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2010年02月16日
キャロウェイ New LEGACY TypeS (I-MIX) ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ New LEGACY TypeS ドライバー です。

シャフトは SPEED AMORPHOUS Z 50W です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは5.5、シャフト重量は50g、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は302gです。

キャロウェイの新しいドライバーです。
LEGACYらしい気品に満ちた、とても美しいヘッドです。
一目惚れしてしまいました。
『LEGACY』『DIABLO』『FT』『X』とブランドが分かれているようですが、私はこの『LEGACYシリーズ』が一番好きです。
キャロウェイといえば、昔から『ビッグバーサ』でしたが、もう目にすることはないのでしょうか?
クラブ業界に、とても大きな革命を起こしたクラブですし、ビッグバーサにたくさんの思い出がある私としては、また復活して欲しいと思っています。

こうして見ていても、とても高級感を感じますし、丁寧に作られている雰囲気が伝わってきます。
派手さはないですが、とてもセンスのあるデザインだと私は思います。
『性能の高さ』はもとより、『品質の高さ』が充分に感じられますし、メーカーの自信が伺えます。
キャロウェイは海外メーカーですが、ひょっとしてこのドライバーも日本のメーカーが作っているのでしょうか?
何だかとても日本的な感じがします。
クラブメーカーとは、本来『クラブを作る者』という意味があると思うのですが、そのメーカー自体で作るのではなく、他のメーカーで作られていることが昔から多いようです。
メーカーは違っていても、実際に作っている工場やメーカーが同じ・・・。というのは、何だか味気ない気がします。
何もこれはゴルフクラブ業界だけに限っていえることではありませんし、仕方のないことなのかもしれません。
クラブを自社で『設計』『開発』『製造』してこそ『クラブメーカー』と呼べるのだと思うのですが、そうなってくると本当の『メーカー』と呼べる会社は、かなり少なくなってくるのかもしれません。
ヘッドカバーやキャディバッグ、傘など、その他諸々のアパレル商品を外注に依頼するのは理解できますが、クラブはやはり自社生産して欲しい気がします。
こういったシステムは昔から行われてきたことですし、これからもこのような体制がずっと続いていくのだと思いますが、少し残念な気もします。
薬を買うと、よく『製造元』と『販売元』に分かれて記述されていますが、ゴルフクラブも同じように表示されたら、よりユーザーの判断材料になるような気がします。
販売元 ○○○○、製造元 △△製作所
或いは
○○○○ BY △△製作所
のような記述がされていても面白いなあ・・・・。と思いました。
ちょっと話が本題から逸れてしまいました。

ネックを見ると、キャロウェイ独特の『I-MIX』というシステムが取り入れられています。
このシステムは、かなり見慣れた感じがしますし、今はもう驚くことはありませんが、シャフトをユーザー自身が手軽に取り替えられるのは、とても画期的なことだと思います。
『テーラーメイド』や『コブラ』『ナイキ』などとは、また違ったシステムですが、これによって恩恵を受けられるゴルファーの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私はクラブを購入し、シャフトが合わなければ一回リシャフトし、それをずっと使い続けていくタイプなのですが、頻繁にシャフトを変えてみた方には、このようなシステムはとても理にかなっていると思います。
私がこのようなシステムに求めたいのは、とにかく『安全性』のみです。
これさえクリアしていれば、このようなシステムは大賛成です。
ただ、自分がこのようなシステムのクラブを使いたいか?というと、また話は別になってしまいますが・・・。
このドライバーは、ネック部分が取り外しができない『ノーマル』なドライバーもラインアップされているそうなので、今度見かけることがあれば、そちらも試してみたいと思いました。

素振りをしてみると、思っていたよりは『ソフトスペック』のドライバーだと思いました。
レガシーのクラブはもうちょっと『タフ』であって欲しいと思っていますし、そのイメージもあります。
特に昨年出会った レガシーツアー は、とてもイメージに合った好印象なドライバーです。
今でもよく試打クラブを借りては、その好印象を楽しんでいます。
このドライバーは『クラブ全体の軽さ』もそうですが、かなりシャフトが軟らかいと思いました。
シャフトフレックスが『SR』ということですが、表示よりも軟らかい感じがします。
こういった感じ方は人それぞれだと思うのですが、このシャフトが軟らかいと感じられる方も、きっとたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
あまりにもシャフトが軟らかいと、ちゃんと当たるかな?と、少し不安を感じることも多いのですが、今日はそういった不安感を少し感じました。
いつもよりも念入りに素振りを繰り返しました。
まだまだ外は寒いので、ちょうど体が温まってきました。

