テーラーメイド R9 SUPERTRI ドライバー - ゴルフクラブ試打日記。


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2010年02月19日
  

テーラーメイド R9 SUPERTRI ドライバー

                 
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今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブは テーラーメイド R9 SUPERTRI ドライバー です。



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シャフトは フジクラ Motore 55 です。

ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.2、シャフト重量は55g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は310gです。



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テーラーメイドの新しいドライバーです。


ヘッド全体が黒で、とても精悍でカッコいいデザインだと思います。


これまでもテーラーメイドは黒いヘッドのドライバーを発表してきましたが、今回のドライバーもすごくカッコ良くなっています。


全体的にとても引き締まって見えます。


前のモデルの『R9』は『420㎤』であり、『小型化』がとても好印象だったのをよく覚えているのですが、今回の『R9 SUPERTRI』は、またルールギリギリの『460㎤』になっているのだそうです。


しかし、こうして見ても、それほど大きさを感じませんでした。



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テーラーメイドのニュークラブを見ると、いつも楽しくなってきますし、思わず目尻が下がってしまいます。


これまでも書きましたが、テーラーメイドほど、発売されるニュークラブの『早さ』『量』をこなすメーカーはないのではないでしょうか?


私たちゴルファーにとってはとてもありがたいことです。


次々と発表されるニュークラブは、必ずどこか進歩していますし、品質も高いので、そこがまた凄いことだと思います。


今回も、また新たな開発が施されているそうです。



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『R9』の代名詞ともいえる、『FCT』と呼ばれるチューニングシステムが、今回も搭載されています。


とても画期的で素晴らしいシステムだと思います。


自分に合うように微調整できることは、いいショットを打つためにもとても大きなアドバンテージがあると思います。


それをゴルファー自身が簡単に行えるということに、また価値があるのだと思います。


前回のモデルも素晴らしいと思っていましたが、今回の『R9 SUPERTRI 』は、さらに進化し変化のバリエーションが増えているのだそうです。


キャリアが長い方の多くは自分の好みや傾向がはっきりと把握できているので、こういったシステムはとても有効だと思いますが、まだキャリアが浅い方には、バリエーションが多すぎて却って迷いが生じてしまうかもしれません。


やはり周りの仲間や先輩たちの助言が必要になってくることもあると思います。


『フェースアングル』や『ロフト』を変えられるのは素晴らしいことですが、それ以上に『ライ角』を自分に合わせられることがとても素晴らしいことだと思います。


自分にあったライ角に調整することによって、ショットの『方向性』が良くなったという話はずいぶんと聞いてきました。


あくまでも『クラブに自分を合わせる』のではなく、『クラブを自分に合わせる』べきなのだと思います。


本当ならば、色々と調整して試打してみたいのですが、試打クラブなのでそれは出来ませんでした。


今度友人などが購入したら、借りてみて挑戦してみたいと思いました。



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今の状態は『N(ニュートラル)』ポジションです。


今回も前回と同じように、色々なポジションが設定されています。


これにより、色々な球筋が打ちやすくなるのだと思います。


ただ、ラウンド中はこのポジションを変えることは出来ないので、やはり『N』ポジションで色々な球を打ち分けられるように練習をして、その技術を身につけたほうが、結局はいいことなのかな・・・?と思いました。


しかし、練習場で色々なポジションを変えてみて、それがどんなに変化していくのかを確認してみることはとてもいいことだと思います。


それによって、新たな発見があるのかもしれません。


『ライ角』は一度自分に合わせれば、それ以降変化させる必要はないと思いますが、『ロフト』や『フェースアングル』を色々と変えてみるのも面白いことだと思います。


私は『フックフェース』は苦手ですが、この『N』の状態でとても自然な感じのするヘッドが『オープン』になったら、どんな顔になるのか、とても興味があります。



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『素振り』をしてみると、かなりシャフトも軟らかい感じがしましたし、重量自体も軽く感じました。


