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2019年04月06日
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魔法のパター
今日は、いつもと内容を変えまして昔から愛用していて、今でも手放せないパターをご紹介したいと思います。
このパターは数々の場面で活躍してくれた、私にとってかけがえのない存在です。
『魔法のパター』といえます。
そのパターは、

テーラーメイド ナビンズ M8 パター です。

シャフトは オリジナルスチール です。
クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は489g です。

テーラーメイドのパターは、ロッサというブランドが有名ですが、それより前は、このナビンズというブランドがありました。
私の中では、ロッサになってようやくテーラーメイドがパターに対して本腰を入れたような気がしています。
今は多くのメーカーが白いヘッドのドライバーやフェアウェイウッドを発売していて、それが一般的になりましたが、元々はテーラーメイドのロッサパターが白いヘッドが流行るきっかけとなりました。
テーラーメイドは他のメーカー以上に、実際に商品を投入して、どのように市場が動くのかテストしているところがあります。
白いヘッドのパターの人気が出たことで、白いヘッドのドライバーも誕生しました。
もし、白いヘッドのパターの人気が出なかったら、今のドライバーはどのようになっていたのでしょうか?

テーラーメイドはドライバーやフェアウェイウッドのイメージがあまりにも強くて、パターはどうなのかな?と思うところがあったのですが、このパターを量販店で一目見て気に入り、購入しました。
今では普通になりましたが、『L字マレットのハシリ』といっていいように思います。
このパターを購入する前に、テーラーメイドのカタログを見ていて気になっていました。

このフェース面の凹凸がボールをしっかりとキャッチし、最初からオーバースピンが掛かりやすいという内容だったと思います。
そこにすごく惹かれ、実際に球を転がしてみてもバッチリでした。
オーバースピンが強いと、最初から芝目に負けにくい特長があるので、高麗グリーンでも大活躍してくれました。

L字マレットはL字パターと、マレットパターの『いいとこ取り』したパターです。
L字やピン型パターは上から見て、ラインをイメージしやすいというメリットがあるので、アイアン好きにはたまりません。
そしてマレットパターは重心が少し後ろのほうにあるので、ボールにオーバースピンを掛けて転がすイメージが出しやすいという利点があります。
あくまでも私の場合ですが、重心が高くて浅いL字やピン型は、どちらかというとボールを上から見て、ダウンブロー気味に打ちたくなります。
逆にマレット型は重心が低くてある程度の深さがあるので、ボールを上からではなく、後ろから見て『押す感覚』で距離感を合わせやすいメリットがあります。
ボールを右手で転がして距離感を出す感覚といったらいいでしょうか?
自然とアッパー気味にヒットしやすくなります。
ビリヤードでいえば、キューボールの上を突く、フォローボール(押し球)で転がすイメージと近いかもしれません。

このパターはL字マレットですが、それほどヘッド後方が膨らんではいなくて、どちらかといえばL字の特徴が濃い感じがするのですが、その絶妙なバランスが私にはベストマッチでした。
山を採掘していて、偶然ダイヤモンドの原石を掘り当てたような感覚といったらいいでしょうか?
それくらい、私にはこのパターが光り輝いていました。
『センチ』ではなく、『ミリ』あるいは『ミクロン』の単位でマッチしていたといっていいのかもしれません。
このパターは多くの競技(コンペも含む)で使い、大活躍してくれました。
原因は今でも不明なのですが、私は昔からフックラインのほうが得意で、スライスラインのパッティングを苦手にしていました。
これまでフックラインよりも長い時間を掛けて練習してきましたが、フックラインほど得意にはなれません。
スライスラインが残ると、いつも心臓はドキドキです。
しかし、このパターを使い始めて、真っ直ぐやフックラインはもちろん、スライスラインが面白いように決まるようになりました。
これはさすがに入らないだろう・・・。という場面でも、このパターがどんどんカップに沈めてくれました。
あくまでもイメージ的にですが、滝壺に向かって小さな笹舟が吸い込まれるような感じ・・・。といったらいいでしょうか?
それくらい、ボールがカップに吸い込まれていきました。
入れにいったときはもちろん、距離を合わせにいったときでも『あと一転がり』があり、ジャストタッチで入ったこともありますし、少々強めにカップに入ったこともあります。
これは明らかに私の実力ではなく、パターの力でした。
あまりにも入るので、同伴競技者の方がカートに置いてある、このパターのヘッドカバーを勝手に外して、見るほどでした。
「どんなメーカーなんですか?」
と聞かれたので、
「テーラーメイドのパターです。」
と答えたことをよく覚えています。
このパターのおかげで、様々なクラッチパットを決めることができました。
パターの調子がいいと、スコアはすごく良くなります。
パターがいいので、アイアンやアプローチも守りに入らずにどんどん攻めていくことができました。

