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2019年09月23日
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プロギア NEW egg 5500 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは プロギア NEW egg 5500 ドライバー です。

シャフトは オリジナルシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはM-30 です。

プロギアエッグシリーズの新しいドライバーです。
先日FWを試打しましたが、今日はドライバーです。
この独特なデザインが目を引きます。
正直、あまりカッコいいとは思いませんが、見た目のインパクトは充分です。

ラージサイズでシャロー感の強いヘッドです。
艶消しタイプで、独特な質感があります。
高級感を感じなかったので、ひょっとしたらリーズナブルな価格設定になっているのかな?と思いました。

ソールには大きな凹みがあり、よく目立っています。
位置からして、他のメーカーに見られる『溝』と同じような意味があるのかな?と思いましたが、実際のところは分かりません。
しかし、大きな意味があるのだと思います。

ネックは短めです。

ネックには調整システムが搭載されています。
しかし、これは『調整』というよりは、シャフトを簡単に交換する為のシステムなのではないか?と思いました。

フェース面はとてもシンプルです。
いかにも弾きが良さそうなフェース面です。
エッグシリーズといえば、高反発のイメージがあるので、このドライバーもそうなのだろうと思っていたのですが、このドライバーはSLEルール適合なのだと教えてもらいました。

バックフェース近くにはアクセサリーのようなものがあります。
位置からして、おそらくウェイトではないか?と思うのですが、本当のところは分かりません。

エッグらしいシャローヘッドです。
今はこのようなタイプが多くなりました。

顔は、かなり独特な感じがします。
エッグシリーズなので、ある程度は予想していましたが、クセのある顔をしていました。
投影面積が大きくてつかまえ顔を好まれる方には、安心感を与える顔といっていいのではないでしょうか?

装着されているグリップは、いろいろな工夫が見られますが、ソフトなフィーリングで好感が持てます。
機能性とフィーリングの両立ができているグリップです。

素振りをしてみると、かなりの軽量感と軟らかさがありますが、これは予想通りです。
シャフト全体が大きく弧を描いてしなるように感じました。
軟らかいことは間違いないのですが、かなり大きくしなり、そのしなる大きさが印象的でした。
イメージとしては、いつもの『弧』の1.5倍くらいの感じです。

ボールを前にして構えてみると、好みからは外れていますし、少し違和感もありました。
オフセットが目立っていますし、ちょっと遅れてきそうな感じがします。
ちょっと前までは結構見られた顔ですが、最近では少なくなっています。
イメージも出にくいので、全てクラブに任せる感じで、ゆっくりタイミングを重視して振っていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じです。
ソフトな打感ではないですが、硬すぎず適度な手応えが残りました。

『音』は、はっきりしているのですが大きすぎず、インパクトの邪魔をしませんでした。
「キーン」という甲高い音を予想していたのですが、違いました。

球はとてもあがりやすいです。
正直、あがりすぎといったところがありましたが、これはスペック的に仕方ないことがだと思いました。
タフさは全く無く、スインガータイプの方の為のドライバーといっていいのではないでしょうか?
かなりキャリアを積んだ、ベテランゴルファーの方にも合いやすいような気がします。

『安定性』は高く、かなりイージーなドライバーです。
この寛容さは、今のドライバーの中でも、トップクラスといえるのではないでしょうか?
スイートエリアの広さもそうですし、球のつかまりやすさが印象的です。
球が右に逃げる感じがしません。
このドライバーを試打しながら、500円玉何枚くらいのスイートエリアの広さなんだろう・・・。と思いました。
それくらい、このドライバーは超ワイドスイートエリアです。

『飛距離性能』という点では、好みが分かれるところだと思いますが、叩きにいくとフケあがってしまうところがあったので、叩くのではなく、優しく横からなでるイメージが合っているように思いました。
叩いていなくても、充分な初速は出せるタイプのドライバーです。
HSが40以下の方に合うように設計されているのではないでしょうか?

『操作性』という点では、オートマチック性が強すぎるので、それほど秀でているようには感じませんでした。
ヘッドの形状もそうですし、シャフトのスペック(軽さや軟らかさ』などもあり、あまり細工をしたくないというところもありました。
このドライバーのもつ、大らかさとオートマ性を活かしたほうが得策のような気がします。

これまでのエッグドライバーとは違う、独特なデザインで、最初どうなのかな?と思いましたが、さすがはプロギアです。
しっかりと基本性能は押さえています。
『易しさ』と『弾きの良さ』が大きなウリです。

デザインは好みが分かれると思います。
正直、私はあまり好きではありませんが、こういったデザインが好きだという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

プロギアはゴルファーの特徴を細かく分析して、それぞれのニーズに合ったクラブを開発するのが上手いメーカーだと私は思っています。
今回の、このニューエッグドライバーも、ゆっくりめのHSの方をターゲットに、いかに効率良く飛ばしていけるかということを研究して開発されているのではないでしょうか?

ある程度絞られたターゲット層だとは思いますが、このドライバーのハードルの低さと高い安定性に魅力を感じる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
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