タイトリスト T300 アイアン - ゴルフクラブ試打日記。
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その練習に目的を ローンチモニターの可能性

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2019年09月02日
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タイトリスト T300 アイアン

                 
タイトリスト T300 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブタイトリスト T300 アイアン の7番 です。



N.S.PRO 950GH neo
シャフトは N.S.PRO 950GH neo です。

ロフトは29度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、クラブ総重量は417gです。



正面
タイトリストの新しいアイアンです。


この時期にタイトリストのニューモデルに出会うことができて、とても嬉しく思います。


タイトリストは他のメーカーと比べて、ブランドが少ないような気もしていたのですが、この『Tシリーズ』は新たなブランドでしょうか?



側面
小振りというよりは、やや面長なタイプのアイアンです。


輪郭も丸く、シャープさというよりは、親しみやすさを醸し出しています。



バックフェースにあるウェイトのようなもの

バックフェースにあるウェイトのようなもの
何といっても特徴的なのは、バックフェースにある、このパーツです。


これはどんな意味があるのでしょうか?


これまでの経験から、おそらくウェイトの役目を果たしているのだろう・・・。と思ったのですが、実際のところは分かりません。


しかも、フェースの真ん中ではなく、少しトゥ寄りに配置されています。


一般アマチュアゴルファーはフェースの真ん中ではなく、トゥ寄りでヒットすることが多いから、この場所に組み込まれている・・・。ということなのでしょうか?


昔一世を風靡した『タラコアイアン』を思い出しました。


タラコアイアンのTVCMを昔観たことがあるのですが、まさにアマチュアの打点はトゥに寄っているので、フェースを長くしてスイートスポットをトゥ寄りにしている・・・。というものでした。


私はそのCMを観て、なるほどなぁ・・・。と思ったのですが、その反面、一生そのままでいいのかな?本来のスイートスポットであるセンター(あるいはややヒール寄り)で打てるように練習しなくてもいい・・・。ということなのかな?と思い、疑問を持っていたのも事実です。


まるで『上達しなくてもいい』というように解釈できたからです。


それともフェースの真ん中で打てるようになったらタラコアイアンは卒業して、普通のアイアンを使う・・・。ということなのかな?と思いました。


とにかく、とても印象的なクラブとTVCMでした。


一風変わったクラブでしたが大人気でしたし、その流れは今も面長なアイアンが多いということで続いているのではないでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さもたっぷりありますが膨らみすぎず、ボテッとしていないところがいいです。


こういったところはタイトリストらしいです。


タイトリストは海外メーカーですが、どこか日本的なところがあるように感じます。


それはボールというよりも、クラブ全般にいえます。


チープさは無く、質感がいいのも特長です。



トップライン
トップラインは少し厚めですが、極端ではありません。


これくらいであれば、構えたときにイメージがボヤけることはなさそうですし、今はやや厚めを好まれる方が多いのではないでしょうか?


昔のように薄いタイプは見かけなくなりました。



ソール幅
ソール幅は標準的ですが、今はもっとワイドなものが多くなってきているので、狭く見える方もいらっしゃるかもしれません。


このソール幅はタイトリストらしいな・・・。と思いました。


タイトリストはワイドソールのイメージが無いからかもしれません。


ソールの適正幅は、使う人によって変わってくるのかもしれませんが、ワイドソールが苦手だという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。


今一番よく見られる長さです。


こうして見ても、このアイアンが『ワンピースタイプ』ではなく、異材が組み込まれているのが分かりました。


おそらく重心が低くなるように、工夫されているのではないでしょうか?



ソール形状
ソール全体は、やや丸みを帯びていますが、それほど極端ではありません。


リーディングエッジとトレーリングエッジも微妙に削られていて、抜けの良さにもこだわっているようです。


昔は角張ってシャープなものが殆どでしたが、今は全く異なっていて、丸みを帯びているものが圧倒的に多くなりました。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありませんでした。


これまで通りのノーマルなタイプです。


タイトリストのアイアンにミーリングのイメージは無いですが、このアイアンもその通りでした。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。


これまでもよく採用されてきた、シンプルなタイプです。



振り感
素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。


やや軽量感はあるのですが、すぐにタイミングを合わせることができました。


このシャフトがN.S.PRO 950GHのニューモデルなのでしょうか?


