が強くなったような感じがします。

ゼクシオはこれまでも高級感があって美しいデザインですが、このニューモデルもカッコいいです。


ウェイト
ソールにはウェイトがひとつだけ配置されています。

これまでと同じような位置なので、やはりこの位置がベストポジションなのでしょうか?

数字が刻印されていないので重さは判らないですし、交換するタイプではないのかもしれません。


ネック長さ
ネックは短めですが、これまでのモデルと同じです。

当然のことながら、調整システムは搭載されていません。

ゼクシオユーザーの方は、調整システムを必要とはしていないのかもしれませんが、ゼクシオにもあったらいいな・・・。という方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?


ソールに溝のようなもの
ソールに溝のようなものがあります。

これはゼクシオ初ではないでしょうか?

深さはあまりなく浅いですが、これも緻密な計算によるものだと思います。

ソールのフェース寄りに溝のあるドライバーは、これまでも他のメーカーで見てきましたが、このニューゼクシオはトゥからヒールにかけて全部ではなく、ヒール側だけにあります。

これにもおそらく大きな理由があるのではないでしょうか?

溝の深さも一定ではなく、『段』のようになっています。


EXPERIENCE THE DIFFERENCE
トゥ側には『EXPERIENCE THE DIFFERENCE』という文字がありました。

『違いを経験』ということでいいのでしょうか?

このように書かれているゴルフクラブは初めてのような気がします。

それだけメーカーが、このドライバーに対して、過去のモデルとの違いに自信をもっているのかもしれません。

ひょっとしたら、他社との違いを強調しているのかもしれません。


フェース面の仕上げ ミーリングあり
フェース面を見てみると、中央部分にミーリングのようなものがありました。

これに私は一番驚きました。

これまでのゼクシオドライバーには無かった工夫です。

少なくとも、私の記憶にはありません。

ただ、私はそれほどたくさんゼクシオに接しているわけではないのですが・・・。

このフェース面を見て、以前試打したBSのドライバーを思い出しました。

コンセプトは同じなのかもしれません。


シャローヘッド
シャロータイプのヘッドですが、極端ではありません。

これまでのゼクシオらしい形状です。

『ゼクシオシャロー』といったところでしょうか?

シャロー過ぎないのがいいです。

薄すぎるドライバーを良しとしていない方も多くいらっしゃると思いますが、これくらいのシャローは好感が持たれやすいのではないでしょうか?


顔
この顔を見て、ゼクシオらしいな・・・。と思いました。

ラージサイズで美しいブルーのクラウンが印象的です。

はっきりとしたフックフェースで、これまでも見てきました。

過去のゼクシオドライバーと同じような顔だな・・・。と思いましたが、何代目かは分かりませんでした。

この顔に納得がいくといいますか、親しみをもたれるゼクシオユーザーの方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

今もフックフェースのドライバーはたくさんありますし、そのフックの度合いが少しずつ緩和されてきているように思っていたのですが、このドライバーは何年か前の『はっきりしたフックフェース』です。

フェースアングルもそうですが、この美しいブルーも見覚えがあります。

『ゼクシオブルー』といっていいのではないでしょうか?

以前も書きましたが、ブルーは集中力を高めてくれる色です。


オリジナルグリップ
装着されているグリップも、かなり工夫されているのが分かりました。

ソフトなフィーリングと適度なグリップ力があって、滑りにくくなっています。

グリップのパターンもそうですが、『XXIO』のロゴが、これまでと変わっていることに気づきました。

何だか斬新な感じがします。

これまでのロゴもいいですが、このロゴもいい感じです。

ただ、どちらが好きか?と聞かれれば、私は前のロゴのほうが好きです。

XXIOは、これからこのロゴでいくのでしょうか?


WEIGHT PLUS
グリップエンドを見ると、『WEIGHT PLUS』の文字がありました。

このグリップにはウェイト調整の為の鉛が組み込まれているのでしょうか?

