テーラーメイド New P790 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。

その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2019年09月24日
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テーラーメイド New P790 アイアン

                 
テーラーメイド New P790 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド New P790 アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド 120 VSS
シャフトは ダイナミックゴールド120 VSSです。

ロフトは30.5度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は121g、キックポイントは元調子 です。



正面
とても美しい中空アイアンです。


一瞬、タイトリストのアイアンかな?と思ったほどです。


テーラーメイドもカッコいいアイアンをこれまで世に送り出していますが、見た目よりも機能性を重視したアイアンのほうが多いイメージがあるので、そう思いました。


中空らしく、バックフェースがすっきりしています。


見た目はすっきりしていますが、内部にはいろいろな工夫や努力があるのだと思います。


水面を優雅に泳ぐ水鳥といったところでしょうか?


端から見たら優雅でも、水中では必死に足を動かしています。



側面
オーソドックスなタイプです。


形状もそうですし、大きさも標準的です。


ポケキャビなどではラージサイズもよく見られますが、中空タイプでは見かけません。


ゴチャゴチャしていないところがすごくいいです。


トゥ側に『TUNGSTEN』の文字があったので、タングステンが配置されているのが分かりました。


こういう『異材混合』タイプが今は主流ですし、中に空洞部分をもうけることで、いろいろな工夫がしやすいのだと思います。



彫りの深さ
彫りは浅くてシンプルです。


中空の魅力といえば、何といってもマッスルバックのようなカッコ良さがありながら、キャビティと同等の易しさがあるということです。


私は中空アイアンを購入したことがないですが、易しさとカッコ良さの両立を求める方には、理にかなっているといえるのではないでしょうか?



トップライン
トップラインの厚さは普通です。



ソール幅
ソール幅は標準的です。


ウェイトが組み込まれているので、極端なワイドにする必要がないのではないでしょうか?


トゥ側とヒール側のソール幅には大きな差は見られません。



ソールの溝
ソールには溝があります。


この溝を見ただけで、テーラーメイドのアイアンだと分かります。


もう何年も採用され続けていますが、それだけ効果があるということなのではないでしょうか?


ただ、私は未だに、この溝の効果を実感できていません。



ネック長さ
ネックは少し短く見えましたが、今のアイアンの中では普通といったところでしょうか?



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字があります。


一時期ステンレス系のアイアンが多く見られましたが、今はフォージドアイアンも多くなりました。


それだけ多くのニーズがあるということではないでしょうか?


一口に鍛造といっても、いろいろとありますし、『フル(ヘッド全て)』の鍛造もあれば、ヘッドの一部分だけ鍛造ということもあります。


このアイアンの場合はどうなのでしょうか?


フォージドだからそれでいいということではないですが、魅力的であることは事実です。


テーラーメイドのアイアンはステンレス系のイメージが強いですが、このアイアンが全て軟鉄であれば、購入後もライ角やロフト角を微調整できるということになります。


もしそうであればとてもいいことで、その人に合ったクラブになりますし、長く使っていくことができます。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られません。


ごく普通の見慣れたフェース面です。


こういったところは、『大量生産』っぽいところが出ています。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで、好感が持てます。


しっとり感もあって、優しく手に馴染みます。



振り感
素振りをしてみると、適度な重量感もあって、いい感じです。


先が暴れることもなく、しっかりとしています。


『動きすぎ』を気にしないでいいので、気持ちよく振っていくことができました。


素振りをしながら、いいイメージが湧いてきましたし、いわゆる『上がり系』のアイアンでないことが判りました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。


こうして構えていると、テーラーメイドのアイアンではないようです。


『テーラー顔』ではありませんでした。


クラシカルな顔をしていて、懐かしさがあります。


少しグースが利いていますが、気になることはありませんでした。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、いい意味で意外でした。


最近は中空アイアンを試打する機会が増えてきましたが、ここまで打感がソフトなのは、なかなか出会えません。


中空らしい、『薄い打感』ではあったのですが、『ガツーン』とくることもなく、ソフトでした。


このソフトな打感を感じながら、以前試打したことのある、タイトリストのユーティリティアイアンを思い出しました。


私は中空タイプのアイアンで、タイトリストの712U ユーティリティアイアンの打感が一番好きなのですが、このP790 アイアンは、それに匹敵するほどのグッドフィーリングです。


正直打つ前は、打感に期待をしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られ、このアイアンへの興味がどんどん湧いてきました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、中空らしい親しみやすさもありますが、どちらかといえばヒッター向けのアイアンだと思います。


誰にでもあがるようには設計されていません。


ある程度重量感もありますし、HSは40後半以上の方に合いやすいのではないでしょうか?


キャビティアイアンを普段使っておられる方でも、ハーフキャビティを使っておられる方が易しく感じやすいアイアンだと思います。



バックフェース
『安定性』は、まずまずです。


こうして見るとマッスルバックのように見えますが、見た目以上に大らかで易しくなっているところがいいです。


シビアなタイプではないですが、ワイドスイートエリアではないので、ある程度正直なところもあります。


とはいっても、今は『大らか過ぎる』アイアンが多いので、そういったタイプが苦手だという方には、ちょうどいい易しさといえるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は、今時のアイアンらしく、結構飛ぶ感じがしますが、全体的に見れば普通といえるでしょうか?


打ち出しが高く、速さもあります。


しっかりとキャリーを稼ぐこともできました。


ディスタンス系とノーマル系の中間くらいといったところにいるような気がします。



操作性
『操作性』は、いい感じです。


左右へも同じように反応してくれました。


球の乗っかり感は無いですが、扱いづらいアイアンではありません。


安定性と操作性でいえば、どちらかというと操作性のほうが勝っているような気がします。



ヒール側
中空らしい落ち着いたデザインで、これまでのモデルと同じで大きな違いはないのかな?と、打つ前は思っていました。


しかし、違うところもありました。



TaylorMade P790 アイアン
打感がいいです。


ソフトなフィーリングを楽しむことができました。


球を打つ度、心地良い打感が手を包みます。



TaylorMade P790 アイアン
それが、このアイアンの一番強く印象に残ったところです。



TaylorMade P790 アイアン
ヘッド内部には、おそらくたくさんの工夫がされていると思いますし、ウェイトも配置されていますが、それによる『にごった感じ』は無く、クリアなフィーリングを楽しむことができました。


メーカーも、この打感に力を入れているのではないでしょうか?



TaylorMade P790 アイアン
機能性を最優先し、フィーリングは後回しになっているという印象が、テーラーメイドにはありますが、このアイアンは違う印象をもちました。


先ほども書きましたが、タイトリストのアイアンとイメージがダブるところがありました。



TaylorMade P790 アイアン
飛距離が他のアイアンと比べても、かなり秀でているとか、曲がりにくいと感じるほどの高い安定性があるというタイプのアイアンではありません。


出過ぎたところが無く、全てにおいてバランスがとれているアイアンです。


私は中空タイプのアイアンを購入したことが無いですし、これからも購入する予定はありません。


私の周りでも、中空を購入したけど飽きてしまって、普通のアイアンに戻した人がいます。


アイアンの好みは人それぞれですが、このアイアンは結構長く楽しめるのではないかな?と思いました。
                         
        

                         

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