シャフト重量は『50g台』というのは、やはり軽く感じます。


メーカーがこのような設定で発表しているところを見ると、ハードルを高すぎないようにし、より多くのゴルファーに使ってもらおう・・・。という意志が伝わってきます。


今回も前回同様、色々なシャフトがライナップされているそうなのですが、試打クラブはこれともう一本同じシャフトの『SR』しかなかったので、この『S』で試打をすることにしました。


もっと色々なシャフトを試してみたい・・・。と、ラストユーザーである我々は思ってしまうところではありますが、実際には難しいところが多いのだと思います。


やはりいいシャフトあってのクラブだと思うので、シャフトをおろそかにはできません。


今でも次から次へと新しいシャフトがラインアップされるので、いつも目移りしてしまいます。


このシャフトは『S』にしては、かなり軟らかく感じられ、どちらかというと『ソフト路線』のドライバーのように感じられました。


『タフさ』は全く伝わってきませんでした。



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ボールを前にして構えた感じは、やはり『R9』らしい顔だと思いました。


オーソドックスな丸型を私は好むのですが、この形状にも殆ど違和感は感じません。


初めて見た時は驚きましたが、今ではすっかりと見慣れてきた感じがします。


『トライアングルヘッド』は、もうすっかり『テーラーメイド』の代名詞になったような気がします。


私が初めてトライアングルヘッドドライバーに出会ったのは『タイトリスト 907 D1 』だったと思うのですが、今では『三角形』といえば、『テーラーメイド』がすぐに頭に浮かびます。


この顔のイメージと、これまでの経験から、『直進性』が強そうな感じがしてきます。


苦手意識を感じることなく、気持ちよくセットアップできました。


いいイメージが何十にも折り重なって発生する・・・。という感じではありませんでしたが、真ん中に一本太いイメージラインを頭に描くことができました。


このヘッドは『スクエア』なので、割と構えやすく感じられますが、これがもしフェースが被っていると、かなり構えづらく感じられ、難易度も増してくるような気がします。


構えただけで難しく感じ、実際に打ってみても難しかったドライバーは、これまでたくさんありました。


このドライバーは構えやすかったので、そんなマイナス的な要素は感じられませんでした。


素振りをした時に、やや『しっかり感』が欠ける感じがしましたが、『構え感』はじゅうぶん合格ラインに届いていると思いました。




試打を開始しました。

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まず感じたのが、その高い『安定性』です。


かなり『イージーさ』を感じました。


スペック的にやや『ソフト過ぎる』感じがしていたので、最初の数発はミスショットを予想していたのですが、一球目からいい感じで打つことができました。


打点がバラついている感じかな?と思っていましたが、意外とまとまっていました。


あまり慎重になりすぎず、構えたらすぐにリズム良くテークバックを開始したほうが、いい結果が得られやすいタイプのドライバーだと思いました。


いい意味で、『アバウト』に打っていけるドライバーだと思います。


前の『R9』よりも、慣性モーメントが大きくなっているのだそうですが、やはりそれは『ヘッドの大きさ』がアップしたことによるものだと思います。


私は小振りな感じの『R9』に魅力を感じますが、この『R9 SUPERTRI』も、いい感じのドライバーだと思いました。


ヘッドの色が『黒』というのも、視覚効果が効いていて大きく見えないので、いいところなのだと思います。


『トライアングルヘッド』という、ちょっと変わった形状ではありますが、構えたときに余計なものが見えなかったのも好印象を抱いた一因だと思います。


『スイートエリア』も広い感じがしましたし、多少の打点のブレには上手く対応してくれるドライバーだと思いました。


かなり打ちやすさを感じさせてくれるドライバーです。



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『球のあがりやすさ』も、高いです。


今、主流ともいえる『シャローヘッド』らしい上がりやすさです。


この角度から見たままの、上げやすさだと思います。


このようなシャローヘッドで、シャローバック形状になっていると、球がすごくあがりやすいですし、それが『曲がりにくさ』にもつながっているのだと思います。


全くタフな感じはしません。


楽に高さを出していけるドライバーだと思います。


こういったところは、これまでの『r7』や『R9』と共通しているところだと思います。


敷居が高く感じられないドライバーだと思いました。



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『操作性』という点では、平均的・・・。といったところでしょうか?