クラブのバランスをとる為に、グリップエンドに鉛の板のようなものを付けたことがありますし、グリップの上のシャフト部分に鉛を貼ったこともあります。

このクラブの場合はどうなのか分かりませんが、とにかく普通のグリップではないようです。

いつも色々なクラブを試打していると、グリップにはあまり気を遣っていないな・・・。と思えるクラブのほうが圧倒的に多いのですが、この新しいゼクシオはそうではないようです。

クラブはヘッドとシャフトとグリップの3つのパーツで構成されていますが、ダンロップはグリップにも開発の余地があると考え、手を緩めていないように感じられます。

さすがは日本のみならず、世界トップクラスのメーカーです。


振り感
素振りをしてみると予想通り、軽量感があって、シャフトがすごく軟らかく感じました。

装着されているシャフトMP1100のフレックスは『S』ということですが、硬さは全く感じませんでした。

しかしシャフトの硬さによる感じ方は個人差も大きいので、あまり気にする必要はないのかもしれません。

『ゼクシオシャロー』『ゼクシオブルー』に次ぐ、『ゼクシオフレックス』といっていいような気もしました。

この硬さ(振動数)が、『ゼクシオの中でのS』といえるのかもしれません。

グリップエンドに『WEIGHT PLUS』とあったので、かなりグリップに重さがあって、ヘッドの利きが弱くなっているのかな?と思いましたが、そんなことはありませんでした。

ヘッドもしっかり利いていました。

ますます、グリップのことが謎に思えてきました。


構え感
ボールを前にして構えてみると、ゼクシオらしいな・・・。懐かしいな・・・。と思いました。

やはり、何代か前のモデルを構えているような感覚がありました。

何代目かまでは分からないのですが、『初めて感』は無く、『既視感』『懐かしさ』がありました。

クラウンの美しいブルーが心を落ち着かせ集中力を高めてくれますが、フェースが被っているので、私には構えづらいタイプになります。

しかし、このフックフェースも『ゼクシオスクエア』といえるのかもしれないな・・・。と思いました。

フックフェースだからのゼクシオといえるところがあるのかもしれないですし、ゼクシオファンの方には支持されやすいフェースアングルなのかもしれません。

私が好む構え感ではないのですが、これまでもたくさん経験しているので、ある程度の対処方法といいますか、アレンジをしていって打つことにしました。

いつも通り、普段よりも右を向き、そこから大きく回していくイメージで立ちました。

スライスのイメージは全く浮かんできませんでした。



試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトというよりは、ややしっかりしていて適度な手応えがありました。

しっかりしていますが、決して堅いとか、嫌な衝撃が残るということもなく、むしろ爽快感のようなものがありました。

最新ドライバーらしく、フェースに乗る感じはなく、弾き感が強いです。

『光速の弾き感』といったらいいでしょうか?

インパクトの瞬間から、あっという間に弾き飛ばされている感じです。

これまでも経験してきた、弾きのいいドライバーに共通する『トランポリン感』がありました。


打球音
『音』は、やや大きめで高いですが、好感の持てる音です。

私はもう少し小さい音でもいいかな・・・。と思いましたが、この音にも不満は全くありません。

私は強くインパクトしてしまうタイプなので、どうしても音が大きくなりがちですが、それでもこのドライバーの音は好感が持てましたし、インパクトが緩むこともありませんでした。

球離れの速さ・球の勢いと、この音のイメージはすごくマッチしています。

音は色々なイメージを私たちに与えてくれますが、このドライバーの発する音は、ユーザーに強く弾き飛ばしていることを感じさせやすいといえるのではないでしょうか?


バックフェース
『安定性』は高く、かなりイージーなドライバーです。

スイートエリアが広いというのは当たり前ですが、それにプラスして、かなり球がつかまりやすいです。

フックフェースが利いているということもあると思いますし、シャフトがかなり『動く』タイプなので、普通に打っているかぎり、『つかまる球』しか打てない・・・。といった感じです。

このシャフトは『中調子』ということですが、私は先調子に近い印象をもちました。

それくらい、先がよく動く感じがしますし、『動くポイント』が、かなり広いように感じられました。

球がつかまりやすく、右に抜けていく球が出にくいので、スライスで大きく飛距離をロスしておられる方にも、心強い存在となってくれるのではないでしょうか?


トゥ側
球はかなりあがりやすくて、タフさは全く感じられません。

ちょっと弾道が高すぎるな・・・。10.5度ではなく、9.5度は無いかな・・・。と思い、色々と探してみましたが、この10.5度しかなかったので、そのまま試打を続けたのですが、とにかくよくあがってくれました。

よくあがってくれるのですが、球が強く吹いて勢いが弱まっていくという感じがしなかったのが好印象でした。

フェース面にあるミーリングがよく効いているのでしょうか?

デザインが新しくなってカッコ良くなっているので、ひょっとしたら少しアスリート仕様に近づいているのかな?と打つ前は思っていたのですが、そうではありませんでした。

これまでのゼクシオユーザーの方の期待を裏切らない、親しみやすい性能をもっています。

前のモデルから、そのままシフトしても、何の問題も無いようにメーカーが配慮してくれているのではないでしょうか?


