プロギア RED 505 ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2010年02月20日
  

プロギア RED 505 ドライバー

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは プロギア RED 505 ドライバー です。



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シャフトは M-40 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはM-40、シャフト重量は52g、トルクは7.0、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は287gです。



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最近よく出会う、PRGRのニュークラブです。


このドライバーは『赤』が目立つデザインになっています。


ちょっと前まであった『赤鬼』の後継機種なのでしょうか?



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写真でははっきりと写すことが出来なかったのですが、ソール部分に


『TITANIUM MIX』と『VL-TITANIUM FACE』


と記されています。


いかにも『弾き性能』が高くて、よく飛びそうな感じがします。


このソール形状を見ても、それほど変わった形はしていませんが、かなりたくさんのハイテクが搭載されていそうな感じがします。


こういったところは、いかにもPRGRらしい感じがします。



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素振りをしてみると、やや難しそうな感じがしました。


シャフトもよくしなってくれますし、ヘッドが走っている感じがつかみやすいのですが、何しろ私には軽すぎて軟らかすぎる感じがします。


かなり合いづらい感じがしました。


このシャフトも『M-40』という、かなり軽くて軟らかい設定になっています。


プロギアの試打ドライバーは、これまでは『M-43』が多かったと思うのですが、『M-40』はちょっと珍しい感じがしました。


M-43とM-40のフィーリングの差は、かなりあるような気がしました。



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ボールを前にして構えてみると、とても構えやすく感じました。


すごくいい顔をしています。


これまで、こういったタイプのドライバーは、多少構えづらく感じてしまうものが多かったですが、この『 RED 505 』は、とても構えやすいです。


前の『赤鬼』よりも、こちらのほうがはるかに構えやすい顔になっていると思います。


比較的軽量でシャフトも軟らかめで、球をよく上げてくれるドライバーを探しておられる方の中には、これまでのドライバーの『構え感』に不満を持っておられた方も、きっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


しかし、このドライバーはそんな方々にも、かなりの高評価を得られやすい顔をしていると私は思います。


このクラブの『軽さ』や『軟らかさ』には、正直不安を感じましたが、この『構え感』にはとても好感を持ちました。


オーソドックスな顔ですし、見ていても肩の力が抜ける感じがしました。


思わずほくそ笑んでしまいました。


私は『クラブの構えやすさ』に、『親近感』とか『敷居の低さ』を感じることが多いのですが、今日はすごくこのドライバーにそういったプラス感情を持ちました。




いい印象をもったまま、試打を開始しました。

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一球目から、かなりダフってしまい、ボールはゴロとなって転がっていってしまいました。


やはりかなりこのスペックは私には難しかったような気がしました。


構えた時には、とてもいい印象を持ったのですが、やはりそれだけでは今日はうまくいかない感じがしました。


タイミングが合いづらく感じましたし、こういったスペックのクラブを打つと、私自身の『スイングの粗さ』が顕著に感じられました。


自分自身、全然ダメなスイングをしていると思いました。


いつもはクラブに助けられている部分が多いですが、今日はそういったことが出来ないので、もっと自分のスイングの精度を高めていかなれば、自分自身の技術の向上にはつながっていないような気がしました。


一球目から、あまりにもひどい球を打ってしまったので、自分自身の反省も含め、球を打つのを止め、5分程素振りを繰り返しました。


ようやくこのクラブの特徴が、少しずつ体に染みこんでくる感じがしました。


そして再び試打を開始しました。



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『打感』は、とても好感を持つことができました。


程良い手応えを感じることができましたし、フェースがボールをよく弾いてくれている感じがします。


何球打っても、飽きが来ません。


それほどフェースにボールがくっついている感じはせずに、『球離れ感の速さ』を感じましたが、すごくいい感じの打感だと思いました。


手に嫌な衝撃も残りません。



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『音』も、いい感じの音だと思いました。


打つ前は、このようなタイプのドライバーなので、もっと甲高い音を予想していたのですが、実際はとても落ち着かせてくれる、品のある音です。


すごく聞き応えのある音だと思いました。


やはり最近は、『構え感』もそうですし、このように『音』がメーカー問わず、すごく良くなっているような気がします。


良くなっている・・・。というか、嫌な感じのする音を発するドライバーが少なくなったといったほうが正しいのかもしれません。


中には、あるメーカーのドライバーで、苦手意識を感じさせる音を発するドライバーにも最近出会ったのですが、多くのメーカーのドライバーの音は、すごく安心感を与えてくれるものが多くなったと私は感じています。


練習場で自分の練習に集中できるクラブが多くなりました。


やはり音は、とても大切なところなので、こういった傾向はとても嬉しいですし、これからもずっと続いていって欲しいと思います。



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『珠のあがりやすさ』は、このようなドライバーなので、かなり秀でています。


かなりの『高弾道ドライバー』です。


私には明らかに上がりすぎるので、もっと打ち出し角度を低くしたいと思ったのですが、今日は全く上手くいきませんでした。


どのように打っても、ボールが自然と上がってくれます。


フェースのやや下目に打ってみても、すごくあがりやすい感じがしました。


フェース全体が『スイートエリア』なのでしょうか?