ボールを前にして構えてみると、とても構えやすく感じました。
『LEGACY』らしい、とても均整のとれた顔をしています。
ブランドイメージを守っている顔だと思います。
『レガシーツアー』のような『シャープさ』は感じませんでしたが、すごく丸っこくて易しそうな印象を持ちました。
『タフ』とか『シビア』といった雰囲気は全く伝わってきませんでした。
『球のつかまり』も、とても良さそうでした。
これまでの『高品質ドライバー』は、ある程度の『シビアさ』や『気難しさ』を持っているものが多かったように思うのですが、このドライバーはそんな堅苦しい感じはしません。
すごく間口は広くて、誰でもいらっしゃい・・・・。と笑顔で迎え入れてくれている感じがします。
しかし、このクラブ全体から放たれる『オーラ』のようなものを感じ、私のような者がこんないいドライバーを手にしてもいいのだろうか?と思ってしまいました。
こうしてずっと見ていても、なかなか飽きない感じがしました。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』は、予想通りでした。
かなりよく上がります。
このロフト(10.5度)もありますが、シャフトがすごくよくしなります。
シャフト自体がボールを高く上げてくれている感じです。
正直、私には上がりすぎの感じがしていましたが、試打クラブはこれ一本しか無かったので、このドライバーで試打を続けることにしました。
同じ『レガシー』でも、やはり『レガシーツアー』とは、少し趣の違ったドライバーなのだと思います。
やはり対象とするゴルファーを仕分けして、クラブ開発されているのだと思います。
レガシーツアーはとても好印象なドライバーですが、このドライバーの敷居の低さにも好感を持ちました。
かなり高級感が伝わりながらも、敷居の低さが感じられ、このアンバランス感に親しみを感じました。

『打感』にも、すごく好感を持つことができました。
『スイートエリア』も、結構広い感じがするのですが、そこで球を捉えた時の感触はたまらないものがあります。
適度な柔らかさを感じながら、押していけるところがいいと思いました。
どう表現していいのか解らないのですが、『インパクトの間』を、今日は感じることができました。
両方の手に、心地良い感触がしばらく残りました。
多少、打点をズラして打ってみたのですが、思ったよりも悪くなる感じはしませんでした。
さすがは、『キャロウェイ』だと思いましたし、『レガシー』らしい感じがします。
見た目がいくら、豪華で高価な感じのするドライバーでも、『打感』が良くないと私は『高級ドライバー』とは思えないのですが、この『New LEGACY ドライバー TypeS ドライバー』は、明らかに『高級ドライバー』に属すると思いました。

『音』も、やはり品のある感じの『耳に優しい音』だと思います。
割とはっきりとした感じの音ですが、とても聞き心地がいいですし、ボールをよく飛ばしてくれていることを感じさせてくれる音だと思いました。
いわゆる『弾き感』を感じさせてくれていました。
見た目の高級感や打感の良さと上手くマッチしている、レベルの高い音だと思います。
すごくいい気分で試打を楽しむことができました。

『安定性』という点では、最初はちょっとミスをしてしまいました。
この構えやすさから、調子に乗って一球目から思い切って振ってしまいました。
自分にとってやや合っていないスペックだということを忘れて、いつものスイングをしてしまいました。
球が左右に散ってしまいました。
先ほども書きましたが、決して『スイートエリア』は狭い感じはしなかったですし、かなり『イージーさ』を感じていたのですが、タイミングがズレてしまっていたような気がします。
振りすぎてしまった・・・。と反省をし、少しずつアジャストしながら、このドライバーのコツを掴んでいくように心掛けました。
次第に球をまとめていくことができました。
やはりこの基本性能はとても高いのだと思いました。
決してタフなドライバーではありません。
スペックが自分に合っていれば、もっといいフィーリングをつかめたような気もしますが、球数をこなしていくうちにどんどん好感触を掴んでいくことができました。
油断をすると、球が暴れてしまいそうな気もしたのですが、それは自分自身がしっかりしていればいいことなので、このドライバーの性能とは直接関係ないことだと思いました。
このドライバーはどちらかというと、『ヒッタータイプ』に合っているのかもしれませんが、決して敷居は高くないですし、『スインガータイプ』の方でも楽で打ちやすい・・・。と感じられる方も多いのではないでしょうか?