それほど敏感に反応するタイプではないような気もしますが、扱いづらさは感じませんでした。


程良い『操作性』と『安定性』が上手く組み合わさっている・・・。といった感じでしょうか?


構えた時に『直線』のイメージがしやすく、『曲線』のイメージはなかなか湧いてこなかったのですが、左右に曲げることもそれほど難しい感じはしませんでした。


ただ私の場合、このシャフトが少し合いづらく感じたのか、あまり極端にはやりづらい感じがしました。


想像以上に球が暴れてしまう感じがしました。


普通に打っていく感じのほうが、やはりこういったタイプのドライバーには一番いいような気がします。


シャフト自体もまずまずで、もう少し速くヘッドが戻ってきてくれてもいい感じかな?と思ったのですが、それほど遅すぎる感じでもありませんでした。


これくらいならば、何とか対応できる範囲内だと思いました。



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『飛距離性能』も高いと思います。


正直いって、前回のモデルよりも飛ぶ・・・。とは思いませんでしたが、飛距離性能が優れているのは間違いないところだと思います。


前の『R9』と、ほぼ同じ飛距離性能とみていいのではないでしょうか?


今日は一緒に試打していないので、詳しくは解りませんが、今度機会があったら一緒に試打してみて比較したいと思いました。


おそらくそれほど大差はないような気がします。



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『打感』も、これまでのシリーズと同様のいい感じでした。


適度な手応えを感じることができますし、ソフトさもあって、気持ちよく打つことができました。


前のモデルと同じフィーリングで打っていくことができました。



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『音』に関しても、やはりいい感じでした。


『打感』や『音』なども、前のモデルの高フィーリングがそのまま引き継がれている感じです。


練習に集中できる、心地良い音を耳にすることができました。


いくら『チューニング機能』が進歩していっても、『構え感』や『打感』『音』に違和感を感じてしまったら、全てが台無しになってしまうと思うのですが、そういった点で、このドライバーはとても素晴らしいと思います。



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全体的に見て、テーラーメイドらしい、とても高性能なドライバーだと思います。


全体的に黒色で、いかにもハードそうな感じもしますが、実際はとても親しみやすくて、ハードルが高すぎない好印象のドライバーです。


このドライバーを実際に打ってみて、思っていた以上に打ちやすいな・・・。と感じられる方もきっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


それでいて、各性能はとても高い、バランスの良さが光る高性能ドライバーです。


前のモデルの『R9』や『R9 MAX』と劇的に性能が変わった・・・。とは正直思いませんでしたが、レベルの高さはずっと維持されているような気がします。



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おそらく、今回のニュードライバーのコンセプトは、『チューニング機能の多様化』ということがメインなのではないでしょうか?


先ほども書きましたが、このドライバーは試打クラブであり、それを実際に調整してみることは出来ませんでしたが、かなりバリエーションが増えて、細かい設定ができるところが大きな魅力なのだと思います。


一旦、自分に合うようにチューニングしてしまえば、あとは変える必要はないと思うのですが、より多くのゴルファーのニーズに応えることができるようになっているのだと思います。


初めてこの『FCT』と呼ばれるチューニング機能を見たときに、


このシステムはこれからも進化していくなあ・・・・。それも驚くほど速いスピードで・・・・。


と思っていたのですが、やはりテーラーメイドはこのような『進化型』を本格的なゴルフシーズンが始まる前にぶつけてきたのだと思いました。


今は、いくつかのメーカーが形やシステムは違えど、このような『チューニング機能』を備えたクラブを発表しています。


全てのメーカーが同調するとは、今の段階では思えませんが、素晴らしいシステムに違いはないと思います。


このようなシステムを使い、自分に合うように調整することによって、『打ちやすさ』や『方向性』『飛距離』が格段に進歩していかれる方も、きっとたくさんいらっしゃると思います。


既製品のクラブをそのまま使っておられる方も、このようなドライバーを自分自身で調整することにより、そのクラブとの相性が格段にアップされる方も多いのではないでしょうか?



