キャロウェイ JAWS ウェッジ - ゴルフクラブ試打日記。


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2019年10月29日
  

キャロウェイ JAWS ウェッジ

                 
キャロウェイ JAWS ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブキャロウェイ JAWS ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD4 です。



正面
キャロウェイの新しいウェッジです。


キャロウェイといえば、ビッグバーサをはじめとするドライバーやFWのイメージが強いですが、いいウェッジもたくさん発表しています。


顔の良さとソフトなフィーリング、そして強烈なスピン性能の印象が強いです。



側面
大きさも形状もオーソドックスなタイプで、これまでと変わりません。


JAWSという名前なので、あの有名なサメの映画を思い出しますが、JAWSはサメという意味ではなく、ジョー(顎)ということだと知ったのは、映画を観たずっと後のことです。


私は子供の頃から泳ぎが得意で、夏休みにひとりで海(海水浴場)に行って遠泳をしたことがあります。


体力が有り余っていたので、どこまでも泳げるような気がしていました。


しかし、その数年後に私が泳いでいた海水浴場の沖で、巨大なサメが捕獲されてスポーツ新聞に載り、私はその記事を読んでゾッとしたことを覚えています。


もし、私が泳いでいてサメに遭遇したらと思うと、怖くてたまりません。


何もなくて運が良かったです。


そういえば、ボクシングでも顎のことをジョー(ガラスのジョー)というのを思い出しました。


その名前が使われているということで、このウェッジの特徴がだいたいつかめたような気がします。



4つの○
ソールには、4つの○があります。


以前試打したことのある、黒染めのカッコいいウェッジを思い出しました。



ソール幅
ソール幅は標準的です。


トゥからヒールにかけてテーパーになっているのではなく、ストレートなタイプです。


こうして見ても、かなりソールに『削り』が入っていることに気づきます。


タイトリストのボーケイはソールのバリエーションが豊富ですが、キャロウェイのウェッジはそこまでのイメージはありません。


今回のニューモデルでは、『削りのパターン』を増やしているのでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。


ロングというほどではありませんでした。


私はもう少し長いほうが好きなのですが、これくらいの長さのほうが上から打つイメージが緩和されて横から拾いやすそう・・・。とイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。



ミーリングあり
フェース面にはミーリングがありました。


過去に試打したモデルにもあったので、おそらくこのJAWSにもあるだろうと思っていました。


今はミーリングもいろいろなものがありますが、このウェッジの場合は、スコアラインと平行に走っているポピュラーなタイプです。


指で触ってみたのですが、結構ザラザラ感がありました。


このザラザラ感を醸し出しているものが、『JAWS』の由来なのかもしれません。


今回は『顎(JAWS)』という名前のウェッジですが、『牙』というウェッジが登場しても面白いな・・・。と思いました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、すごくいいです。


軟鉄の柔らかそうな雰囲気が伝わってきて、目尻が下がってしまいますが、それ以外にもネックが絞り込まれているのがいいです。


男前のティアドロップ型といったところでしょうか?


私はこのほうが好きです。


今のウェッジはネックのところが少し広くて、どことなく『ボテッ』とした感じがする物もあるのですが、このウェッジはシュッとしていて好感が持てます。


このほうがフェースを開閉するスピード感をイメージしやすいです。


ストレートタイプなので、グースタイプを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。


ストレートとはいっても、今時珍しい『出っ歯』タイプです。


しかし今は少しずつ、このような『出っ歯タイプ』も見られるようになってきました。


これも流行りなのでしょうか?


私はグースがきついタイプは苦手ですが、かといって『出っ歯』がきつすぎるのも難しそうに感じます。


しかし、これくらいであれば何の問題もないですし、かえって球を拾いやすそうな気がします。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、いい感じです。