『打感』は独特で、お世辞にも『繊細さ』とか、『微妙なフィーリング』が出せるというものではありませんでした。
ゴムといいますか、プラスチックのような『ボコッ』という感じの打感です。
『打感』は『有』であって欲しいのですが、このパターの打感はどちらかというと『無』に近い印象です。
しかし、その無に近い打感が速いグリーンにも対応してくれました。

『音』もほとんどしません。
音はタッチの強弱といいますか、ボールの転がるスピード感を出しやすいところがありますが、このパターにはそれがほとんどありません。
しかし、何故か距離感が合うので、使っていて不思議でした。
私はどの番手のクラブでも『音』を重要視しています。
音が良くないといいショットは望めません。
絶対にこの音でないといけない・・・。という厳密な決まりはないのですが、インパクトを邪魔する音は苦手なので敬遠します。
パターで大きな音がするものは少ないですが、CUREパターは、そのヘッドの大きさだけでなく、音も特徴的でした。

今日、久しぶりにこうして手にしたのですが、やはり軽いな・・・。と思いました。
しかし、この軽さが先ほども書きましたが、『絶妙な空白』を生み出してくれ、その空白部分に私のイメージを付け加えることができました。
今、パッティングが不調だという方は、重さを変えられると、いい方向に向かわれるかもしれません。
私の場合は軽くしてタッチが出せましたが、人によっては重くしたほうがいい場合もあると思います。
ドライバーの重さは気にするけど、パターの重さなんて気にしたことがない・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
クラブの重さを心に置いておくことで、これまで見えなかったものが見えるようになることもあると思います。
それくらい、クラブの重さは重要です。
私が初めて購入したパターはウィルソンの8813というL字パターで、その次はPINGのアンサー2で、このパターをずっと長く使いました。
その後マレットタイプに出会い、ボビー・グレースのキュートキッドというアルミのパターも使っていたので、マレットタイプの優秀さはすでに体感済みでした。
それ以外にもたくさんのパターを購入し、友人たちが譲って欲しいといってきたので、そうしてきましたが、このパターだけは譲ることができず『プロテクト』をかけていました。
他のパター以上に、いい思い出がたくさんあるからですし、私にとっての『魔法のパター』だからです。
『ミラクルパター』といってもいいかもしれません。
以前、『一生手放せない一本』ということで、キャロウェイのFWをご紹介しましたが、そういった意味では、このパターも一生手放せないクラブです。
これまでたくさんのパターを使ってきましたが、このパターの記憶が一番鮮明に残っています。

久しぶりにボールを前にして構えてみたのですが、やはりいいな・・・。と思いました。
数々の奇跡的なパットを思い出します。
先ほども書きましたが、このパターは量販店で購入したのですが、全く同じモデルが3つあり、私は瞬時にこのパターの顔を気に入りました。
なんと言いますか、上手く表現できないのですが、このパターを見て伝わってくるものがありました。
他の2つとは微妙に違っていました。
このテーラーメイド ナビンズパター以外にも、他のメーカーのL字マレットをたくさん試してきましたが、未だにこれを超えるものには出会えていません。
このパターの値段は確か1万円ちょっとで、当時として普通でしたが、今ではかなり安いほうになると思います。
今は2万円以上のパターがほとんどです。
しかし、他のクラブにもいえることですが、クラブは値段ではありません。
特にパターはそれが顕著です。
ドライバーと違い、距離を出すクラブではないので、必要以上の機能は邪魔になってしまうこともあります。
機能的で高価なパターを使ったからといって、パッティングが良くなるとは限りません。
数万円、あるいは数十万円・数百万円のヴィンテージパターを使ったから、よく入るようになることはありません。
逆に数千円、もっといえば中古ショップで見つけた数百円のパターのほうがその人にマッチしていて、カップインの確率があがったということはよくあることです。
パターは値段ではありません。
このパターを使い、それを私は自信を持っていえます。