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このような『高性能』『高チューニング機能』が備わっていながら、価格設定は比較的リーズナブルになっているところにも好感を持てました。


昔もそうですが、今でも一本10万円以上するドライバーがたくさんあります。


勿論、それはシャフトとの組み合わせによっても価格は大きく変わってきますが、私が今欲しいドライバーも一本10万円以上します。


欲しいとは思っていても、なかなか購入できずにいます。


出来るだけ早く購入したいと考えているのですが、なかなか思うようにいきません。


そういった時に、このようなニュードライバーで、『ロープライス』を見てしまうと、心が揺らぎます。


ついつい、いいな・・・。と思い手を伸ばしてみますが、今はひたすら我慢の時なのかもしれません。


このような素晴らしいシステムを導入していて、基本的性能も高く、比較的価格もリーズナブルな設定になっているので、私は仲間達にこのドライバーのことを勧めてみようと思いました。


これからもどんどんテーラーメイドには、このような素晴らしいアイデアに基づいた高性能なクラブを発表し続けて欲しいです。

                         
        
                         

コメント

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No title
テーラーメイドは比較的安くて、初心者に扱いやすいイメージが有りますね。
これからゴルフを始める人や私みたいな下手っぴでお金の無い人間には最適かもしれません!

それよりもこの時期は、これから始まるゴルフシーズンが楽しみで胸が熱くなります
No title
golfdaisuki様

お久しぶりです。
寒い日が続きますね。

スーパークワッドと比べると弾道チューニングがとても進化していますね。
しかし個人的な意見ですが、ここまで細工できてしまうと、どれが適正なのかわからなくなるような気もしますね。
golfdaisuki様が仰る通り、Nポジションで練習し続けるのが良いのではないかなぁと思ったりします。

話は変わりますが、本日も練習しに行ったのですが、アイアンの打ち方がようやく安定してきました。
体に馴染ませる為に、ボールが無くなっても練習場で素振りを繰り返してきた甲斐がありました。
より一層ゴルフが面白くなってきました♪

来週から暖かくなりますので、ラウンドに行ってまいります。花粉症の僕にはつらい季節ではありますが、エンジョイゴルフを心がけたいと思います。

長文失礼致しました。
テーラーメイドはいいですね。
コロンちゃん様。こんばんは。

テーラーメイドのクラブは高性能で、コストパフォーマンスも高いので、とてもいいですね。

私は昔から大好きなメーカーです。


もう少ししたら、本格的なゴルフシーズンが開幕しますが、お互い頑張りましょう。


それでは失礼致します。
花粉は嫌ですね
みちー様。こんばんは。
ご無沙汰しております。

今回のR9は、またかなりの進化をとげていますね。
このチューニング機能はとても画期的なシステムだと思います。


ところで、いい練習を続けておられるようですね。
それがこれからのゴルフシーズンにすごくプラスになると思います。


まだ寒い日が続きますが、早く暖かくなって欲しいですね。

私も花粉症に悩んでいるのですが、今年は例年よりも少し遅いのかもしれませんね。

いつもならば、今の時期はかなりクシャミが出てしまうのですが、今年はそれほどでもありません。


しかし、油断は出来ないので、注意が必要ですね。

そんな花粉というゴルファーにとっては、かなりの強敵と戦いつつ、ゴルフをエンジョイしていきましょう!


それでは失礼致します。