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2019年10月23日
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プロギア NEW egg フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア NEW egg フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは eggオリジナルシャフト です。
ロフトは17度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはM-37、シャフト重量は48g、トルクは4.7、クラブ総重量は300g です。

プロギアエッグシリーズの新しいFWです。
先日は NEW SUPER egg を試打しましたが、また違うモデルです。

かなりシャロー感があって、ソールに凹凸がなく、フラットな感じのFWです。
ここ数年、凹凸があってゴチャゴチャした感じのFWも見られますが、最近はこのようにシンプルな物も見られるようになりました。
eggの文字は目立っていますが、最新のモデルとは思えないほどのシンプルなソール形状です。

かなり重心が低そうに見えますが、ネックの長さは適度にあります。
こういった物も、今は多くなりましたし、ネックの長さにも流行のようなものがあるのかもしれません。
調整システムは搭載されていませんが、今はこういうシンプルな物の方が多くなったような気がします。

フェース面はとてもシンプルです。
弾きがとても良さそうですが、このクラブはSLEルール適合なのだそうです。
『SUPER』の文字があると、高反発ということなのかもしれません。

こうして見ても、かなりシャロー感があります。
これはSUPERと同じです。
今はこういうタイプが多いので見慣れてはいるのですが、かなり薄さが際立っています。

顔はまずまずです。
シャロー感を感じさせますが、大きなクセはありません。
少しつかまえ顔に見えましたが、こういうタイプも今は多いです。

装着されているグリップは、これまでのモデルと同じです。
独特なデザインで、プロギアらしい工夫が見られます。
フィーリングも良く、手に馴染みやすいです。

素振りをしてみると、かなりの軟らかさがあって、ソフトスペックに仕上がっています。
ルール適合・非適合の違いはあっても、こういったところはあまり変わらないようです。
egg自体がヒッターというよりも、スインガータイプを対象にしているブランドなのかもしれません。

ボールを前にして構えてみると、シャロー感があって、かなりあがりやすそうな感じが伝わってきました。
方向性でいえば、つかまりやすそうです。
苦手に感じることはないですが、かといって見とれることもなく、淡々と構えていました。
eggらしい易しさを追求しながらも、それほどクセを強くしていないようです。
試打を開始しました。

『打感』は軽い感じでした。
球の重さをあまり感じず、『接触時間』が短く感じられました。
高反発と変わらないような弾きの良さです。

『音』は、はっきりしていますが大きすぎず、なかなかいい感じでした。
特に不満はありません。

球はかなりあがりやすくて、ここが一番印象に残りました。
重心の低さが際立っているようです。
ナイスショットを打つ為の、『分厚いインパクト』は要らないクラブといっていいように思います。
かなり薄く打っても、自然に球を拾ってくれる感じです。
フェースの中央部分ではなく、『下で勝負できる』FWといっていいのかもしれません。
私はFWでも、基本『直打ち』するときはアイアンと同じように『上から』つぶし気味に打っていきたいタイプなのですが、このFWはそのように打たなくても充分あげてくれる易しさがあります。
上から打っていくと打点も中央部分に集まりやすくなりますが、そうではなくて横からはらうように打ちたい方の為のクラブといっていいのではないでしょうか?
横から薄めに拾っていっても、しっかりとボールをキャッチして浮かせてくれる易しさがあります。
最近はシャロータイプのFWが多いですが、それは『直打ち』の為ではないか?と思えることが多くなりました。
私にはシャロー過ぎる感じもしますが、これだけあがりやすくなっていると、FWの直打ちが苦手だという方にも、頼もしく感じられるのではないでしょうか?

『安定性』も高く、シビアさは感じません。
シャローフェースですが、スイートエリアはかなり広いように感じました。

『操作性』という点では、私はフック系のほうが易しく感じられました。
球のつかまりがいいクラブです。

飛距離性能も、イージー系FWの中では秀でているほうだと思います。
弾きの良さと、しっかりとキャリーを出していけるあがりやすさが、いい相乗効果をもたらしているようです。
イージー系ですが、頼りなさのようなものはありません。

弾きの良さとあがりやすさが秀逸なFWです。
クリークでこれだけあがるのだから、スプーンではどうでしょうか?
おそらく、番手の違いはほとんど感じさせないほどのイージーさがあるように思います。

シンプルなヘッドですが、決して『ローテク』なクラブではありません。
プロギアらしい工夫が見えないところにたくさん散りばめられているのは間違いありません。

実際に打ち比べてみたわけではないので、はっきりとしたことはいえないのですが、おそらく高反発である『SUPER』と弾きの良さは、あまり変わらないような気がします。

弾きの良さとあがりやすさを追求しながら、競技に出場される方の為にプロギアが開発したFWといえるのではないでしょうか?

ベテランゴルファーはもちろんですが、ヤングゴルファーの方にも、合いやすい幅広い層に受け入れられるFWだと思います。
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