球の転がりもとてもいいです。
初めて購入したときから色あせない転がりの良さがあります。
今は多くのメーカーがパターのフェース面を工夫して、転がりが良くなるようになっていますが、このナビンズがその『先駆け』のような気がします。
あくまでも『感覚的に』ですが、かなり調子がいいときは、直径4センチちょっとのボールが、カップまでだいたい何回転で入るな・・・。ということが、まるでアニメーションを見ているように打つ前からイメージできることもありました。
それは『理論』ではなく、あくまでも『イメージ』の世界です。
そのようにイメージできたパターは多くありません。
オーバースピンをイメージしやすいので、距離感(スピード感)が、かなり磨かれました。

このパターは500g未満で、パターとしては軽量タイプといえます。
初めて手にしたときも軽いな・・・。と思っていたのですが、このわずか『数十グラムの軽さ』が絶妙なフィーリングを出させてくれるといいますか、押していける部分を残してくれていたように思います。
いい意味で、『空白のあるパター』といえるでしょうか?
クラブの重さに任せて転がすのではなく、少しの軽さ(空白)でタッチを出させてくれました。
すごくいいな・・・。このパターを買って良かったな・・・。と思っていたのですが、不安に感じるところもありました。

それは、このフェース面です。
金属ではなく、いわゆる『樹脂』のようなタイプなので、ひょっとしたら使い続けているうちに、この丸いイボイボのようなものが欠けてしまうのではないか?という不安にかられるようになりました。
そうなると嫌だな・・・。せっかくのパターが台無しになってしまうな・・・。と思いました。
予備を買っておけば良かったと思うところもありましたが、すでに生産はストップしていました。
このフェース面の耐久性がどれだけあるのかは分からないのですが、私はここの部分を消耗させたくないので、使い続けることに不安を感じるようになり、キャディバッグから外し、倉庫に保管しました。
せっかくそれだけ合っているのに、どうして使わないの・・・?と思われる方もいらっしゃると思います。
人によっては、そのクラブの寿命がくるまで使い切るという方もいらっしゃると思いますが、私は逆のタイプです。
特に、このような『替えの効かない』クラブは消耗させたくなく、大切に保管しておきたいという思いが強くなります。
すごくいいので本当は使い続けたいのですが、もし使っていて、このフェース面の一部が欠けてしまったりしたら、私の精神的なダメージは計り知れません。
その後のラウンドにも影響してきますし、ずっと後悔し続けると思います。
そうなることが解っているので、私はこのパターが大好きなのですが、他のパターを購入し、このパターはあくまでも『心の支え』 といいますか、『保険』的な扱いで使うことをやめました。
なので、キャロウェイのFW同様、実用期間はそれほど長くありません。
パッティングがかなり不調になってどうしようもなくなったときが、このパターの出番ということになるのですが幸い、そこまでの不調はきていませんし、自宅でも不調にならないように時間を見つけてはカーペットの上でボールを転がしています。
このパターのお世話にならないことが、モチベーションの維持につながっています。

