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2010年02月10日
カタナ スナイパー 4WD-G ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは カタナ スナイパー 4WD-G ドライバー です。

シャフトは グラファイトデザイン カタナオリジナルカーボン です。
ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、トルクは5.0、シャフト重量は51g、キックポイントは先中調子、バランスはD0、クラブ総重量は284gです。

カタナのニュードライバーです。
昨年、4WDを試打しましたが、このドライバーは同シリーズのドライバーのようです。
もう、すっかり定番となった感じの『ゴールド』のデザインがとても特徴的でカッコいいと思います。
かなり富裕層を意識したデザインのようにも感じるのですが、それだけでなく性能もしっかりとしている・・・。という印象が、これまで試打してきて感じます。
カタナ=『よく飛ぶ』『打ちやすい』といったイメージを持っています。

<左>4WD <右>4WD-G
今日は、『4WD』と、その形状を比較してみることにしました。

<左>4WD <右>4WD-G

<左>4WD <右>4WD-G

<左>4WD <右>4WD-G
色々な角度から見比べてみても、ほとんど変わりないように見えました。

<左>4WD <右>4WD-G
しかし、こうして見比べてみると、その印象は大きく変わりました。
かなりの『グースネック』です。
アイアンで『グース』は、すっかりお馴染みですが、ウッドで、しかもドライバーでこういった形状というのは、とても驚かされました。
昔、一世を風靡した『タラコ』を思い出しました。
私には左側の『4WD』のほうが、いい感じがします。
今回の『4WD-G』は、チャレンジ精神を持って臨まないと太刀打ちできないような気がしました。
色などは、とても美しいですが、私にはとてつもなく『高い山』のように思えてきました。
しかし『カタナ』だからでしょうか?
『苦手意識』は感じつつも、『拒絶反応』を起こすこともなく、このドライバーにチャレンジしていこう・・・。と前向きに考えることができました。

素振りをしてみた感じは、前回の『4WD』同様、かなり軟らかいですし、全体的に軽くて、かなり『ソフト仕様』のドライバーに仕上がっていると思いました。
ビュンビュンとよくしなります。
これくらい軟らかくて軽いと、私はタイミングが合いづらく感じることが多いのですが、何故か『カタナ』のドライバーではいい思い出が多いような気がします。
振っていても、私にはやや合わないスペックであることを感じたのですが、強い苦手意識は芽生えてきませんでした。
拒絶するのではなく、自分のほうからクラブに歩み寄っていこう・・・・。と思いました。

ボールを前にして構えた感じは、やはり『すごい顔』だと思いました。
私のような『フッカー』には、かなり構えづらい顔をしています。
全ての弾道が左カーブを描いていきそうです。
『球のつかまり』が、すごく良さそうです。
少し呼吸が浅くなる感じがしました。
しかし、これまで出会ったきた『超・フックフェースドライバー』よりは、私は構え易いと思いました。
このドライバーも多少の『フックフェース』だとは思いましたが、決して『最たるもの』ではないと思いました。
少しずつ、苦手なイメージを薄くしていくことができました。
このような『顔』なので、かなり右を向いて構えたくなります。
普段ならが、あまり右を向きすぎないように気をつけているのですが、今日は自分の気の済むまま、楽な気分で構えられるまで右向きに構えてやろう・・・。と思いました。
そうでないと、私にはなかなか『ショットへの踏ん切り』がつかないような気がしました。
試打を開始しました。

一球目から予想通り、かなり大きな『フック』を打ちました。
打つ前はもっと大きく左へ曲がる感じも予想していたのですが、予想よりも曲がり具合が抑えられていた感じがしました。
すごくよく球がつかまります。
私には、かなり『つかまり過ぎ』の感じがしますが、日頃『球のつかまり』が弱くて悩んでおられる方には、とてもマッチしているのではないでしょうか?
一球目からかなり右を向いて構えていったので、『ブーメランフック』とでもいうのでしょうか?
なかなか面白い軌道を描いていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなり高性能だと思います。
これは『4WD』と、全く変わらない感じです。
すごく高弾道のフックボールを打つことができました。
まさに『ハイドロー仕様』といっていいのだと思います。
これまでも、たくさんの『ハイドロー仕様』のドライバーに出会ってきましたが、ここまで極端な物は無かったような気がします。
『ハイドロー』とは、我々アマチュアの憧れの弾道であり、いつかは打ちこなせるようになりたい・・・。と練習に励んだものですが、今はこうして簡単にクラブが打たせてくれる時代です。
『球のつかまり』と『高弾道』が上手く組み合わさったハイレベルなドライバーだと思いました。

『打感』も、すごくいい感じです。
これまでのドライバー同様、とても好印象でした。
叩いていける打感ですし、はっきりと手にしばらく残ります。
それでいて、変な衝撃は残りませんでした。
『弾き感』も感じられ、ボヤける感じが全くしません。
私の場合、左へよく曲がるので、あまり弾道を目で追いたくはないのですが、この『打感の良さ』は『爽快感』を感じさせてくれます。
一球打つたびに、日頃のストレスを消し去ってくれるような気がします。