飛距離性能
『飛距離性能』も、このような軽量タイプの中では、優れていますし、これまでのゼクシオドライバーの中でも、優れているように感じました。

『ヘビーインパクト』ではない『ライトインパクト』といったらいいでしょうか?

軽くコンタクトして、そこから鋭い打球で飛ばしていくイメージが、このドライバーにはマッチしているように感じられました。

どのように例えたらいいのか分かりませんが、野球でいうと『遠投のキャッチボール』を思い出しました。

私は昔から野球が下手ですが、子供の頃から肩だけは強かったので、通常の距離ではなく、センターとホームベースという距離でキャッチボールをしていました。

ある程度の距離があったほうが、早く肩が作れましたし、コントロールもできました。

逆に近い距離でのキャッチボールではコントロールが定まらず、ノーコンでした。

小さなテイクバックで小気味よくボールを投げるというよりは、体全体を使って弓のようにしならせ、大きく振りかぶって投げるほうがコントロールも安定していました。

そのほうがスピンの利いた球を投げることができました。

私は内野手向きではなく、根っからの外野手向きなのだと思いました。

そんな昔のキャッチボールを、このドライバーを試打しながら思い出していました。

軽く投げて(このドライバーの場合は軽く振って)、いいスピンを掛けて勢いを増して、遠くのターゲット(相手の胸の位置)めがけて投げる(運ぶ)といった感覚・・・。といったらいいでしょうか?

そんな昔の記憶が蘇ってきました。

『軽さ』と『ロングディスタンス』が、このドライバーのキーワードのような気がします。

強く叩いていくタイプのドライバーではありません。


操作性
『操作性』という点では、右に曲げるのが難しく、左右へ打ち分けるというタイプではありませんでした。

球のつかまりがかなりいいので、真ん中から左にしか行かないように感じました。

私はフッカーなので、余計にそう感じたのかもしれませんが、先ほども書きました通り、スライスに悩んでおられる方。

こすり気味の球が出て、距離を大きくロスしていると感じておられる方にとって、頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?

私のようなフッカーには合いづらいところもあると思いますが、ラージサイズでつかまりのいいドライバーを使いたいという方には相性がいいような気がします。


ヒール側
色々なクラブを試打していると、これまでのモデルと大きく変えてきたな・・・。と思えるクラブに出会うことがあります、

それはそれでいいと思いますし、逆にこれまでの流れといいますか、コンセプトを変えないで『何かを付け足す』というクラブもあります。

このゼクシオニュードライバーは後者のように思いました。


DUNLOP XXIO 11 DRIVER
これまでのゼクシオのいいところはしっかりと継承して、ゼクシオユーザーの期待に応えていきながら、新たな工夫を取り入れてマイナスポイントを生み出さないように気を遣っているような気がします。

これまでのモデルは良かったのに、最新モデルは全くダメで使えない・・・。というクラブは、これまでもたくさんありましたが、ゼクシオにはそういったことを感じません。

常にユーザー目線でクラブ開発がされているように思います。

『何の感情ももたない冷たい開発』ではなく、ユーザーの笑顔をイメージした『血の通った温かい(熱い)開発』といったらいいでしょうか?

そのような印象をもちました。


DUNLOP XXIO 11 DRIVER
ゼクシオはブランド誕生時から大人気で、常にロングセラーを維持してきました。

キャロウェイのビッグバーサをダンロップが国内で販売していたから、ゼクシオも最初からユーザーの熱い支持を集めたような気がしますが、そのいい流れが今も脈々と受け継がれています。

ゼクシオは大人気ブランドで、いわゆる『大量生産』クラブですが、そこにチープさは見られません。

すごく丁寧に作られているのが分かりますし、生産後の検品も厳しく行われているのだと思います。


DUNLOP XXIO 11 DRIVER
私の周りにもゼクシオファンはたくさんいますし、ゼクシオしか使わないという人もいます。

私はゼクシオよりはスリクソンのほうが馴染み深いのですが、二年に一度のニューモデルは楽しみにしています。


DUNLOP XXIO 11 DRIVER
私には軽量タイプのドライバーで、スペック的には合っていないと感じる部分もあるのですが、『薄っぺらい』印象はありませんでした。

むしろ、中身のギュッと詰まった印象をもちました。

色々な最新のハイテクが組み込まれているとは思いますが、ゴチャゴチャしたところもないですし、フィーリングが邪魔されることもありません。

一本芯の通った、ブレない開発がされているクラブです。
                         
        

                         

コメント

非公開コメント