今日、こうして久しぶりにボールを転がしてみたのですが、やはりいいな・・・。と思いましたし、昔の記憶が蘇ってきます。
このパターを構えたときに、外す気がしませんでした。
私は魔法使いではなく普通の人間ですが、魔法使いにとっては、まさに『魔法の杖』といった存在ではないでしょうか?
そう思えるほど、このパターの『ミラクルさ』が強烈でした。
このパターに全幅の信頼を置いていたので、グリーンの芝目や傾斜を読むことに全神経を使って集中することができました。
このように軽量で、転がりのいいパターは速いグリーンにも対応してくれるので、私はたくさん助けられました。
私はこれまで、たくさんのパターを購入してきましたが、このパターが一番心に残っています。
先ほども書きましたが、パターは値段ではありません。
安価でコストパフォーマンスの高いパターはたくさんあります。
カッコいいから、『あのメーカー』のパターを使う・・・。というのもいいと思いますが、そのメーカーのパターが必ずしもジャストフィットしているとは限りません。
もちろん、パターメーカーの最新モデルにも優れたものはたくさんありますし、中古ショップにも名器と呼ばれるパターはたくさんあります。
ひょっとしたら、今お使いのパターが一番の名器なのかもしれません。
本当のお宝は、案外近くにあるものです。
今使っているパターは好きなんだけど、どうしても感覚が出せないな・・・。タッチが出せないな・・・。という方は、鉛などを貼って重量調整をされてみてもいいのではないでしょうか?
パターに限ったことではありませんが、クラブはある程度『使い続ける』ということが大切だと思います。
クラブと同じ時間を共有して意思の疎通ができ、『皮膚感覚』でタッチを出すことができるようになれば、『しめたもの』です。
スコアアップはもちろん、ゴルフの楽しさが広がります。
私はこれまで、たくさんの方に支えられてゴルフをエンジョイすることができましたが、相棒であるゴルフクラブにも支えられてきたので、今日は私にとって魔法のパターといえるテーラーメイドのパターを紹介させていただきました。
このパターは数々の場面で活躍してくれた、私にとってかけがえのない存在です。
『魔法のパター』といえます。
そのパターは、

テーラーメイド ナビンズ M8 パター です。

シャフトは オリジナルスチール です。
クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は489g です。

テーラーメイドのパターは、ロッサというブランドが有名ですが、それより前は、このナビンズというブランドがありました。
私の中では、ロッサになってようやくテーラーメイドがパターに対して本腰を入れたような気がしています。
今は多くのメーカーが白いヘッドのドライバーやフェアウェイウッドを発売していて、それが一般的になりましたが、元々はテーラーメイドのロッサパターが白いヘッドが流行るきっかけとなりました。
テーラーメイドは他のメーカー以上に、実際に商品を投入して、どのように市場が動くのかテストしているところがあります。
白いヘッドのパターの人気が出たことで、白いヘッドのドライバーも誕生しました。
もし、白いヘッドのパターの人気が出なかったら、今のドライバーはどのようになっていたのでしょうか?

テーラーメイドはドライバーやフェアウェイウッドのイメージがあまりにも強くて、パターはどうなのかな?と思うところがあったのですが、このパターを量販店で一目見て気に入り、購入しました。
今では普通になりましたが、『L字マレットのハシリ』といっていいように思います。
このパターを購入する前に、テーラーメイドのカタログを見ていて気になっていました。

このフェース面の凹凸がボールをしっかりとキャッチし、最初からオーバースピンが掛かりやすいという内容だったと思います。
そこにすごく惹かれ、実際に球を転がしてみてもバッチリでした。
オーバースピンが強いと、最初から芝目に負けにくい特長があるので、高麗グリーンでも大活躍してくれました。

L字マレットはL字パターと、マレットパターの『いいとこ取り』したパターです。
L字やピン型パターは上から見て、ラインをイメージしやすいというメリットがあるので、アイアン好きにはたまりません。
そしてマレットパターは重心が少し後ろのほうにあるので、ボールにオーバースピンを掛けて転がすイメージが出しやすいという利点があります。
あくまでも私の場合ですが、重心が高くて浅いL字やピン型は、どちらかというとボールを上から見て、ダウンブロー気味に打ちたくなります。
逆にマレット型は重心が低くてある程度の深さがあるので、ボールを上からではなく、後ろから見て『押す感覚』で距離感を合わせやすいメリットがあります。
ボールを右手で転がして距離感を出す感覚といったらいいでしょうか?
自然とアッパー気味にヒットしやすくなります。
ビリヤードでいえば、キューボールの上を突く、フォローボール(押し球)で転がすイメージと近いかもしれません。