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『安定性』という点では、正直苦戦してしまいました。


時々、いい感じの球が出たのですが、それを連続させていくことは難しく感じました。


スペックが元々合っていないのは、始めから解っていたことですが、私は諦めずに打ち続けました。


これがもし構えづらいクラブだったら、すぐに諦めてしまったかもしれないのですが、このような美しい顔のクラブでミスしてしまうのは、自分のスイングが未熟だからだ・・・・。という考えがあるからです。


何とか少しでも、このクラブのフィーリングをつかみたい・・・。と思っていました。


球数をこなしていくうちに、最初の頃よりは少しはまとめていくことができたのですが、やはり難しい印象は拭えませんでした。



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『操作性』という点でも、やはり苦戦してしまいましたが、このドライバーのスペックが合っておられる方には、とても扱いやすく感じられるのではないでしょうか?


それほど操作性を重視している感じでもないのかもしれませんが、決して劣っているとは思いませんでした。


左右に打ち分けていく・・・。というよりは、広いスイートエリアを利用して、真っ直ぐに飛ばしていく・・・。というほうがいいような気がしますが、決して曲がりにくいドライバーだとは思いませんでした。


左右に曲げてみることにも挑戦してみて、一応は何とか出来たのですが、とても実戦で使えそうなレベルまで到達することはできませんでした。


今度は違ったスペックで試してみたいと思います。



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『飛距離性能』は、かなり高いポテンシャルを持っていると思います。


『反発力』が強いドライバーだと思いますし、こうして打っていても『初速』の速さを感じさせてくれました。


私では球が高く上がりすぎたり、方向性もなかなかまとめていけなかったので、このドライバーの性能を上手く引き出すことが出来ませんでしたが、メーカー側がターゲットとするゴルファーの方が打てば、かなりのアドバンテージがあるような気がします。


『M-40』ということで、ヘッドスピードが40前後の方が使われると、かなりいい結果をもたらしてくれるような気がします。


それとやはりこの『構えやすさ』も大きな武器になってくれると思います。


このドライバーは『ヤングゴルファー』の方よりは、どちらかというと『ベテランゴルファー』の方に合いやすいと思うのですが、ベテランの方は『パーシモン』を経験されている方が殆どだと思いますし、そういった方々の多くが『構えやすさ』を大切にされていると思います。


いわゆる『異型ドライバー』では、いい結果が得られなかった方も多いと思います。


しかし、こういった顔のいいドライバーを構えることによって、『リラックス効果』が得られ、それも飛距離につながるような気がします。


このドライバーもかなりの『物理的な効果』があるようですし、その効果も高いのだとは思いますが、それと同等かそれ以上に『フィーリング効果』はいい結果をもたらしてくれるのだと思います。


何球も試打を繰り返していて、ふとそんな印象を持ちました。


『スイートエリア』も、左右にかなり広い感じがしましたし、球がつかまりやすく感じられたので、スライサーの方でも比較的打ちやすく感じられるのではないでしょうか?


決してスライスを矯正してくれるドライバーではないと思いますが、このような高性能ドライバーで練習していって、レベルアップを図るのもいいのではないでしょうか?



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最近は、プロギアのニュークラブに出会える機会が増えて、とても嬉しく思っています。


今回試打した、この『RED 505』というドライバーは、最後まで打ちこなすことが出来なかったのですが、とてもいい印象をもったまま試打を終えることができました。


かなりのイージードライバーだと思いますし、きっと多くの方がこのドライバーを使ってコースで大きな飛距離を稼いでいかれることと思います。


プロギアというメーカーは、ツアープロが使うようなシビアなクラブから、このような易しいクラブまで幅広く作るのがとても上手いです。


これまでのプロギアの『イージークラブ』は、私はどちらかというと苦手な感じも持っていたのですが、このドライバーにはまた手にしてみたいと思わせるものがありました。


今の私にはまだ不要ですが、いつか時が流れて、今、使っているクラブが振れなくなったときには、このようなドライバーを使いたいです。


かなりたくさんのベテランゴルファーの方のハートをキャッチするプロギアの高性能ドライバーだと思いました。

                         
        

                         

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