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2019年03月24日
アストロツアー V301 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR105 です。
ロフトは29度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはS です。

初めて手にした アストロツアーのアイアンです。
アストロツアーのクラブを試打した経験がまだ少ないですし、ドライバーのイメージが強いので、今日初めてアイアンを手にすることができて、とても貴重に思えましたし嬉しいです。
アストロツアーのクラブには、いい印象をもっています。

バックフェースのデザインが個性的で、見た目のインパクト大です。
昔、一世を風靡した、ツアーステージのV3000というアイアンを思い出しました。
メーカーは違えど、懐かしいな・・・。と思いながら見ていました。
初めてのアストロアイアンですが、軟鉄のいい感じが伝わってきます。
やはり、国内メーカーはステンレスよりも軟鉄だよな・・・。などと思っていました。
この質感は大好きです。

オーソドックスなタイプのフルキャビティアイアンです。
フェース高は、やや低めで重心の低さを感じさせます。
今のアイアンの中では、ややシャローなタイプです。
私はもう少しフェース高が欲しいですが、このようなタイプは昔からありました。
形は整っていますが、輪郭は丸みがあって、まろやかな印象を与えます。

フルキャビティらしく、たっぷりと彫り込まれています。

アンダーカットが入っていることに気づきました。
こういったことが、今は普通に見られます。
ちょっと前まで、アンダーカットはポケキャビに多いイメージがありましたが、今はノーマルタイプのキャビティアイアンにも採用されるようになりました。

トップラインの厚さは標準的です。
今はプクッと膨れた感じのトップラインもありますが、このアイアンはノーマルで好感が持てます。
これならば構えたときに、イメージがボヤけることはないような気がします。

ソール幅は標準的ですが、今はもっとワイドなものが多いので、そういった意味では、やや狭いといえるかもしれません。
ソール幅よりも、ソール全体の丸みが目立っていました。
『ラウンドソール』という名称でいいのでしょうか?

リーディングエッジは微妙に削られている感じがします。
こういった工夫も今は当たり前になってきていますが、メーカーによっていろいろな違いがあるのが興味深いです。

ネックの長さは標準的です。
適度な長さはありますが、ロングというほどではありませんでした。
今は『寸胴タイプ』のアイアンも増えてきましたが、このアイアンはシュッとしているので、好感が持てます。

フェース面にミーリングは無く、ごく普通です。
スコアラインも『削られている』というのではなく、『スタンプ』タイプですが、今はほとんどがこの形ですし、大手メーカーと変わらないところだと思います。
もしこれが一本一本削られているのであれば、かなり値段があがるのかもしれません。

素振りをしてみても、なかなかいい感じです。
今振り慣れている『スタンダードな振り感』といったらいいでしょうか?
タイミングもすぐに合わせることができました。

ボールを前にして構えてみても、とてもいい印象をもちました。
初めてのアイアンなので、ひょっとしたら、ちょっとクセがあるのかな?と構えるまでは思っていましたが、全く違いました。
クセのない美顔です。
アストロツアーはドライバーも美顔が多いですが、それがアイアンにも受け継がれているような気がします。
大きさも適正で、ボールとの対比もいいです。
ストレートタイプで、ラインを出しやすいところも気に入りました。
グースタイプを好まれる方には、構えづらいところがあるかもしれません。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、好感が持てます。
このアイアンのもつ『質感通りのフィーリング』でした。
手に嫌な衝撃が残ることもなく、心地良い打感がしばらく残りました。
『当たりの優しい』アイアンといったらいいでしょうか?
ボールへのコンタクトがソフトなアイアンです。

球はあがりやすいですが、標準的といいますか、見た目通りの性能をもっています。
タフなアイアンではなく、幅広い層に対応してくれるアイアンです。
重心の低さはありますが、それが極端ではないところに好感が持てます。

『安定性』は高く、フルキャビティらしい寛容さをもっています。
シビアさは全くなく、少々のミスヒットには動じない易しいアイアンです。

『飛距離性能』も優れていました。
最近の大手メーカーは、アイアンの飛び性能が進化していますが、その流れが他のメーカーにまでいっているようです。
感覚的には『2番手』くらい違う感じがしますが、今はこれくらいが一般的になりました。
キャリーもしっかり出せますが、今のディスタンス系アイアンの中では標準的な飛距離といっていいように思います。

『操作性』は、なかなかいい感じです。
マッスルバックやハーフキャビティのような反応の速さはないですが、これくらいがちょうどいいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
クセがない顔をしているので、左右へ曲げるのも簡単でした。

今風の軟鉄フルキャビティアイアンです。
昔と大きく違うのは、距離がでるということです。
見た目はおとなしいですが、もっているポテンシャルが高く、しっかりと主張してきます。

先ほども書きましたが、アストロツアーはドライバーのイメージがとても強いのですが、今日初めてアイアンを試打してみて好感を持ちました。
最新アイアンらしく、高性能ですが、それらのバランスがとれているところがいいです。

軟鉄ということで好感度がグッと上がり、顔が良くて構えやすいので、さらにあがりました。
打感がいいので、『タッチ』が出しやすいです。

フルキャビティらしい易しさがあり、いい感じで『アバウト』に打っていけるアイアンです。

ただ、私には距離がでる(番手ずらし)アイアンなので、購入したいとは正直思いませんでした。
ノーマルディスタンスタイプを好みます。

しかし、それはあくまでも私の好みであって、これくらい飛んだほうがいいという方もたくさんいらっしゃると思います。
昔はロフトを立てると、ただ単に難しくなっただけでしたが、今は技術が進み、ロフトを立てても7番アイアンの易しさを失っていないところがすごいです。
これからもアストロツアーには期待していきたいです。
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