このパターはL字マレットですが、それほどヘッド後方が膨らんではいなくて、どちらかといえばL字の特徴が濃い感じがするのですが、その絶妙なバランスが私にはベストマッチでした。
山を採掘していて、偶然ダイヤモンドの原石を掘り当てたような感覚といったらいいでしょうか?
それくらい、私にはこのパターが光り輝いていました。
『センチ』ではなく、『ミリ』あるいは『ミクロン』の単位でマッチしていたといっていいのかもしれません。
このパターは多くの競技(コンペも含む)で使い、大活躍してくれました。
原因は今でも不明なのですが、私は昔からフックラインのほうが得意で、スライスラインのパッティングを苦手にしていました。
これまでフックラインよりも長い時間を掛けて練習してきましたが、フックラインほど得意にはなれません。
スライスラインが残ると、いつも心臓はドキドキです。
しかし、このパターを使い始めて、真っ直ぐやフックラインはもちろん、スライスラインが面白いように決まるようになりました。
これはさすがに入らないだろう・・・。という場面でも、このパターがどんどんカップに沈めてくれました。
あくまでもイメージ的にですが、滝壺に向かって小さな笹舟が吸い込まれるような感じ・・・。といったらいいでしょうか?
それくらい、ボールがカップに吸い込まれていきました。
入れにいったときはもちろん、距離を合わせにいったときでも『あと一転がり』があり、ジャストタッチで入ったこともありますし、少々強めにカップに入ったこともあります。
これは明らかに私の実力ではなく、パターの力でした。
あまりにも入るので、同伴競技者の方がカートに置いてある、このパターのヘッドカバーを勝手に外して、見るほどでした。
「どんなメーカーなんですか?」
と聞かれたので、
「テーラーメイドのパターです。」
と答えたことをよく覚えています。
このパターのおかげで、様々なクラッチパットを決めることができました。
パターの調子がいいと、スコアはすごく良くなります。
パターがいいので、アイアンやアプローチも守りに入らずにどんどん攻めていくことができました。

『打感』は独特で、お世辞にも『繊細さ』とか、『微妙なフィーリング』が出せるというものではありませんでした。
ゴムといいますか、プラスチックのような『ボコッ』という感じの打感です。
『打感』は『有』であって欲しいのですが、このパターの打感はどちらかというと『無』に近い印象です。
しかし、その無に近い打感が速いグリーンにも対応してくれました。

『音』もほとんどしません。
音はタッチの強弱といいますか、ボールの転がるスピード感を出しやすいところがありますが、このパターにはそれがほとんどありません。
しかし、何故か距離感が合うので、使っていて不思議でした。
私はどの番手のクラブでも『音』を重要視しています。
音が良くないといいショットは望めません。
絶対にこの音でないといけない・・・。という厳密な決まりはないのですが、インパクトを邪魔する音は苦手なので敬遠します。
パターで大きな音がするものは少ないですが、CUREパターは、そのヘッドの大きさだけでなく、音も特徴的でした。

今日、久しぶりにこうして手にしたのですが、やはり軽いな・・・。と思いました。
しかし、この軽さが先ほども書きましたが、『絶妙な空白』を生み出してくれ、その空白部分に私のイメージを付け加えることができました。
今、パッティングが不調だという方は、重さを変えられると、いい方向に向かわれるかもしれません。
私の場合は軽くしてタッチが出せましたが、人によっては重くしたほうがいい場合もあると思います。
ドライバーの重さは気にするけど、パターの重さなんて気にしたことがない・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
クラブの重さを心に置いておくことで、これまで見えなかったものが見えるようになることもあると思います。
それくらい、クラブの重さは重要です。
私が初めて購入したパターはウィルソンの8813というL字パターで、その次はPINGのアンサー2で、このパターをずっと長く使いました。
その後マレットタイプに出会い、ボビー・グレースのキュートキッドというアルミのパターも使っていたので、マレットタイプの優秀さはすでに体感済みでした。
それ以外にもたくさんのパターを購入し、友人たちが譲って欲しいといってきたので、そうしてきましたが、このパターだけは譲ることができず『プロテクト』をかけていました。
他のパター以上に、いい思い出がたくさんあるからですし、私にとっての『魔法のパター』だからです。
『ミラクルパター』といってもいいかもしれません。
以前、『一生手放せない一本』ということで、キャロウェイのFWをご紹介しましたが、そういった意味では、このパターも一生手放せないクラブです。
これまでたくさんのパターを使ってきましたが、このパターの記憶が一番鮮明に残っています。