『音』も、かなり好印象でした。
割とはっきり目の音が、心地良く耳に届いてきます。
やや大きめの音ではありますが、とても『聞き応え』のある音です。
この音を聞いているだけで、『ナイスショット』を実感できる・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『爽快感』を感じさせてくれながらも、『不快感』は全く残りませんでした。
『構えづらさ』は、正直いって感じてしまいますが、『打感』『音』という点では、とても好印象なドライバーでした。

『安定性』という点でも、とても高いと思います。
私は10球打てば、10球全て『フックボール』が出ました。
フックを打とう・・・。と思って打つのではなく、右を向いて普通に振り抜けば、自然と『フックボール』が出てしまいました。
しかも、その『曲がり幅』が安定しているところは、さすがは『カタナ』のドライバーだな・・・。と思いました。
このような『軽量』『軟らかさ』『構えづらさ』と、『苦手の三拍子』が揃ってしまうと、私はまず間違いなく『打点』がブレたり、ミスショットを連発してしまうことが多いのですが、今日は一球目からいい感じのフックボールを打つことができました。
『打点』もブレることなく、ほぼ揃えていくことができました。
おそらく『スイートエリア』も、かなり広いと思いますし、ある程度の『バラつき』は容認してくれるドライバーのように思うのですが、そんな心配は無用のような気がしました。

『操作性』という点では、正直言ってなかなか思うようになりませんでした。
私にとっては、かなり左方向への『一方通行』のドライバーです。
何度か右へ曲げてやろう・・・。とトライしていったのですが、どうも上手くいきませんでした。
かなり極端に『カット目』に入れていったりもしたのですが、右への打球を打たせてくれませんでした。
こういった所には、『難しさ』を感じてしまいますが、やはりそれは私が『フッカー』だからであって、『スライス』に悩んでおられる方には、かなり頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
多少の『フックフェース』でも、スライスが止まらない・・・。『球のつかまり』が弱い・・・・。と感じておられる方も、たくさんおられると思います。
そういった方々には、このドライバーは、かなり威力を発揮してくれると思います。
『大型ヘッド』や『長尺化』『軽量化』などによって、球がつかまりづらくなったことも事実だと思うのですが、このドライバーはそういったマイナス的な一面を全て消し去ってくれているようなドライバーだと思います。
私のような『フッカー』には、かなり厳しいドライバーではありますが、『スライサー』の方には、とても高い性能を持っていると思います。
球数をこなしていくうちに、次第と『構えづらさ』が薄らいでいき、呼吸も深くとれるようになってきました。
打球は相変わらず左への『一方通行』が続きますが、最初の頃よりも苦手意識は少なくなったような気がします。

