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2019年10月07日
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試打会

ゴルフ練習場はゴルフの練習をするだけでなく、新しいクラブに出会う場でもあります。
試打会です。
メーカーが主催するものもあれば、練習場が主催するものもありますし、ゴルフショップが主催するものもあります。
私たちゴルファーにとってはどちらでもいいですが、最新のクラブを無料で、練習場で試すことができるのは、とても嬉しいことです。
自分に合っているか?ということもありますし、打感や音など、カタログや雑誌などでは把握できないことも、実感できるのがいいです。
いくら飛んでも音が合わないと私は魅力を感じないですし、そういった目で見えないことをカタログや雑誌などでは詳しく書かれていません(とはいっても、私はゴルフ雑誌などを読まないので、今はどうなっているのか分からないのですが・・・)。
練習場だけでなく、ゴルフ場のドライビングレンジで試打会が開催されることもあり、私は何度か参加したことがあります。

私はビギナー時代から、たくさんの試打会に参加して、いろいろなクラブを試してきました。
開催日は主に土日祭日がメインですが、平日に行われている試打会もたくさんあります。
ふと練習場に寄って、試打会が開催されていると、「ラッキー。」と思います。
昔から、大手有名メーカーの試打会がほとんどでしたが、今は地クラブといわれるメーカーの試打会が開催されることも多くなりました。
私はそれほどクラブ通とはいえないですし、まだまだ知らないメーカーがたくさんあると思いますが、地クラブメーカーの優秀さは肌で知っています。
なので、地クラブメーカーも積極的に全国で試打会を開催して欲しいです。

大手有名メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、小規模メーカーである地クラブメーカーもそれに負けないくらい素晴らしいクラブがたくさんあります。
クラブの優秀さは、会社の規模と比例しません。
むしろ、『精度』ということでいえば、『少ないロット数』で勝負している地クラブメーカーのほうが長けているように思います。
いろいろなクラブを試打してきて、すごく丁寧に作られているな・・・。と感じるのは全てというわけではないですが、地クラブメーカーが多いです。
練習場に着くと、既に試打会が開催されていることもありますし、練習をしていたらメーカーの人が来て、試打会が開催されることもあります。
昔は積極的に試打会に参加していましたが、今は昔ほどではないものの、時間があるときはできるだけ参加するようにしています。
また、ひとつのメーカーだけでなく、合同試打会というものもあって、多くのメーカーのクラブ(ヘッドやシャフト)を一日でたくさん試せるのは、私たちゴルファーにとって、とてもありがたいことです。

新しいクラブを見て、うわぁ、カッコいいな・・・。と思いながらじっと見ていて、メーカーの方がどうぞ試打してみてくださいと言われると、すぐに手にして打ってみます。
ひとつのメーカーだけの場合はいいですが、合同試打会でたくさんの人に見られるときは少し緊張します。
しかし、それよりも新しいクラブはどんな感じなのか?という興味のほうが勝ってしまいます。
そういったときは、あえて真っ直ぐ飛ばそうとするのではなく、一球毎左右に曲げて試打することがあります。
昔は曲げやすいクラブが数多くありましたが、今はなかなか思うように曲げられないクラブのほうが多くなりました。
クラブの進化(変化)は止まりません。
また、試打しただけで、記念品がもらえることもあります。
メーカーの方から、感想をお聞かせ下さいと言われることもあれば、簡単なアンケートにお答え頂けませんか?と言われることもあるので、できる限り協力させていただくようにしています。
試打会はとても楽しいですが、残念に感じることも少なくありません。

それはメーカー担当者の方が、そのクラブについての知識が不足しているときです。
試打をした後で、私はそのクラブについて簡単な質問をすることがあり、ほとんどのメーカー担当者の方は答えてくれるのですが、中には全く知らずに返事が返ってこないことがあります。
自社の製品なのに、そんなことも知らないのか・・・。と思ってしまうことが、これまで何度もありました。
もちろんメーカーの都合で、たまたまその試打会に詳しい人が来られなかったということもあるとは思いますが、最低限のことは知っていて欲しいです。
また、自社のクラブを知らないというだけでなく、好きではないと感じられることもあります。
『合う合わない』というのではなく、自分が好きでないものを人に勧めることはできないですし、相手にも伝わりません。
中にはクラブだけでなく、ゴルフ自体が好きではないと感じられる担当者の方もおられます。
ゴルフメーカーに就職する多くの人が、ゴルフが好きだと信じていますが、必ずしも全ての人がそうではないのも事実だと思います。
しかし、できるだけゴルフが好きであって欲しいです。
以前、あるメーカー(とはいっても、ここでは正直にプロギアと書きます)の試打会に参加して、そのメーカー担当者の方と話しをしながらクラブを試打していたのですが、とても楽しくて為になりました。
そのプロギアの方はゴルフが好きだというだけでなく、プロギアの製品を愛し、大切にしていることがすごく伝わってきました。
私の質問は、最初は大まかなものから、だんだんと細かなものへと変わっていったのですが、その方は全てにおいて完璧に答えられましたし、何よりプロギアのクラブについて、目を細めながら楽しそうに話しておられたのが印象的でした。
すごく好きなんだな・・・。というのが伝わってきて、そのときに購入したクラブが、プロギアのTR DUOというドライバーです。
顔もいいですし、飛距離性能が凄く、ポテンシャルの高いドライバーで、試打して一発で気に入りました。
『カーボンクラウン』の『はしり』といえるクラブです。
実際に試打してみて良かったということと、そのメーカー担当者の方との話しが楽しくて、私は購入を決め、新たな相棒に迎えました。
しかし、そのクラブはいわゆる『高反発』だったので、数年後に泣く泣く使うのをやめざるを得なくなったのが残念でした。
それでも、いい思い出がたくさんあるので購入して良かったと、心から思っています。