久しぶりにボールを前にして構えてみたのですが、やはりいいな・・・。と思いました。
数々の奇跡的なパットを思い出します。
先ほども書きましたが、このパターは量販店で購入したのですが、全く同じモデルが3つあり、私は瞬時にこのパターの顔を気に入りました。
なんと言いますか、上手く表現できないのですが、このパターを見て伝わってくるものがありました。
他の2つとは微妙に違っていました。
このテーラーメイド ナビンズパター以外にも、他のメーカーのL字マレットをたくさん試してきましたが、未だにこれを超えるものには出会えていません。
このパターの値段は確か1万円ちょっとで、当時として普通でしたが、今ではかなり安いほうになると思います。
今は2万円以上のパターがほとんどです。
しかし、他のクラブにもいえることですが、クラブは値段ではありません。
特にパターはそれが顕著です。
ドライバーと違い、距離を出すクラブではないので、必要以上の機能は邪魔になってしまうこともあります。
機能的で高価なパターを使ったからといって、パッティングが良くなるとは限りません。
数万円、あるいは数十万円・数百万円のヴィンテージパターを使ったから、よく入るようになることはありません。
逆に数千円、もっといえば中古ショップで見つけた数百円のパターのほうがその人にマッチしていて、カップインの確率があがったということはよくあることです。
パターは値段ではありません。
このパターを使い、それを私は自信を持っていえます。

球の転がりもとてもいいです。
初めて購入したときから色あせない転がりの良さがあります。
今は多くのメーカーがパターのフェース面を工夫して、転がりが良くなるようになっていますが、このナビンズがその『先駆け』のような気がします。
あくまでも『感覚的に』ですが、かなり調子がいいときは、直径4センチちょっとのボールが、カップまでだいたい何回転で入るな・・・。ということが、まるでアニメーションを見ているように打つ前からイメージできることもありました。
それは『理論』ではなく、あくまでも『イメージ』の世界です。
そのようにイメージできたパターは多くありません。
オーバースピンをイメージしやすいので、距離感(スピード感)が、かなり磨かれました。

このパターは500g未満で、パターとしては軽量タイプといえます。
初めて手にしたときも軽いな・・・。と思っていたのですが、このわずか『数十グラムの軽さ』が絶妙なフィーリングを出させてくれるといいますか、押していける部分を残してくれていたように思います。
いい意味で、『空白のあるパター』といえるでしょうか?
クラブの重さに任せて転がすのではなく、少しの軽さ(空白)でタッチを出させてくれました。
すごくいいな・・・。このパターを買って良かったな・・・。と思っていたのですが、不安に感じるところもありました。

