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2019年04月28日
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NEXGEN 7 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは

シャフトは E.I.F です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフト重量は51g、トルクは6.0、バランスはD1.5、キックポイントは中先調子、クラブ総重量は268gです。

NEXGENの新しいドライバーです。
昨年6を試打しましたが、今日は7です。
来年は8というのが容易に想像できます。

ラージサイズのシャロードライバーです。
前のモデルと変わらないようですし、デザインもよく似ています。
ネクスジェンのドライバーを試打した経験がまだ少ないのでよく分からないのですが、ブランド誕生時からずっと、このようなデザインで統一されているのでしょうか?

ネックは、やや短めですが、今では主流といえる長さです。

ヒール側
ウェイトの近くには『WEIGHT DISTRIBUTION TECHNOLOGY』の文字がありました。

フェース寄り
ヒール側とフェース寄りには、それぞれひとつずつウェイトが配置されています。
このウェイトの位置も、前のモデルと変わりません。
あまり大きく変えずに、マイナーチェンジになっているのでしょうか?
ドライバーはアイアンやウェッジと比べると設計自由度が高いので、外見だけではそのクラブの性能を把握しづらいところがあるので見た目は似ていても性能が大きくアップしているのかもしれません。

今はクラウンにカーボンコンポジット構造が採用されることが多くなっているので、ひょっとしたら今回は採用されていて、それが大きな違いなのかな?と思い、近くでよく見てみました。
しかしカーボンの模様などは見えず、ノーマルな感じです。

シャロータイプのヘッドですが、今はこの形が一番多いです。
これよりシャローなものもありますし、ディープタイプのドライバーも少しずつ見られるようになってきました。

フェース面のデザインはとても美しいです。
このフェース面を見て、ロマロのドライバーを思い出しました。
ロマロといえば『カップフェース』を思い出すのですが、このドライバーもカップフェース構造のようです。

装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。
あまり耐久性はないようですが、こればかりは仕方ありません。
NEXGENのロゴ入りの交換用グリップは用意されているのでしょうか?
それともグリップが消耗すれば、違うロゴのグリップを挿すしかないのでしょうか?
一口にラバーグリップといっても、『乾いたタイプ』と『湿ったタイプ』の二種類があります。
このグリップは前者の『乾いたタイプ』です。

やや『つかまえ系』の顔です。
私の好みの顔ではありませんが、この顔はだいたい想像できていました。
今はつかまえ系の顔のほうが多いように思います。
それだけ今は、『つかまえて飛ばす』という考え方が主流になっているのではないでしょうか?

素振りをしてみると、かなり軟らかくて苦手に感じたのですが、前のドライバーを試打しているので、この柔らかさも予想していました。
今は多くのメーカーが純正だけではなく、その人に合いやすくなるようにカスタムシャフトを用意していますが、このドライバーの場合はどうなのでしょうか?
このシャフトだけなのでしょうか?
もしそうだとしたら、このE.I.Fというシャフトに、かなり自信を持っているということになると思います。
全体的にもかなり軽量で、なかなかタイミングが合いませんでした。
このドライバーの外見は重量感を感じさせますが、実際はかなり軽いです。
こういった『見た目とのギャップ』も、今のクラブに多い特徴です。
それだけ、軽いドライバーが多く求められているということなのでしょうか?

ボールを前にして構えてみると、あまり気分が高揚することはなかったのですが、苦手意識などは芽生えませんでした。
ロフトが10.5度だからでしょうか?
フェース面がよく見えます。
私はもっと『絶壁感』が欲しいのですが、ドライバーでこれだけフェース面が見えていると安心感が得られるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
フックが出そうだったので、つかまえ過ぎないよう気をつけることにしました。
今はソールだけでなく、クラウンにもいろいろな工夫がされていて複雑化していますが、このドライバーはとてもシンプルです。
ソールには2つのウェイトがありますが、それ以外は特に目立ったところはなく、今のドライバーの中ではシンプルなほうだと思います。
こういったシンプルなほうが、イメージが浮かびやすいので好きです。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめです。
ソフトな打感ではありませんでした。

『音』は、こもった感じではなく、はっきりしていて大きいのですが、全く問題ありません。
インパクトが緩むこともありませんでした。
最近はあまり耳にしない音ですが、心地良い感じの音です。

『球のあがりやすさ』という点では、いい感じですが、構えたときの印象よりは、しっかりしているように感じました。
昔からそうですし、今でも高~くあがってしまうドライバーは多いですが、このドライバーは打ち出しの高さはあるものの、その弾道がしっかりしていて好感が持てました。
今の『10.5度ドライバー』の中では、結構しっかりしているほうだと思います。

『安定性』という点では、今のドライバーの中では普通といった印象をもちました。
ヘッド自体はつかまりが良く、そのつかまりの良さでラインを出していけるのですが、私にはヘッドよりもシャフトが合いづらく、なかなかタイミングがつかめませんでした。
軽量タイプや軟らかいシャフトだと、私はダフってしまう悪い癖が顔を出してしまうこともあるのですが、今日もそれが出てしまいました。
しかし、一球目は『マグレ』だと思いますが、たまたまいいタイミングで捉えることができて、いい感じのドローボールを打つことができました。

