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2019年04月05日
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ダンロップ ゼクシオ プライム ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ダンロップ ゼクシオ プライム ドライバー です。

シャフトは SP-1000 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46.5インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は36g、トルクは6.6、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は250g です。

ゼクシオPRIMEシリーズのニュードライバーです。
ゼクシオはひとつだけではなくて、いろいろなブランドがあります。
プライムはそのひとつですが、かなりセレブリティ感が強く、高級感があります。

黒いヘッドにゴールドのアクセサリーが映えています。
なんともいえない重厚感があります。
ヘッドの形状は、これまで通り、ラージサイズのシャロータイプです。

トゥ側には『REAL LIGHT POWER』の文字があります。
『本当の軽い力』ということでいいのでしょうか?
軽いクラブは力感が足りないと感じることもありますが、このドライバーはそれを克服しているのかもしれません。

ソールにはウェイトのようなものがあります。
位置からして、おそらくウェイトで間違いないと思うのですが、実際のところは分かりません。
ウェイトでなく、単なるアクセサリーなのかもしれません。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側にある、この凹みも目立っていました。
大きな意味は無いような気がするのですが、ここにも何か秘密が隠されているのかもしれません。
わざわざこのような形にしているということは、それなりの理由があるのだと思います。

シャロータイプのヘッドですが、極端ではありません。
もっとシャローなものも今はあります。
ゼクシオらしいシャローといっていいような気もします。

フェース面のデザインはゼクシオらしい工夫が見られます。
何となくですが、ソフトというよりは、堅そうな印象を受けました。

かなりのフックフェースです。
ゼクシオはフックフェースが多いので、予想はしていましたが、ここまでとは思いませんでした。
私はフックフェースを苦手にしているところがあるのですが、今はフックフェースのものが多いですし、これだけのフックフェースがちょうどいいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

XXIOのロゴが入っているオリジナルグリップがとてもオシャレです。

素振りをしてみると、かなり軽くてちょっと戸惑いました。
ここまで軽いドライバーは珍しいです。
ヘッドは黒で重厚感がありますが、かなり軽量タイプのドライバーです。
トゥ側に書かれてある文字の意味が分かったような気がします。
シャフトもかなり軟らかくて、苦戦しました。
『芯』を感じにくいシャフトです。
シャフト全体が大きくしなるというよりは『グニャッと大きく曲がる』という印象をもちました。
これはタフな試打になるな・・・。と気合いが入りました。

ボールを前にして構えてみると、正直構えづらいです。
かなりフェースが左を向いているように見えて、フッカーの私にはイメージが出しづらいです。
頭の中がモヤモヤします。
やはりラージサイズには、これくらいのフックが必要なのでしょうか?
あまり見ないように、ぼんやり見る感じで、右から回していくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いです。
この構え感から、どのようなフィーリングなのか想像もつきませんでしたが、ゼクシオらしいグッドフィーリングでした。
フェース面を見たときは堅そうだな・・・。と思っていたのですが、実際は違いました。

『音』は、おとなしめで柔らかい感じがしました。
落ち着いた音です。
この音の良さは、さすがダンロップです。
ダンロップのクラブをたくさん試打していますが、試打する前から音に対して不安をもったことはありません。
それだけ、私はダンロップの音には信頼を置いています。

球はとてもあがりやすいです。
あがりすぎといったところもありますが、このスペックではこれくらいが適正なのかもしれません。

『安定性』という点では、イージー系であることは間違いないのですが、最初のうちは苦戦しました。
シャフトの感じがつかめず、打点もバラついてしまいました。
ヘッド自体はスイートエリアも広くて、球のつかまりの良さももっています。
私は『安定してフック』ばかり打ってしまいました。

『飛距離性能』は、私ではこのドライバーのもつポテンシャルを最大限に発揮するのは難しく感じられたのですが、よくできているドライバーだと思います。
フックフェースを好まれる方でも、ここまでフックでなくてもいいよ・・・。という方もいらっしゃると思いますし、軽量タイプのドライバーを使っておられる方も、このドライバーは軽すぎると感じる方も多くいらっしゃると思います。
そういった意味では、メーカーがかなりユーザー層を絞ってきているように感じます。
シャフトは軟らかいだけでなく長く感じられましたし、球のあがりやすさとつかまりの良さという相乗効果で飛ばしていけるタイプのドライバーだと思います。
最近はまた反発力の高いドライバーを見かけるようになりましたが、このドライバーはそれほど弾きが強くは感じられませんでした。
このドライバーは適合モデルなのでしょうか?それとも高反発モデルなのでしょうか?
ここまで極端な軽量系ドライバーの中では、飛ばしの為の要素がいくつも重なり合っているように感じられます。

『操作性』という点では、かなり難しく感じました。
とにかく、いいところでヒットするのに必死で、操作する余裕はありませんでした。
最後までシャフトに苦戦してしまいました。
私には球が捕まりすぎるので、フックばかり出てしまいましたが、スライサーの方にはちょうどいいのかもしれません。

私には合いづらいタイプのドライバーでしたが、決して『造り』がチープになっていないですし、仕上げも丁寧でしっかりしていました。
違うメーカーでは、こういったタイプのドライバーであれば、かなりチープに見えたり、細部に雑なところが見られたりしましたが、このドライバーにはそれが全くありませんでした。
さすがはダンロップです。

今年の秋には、おそらくゼクシオのニューモデルが登場してくると思うので、今から待ち遠しいです。
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