『操作性』は、とてもいい感じでした。
とても簡単に左右に打ち分けることができました。
いい感じのフェードボールも打たせてくれましたし、見た目以上に球のつかまりがいいので、フック系も打ちやすく感じました。
試打を開始した最初の頃は、球がやや暴れてしまいどうなることかと思っていましたが、球数をこなしていくうちに、何とかまとめていくこともできましたし、球を操作していくことができました。
やはり『イージードライバー』だと思いました。
もっと『しっかり目』のスペックだと、より好感触を得られたと思うのですが、やはりこのドライバーは扱いやすい部類のドライバーだと思いました。
『レガシーツアー』ほど敏感に反応するタイプではなく、どちらかというと『大らかさ』を持ったドライバーだと思いますが、こちらの意志に割と敏感に反応してくれるタイプのドライバーのようです。
やはり見た目が美しいクラブは『安定性』と『操作性』が高いな・・・。と思いました。
それは構えたときに、『安心感』を得られやすいのと、いいイメージを頭の中に描いていけるからなのだと思います。

『飛距離性能』はとても高いと思いました。
高弾道で初速の速い、『ビッグキャリー』で飛ばしていける感じです。
『レガシーツアー』は、どちらかというと『ラン』も稼いでいくタイプだと思うのですが、このドライバーは明らかに『キャリー』を稼いでいける感じがします。
かなりの反発性能を感じます。
操作性ではレガシーツアーに軍配があがるような気がしますが、いわゆる『打ちやすさ』や『飛距離性能』は、こちらのほうが高いような気がします。
『ミスに対しての寛容さ』も、この『New LEGACY ドライバー』のほうが大きいような気がします。
最初は多少ミスをしてしまいましたが、それでもこのドライバーに『敷居の高さ』を感じることはありませんでした。
すぐに慣れることができるだろう・・・。と思っていました。
とても打ちやすいドライバーので、多くの方が易しく大きな飛距離を稼いでいくことができるのではないでしょうか?

『レガシー』は高級感溢れるドライバーで、自分には合わない、まだ早すぎる・・・。と敬遠されておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはないと思います。
価格面では、やや敷居が高い感じがしますが、性能面でいえば、かなり敷居が低いと思います。
すごく打ちやすいドライバーです。
シャフトなどを選べば、かなり幅広い層に支持されるドライバーといえるのではないでしょうか?
だから、この『I-MIX』というシステムは、とても理にかなっているのだと思います。
ヘッドはそのままで、自分に合うシャフトを手軽に交換できることによって、クラブが幅広い層に対応できるようになるのだと思います。
店員さんの話によると、『ディアマナ イリマ』もラインアップされているそうなので、私は是非そちらで試してみたいと思いました。

レガシーツアーを試打されて、難しさを感じられた方もいらっしゃると思います。
しかし、このドライバーはそのような方でも、かなり打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
打ちやすくて、カッコいいドライバーを探しておられる方にも、このドライバーはとてもマッチしているような気がします。
キャロウェイファンの方は勿論、まだキャロウェイのドライバーを手にしたことがない方も、このドライバーは試してみる価値があるのではないでしょうか?
キャロウェイは、この『LEGACYシリーズ』や『X-フォージドアイアン』を発表してきて、私の中では大いにイメージアップしていったのですが、今日このような素晴らしいドライバーに出会うことが出来て、ますます印象が良くなりました。
今度は違ったスペックのドライバーを、近いうちに是非試してみたいです。
早速仲間達にも、このドライバーのことを紹介しようと思いました。
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