『飛距離性能』という点でも、スライスに悩んでおられる方には、とても大きなパフォーマンスを発揮してくれるドライバーだと思います。
私にとっては左へ曲がってばかりなので、なかなか大きな飛距離は望めない感じも正直しましたが、『右への曲がり』や『球のつかまりの弱さ』で、飛距離をロスしておられる方には、かなり大きな威力を発揮してくれると思います。
こうして打っていても、これまで『スライスボール』しか打ったことがない・・・・。という方も、かなり『ストレート』に近い球が打てるようになるのではないでしょうか?
『グッバイスライスドライバー』といったところでしょうか?
高弾道で、球のつかまりを良くして飛距離を伸ばしていきたい・・・。という方にも、とても強い味方になってくれるドライバーだと思います。
『スライサー』とまではいかなくても、日頃『フェードボール』を打っておられる方でも、このドライバーは比較的容易に『ドローボール』を打ちやすい・・・。と感じられるのではないでしょうか?
私は今日、20球程このドライバーを試打したのですが、右への打球は一球も打つことができませんでした。
私には『4WD』のほうが打ちやすい感じがしましたが、おそらく『4WD』でも、スライスが治まらない・・・。と感じておられる方もいらっしゃると思います。
そういった方は、是非この『SNIPER 4WD-G』を試してみられる価値があるのではないでしょうか?
なかなか珍しい形のドライバーだとは思いましたが、『カタナ』らしい高機能で高性能なドライバーだと思いました。
このドライバーは私には難しいタイプではありましたが、またこれからも『カタナ』のクラブには期待していきたいです。
コメント
はじめまして、
いつも楽しく拝見させてもらってます。
ところで、先日、テーラーメイドのRAC LT2 アイアンを
「古いものだけどよければ」、と頂きました。
少し古いアイアンのようで、クラブの特徴や操作性などインターネットで調べてもよく分かりませんでした。
もし宜しければ、試打をして感想を書いて貰えないでしょうか?
2010-02-11 10:38 キャロDAISUKI URL 編集
キャロDAISUKI様。はじめまして。
この度は私の記事を読んで下さり、またコメントを寄せて頂きまして誠にありがとうございます。
『テーラーメイド RAC LT2』アイアンは、とても人気があり、一世を風靡したアイアンですね。
その頃、私もよく目にはしていましたが、実際に試打することはありませんでした。
もし、目にすることがあれば、試打をしてみたいと思いますが、今はなかなか目にする機会も無いような気もしますし、やや難しいと言わざるを得ないのかもしれません。
キャロDAISUKI様は、せっかくその素晴らしいアイアンを手にされているのですから、どうかご自分の感覚を信じられ、ご自分の感覚で評価して頂きたいと思います。
他の人の評価が気になったりするのは、とても自然なことだと思いますが、人の意見はあくまでも人の意見として、最も大切なのはご自身のフィーリングです。
周りが何と云おうと、ご自身がいいと思えばいいですし、その逆もあるのだと思います。
そのアイアンを使われるのは、キャロDAISUKI様ご自身です。
人がいい・・・。と言ったからいい・・・。のではなく、自分がいいと思ったからいい・・・。のです。
もっとご自身の感覚に自信を持たれてみてはいかがでしょうか?
『テーラーメイドのRAC LT2』は、やや古い機種のアイアンですが、性能的に劣っているところは全くありません。
今でも充分に通用するアイアンです。
アイアンというのは、ドライバーなどと違って、10年以上もつクラブです。
20年以上前のアイアンを使っている人もたくさんいます。
なので、どうか安心して、そのアイアンを使ってあげて下さい。
ただ、ひとつアドバイスさせて頂くとするならば、シャフトには注意をはらわれたほうが良いかと思われます。
人からの譲り物ということですし、年月も経っているので、『へたって』きている可能性が高いのです。
多くのアマチュアゴルファーの方は、ヘッドには注目してもシャフトにはあまり関心がない方がとても多いのが現状だと思います。
シャフトこそ大切なのです。
以上が私の考えなのですが、ご理解頂けましたでしょうか?
これからもよろしくお付き合い下さいませ。
それでは失礼致します。
2010-02-12 02:04 golfdaisuki URL 編集
ありがとうございます。
いつの間にか、自分の中で所有してするクラブが他のプレイヤー達に見栄を張るための道具になってきてしまっているな、と気づかされる返答でした。
他人と競争するゴルフも楽しいですが、ゴルフというスポーツを心から楽しみ、ラフやバンカーも適度なスパイスと捉え、それすらも楽しめる立派な親父ゴルファーになってやろうと思います。
クラブの個性を感じ取り、楽しみたいと思います。
たまには最新のクラブで見栄も張りたいですが(笑)
2010-02-13 08:26 キャロDAISUKI URL 編集
見栄を張るのは悪いことではないと思います
クラブで見栄を張る・・・。というのは、誰しもが持っている感情の一部であり、ごく自然なことだと思います。
ゴルフは他のスポーツと違い、自分で使う道具ややボールを選べますし、それもゴルフの楽しみだと思います。
なので、使うクラブによって自分の感情が支配されてしまうというのは、当然のことだと私は思います。
私も色々なクラブを使ってきましたが、やはり流行のクラブを使ったりするのはとても気分のいいものですね。
私は今では、そういった感情はあまり持っていなくて、自分が納得したものを永く使っていきたい・・・。と思っているのですが、やはり常に新しいクラブは気になります。
これまでたくさんのクラブを購入してきて、不思議とベストスコアを更新したり、試合でいい結果を残せた時というのは、決して『最近クラブ』ではなく、『古女房』ともいえるような付き合いの永いクラブが多いです。
やはりいくら最新機種でも、まだまだお互い(ゴルファーとクラブ)の信頼関係は築けていないのだと思います。
それに比べ、付き合いの永いクラブは『皮膚感覚』で馴染んでいるところがありますね。
特にアイアンは、そういった傾向が強いと思います。
まさに『以心伝心』といったところでしょうか?
見栄を張るのは決して悪いことではありません。
それもゴルフの大きな楽しみのひとつです。
そのテーラーメイドのアイアンを使って行かれるも良し、新たに新しいアイアンを購入されるも良し・・・。なのだと思います。
ただ、私は新品の頃からずっと使い続けて、自分だけのスイングに馴染んでいってくれたクラブのほうが、愛着心は強く湧くような気もします。
色々なクラブと出会ってきて、私はそう思います。
なので、いくら名器と呼ばれるクラブでも、私はあまり中古クラブには魅力を感じません。
中古ショップにも、殆ど行ったことがありません。
昔の名器と呼ばれるクラブを見つけても、「へぇ~。懐かしいな・・・。」とは思っても、購入したいとは殆ど思いません。
しかし、今回のキャロDAISUKI様とテーラーメイドのアイアンは、縁があって『お近づき』になったところもあると思うので、どうかそのアイアンを大切にしてあげていただきたいと思います。
それでは失礼致します。
2010-02-14 01:15 golfdaisuki URL 編集