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2019年03月09日
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ミズノ MizunoPro ユーティリティ

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ MizunoPro ユーティリティ の4番 です。

シャフトは グラファイトデザイン TOUR AD GM-1 です。
ロフトは22度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は63g、キックポイントは中調子、トルクは3.8 です。

ミズノプロシリーズの新しいユーティリティです。
先日試打したドライバーとデザインが統一されていて、一目で分かりました。
ブラックとブルーの組み合わせがとても綺麗です。

オーソドックスな大きさ・形状のUTです。
色々な工夫が見られますが、基本的なところを大切にして設計されているように見えます。
さすが王道をいくメーカーです。

ソールには大きな溝があります。
これはドライバーと同じです。

溝には『WAVE TECHNOLOGY』の文字があります。
クラブとしての番手は違っても、やはりドライバーと同じ思想で設計されているということが分かりました。
メーカーによっては同じシリーズのモデルでも、そのクラブの番手によって、全く変わった形になってしまったりすることもありますが、ミズノはきちんと統一されているので、ドライバーが合えば全ての番手を揃えたくなります。
全ての番手を同じ感覚で打てるのは理想的なことです。


溝の深さは結構あります。
ユーティリティにしては深いほうかもしれません。
溝のあるユーティリティは珍しくないですが、この溝の深さも、メーカーによってまちまちです。
強度的なこともあると思いますが、どれが最適な深さなのでしょうか?

ネックの長さはたっぷりあります。
これもミズノらしい特徴です。
ミズノにショートネックのイメージはありません。

ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは、この『+2』のポジションです。

ドライバー同様、ヒール側には『QUICK SWITCH』の文字がありました。
このクラブに搭載されている調整システムのことだと思います。

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ小さなビスのようなものがあります。
これもドライバーで見てきました。
ヘッドの大きさからすると、かなり小さいですが、これもウェイトの役目を果たしているのでしょうか?

セミシャローバック形状といっていいでしょうか?
やや薄い感じがしますが、極端な薄さではありません。
今ではスタンダードな形状です。
こうして見ていても、易しさがすごく伝わってきます。

フェース面の仕上げは美しくてシンプルです。
ミズノプロのイメージに合致したフェース面です。
チープさとは無縁な感じがします。

正統派の顔つきをしています。
オーソドックスで、よく見られるタイプです。
最新モデルでありながら、いいところはしっかりと継承されているようです。

装着されているグリップはシンプルなタイプで、これまでのモデルにも採用されてきました。
シンプルなデザインですが、適度に『凹凸感』もあり、滑りにくくなっています。
雨の日でも活躍してくれそうです。

素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
フレックスがSRということもあり、ちょっと軟らかく感じたのですが、素振りを何回か繰り返してタイミングを整えることができました。

ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。
ミズノらしい、男前なクラブです。
このオーソドックスなところに安心感が得られます。
この番手だからだと思いますが、フェース面がよく見えました。
ちょっとだけ『出っ歯』タイプなので、オフセットが効いたものを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。
今回はネックのポジションをスタンダードではなく、『+2』にして、アップライトな感じがするかな?と思っていましたが、そんなことはなく、普通に構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトというよりは、ややしっかりめですが、好感がもてます。
心地よい『しっかり感』です。

『音』はとても控えめで、いい感じです。
気持ちよく振り抜いていくことができました。

球はあがりやすく、親しみやすい性能をもっています。
ミズノプロという名前がついていますが、ハードルの高いタイプではありません。
ミズノプロの名に相応しい、上質な易しさをもったユーティリティです。

『安定性』は普通といった感じですが、今は易しいユーティリティが多いので、そういった意味でも、このクラブも易しいといえます。
シビアさは感じられません。
何と言ったらいいでしょうか?
『弾くエリア』が広く感じられました。
ソールにある溝が大きく影響しているのでしょうか?
少々トゥ側でヒットしても、ボールを力強く弾き飛ばしてくれました。

『飛距離性能』は優れています。
『一発の飛び』というよりは、『安定した高弾道の飛び』というタイプです。
オーソドックスな形状のユーティリティですが、見た目以上に球があがりやすく、打ち出しが高いので、キャリーでしっかり攻めていけるタイプです。
フェースの弾きが強く、初速も出ています。
今はハイレベルなUTがたくさんありますが、それらの中でも、かなり上のほうにいるクラブです。
それは、やはりソールの溝(WAVE TECHNOLOGY)にあるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、クラブ自体にクセがなく、どちらにも対応してくれました。
かなり弾きのいいクラブなので、『乗せて操る』という感覚はもてなかったのですが、左右にも対応してくれました。
飛距離性能に長けたUTですが、このクセの無さも魅力のひとつです。
球のつかまりがいいので、どちらかというと私は左に曲げるほうが易しく感じましたが、フェードヒッターの方にもラインを出しやすく親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?

先ほども書きましたが、見た目以上に易しいクラブです。
MizunoProとなっていますが、ハードルの高さを感じさせない、親しみやすい性格をしています。

クセのない顔なのでラインを出しやすいということもあるのですが、一番感じたのが、その『打ち出しの高さ』『あがりやすさ』です。
少々のことを、この高弾道が上手く吸収して飛ばしてくれている感じがしました。
トゥ側とヒール側にある、小さなウェイトのような物も、上手く機能してくれているのかもしれません。
小さいですが、それがちょうどいい大きさなのかもしれません。
大きなウェイトばかり見てきて、その大きさに慣れてしまったような気もします。

ミズノは好きだけどMPは難しいから、これまでJPXしか使ってこなかった・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
このクラブはミズノプロなのでMPの後継モデルなのかもしれませんが、とても易しくなっているので、JPXユーザーの方にも親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?
敬遠されずに、まずは試していただきたいです。

『易しさ』と『飛距離』が優れているユーティリティです。
やはり、ソールにある溝が大きな効果を生み出しているのは間違いありません。

かなりたくさんの技術を工夫が組み込まれたハイテクユーティリティですが、フィーリングが犠牲になっていないところがミズノらしいです。
全体的に高級感があり、チープさは全くありません。
目でも楽しめるバランスのとれたクラブです。
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