邪魔をするものがありませんでした。


このように大きく開いて構えるときはボールの下の部分を、あるいはボール下の草を鋭くスピーディーにカットしていって、ボールが真上にあがるイメージが欲しくなります。


前に向かうエネルギーを上に変えたいです。


ひょっとしたら自分の顔に当たっちゃうんじゃないか?と思えるほど、真上にあがるイメージがもてると、ロブショットの成功率が高まります。


今日はそのイメージが色濃く出せました。


それだけでなく、ロブ系のショットは上にあがると同時に『スピードボール』ではなく、『スローボール』のイメージも欲しくなります。


ティーイングエリアから離れ、カップに近くなればなるほど『スロー』のイメージが欲しくなりますが、今日はそのイメージが出せました。


ロブショットも含め、私はアプローチの練習が大好きなので、今日は楽しい試打ができるぞ・・・。と気持ちが盛り上がっていきました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は好感が持てました。


見た目の印象にマッチした、ソフトなフィーリングです。


『球の乗っかり』がとても良く、『くっつき感』を楽しめます。



トゥ側
球もあがりやすくて、とても拾いやすいです。


今日は練習場のマットの上からでしたが、これならば実際のラウンドで薄いライであったとしても、いい感じで拾っていけそうです。


フワッとした、柔らかい球で運んでいくことができます。



スピン性能
『スピン性能』は、かなり高く、ボールの回転速度を上げてくれているようでした。


フェース面のミーリングがよく効いているのだと思います。


フェース面に球をくっつけて運んでいける感じで、その『くっつく時間の長さ』が『スピン性能』に直結しているように感じられました。


このウェッジはソール形状が印象的ですが、フェース面もかなり仕事をしてくれています。


ソールの滑りの良さと、フェース面の『乗っかりやすさ』というダブル効果で、スピン性能を高めてくれているようです。



バックフェース
『安定性』は普通です。


構えやすくてラインを外しにくいので好感が持てますが、今はキャビティタイプのイージー系ウェッジもあるので、それらと比べると正直なところはあるかもしれません。


しかし、決して気難しいタイプではないので、このウェッジを敬遠されず試していただきたいと思いました。



距離感
距離感は、かなり合わせやすいです。


ガツンという感じではなく、そっと乗せて運んでいけるので、最初から落としどころを限定することができて、距離感を合わせることができました。


スピン性能が高いので、キャリーの後でコロコロとスピンがほどけて転げすぎることもないので、実戦向きです。



操作性
『操作性』も高く、色々な球で遊ぶことができました。


ピッチショットなどもいいですが、ロブ系のショット(特にハーフロブ)がすごく易しいな・・・。と思いました。


色々な場面で活躍してくれそうな、頼もしさがあります。



ヒール側
外観の美しさ(質感の良さ)や打感の良さが印象的ですが、やはり一番印象的だったのが、スピン性能の高さです。


『止める力』が凄いです。



Callaway JAWS WEDGE
ヘッドを強く『ガツン』と入れて、強烈にスピンを掛けていくのではなく(それもやろうと思えばできますが)、柔らかめに打って確実に止めてくれるのがいいです。


ソフトタッチのハイスピンといったところでしょうか?



Callaway JAWS WEDGE
今のクラブはどんどんオートマチックタイプが増えています。


最初はドライバーから始まってアイアンやパターまでいって、今はウェッジもそのようになっています。


細かいニュアンスを伝えていくというのではなく、あくまでもオートマチックに失敗を極力なくしていって、いい意味での『アバウトさ』『鈍感さ』で勝負できるウェッジも見られるようになりました。



Callaway JAWS WEDGE
自分のイメージを100%伝えて、『100点満点の寄せ』を狙っていくのではなく、『60~90点以上』を高確率に目指すといったらいいでしょうか?


トータルでいったら、そのほうがスコアをまとめやすいのかもしれません。



Callaway JAWS WEDGE
しかし、このウェッジはそのようなタイプではなく、完全に『マニュアルタイプ』のウェッジです。


ウェッジにも寛容さを求めておられる方には、親しみづらいところがあるかもしれません。


ソールの抜けの良さや、スピン性能の高さが際立っていますが、特に『お助け機能』のようなものは見られません。


いいショットをすれば、それに確実に応えてくれるウェッジといっていいように思います。



Callaway JAWS WEDGE
すごくいいウェッジだな・・・。と思いました。


以前試打したモデルのイメージがまだ強く残っているので、このウェッジの黒染めモデルがあれば、是非そちらも試してみたいです。

                         
        

                         

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