もうひとつ残念に思うのが、試打クラブがきれいではないことが多いという点です。
前に試打された方の打球痕が残っているだけでなく、汚れていることも少なくありません。
何故、こんな状態でお客になりそうな人に見せるのだろう?と疑問に感じます。
できるだけ、きれいな状態で人(お客)に見せるべきではないのかな?と常に思います。
もちろん試打クラブがたくさんありすぎて、少ない人数では全てきれいにできない・・・。ということもあるかもしれません。
試打クラブは売り物ではないので、それほど気を遣っていないし、遣う必要がない・・・。と思っておられるのかもしれません。
しかし私たちユーザーにとっては、その試打クラブこそが『第一印象』であり、その第一印象がすごく大切です。
『飛ぶ飛ばない』とか、『曲がらない』ということも大切ですが、できるだけ新品同様のきれいな状態で試打したほうが、そのクラブに対する印象も良くなりますし、作り手としてもそう望んでいるのではないでしょうか?
これはメーカー担当者の方による違いもあると思うのですが、これまで多くのメーカーのクラブを試打してきて、日常的にきれいにしているな・・・。と思えるメーカーと、そうではなくて、全く丁寧に扱われていないメーカーがあります。
後者は今でも多いですし、そのメーカーの自社製品(ゴルフクラブ)に対しての姿勢がうかがえます。
一人では抱えきれないほどたくさんのクラブを一人で対応しなければならない・・・。というのであれば、多少は仕方ないのかな・・・。と思うこともありますが、多くの場合はそれほどの数ではないですし、メーカー担当者の方も複数いて、暇そうにしていることもあります。
試打会を開催したときに、既にクラブが汚れていることもあります。
前日にクラブを綺麗にせずに、放置していたということが分かります。
それは昔からありますし、今でも変わりません。

私は昔から車が好きで、今でも複数の販売会社から新車の試乗会に来て下さいと案内を頂くことがあります。
時間があれば、なるべく顔を出すようにしていますが、その試乗車を見て思うのが、いつもすごくきれいだということです。
それは、その車の姿形がきれいというのではなく、外も中も人の手できれいにされているということです。
ボディにはきれいにワックスが掛けられていますし、中はゴミや泥などがなく丁寧に掃除されています。
車検のときに代車を借りることもありますが、その車もすごくきれいにされていて、気に入って同じ車種を購入したことがあります。
販売会社の車を売りたいという、企業としての純粋な思いがすごく伝わってきますし、大切にされているんだな・・・。と思うと、その車に対する興味も湧いてきます。
ゴルフクラブと車では大きく違うので単純な比較はできませんが、車をきれいにするよりも、ゴルフクラブをきれいにするほうが手間も掛からず簡単ではないでしょうか?
違う業種ではありますが、どの業種にも参考にすべき点はたくさんあると思います。

これまで数え切れないほどたくさんのゴルフクラブを試打してきましたし、試打会も多く参加してきました。
その試打会で、これまで感じたことの一部を今回は書かせていただきました。
今はハイレベルで素晴らしいクラブがたくさんあります。
なので、各メーカーが全国で試打会を開催され、できるだけ多くの方が、その素晴らしいクラブに出会って頂きたいと思っています。
私はこれまで運良く、いろいろなメーカーのクラブに出会うことができました。
それは試打会もありますし、友人や知人からクラブを借りることもあります。
私は何の取り柄も無い普通のゴルファーですが、クラブを試打した本数や回数でいうと、一般ゴルファーの中では多いほうかもしれません。
昔から、クラブに対する好奇心は尽きることがありません。
全てではないですが、試打会で感じたことを今回は記事に書かせていただきました。
ゴルフという素晴らしいスポーツを、今よりも多くの方が楽しまれ盛り上がってくれることを願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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