DGやモーダスでは重すぎる・・・。だけどカーボンではなく、スチールを使っていきたい・・・。という方にマッチしたシャフトといえるのかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、予想以上にいい顔をしていたので、意外でした。


もっとクセのある顔をしているだろうと思っていたのですが、違いました。


しかしタイトリストのアイアンだから、いい顔に仕上げてくるのは当たり前だな・・・。とすぐに思い直しました。


機能性を重視しながらも、決してフィーリングを疎かにしない、こだわりが感じられるメーカーです。


やや面長なタイプですが、極端ではありません。


セミラージサイズといっていいと思います。


私はもうちょっと小振りでもいいかな?と思いましたが、これくらいの長さがちょうどいい・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


安心感を与えながらも、決してイメージの邪魔をしない、絶妙な大きさだな・・・。と思いました。


少し大きめではありますが、全体的な形が崩れていないのがとてもいいです。


グースもきつくなく、セミグースといっていいと思います。


この顔ならば、グースネックが苦手だという方でも、親しみやすいのではないでしょうか?




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、いい感じでした。


少しトゥ寄りでヒットしようと思ったのですが、真ん中付近でヒットしてしまいました。


バックフェースにあるパーツとは位置がちょっとズレていましたが、それでもいい感触を与えてくれました。


何とかトゥ寄りでヒットしようと、ややカット目に打って打感を確かめてみたのですが、真ん中とほぼ変わらない、いいフィーリングでした。


普段からトゥ寄りでヒットする方には、すごく好まれやすいフィーリングといえるのではないでしょうか?



トゥ側
球はとてもあがりやすいです。


ラージサイズでワイドソールの超低重心アイアンと遜色ないあがりやすさです。


それほど速いヘッドスピードを要求しない、スインガータイプの方にも親しみやすいアイアンといっていいと思います。


易しさを感じさせるデザインでありながら、決して違和感を抱かせない・・・。


そんな絶妙なバランスがしっかりとれたアイアンだな・・・。と思いました。



バックフェース
『安定性』も高く、キャビティらしい易しさが充分堪能できます。


比較的整った顔立ちをしていますが、シビアさは全く感じさせません。


トゥ寄りでヒットしないと球がブレてしまうのかな?思いましたが、そんなことはありませんでした。


センターで打ってもヨレることなく、しっかりとした球筋を描いてくれました。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていて、今のイージー系アイアンの要素を全部もっているような気がします。


私の感覚では明らかに『2番手』の違いがありますが、今はこれくらいが当たり前になってきました。


最初見たときは、ここまでの『ディスタンス系』ではないような気がしていたのですが、実際は明らかにディスタンス系でした。


ゆっくり振っても、しっかりとキャリーを稼いでくれますし、高さも出せました。


いくら飛距離がでるからといって、不格好なアイアンは使いたくない・・・。構えやすくて打感のいいディスタンス系アイアンを使いたい・・・。という方には、かなり魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、まずまずでした。


マッスルバックのような反応の速さはありませんが、キャビティらしい扱いやすさをもっています。


変なクセは感じられませんでしたが、どちらかというとフェード系が打ちやすいアイアンだな・・・。と思いました。



ヒール側
いい意味で、最初の印象と構えたときの印象にギャップがあるアイアンです。


正直、ここまでいい顔をしているとは思っていなくて、ちょっとクセのある顔をしていて、構えづらいのではないかな?と思っていましたが、実際はそんなことはなく、普段通り構えることができましたし、終始リラックスして試打を楽しむことができました。



Titleist T300 アイアン
バックフェースにある、このパーツはおそらくウェイトの役目を果たしているのだろう・・・。と思いましたし、そこの部分でヒットしたときの振動を抑える役目があるのだろうと思いましたが、試打していてそれをはっきりと感じ取ることはできませんでした。


見た目のインパクト大ですし、おそらく大きな意味があるのだろうと思います。



Titleist T300 アイアン
易しすぎないから易しい・・・。


ちょっと矛盾した言葉かもしれませんが、試打しながら、そのようなことを考えていました。



Titleist T300 アイアン
それは易しさを重視しながらも、それが極端過ぎず、いい『さじ加減』ができていて、フィーリングを疎かにしていない・・・。ということです。


タイトリストらしい心配り・・・。といったらいいでしょうか?


そういったことも、タイトリストのイメージにつながっていますし、タイトリストファンの心を揺さぶるのではないでしょうか?



Titleist T300 アイアン
易しく飛ばしていけるタイプなので、アイアンに飛距離性能を求めておられる方にも、魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?


今のイージー系アイアンは、ただ単にミスに対しての許容度や球のあがりやすさだけでなく、飛距離性能も求められています。


それを、このアイアンは見事に実現しています。


私はアイアンに、このような性能を求めていないのですが、これも高まったニーズに応える為にメーカーが開発しているのだと思います。



Titleist T300 アイアン
見た目のインパクト大ですが、クラブ全体としてはオーソドックスで、今のアイアンの流れをくんでいます。


高い機能性をもちながらフィーリングを邪魔しない、タイトリストらしいアイアンです。

                         
        

                         

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