それは、このフェース面です。
金属ではなく、いわゆる『樹脂』のようなタイプなので、ひょっとしたら使い続けているうちに、この丸いイボイボのようなものが欠けてしまうのではないか?という不安にかられるようになりました。
そうなると嫌だな・・・。せっかくのパターが台無しになってしまうな・・・。と思いました。
予備を買っておけば良かったと思うところもありましたが、すでに生産はストップしていました。
このフェース面の耐久性がどれだけあるのかは分からないのですが、私はここの部分を消耗させたくないので、使い続けることに不安を感じるようになり、キャディバッグから外し、倉庫に保管しました。
せっかくそれだけ合っているのに、どうして使わないの・・・?と思われる方もいらっしゃると思います。
人によっては、そのクラブの寿命がくるまで使い切るという方もいらっしゃると思いますが、私は逆のタイプです。
特に、このような『替えの効かない』クラブは消耗させたくなく、大切に保管しておきたいという思いが強くなります。
すごくいいので本当は使い続けたいのですが、もし使っていて、このフェース面の一部が欠けてしまったりしたら、私の精神的なダメージは計り知れません。
その後のラウンドにも影響してきますし、ずっと後悔し続けると思います。
そうなることが解っているので、私はこのパターが大好きなのですが、他のパターを購入し、このパターはあくまでも『心の支え』 といいますか、『保険』的な扱いで使うことをやめました。
なので、キャロウェイのFW同様、実用期間はそれほど長くありません。
パッティングがかなり不調になってどうしようもなくなったときが、このパターの出番ということになるのですが幸い、そこまでの不調はきていませんし、自宅でも不調にならないように時間を見つけてはカーペットの上でボールを転がしています。
このパターのお世話にならないことが、モチベーションの維持につながっています。

今日、こうして久しぶりにボールを転がしてみたのですが、やはりいいな・・・。と思いましたし、昔の記憶が蘇ってきます。
このパターを構えたときに、外す気がしませんでした。
私は魔法使いではなく普通の人間ですが、魔法使いにとっては、まさに『魔法の杖』といった存在ではないでしょうか?
そう思えるほど、このパターの『ミラクルさ』が強烈でした。
このパターに全幅の信頼を置いていたので、グリーンの芝目や傾斜を読むことに全神経を使って集中することができました。
このように軽量で、転がりのいいパターは速いグリーンにも対応してくれるので、私はたくさん助けられました。
私はこれまで、たくさんのパターを購入してきましたが、このパターが一番心に残っています。
先ほども書きましたが、パターは値段ではありません。
安価でコストパフォーマンスの高いパターはたくさんあります。
カッコいいから、『あのメーカー』のパターを使う・・・。というのもいいと思いますが、そのメーカーのパターが必ずしもジャストフィットしているとは限りません。
もちろん、パターメーカーの最新モデルにも優れたものはたくさんありますし、中古ショップにも名器と呼ばれるパターはたくさんあります。
ひょっとしたら、今お使いのパターが一番の名器なのかもしれません。
本当のお宝は、案外近くにあるものです。
今使っているパターは好きなんだけど、どうしても感覚が出せないな・・・。タッチが出せないな・・・。という方は、鉛などを貼って重量調整をされてみてもいいのではないでしょうか?
パターに限ったことではありませんが、クラブはある程度『使い続ける』ということが大切だと思います。
クラブと同じ時間を共有して意思の疎通ができ、『皮膚感覚』でタッチを出すことができるようになれば、『しめたもの』です。
スコアアップはもちろん、ゴルフの楽しさが広がります。
私はこれまで、たくさんの方に支えられてゴルフをエンジョイすることができましたが、相棒であるゴルフクラブにも支えられてきたので、今日は私にとって魔法のパターといえるテーラーメイドのパターを紹介させていただきました。
コメント
運命の出会い
今回の「ミラクルパターの話」、凄くよくわかります。私にも一本あります。キャメロンのパターです。私はそれまで「パターは高額の物買っても入らない」と思ってたのですが、このパターは中古ショップで構えた時に「妙に構えやすい」と思い、思わず買ってしまいました。キャメロンなので、私にとっては高価なパターだったのですが、今では手放せない一本になってます。なので、前言を撤回し、今は「パターは高くても、安くても、入るものは入る」と思ってます(笑)
2019-04-07 09:58 toridenakimono URL 編集
同感です
golfdaisukiです。いつもありがとうございます。
おっしゃるとおり、パターは高くても、安くても、入るものは入るですね。
同感です。
この度はコメントを寄せてくださり、ありがとうございます。
これからも記事を更新していきたいと思いますので、お時間がございましたら、また私の記事にお付き合いいただけると嬉しく思います。
それでは失礼いたします。
2019-04-10 01:21 golfdaisuki URL 編集