『飛距離性能』は、かなり優れています。
前のモデルもいい印象が残っていますが、このドライバーもかなりの高性能です。
私にとって、このドライバーはボクシングでいう『ライト級』になるのですが、そのライト級の『世界チャンピオン』といっていい、高い実力を感じました。
ボクシングの世界ではウェイトによって階級が分かれているので、世界中に『世界チャンピオン』はたくさんいます。
おまけに『WBC』『WBA』『IBF』など、団体がいくつかあるので、チャンピオンの人数も多くなり、一体だれが一番強いのか分かりません。
このドライバーの他にもライト級ドライバーはたくさんありますが、それらの中でも、間違いなくトップクラスの飛距離性能をもったハイスペックなドライバーです。
シンプルなこのヘッドのどこに、そのポテンシャルが隠されているのでしょうか?
ライト級のドライバーではありますが、その飛距離性能はヘビー級やミドル級と肩を並べるほどです。
ヘッドのもつポテンシャルもそうですし、シャフトがかなりしなるので、そのしなる力を上手く活かせると、ボールがピンポン球のように弾き飛んでいきます。
スピン量も適正で、ロスが少ない弾道です。
昔の軽量級ドライバーは、圧倒的に『スピン過多』が多くて、せっかくのヘッドスピードを活かしきれないドライバーがたくさんありました。
しかし今は研究が進んで、そういったことがクリアできる時代になりました。
このドライバーは、その最たるもののひとつです。

『操作性』という点では、秀でているようには感じませんでした。
むしろ、操るタイプではないといったほうがいいかもしれません。
今はそういったドライバーのほうが圧倒的に多いように思います。
自然に打つと私の場合はフック系でしたが、ティを低くして『カットめ』に打っていくと、スライスを打つことができました。
つかまえ系の顔ではありますが、球がつかまりきらないと感じるスライサーの方もいらっしゃるかもしれません。
ヘッドよりも、シャフトのほうが難しく感じました。
タイミングも合いづらいですし、フェースコントロールが難しいです。

このドライバーの最大のウリは飛距離性能の高さです。
軽量級でありながら、その軽さを感じさせない球の伸びと力強さがあります。
かなり軽いドライバーではありますが、『叩ける』ドライバーなので、この軽量感と軟らかさが合えば、ヒッタータイプの方にも魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?

ただ、これまでのNEXGENのドライバーもそうですし、前のモデルの6にも感じていたことですが、もうちょっと『質感』が良くなったらいいのにな・・・。と思いました。
質感というのはあくまでも『見た目』の要素が強いので、クラブ本来のもつ飛距離性能などとは別のカテゴリーになりますが、見た目が良くなると、そのクラブの魅力はさらに高まります。
これまでも書いてきましたが、私はクラブを打つ前に、まずは『目で楽しみたい』と思っています。
なので、打つ前にいろいろな角度からクラブを見て、目で楽しむことが多いのですが、今日は目で楽しむことができませんでした。
テンションがあがることもなく、淡々と見つめていました。

今は海外製が圧倒的に多いですし、このクラブもそうなんだろう・・・。と思っていたのですが、シャフトには『日本製』の文字があり、日本で作られたクラブなのだということが分かりました。
海外製のような質感だな・・・。と思っていたので意外でした。
ヘッドだけ海外製で、シャフトが日本製なのかな?と思いましたが、実際のところは分かりません。
日本製はとても魅力的ですが、海外製にも素晴らしいクラブはたくさんあります。
日本製は日本人が作っていると思ってしまいがちですが、昔ならともかく、今はそうでもないことが多いです。
このクラブの場合はどうなのでしょうか?

このドライバーの値段を尋ねてみると、税抜きで4万円台だと聞いて、かなりコストパフォーマンスが高いな・・・。と思いました。
最近では珍しいです。
今のドライバーの中では、間違いなく飛距離に対してのコストパフォーマンスの高さはトップといえます。
このドライバーよりも高価で飛距離性能が劣るドライバーはたくさんあります。

軽量タイプで、かなり飛距離性能に特化したドライバーです。
軽量級の頼りなさのようなものは感じませんでした。
ただ、私は購入したいとは思いませんでした。
それは、このドライバーが優れていないということではなく、あくまでも私の好みから外れているということに過ぎません。
先ほども書きました通り、質感も好感が持てませんでしたし、顔も好みから外れていました。
ネックに調整機能が搭載されていないのは全く問題ありません。
私は重視していないので・・・。
ただ、それよりもシャフトの軟らかさや全体的な軽さなど、親しみづらいところも多くあり、どうしても馴染めませんでした。
一球目はたまたまタイミングが合って、いい球を打つことができたのですが、それを続けるのは難しく感じられました。
大きくダフってしまうこともありましたし、このドライバーをバッグに入れてしまうと、他のクラブとのマッチングもかなり崩れてしまいます。
『所有感』といいますか、そのクラブを持っている・・・。バッグに入れておくだけで幸せに感じられる感覚がゴルフクラブにはありますが、このドライバーはそれを満たしてはくれませんでした。
よく飛ぶのは凄いけど、自分とはあまり縁の無いドライバーだな・・・。と思いました。
この飛距離性能の高さは継承していって、デザインなども変わると嬉しいです。

ただ、これはあくまでも私の好みによるところなので、このドライバーの顔や質感はもちろん、このデザインに魅力を感じる方もたくさんいらっしゃると思います。
シャフトの長さや軽量感・軟らかさがマッチする方も多くいらっしゃると思います。
今は女性ゴルファーの方が男性用のクラブをそのまま使っておられるのを見かけることも多くなりましたが、このドライバーもかなり軽量ですしシャフトも軟らかいので、女性ゴルファーの方にも人気が出やすいのではないでしょうか?
軽量タイプのドライバーを使いたいけど、頼りない感じのものが多い・・・。
軽くてポテンシャルの高いドライバーを使いたい・・・。という方には、是非試していただきたいです。
今は海外製のクラブも日本製と変わらない値段設定のものが多くなりました。
このドライバーは日本製とは思えないほど価格が抑えられているので、コストパフォーマンスが高いのも魅力です。
最大の魅力は飛距離ですが、その次はコストパフォーマンスの高さだと思います。
そういったことから、このドライバーは多くの方から支持されるのではないでしょうか?
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